舞台裏日記

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2009.8.31(月) 嵐が過ぎ8月終わる

昨日は午前中に衆議院選挙に行きました。
音楽家や教育者といった他者に影響力を持つ人間は、
政治や宗教については語ってはいけないのだと思いますが、
選挙会場の長蛇の列には、思わず身震いしました。
政権が変わったことで日本が変わるかどうかはわかりませんが、
今回の選挙の結果をもたらした国民の明確な「意思」は、
今後、この国の中に生き続けていって欲しいです。

8月最後の日の天候は、台風でした。
今日はお昼にレッスンお一人だけでしたが、
風雨吹き付ける中、池袋へ出ていきました。
レッスンを終えたら、そのまま帰宅。
ずーっと家でゴロゴロしていました。

8月がいよいよ終わります。
大変な1ヶ月でしたが、これほど充実できた時間も珍しかったです。
音楽は後に残るものではありません。
ましてや、僕自身が大きな何かを成し遂げたわけでもありません。
それでも僕の中にはしっかりとした何かが植えつけられた1ヶ月でした。

9月は、今年最後の本格的なオペラ。
さいたまオペラ「カルメン」です。
僕の出番は少ないのですが、壮麗なセットとフルオーケストラ。
豪華キャストによる「カルメン」。
日本最高のオペラ指揮者:星出豊先生の音楽に酔いしれず、
日本のオペラは語れません…絶対にお見逃しなく!


2009.8.30(日) 上海公演通し稽古

9月23日に上海師範大学で国際交流会を行います。
日本代表の意識を持って、混声合唱団「樹」を引き連れていくのですが、
今日はその通し稽古でした。

日本の歌(荒城の月、やしの実、北国の春)や、
中国の歌(蘇州夜曲、太湖船、海は故郷)や、
友好曲(幸せなら手をたたこう、春へのプレリュード)など。
日本語・中国語を取り混ぜながら歌います。

その他にも、そうらん節や花笠音頭を踊ったり…
 

団員のお孫さんがピアノソロを弾いたり、
合唱と一緒にハーモニカとマンドリンを演奏したり…と、
手を変え品を変え、で上海師範大学の皆さんに楽しんでもらえるよう、
工夫を凝らしています…そして僕も独唱をするハメになりました(汗)
今日は衣裳も合わせて、華やかでした。

交流会以外にも20日には歓迎宴で男声だけで歌を披露したり、
日本のわらべ歌や折り紙などを紹介したり…。
団員さんたちが自ら考え、自分たちで努力している姿に、
圧倒されるほどです。
楽しみになってきました。

↑男声が歓迎宴の自主練をしていました

夜は池袋でレッスンをして、自分の練習をして帰りました。
帰り道は強い雨が降っていました。明日は台風?
あまりひどい天候にならないといいな…。


※しつこいけど「カルメン」のチケット、まだあります!!
チケットの申し込みはコチラ

2009.8.29(土) メンテナンスDAY

お昼にお一人だけレッスンだったので、
フラリと池袋に出て行き、1時間レッスンしたらUターン。
まずはマッサージ屋で30分マッサージを。
その後は耳鼻科へ行って、薬をもらってきました。

夜はオペラ「カルメン」の稽古。
2幕冒頭と4幕前奏曲のダンサーさんのシーンを練習。
すごく激しく、美しく、妖艶なダンスを目の前で見れて嬉しいです。
みなさん細くて、筋肉質…歌い手とは全く別の人種ですな…。
でも今回この公演の女性キャストはみんなスリムで美しい…。
そんなところもどうぞご注目ください。
1幕冒頭の僕の独壇場のシーンは、ほぼ固まりました。
今日もざっと通しましたがダメは一切出ませんでした。
やった!

他のシーンも少しだけ見学していましたが、
本当にレベルが高い!
こんな公演を見逃すなんてあなた…もったいないザマス(←誰?)
チケットのお求めは、古沢まで。
よろしくお願いします!!
チケットの申し込みはコチラ


2009.8.28(金) 完成!

8月11日から福島でも合宿の空き時間や夜中にもコツコツと進めてきた、
オペラ「奥様女中」の日本語訳詞が、昨夜完成しました!
今朝は推敲をして、満を持して制作サイドに郵送しました。

訳詞は音節数や文法、生活習慣の相違などの関係で、
かなり「意訳」を施していくのですが、
そこには作品そのものの解釈が関わってきます。

また、それを作曲家が音で表しているものと登場人物の心情を、
たとえ意訳とはいえ、ニュアンスを変えたりしてはいけないので、
その辺りをかなり気をつけて、僕なりの解釈で言葉をつけていきました。
すでに、この時点で演出プランも明確になっていますのですが…
コレ…絶対に面白いです!…ぜひ、お見逃しなく(11月7日渋谷です)。

さて、今日もレッスンDAY
お二人キャンセルがあったので今日は3時間でした。

夜は熊谷へ。ベーレンタール男声合唱団の指導。
無伴奏男声合唱組曲「月光とピエロ」を全曲歌いました。
終曲がまだ完成していませんが、
9月26日のチャペルコンサートまでに仕上げなければなりません。
あと4回の練習で頑張らねば…!


2009.8.27(木) そしてレッスン&川口へ

合宿から帰宅して異臭騒ぎ…大変な夜が明けると、
日常が戻ってきました。
ずっとレッスンができなかったので、今日はレッスンDAY
お昼から夕方まで5時間連続レッスンしました。

不思議と疲れは全くなく、むしろエネルギーが有り余っていました。

夜は川口市民合唱団の指導。
合宿を終えたばかりで、未だ余韻が残っている感じでした。
僕の中では、合宿が終わった時点で次のステップに進める予定でした。
今日は動きながら歌ったり、かなり深い内容にまで突っ込んだ練習をしました。

かなりエネルギッシュで熱い演奏でしたが、
まだまだ技術的には届いていない部分もありました。
…でも、これからは技術ではなく、「表現」でそこを補っていきます。
ここからは団員さんたちのイマジネーションとチームワークが鍵。
さてさて、いよいよ本格的に勝負の時期です。


2009.8.24(月)〜26(水) 東京女学館音楽部 合宿

川口合唱団の合宿から帰宅して、家で一泊したら、
今度は東京女学館音楽部の合宿へ出かけました。

秩父の民宿「ごかばし」は音楽ホールがあり、ピアノが3箇所にあるので、
音楽系の団体がよく宿泊しているようです。
食堂や廊下の壁にも合唱団やオペラ団体などのチラシが貼ってありました。

初日は所沢から西武池袋線の特急に乗り込み、
池袋から乗ってきた生徒たちと合流。
生徒たちとうまく打ち解けられるか心配でしたが、 ボックスに生徒3人と一緒に座り、普通に溶け込んでいました。
トランプをしているとあっという間に西武秩父駅に到着。
民宿からの送迎バスでお宿に着きました。

まずは昼食のカレーを食べ、荷物を部屋に運んでから練習へ。
みっちりみっちりと指導をしました。
とても良い練習ができたと思います…汗だくでした。
1時から4時まで練習して休憩。
生徒たちはパート別に入浴とパート練習。
その後夕食を食べたら、7時から9時まで夜練習。
最後は生徒もクタクタになっていましたが、厳しく指導!
終わった後は僕も入浴したら、すぐ眠くなって寝ました。
だけど10時過ぎに寝て、1時頃に目が覚めてしまいました。
それからなかなか眠れず…。

二日目は6時起床。6時40分に朝礼。
朝食→午前練習→昼食とこなしてから、
民宿の裏の川へみんなで遊びに行きました。
一人短パンにビーチサンダルでやる気まんまんの僕。
生徒を差し置いて真っ先に川に入る僕。
もしかしたら一番はしゃいでしまったかも…。
午後の練習は3グループに分かれて自主練にしました。
夜に課題曲1曲と、別の曲をそれぞれ1曲ずつ割り当てて発表会。
振りをつけるグループや、個人個人がしっかり歌うグループや、
アンサンブルを重視したグループなど、それぞれが個性的でした。
その後、部の伝統になっているらしい「反省会」。
最高学年の高2にとっては最後の合宿で想いもひとしお。
一人一人が一言ずつ話をするのですが、みんな涙々で…青春…。
こちらまでもらい泣きしそうでした。
最後の夜はみんなで花火をしました。その後は自然に撮影会に。
さすがに疲れたらしく、宿に戻ったらバタンキューで寝てしまいました。

最終日も朝礼に起き、最後の力を振り絞って午前練。
まだまだ仕上げにはほど遠いですが、現段階の力で頑張って歌ってくれました。
最後は昼食を食べて、合宿の締め会をして宿を後にしました。
西武秩父駅でお土産を買い、特急で帰ってきました。
帰りの電車はすっかり打ち解けて、ほぼ同化してトランプで盛り上がりました。
一人だけ所沢で下車し、電車の外から手を振ると、
車内で生徒たちがみんな満面の笑顔で手を振り返してくれました。
その顔がかわいくてかわいくて…別れがとても寂しかったです。


さてさて、帰宅してから、実は我が家で異臭騒ぎがありました。
トイレがガス臭くて、消防に通報すると…
サイレンを鳴らしながら消防車やパトカー等がたくさんやって来ました。
夜中に騒然となってしまい焦りました。
調べてもらってもガス検知は反応なし。
消防隊長が「臭くない。異常なし。」と言って帰ろうとするので食い下がると、
化学機動中隊が入念に調べてくれました。
実は昨夜も近所で異臭騒ぎがあったらしく、
その時も「異常なし」で片付けたそうです。
ちゃんと原因を突き止めないから心配なわけで…。
そうこうすると、化学機動中隊の隊長が汚水からの異臭を突き止めました。
人体に影響はないとのことで、とりあえず原因だけ突き止めて解散。
今も臭いはするので根本的な解決にはなっていないのですが、
まずは原因がわかって安心。その後東京ガスさんが検査してくれました。
はぁ…疲れた。


2009.8.22(土)〜23(日) 川口市民合唱団 夏季合宿

福島から帰宅して、自宅で1泊。
翌日からは埼玉県加須市にある加須げんきプラザで、
川口市民合唱団、1泊2日の合宿へ。

研修施設である加須げんきプラザはホテルのようなサービスはないので、
ベットメイクから配膳なども全て自分でやらねばなりません。
テレビなどはなく、通気も良くない4人部屋。
なんか本当に学生時代の合宿みたいな雰囲気です。

まずは到着早々に午後練習(1時〜5時)
2部の世界の歌を練習。
この際だから音が不安な部分をきっちりと確認しました。
計9曲を2時間かけて練習しました。
休憩をはさんで組曲「花に寄せて」を全曲通し。
だいぶ形にはなっているものの、ポロポロとミスが。
もう一つは、音に専念し過ぎて一番大切な「言葉」の中身が薄い。
そこで、ここで一旦練習を打ち切り、課題を出しました。

団員さんを6つのグループに分け、
それぞれが「花に寄せて」の1曲ずつの歌詞(詩)を朗読する…という課題。
終曲(7曲目)の詩は課題曲として、全グループが読むことにしました。
朗読とは言っても全員でただ読むのではなく、文や文節で区切って読みます。
…小学校の卒業式でやるような形式です。

皆さん、こちらが想像した以上に真剣に取り組んでくださり、
むしろびっくりしました。
夜の練習で各グループが発表することにして、午後の練習は終わり。
自由時間になってもまだ皆さん話し合ったり、練習したりしていました。
 
各グループで話し合い中

限られた時間で急いでお風呂に入って、夕食も食べました。
別の団体も宿泊していて、小学生がたくさんいました(みんな良い子)。

夜の練習は、まず衣装合わせ(本番の演出に関わるのでヒミツ)。
ずいぶん装いが変わった中で練習開始です。
早速、午後に出した課題を発表。
それぞれのグループがいろんな工夫をしていて、
また、全グループが読んだ終曲は強調する部分や演出が違って面白かったです。
とても楽しくて、有意義な時間でした。
その後に終曲をみんなで歌ってみると、ずいぶん内容が濃い演奏になりました。
大成功。
「富山の三つの民謡」もかなり白熱した演奏で、充実した練習でした。

練習後は親睦会(飲み会)。
団員さんたちの親睦も深まりました。
皆さん各部屋に戻り、親睦会の続きをしていましたが、
僕は失礼して、ロビーで「奥様女中」の訳詞作業。やっと全曲終わりました!

早めの就寝。早朝に起床(僕にとっては早朝)。
朝食を食べたら、合宿最後の午前練習をしました。
基本的には復習でしたが、言葉の内容・表現の具体化を目指し、
1ステップ上の演奏に向けて、最後の仕上げに入りました。
まだ粗はあるし、音の確認も入念にしなければいけないけど、
特に「花に寄せて」の終曲などは、胸が熱くなるような演奏でした。
とっても有意義な合宿でした。12月の演奏会が楽しみです。


2009.8.19(水)〜21(金) 福島3連ちゃん終了

福島で3日間コンサートをしてきました。

【19日(水)マジー・ノアール・コンサート1日目】
福島って、もっと遠いかと思ったら大宮から1時間。
あっという間に着きました。
駅からちょっとのところにひっそりとあるバー:マジーノアール。
アンティーク家具と、マスターの手作りのテーブルや棚。
ヨーロッパの燭台やカバン、木箱などがひしめいていて、
すっごく良い雰囲気です。
  

思ったより狭かったアクティングスペースで場当たり稽古。
続いてナレーションも入れての、通し稽古をし、
すでにこの時点でノドの疲労がピークに…失敗した。
お客さんが30人ほど入ると、満席。
ワイングラスを傾けながら、ろうそくの光とスポットライトだけの照明で観るオペラ。

第1部はメンデルスゾーンの作品を集めたコンサート形式。
第2部は「追い詰められた女たち」というテーマのオペラハイライト。

●ヴェルディ「トロヴァトーレ」では…
 自分の恋人の命を救うために身を捧げるようルーナ伯爵に迫られ、
 ヒロインのレオノーラは服毒自殺をしてしまいます。
●プッチーニ「トスカ」では…
 やはり自分の恋人の命を救うためにスカルピアに迫られ、
 ヒロインのトスカはスカルピアを刺殺してしまいます。
●モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」では…
 絶世の美男貴族のドン・ジョヴァンニに口説かれたツェルリーナは、
 結婚式を挙げたばかりなのに、ドン・ジョヴァンニに従って彼の城に行こうとします。

同じような状況で選択を迫られたそれぞれのヒロインたちですが、
そこで導き出した決断はそれぞれ違うものでした。
それを一つのステージで比較して楽しんでもらおうという演出でした。

僕はノドの調子がベストではなく残念ではありましたが、
お客様には喜んでいただけたようで、
終演後はサインやら写真やらを求めてくださいました。
いつの間にか『白バラの騎士』というあだ名まで付けられてしまいました(笑)
 

【20日(木)マジー・ノアール・コンサート2日目】
2日目。疲れが残っているようで、声の調子は良さそうでした。
昼間はホテルにこもって「奥様女中」の訳詞を作っていました。
夕方からリハをして、夜が本番。
1日目よりもお客さんが多かったせいか、湿気がすごく、
とにかく暑かった!
でも演奏自体は初日よりも明らかに良かったと思います。
本当に目と鼻の先で芝居をしていますから、
それこそ演じているスカルピアやトスカが自分の隣に座るほどの距離。
こちらもリアルに演じなければいけないのですが、お客様も緊張していました。
スカルピアは相当悪く見えたらしく、終演後にお客様から、
「トスカじゃなくても本当ににくったらしかったです(笑)」と言われました。
 
左:実際の明るさ 右:フラッシュをたいて撮影

打ち上げをしてホテルに戻ったらバタンキュー。

【21日(金)24時間テレビ・チャリティー名曲コンサート】
完全に呆けていましたが、ホテルをチェックアウトして、
午前中に福島県文化センターでリハーサル。
疲れのせいか良い具合に身体の力が抜けていて、むしろ調子良かったです。


もはや鉄板曲の「電話」(湯山昭)で1300人の観客の笑いを取り、
「千の風になって」ではじっくりと歌を聴いてもらいました。
「ドン・ジョヴァンニ」の二重唱は演技をつけたせいか、とても雰囲気が和み、
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(四重唱)では共演者の方の声質が合っているのか、
ものすごくキレイにハモりました。
後半、「荒城の月」はやや歌い方がルバートしてしまいましたが、
「赤とんぼ」はとても集中できて、過去最高の出来でした。
歌い終わって舞台袖に入ると、自然とガッツポーズを出してしまいました。
4日連続本番というハードな中で、しっかりと歌いきれた達成感がありました。


打ち上げは大変盛り上がりましたが、途中で失礼しました。
新幹線で大宮まで1時間…あっという間でした。
帰宅する前にいつもの牛角でくつろいでから帰宅しました。


2009.8.18(火) 爆唱バトルコンサート終演

笑いの嵐でした。
東京室内歌劇場コンサートシリーズ
「爆笑バトルコンサート!Vol.4〜真夏に再び吠える!
 ファイアァ〜〜〜!!」

ヒミツにしていた曲目でしたが、終演したので発表します。
まずはオープニングでオペラ『椿姫』から「乾杯の歌」。
本来テノールであるアルフレードの歌を一部分歌いました。
実はこれが一番きつかった!!
その後は全員で金井信さんの「Ave Maria」を合唱。
キレイな曲でした。

ここからソロコーナー。
僕は2番目に登場し、布施明の「シクラメンのかほり」を歌いました。
語り口調でしっとりと歌いながら、しっかりと歌と声を聴かせられるよう、
曲全体の構成を考えながら歌いました。

↑リハーサルの様子…衣裳も本番とは違います

続いて他の方のソロが続き、次の登場は特別に結成された…
新ユニットThe JADO(The JADEのパロディ:ザ・ジャドウ)として、
「手紙」を歌いました。
このために昨日購入したシャツの襟を大きく開けて、かなり格好つけました(笑)
思いっきり入り込んでみたので、舞台を下りてからとっても照れくさくなりました。

その後「三木たかしメドレー」をお客さんと一緒に歌って第1部終了。

第2部はオープニング曲を全員で歌ってから、僕は早着替え。
浴衣に着替えて、二期会研修所時代の恩師:前澤悦子先生と、
「昭和枯れすすき」をデュエットしました。
このデュエットは選曲&パートナーを僕からリクエストして実現しました。
先生とこの曲を歌ったら絶対にウケるという自信があったのですが、
僕の想像以上に先生が味つけをしてくださって、客席は笑いの嵐でした。

「昭和枯れすすき」 左:前澤悦子先生 右:僕

しばらく出番は空きましたが、他の方のステージで客席の盛り上がりも最高潮。
とってもあったまったステージに再度登場は「りひとのずんどこ節」
お客さんにも大きな声で「リ・ヒ・ト」コールをしていただき、楽しかったです。
終演後の送り出しの際にもたくさんの方に、
「名前を覚えましたよ!楽しかった!」と言っていただきました。

手作り「リ・ヒ・ト」ウチワ

最後は「夏なつメドレー」を熱唱して終わり。
全29曲(うち2曲はメドレー)の満腹コンサートでした。
お帰りになるお客様みなさん楽しんでいただけた様子で、
本当に出演者も客席も大盛り上がりの最高のコンサートでした。
僕も(他では二度と出せない)自分の新たな一面を出せたし、
とっても希少な経験でした。

お越しいただいた皆様(特に思わぬ形で出演者の一員になってしまったK藤さん)。
本当にありがとうございました。お楽しみいただけましたか?

共演者の皆様、バンドメンバーの皆様、スタッフの皆様、
大変お世話になりました。
次回も絶対に出させてください!


【お知らせ】
明日から3日間、福島に歌いに行ってきます。
日記などの更新はblog「りひとの部屋」(リンクから入れます)と、
「楽屋で雑談」を併用してUPしていきますので、そちらをチェックしてください。

2009.8.17(月) 静かに過ごす

明日から4日間本番が続きます。
こんなことは初めてのことで、
この4日間がどんなものになるのか想像もつきません。
(しかもその4日間の翌日から川口市民合唱団の合宿。
その帰った翌日から今度は東京女学館の合宿です。)
今年最大の山場を前に、今日は一日オフにしました。

今日は明日の衣裳を買ってきて、
髪を切って、荷造りをしました。

こういう時はとにかく静かに過ごします。
いつもと同じ生活をして、ご飯を家で食べて、テレビを観て、
いつもと同じ時間に寝ます。
とにかく心を穏やかに過ごすことが大事。
リラックスして、明日のステージに集中します!


2009.8.16(日) 最終合わせ

いよいよ爆唱バトルコンサートを明後日に控え、
今日はお昼から最終合わせ。
「気になる曲だけを歌う」ということでしたが、
他の方は余裕があるのか、特に手が挙がらなかったので、
僕は自分が歌う曲は全て歌わせていただきました。
微妙なバランスで迷っていた部分にしっかりと決着をつけ、
腹を決めて歌うことができました。
これであとは本番を待つのみ。ぜひぜひお越しくださいね。
これを見逃すのは絶対損だ…とか言ってみたりする。
※残りチケット、僕の手元にはあと一枚です。

その後は池袋のスタジオで、
19日&20日が本番のマジーノアール「オペラ・コンサート」の最終合わせ。
オペラ「トロヴァトーレ」や「トスカ」の二重唱を演技つきで通しました。
動きの確認と、自分の抜けている部分をしっかりとチェックしました。
激しい曲ばかりなので、血圧が上がりそうです。
こちらもあとは本番当日のリハのみです。
福島市近辺の方はぜひぜひお越しください。
(ちなみに翌21日も福島市で読売コンサートです)

夜はオペラ「カルモン」の立ち稽古。
久々の星出マエストロによる熱血指導!
やっぱりマエストロの前で歌うのは緊張します。
一通り歌い終わってマエストロから「良くなったな」と褒められて嬉しかったのですが、
その後に「でも、役作りが全然足らんよ」とダメ出し…。
マエストロに認めてもらえる日はいつのことやら。
それにしても星出先生の合唱団をまとめる力には感動しました。
市民オペラ合唱団だから、どちらかというと個人で集まった方が多く、
なかなか合唱団として一つにまとまるのが難しい状況。
それを押しては引き、締めては緩めをバランスよく繰り返し、
グイグイと出演者全員がマエストロの指揮に引きつけられます。
合唱指導者としてもとっても勉強になりました。
…こちらは本番は9月。
でもすばらしい指揮者と一流の出演者による「カルメン」。
これも見逃さないでくださいね。


2009.8.15(土) オペラの衣裳

お昼からオペラ「カルメン」の衣装合わせ
浦和の街をバスに揺られながら、市内のお宅をお借りして、
名古屋からいらした(衣裳)業者の方に衣裳を合わせてもらいました。

【衣裳】についての段取りはこんな感じです…
まず、出演が決まったあたりか稽古がスタートした辺りで、
出演者の採寸を提出します。
自分で採寸してFAXなどで送る場合と、
業者もしくは代理の人が採寸してくれる場合があり、
今回は後者でした。

採寸表を受け取った業者は、出演者の身体に合わせて、
既製の衣裳に手を加えます。

衣裳合わせはだいたい立ち稽古が半ばまで進んだあたりで行われます。
一着ずつ実際に着てみながら、袖の長さなどを細かく調整。
あとはゲネプロで実際に着ながら演じてみて、本番までに微妙な修正。
たとえばお腹や首などが締め付けられていると歌いにくかったりするので、
その辺りはゲネプロをやりながら、僕ら出演者が衣裳さんに注文をつけたりします。


…そんな訳で、今日は衣裳を着てみただけ。
5分ほどであっと言う間に終わりました。


少し時間があったので、池袋でいろんなお店を回りました。
18日の爆唱コンサートで使う小道具を探していましたが、
思ったよりも簡単に見つかりました。
便利な時代になったなぁ…。
何を買ったか…は、ヒ・ミ・ツ 午後から夕方までレッスン
生徒さんと一緒にいっぱい歌ったからノドが疲れました。

夜は9月に群馬の小学校で芸術鑑賞会ステージがあるので、
出演者が集まって、曲目やプログラムについて打ち合わせ
実はテノールは父が歌います…半年ぶりぐらいの父との再会でした。
子供たちが喜んでくれるプログラムって…難しいですね。
歌唱力よりも演技力や構成力が問われます。
なかなかまとまらない打ち合わせでしたが、何とか形になり、
あとは数回合わせをするだけでステージを作り上げます。
子供の情操教育のためにも頑張ります!


2009.8.14(金) 締め切り!

枕元には常に楽譜やら台本やらが置いてあります。
ふと目が覚めたときに、無意識に頭の中で暗譜の確認をすることがあります。
その時に歌詞が出てこない箇所があったりしたものなら、
楽譜を取りに起きて、それがきっかけで眠れなくなってしまう…
なんてことがあるかもしれない。

それならばいっそのこと枕元に全ての楽譜があれば良いのでは?
そんな理由で、今、暗譜しなければならないものを枕元に置くのです。
現在は「奥様女中」の訳詞も手がけていますから、
その資料や楽譜や台本などもスタンバイ中。
寝る直前まで考え、朝起きたらすぐに作業をするようにしています。

さて、今日はレッスンDAY
お昼の1:30〜9:00まで計6人のレッスンをしました。
11月が第2回の発表会なので、皆さん気合いが入っています。
今回参加されない方も、教員採用試験のためだったり、
別の機会で歌うためにレッスンに通っていらっしゃいます。
中には大きな声で話せるようになりたいから…という方もいます。
目的は様々。
でも歌(声を出すこと)を通して、生徒さんの目がキラキラと輝くとき、
とってもやりがいのある仕事だな〜と改めて実感します。
大切なのは難しい技術よりも、いかにシンプルに発声できるか。
声を出すメカニズムを身体の感覚的に理解して、
必要な筋肉の伸縮と、不要な意識と力をしっかりと分別できることが大切。
素直に声が出せる楽しさを生徒さんたちも感じてくださっています。


【お知らせ】
先日ご案内したIKSPIARIカウントダウン第九の合唱団員募集
アルトパートが定員に達したため、
アルトパートの募集は締め切らせていただきました。

募集開始からわずか9日。
異例の早さです。
他のパートの参加募集の方はお早めに!

2009.8.13(木) マイクで歌う

今日も爆唱バトルコンサートのバンド合わせ。
シンセサイザーとドラムが入り、一気に音の厚みが増しました。
最初はマイクなしで歌いましたが、
意外とマイクなしでも声はよく聞こえたようです。
次にマイクありで歌いました…余計に音のバランスがわからなくなりました。
やはりマイクの使い方は慣れないと難しい。

そのまま2時から9時過ぎまで、途中30分ほどの休憩がありましたが、
約7時間の長丁場…さすがに疲れました。

…けど、暗譜のほころびが多かったり、うまく歌えなかった部分が多く、
悔しかったので、帰宅する前にもう一度カラオケボックスに行き、練習。
何度も何度も同じ曲を歌って練習しました。
要は集中力が大事。
本番まであとわずか!…妥協せずに頑張ります。


2009.8.12(水) 暑い…暑苦しいコンサート

爆唱バトルコンサートの全体合わせがありました。
いよいよ衝撃の本番まで一週間を切りました。
あいかわらず僕が歌うソロ2曲&デュエット1曲が何か…はヒミツですが、
驚きの選曲…お楽しみいただけること間違いなしです。
恐らく二度と歌わないと思うので、会場にお越しくださった方のみの特典です。

先日カラオケボックスで練習したので、
マイクを持って歌うことを前提に声量や歌いまわしい注意して歌いました。
全員で歌うメドレーは曲数が半端なかったり、
某オペラの重唱をテノールになって歌ったり…と、なかなかすごいプログラム。
いや〜お客さんの驚く顔が楽しみだ。


2009.8.11(火) 徹夜明けの一日

そんな訳で(昨日の日記参照)、徹夜のままで一日を迎えました。
午前中はハーモニーベルズの指導。
行きの電車の中で、完全に落ちて(熟睡)しまいました。

お昼からは池袋でレッスン。
レッスン中は眠気はなく、テンション高めの4時間。
不思議と仕事中は眠くならないんです。
レッスンが終わり、上福岡へ。
再び移動中の電車の中では意識を失っていました。

ファミレスで昨日の訳詞の続きをやっていると、
やはり時間の経過があっという間。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
マンドリンとハーモニカも演奏したり、踊りがあったり、
いろんな趣向を凝らして、来月上海に乗り込みます。
…なんとか眠気に負けずハードな一日を乗り切りました。


2009.8.10(月) 打ち合わせと打ち上げ

一日オフ。
…なので、やれることを今日のうちにやってしまおうと、
予定を入れました。

午後から府中にある東京シティオペラ協会の事務局へ。
11月のオペラ「奥様女中」の打ち合わせに行ってきました。
今回はウベルト役で出演するだけではなく、
なんと【演出家】として、
オペラの舞台そのものを作ることを任されました。
今までも演出家を置かない公演の際などは、
自分たちで話し合いながら作っていったり、
アイディアや意見を出させていただくこともありました。
しかし今回は【演出家】デビュー。
舞台上の配置から、公演コンセプトまで自分で決めねばなりません。
思ったよりプレッシャーのかかる仕事なんだな…と感じました。

夜は先月の「コジ・ファン・トゥッテ」ハイライトのメンバーで打ち上げ。
2時間ほどでしたが、大いに盛り上がりました。

帰宅して、改めて「奥様女中」の楽譜を開いてみました。
記念すべき演出家デビュー公演の、この「奥様女中」は、日本語訳詞上演。
いただいた既製の訳詞は、ちょっと音と矛盾を起こしたりしていたので、
僕が一から作り直すことにしました…訳詞家としてもデビューです。
これが結構大変な作業。
早速コツコツと始めてみたら…





…あれ?朝…。
そんなわけで徹夜をしてしまいました。


2009.8.9(日) カラオケBOXで練習

朝起きると昨日の疲れで横隔膜辺りが筋肉痛。
全力投球の代償といえるのかもしれません。

お昼から池袋で5人連続レッスン。
くったくたになりましたが、夜は近所のカラオケBOXへ。
8月18日の「爆唱バトルコンサート」の練習です。
今回はマイクを使って歌いますから、マイクに慣れておかねば。
カラオケで僕が歌う曲を練習。
曲目はナイショですが、どれもなかなか手ごわい。
一つ発見だったのは、
マイクを使っていても、音をしっかりとマイクに届かせないといけないから、
結局、発声はいつもと同じで歌えば良いということがわかりました。

カラオケBOXに同行した奥さんも、
初めて聞く僕の歌謡曲&演歌に「うまい!」と喜んでくれました。
これで本番が楽しみになってきました。
これが最初で最後かもしれません。
8月18日は、絶対に絶対にお見逃しなく!


2009.8.8(土) 熊谷レクチャーコンサートU終演

先月の7/25オペラレクチャーコンサートT「モーツァルト物語」に続いて、
今日はレクチャーコンサートU「モーツァルト四大オペラ」を公演しました。
昨日ゲネプロを済ませ、そのまま熊谷のホテルに宿泊。
今朝通し稽古をし、本番に向かいました。
第1部はソプラノの萩原みかさんがモーツァルト生誕の地、
ザルツブルグの町並みや食生活などをスライドを使って紹介。
第2部はバリトンの原田勇雅くんの解説と、
声優の清水雄介くんの曲目紹介で進行。
「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」
の4作のオペラをハイライト上演しました。
(※曲目の詳細は8/5の日記参照)

 
↑左:フィガロ役/右:ドン・アルフォンソ役


↑ドラベッラ役:高橋ちはるちゃん & フィオルディリージ役:萩原みかさん


お客さんもたくさん笑ってくださったし、
こういう活動でオペラの楽しさをたくさんの方に知って欲しいし、
今日のお客様がまた別の機会にオペラ公演に足を運んでくだされば、
とっても嬉しいです。

お越しくださった皆様、ありがとうございました。
共演者・スタッフの皆様、お世話になりました。
熊谷の街にオペラファンが一人でも増えますように。


2009.8.6(木) 久々にレッスン受ける

成田博之先生は、先日まで佐渡裕さん指揮による
「カルメン」でエスカミーリョ役を歌われていた為、
お忙しくて連絡もつかない状態でした。
先日突然メールが入り、
「8月6日空いてる?レッスンするよ」とのこと。
もちろんすぐにレッスンを入れてもらいました。

久しぶりのレッスンでしたが、
前回先生に教わったことをしっかりと胸に刻んで勉強していたので、
自分を信じて歌いました。
まだまだ安定感はないものの、勉強の成果は出せました。
「いい感じだね。」と言ってもらえて良かったです。
先生も心配してくださっていたようでした。

その後は池袋で、今度は僕が自分の生徒さんをレッスン。
なかなか自分のイメージを伝えるのは難しいですね。

夜は川口市民合唱団の指導。
別室で個人ヴォイトレをしてもらいながら、同時進行で全体練習。
第2部の通し稽古。
「花に寄せて」の不安な部分を修正。
「富山に伝わる三つの民謡」の復習と入場の練習。
あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
まだまだ声や曲のイメージが僕とリンクしていない感じ。
いろいろ言葉で伝えてはいても、イメージはきちんと伝えられていない。
なかなかもどかしい作業です。
僕の頭の中では映画のように全てのシーンが具体化しているのですが。
実際にその映画を撮って、観てもらえたらちゃんと伝わるんだろうけど…。

夕飯は「牛角」。
今日も店員さんたちとたくさん話をして、楽しいひと時でした。
第二の家族みたいだ…。


2009.8.5(水) 軽く通し稽古

今日は熊谷で、今度の土曜日が本番のコンサートの稽古。
足が相変わらずだったので、タクシーで会場へ。
あさってはGPなので、今日は最後の稽古です。
演目ごとに通し稽古をしました。

最初は「フィガロの結婚」。
ケルビーノとフィガロのアリアだけを演奏しますが、
その間を芝居で上手く(強引に)つないでいきます。

続いて「ドン・ジョヴァンニ」。
ここでは僕は登場しませんが、こちらもアリアをつないで。

3つは「コジ・ファン・トゥッテ」。
冒頭の男3人のシーンをやって、6重唱とテノールのアリア。
…僕は暗譜がボロボロでした…。

最後は「魔笛」。
パパゲーノ3曲連続演奏。
さすがに最後の「パパパ」は息が切れそうになりました。

結構、曲数も多いし、芝居は通常のオペラよりも難しい!
ゲネプロまでまだ一日ありますから、しっかりと詰めて、
自分の中で一本通せる状態に持っていきます!


昨日お知らせした「第九」の合唱団員募集。
早くも問い合わせがありました。
お申し込みはお早めに!

2009.8.4(火) 足首が〜

右足首が痛いです。
もしかしたら昔ネンザをした古傷が、この気候でぶり返しているのかも。

午前中はハーモニーベルズの指導。
本当は立っているのも辛かったのですが仕方がない。
足に体重をかけなければ痛みはないので、
右足を軽く浮かせて指揮を振っていました。

昼間は空きだったので一度帰宅。
帰宅するとファックスが届いていました。
いよいよIKSPIARIカウントダウン「第九」合唱団員募集が始まったそうです。
毎年募集が始まるとすぐに定員になって締め切られてしまうので、
参加希望のある皆さんはお早めにお申し込みください。
詳細・お申し込み方法はコチラ

IKSPIARIカウントダウン「第九」合唱団員募集

今日はこの告知ページを作る為にパソコンをパチパチ。
なんとかHP内に作成できました。

↑キリンのコーラ…初めて飲んだので写メしてみました。

夜は上福岡へ。
混声合唱団「樹」の指導。
あいかわらず足は痛いのですが、そうも言っていられない。
全力で指導をしました。
最後は片足を完全に浮かしていました。
おかげで腰やお尻まで痛くなってきた。

今夜は湿布を貼りまくって寝ます。
明日には治っているといいな…。


↑夕食:主婦の気まぐれ冷製パスタ


2009.8.3(月) 映画「Dear Doctor」鑑賞その他

今日は一日OFFになったので、奥さんとデート。
映画を観に行こう、ということになりました。

まずは有楽町の「無印良品」内にあるMeal MUJIでランチ。

ガラス張りで広い店内は開放感があり、子供連れの主婦が集まっていました。
デリ・システムで、
陳列されている料理の中から3品もしくは4品選べて、
ご飯かパンかも選べます。


料理はヘルシーなものが多く、優しい味が身体に良さそうでした。

◆ ◆ ◆ ◆
お腹を満たしたら、いざ映画館へ!
公開前から絶対に観たいと思っていた、

「Dear Doctor」監督:西川美和 主演:笑福亭鶴瓶

西川監督の作品は前作「ゆれる」を観た時に大変な衝撃を受けました。
その演出法や撮り方も、もちろんですが、
一番素晴らしいのは、役者の芝居を絶対的に信頼して撮っていること。
余計な演出や編集を行わず、芝居の力でぐいぐい引き込んでいく感じ。
役者さんの真剣勝負がそのまま映画の力として迫ってくるところに好感を得ました。

感想を一言で言うと…
こんな素晴らしい映画は今まで観たことがありません。
前作「ゆれる」はサスペンス色が強く、かなりの衝撃作でしたが、
今回は徹底してほのぼの色。
派手なストーリーの揺れ動きはありませんが、
それぞれの登場人物の心理描写を丁寧に素直に写しきっています。
それが役者さん一人一人の実力によって表現されているのがスゴイ!


笑福亭鶴瓶さんをはじめ、全ての役者さんが本気で演じていて、
その芝居の小さな動きも見逃さない映像。
台詞の一つ一つ。仕草の一つ一つ。そして一瞬の間が持つ力。
みんなが本心を語りながらも嘘をついている。
人間というのは自らの表と裏を同時に生きているんじゃないか。
そんなリアルな「人間」をほのぼのとした世界観の中で描いた映画です。

◆ ◆ ◆ ◆
すっかり満足して買い物へ。
実は地デジ化に向けてテレビを買おうと思っていたのですが、
有楽町のビックカメラの店員のやる気のない接客にガッカリし、
結局こちらも購買意欲がなくなって断念しました。

少しお茶をしてから池袋に出て買い物。
8日のコンサートで使う小道具を買いに行き、
今度はプリンタのインクカートリッジを買いにビックカメラ池袋店へ。

何気なくテレビのフロアに立ち寄ったのですが、
そこで接客してくれた店員さんの丁寧な接客に感動。
こちらの質問にしっかりと耳を傾けてくれて、適確に回答してくれます。

これぞプロ中のプロ!という情報提示力と、親切な接客に、
「この人なら信用できる」
とこちらが思わされてしまいました。

結局、こちらの予算や要求を全て盛り込んだ買い物ができ、
(AQUOSのテレビとHD/ブルーレイレコーダーを買いました)
会計の時には自然とこちらから
「ありがとうございました」
とお礼を言いました。

買い物って、金額とか買った品物以上に、
「これ以上の良い買い物はなかった」
と、納得させてもらえることが一番大切なんだなぁと思いました。
そんなことを教えてくれた接客のプロに深く感謝。

今日は本当にずーっと満足な一日でした。
とてもステキな時間を過ごせました。
奥さんにも感謝。


2009.8.2(日) 「カルメン」児童合唱合同稽古

今日は午後にお一人レッスンして、
そのまますぐに浦和へ。
オペラ「カルメン」の稽古です。
今日は、このオペラには欠かせない児童合唱団も参加。
小学生くらいのちびっ子達も舞台に上がって、一緒に演技をするのです。
特に1幕前半と4幕前半はこの児童合唱が見どころの一つです。

業界のルールで子供は7:30までしか拘束できないことになっているので、
最初の1時間半はとにかく子供たちの為だけの稽古。
子供の対応力ってすごいですね。
ちょっと説明を受けただけで、すぐ演技ができてしまう。
僕らは子供たちが入ったことで多少変更が生じたところをチェックしました。

帰宅する前にマッサージ屋へ。
先日痛めたヒザのせいか、右足首が痛いのと、
背中がガッチガチになっていて、呼吸もしんどい…。
しっかりとほぐしてもらおうと、50分コースを施してもらいましたが、
結局、身体のきしみは取れませんでした。
マッサージ中、何度かイビキをかきそうになったので、
多少リラックスはできたみたい…。
ちょっとこまめに通わないといけないような状態です。

というか…暗譜・暗譜…。


2009.8.1(土) 熊谷泊

昨日は昼間に熊谷でレクチャーコンサートの練習。
公演主催がホールであるため、会館の方が全面協力してくださっています。
ぜいたくなことに昨日はホールで練習させてもらいました。

夜はそのまま熊谷でベーレンタール男声合唱団の指導。
とにかく声の出し方を徹底的にメンテナンス中なので、
かなり厳しく粘っこく指導をしています。

実は昼間から奥さんも一緒に熊谷に来ていて、
予約してあった熊谷のホテルで待っていました。
そのまま熊谷に一泊。
この夏はどこにも連れていってあげられないので、せめてものお詫び。
※食事だけは一緒にゆっくりできました。詳細はblog「りひとの屋根裏」に。


今日は熊谷から出発して池袋へ。
午後はいつものスタジオでレッスン
夜は浦和へUターンしてオペラ「カルメン」の稽古。
合唱の皆さんと合同立ち稽古ですが、今はまだ合唱さんの動きを整えている段階ですので、
僕は一回サラッと演じて、それで終わり。
ちょっと風邪をひきそうな感じだったから、すぐ帰れて助かりました。

 


◆オペラ「カルメン」の舞台模型
…稽古場ではビニールテープを床に張って想像しながら練習します。
舞台の立体感や段差などをイメージするため、舞台模型が作られるのです。


…そんな模型の写真を撮ろうとしているカルメン役の勝倉さん…キュートっす。


いよいよ8月に突入ですね。
8日に熊谷でのレクチャーコンサート
18日に初の演歌に挑戦「爆唱バトルコンサート」
19日から福島ツアー
 19日と20日はレストランでのオペラデュエット他。
 21日は読売コンサートです。
22日〜23日は川口市民合唱団の合宿
24日〜26日は東京女学館音楽部の合宿
…という感じで後半は家でゆっくり寝ることもできない大ハードスケジュール。
夏風邪をひかないように頑張ります!!