舞台裏日記

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2010.12.30(木) 極寒の公開ゲネプロ

今年もついにあと2日。
今日はIKSPIARI「第九」の公開ゲネプロでした。
例年ほどの寒さはありませんでしたが、
今年はスタッフの優しさからコート着用のままゲネプロを歌うことを許されました。
おかげで見栄えは悪かったかもしれませんが、
寒さに関しては今までで一番楽でした。
いつもこのゲネプロで体力をかなり奪われて、
翌日の本番に少なからず影響がありましたから、
嬉しい配慮でした。

ゲネプロは合唱団のお一人が具合が悪くなるトラブルはありましたが、
(その後、スタッフや合唱団の中にいらした看護師の方の処置でご無事だったそうです)
心配された雨も降ることなく、最後まで通りました。
実は雨が降ったらゲネプロが中止になる予定でした。
明日の本番も天気が良いことを祈って…。
今年最後の歌を高らかに歌えればと思います。



2010.12.29(水) 新作オペラ稽古スタート

お昼まで寝ていました。
まだ身体は休養を求めているのか、それともさぼり癖か。

午後は二期会アドヴァンスドコースの助演補講でした。
「シモン・ボッカネグラ」と「トロヴァトーレ」の二重唱。
どちらもヴェルディの難曲です。
今日は初めての立ち稽古でしたが、ヴェルディはやはり難しい。
声は抜きながら、おっかなびっくり。無理しないように歌いました。

来年1月23日に出演するコンサートで上演される新作オペラ。
内容は諸事情で公表できないのですが、
新作オペラの冒頭シーンだけ公演します。
新作…ということで現代音楽なのでとっても難解。
変拍子だらけで、リズム読みだけでも必死です。
頑張って譜読みしていったのですが、結局うまく歌えませんでした。
こりゃあ正月は練習しまくりだな…。



2010.12.28(火) 「サッちゃんとツトムくんの物語2」初稽古

いよいよスタート。
日本の歌を物語で紡ぐ「サッちゃんとツトムくん〜」の初稽古でした。
前作もとっても面白い公演になったこの作品。
続編で新キャラクター:池忍(いけ・しのぶ)として僕は初参戦です。

素晴らしいコント仕立ての台本に、
それぞれの強烈なキャラクターが見事なキャストの皆様によって演じられ、
稽古場は大変クォリティが高く、楽しかったです。
「役者が揃う」というのはこういうことを言うんでしょうね。
そこに僕が新キャラとして一石を投じられるか…とても緊張しましたが、
どうやら良い具合に「気持ち悪い」キャラを演じられたようで、
自然に溶け込むことができたように思えます。

現時点で相当面白い物語に感じられたので、
ここからさらに練り上げられていって、どこまで到達するのか・・・。
とっても楽しみになってきました。

声の方はまだ若干かすれていて、歌うのはきつかったですが、
確実に良くなっていると思います。



2010.12.27(月) 復帰

先日、突然声が出ないようになり、
ずーっと静養しておりました。
風邪の一種で、声帯に直接取りついて炎症を起こすという症状でした。
2日目からは喋り声すら全く出なくなり、
毎日耳鼻科に通って、家でも吸入をしながら過ごしていました。
少しずつ、少しずつ無音からダミ声に、そしてかすれ声…と回復していき、
今日やっと喋り声が普通に出るようになりました。
この間、全ての仕事はキャンセルしてしまい、
多くの人にご迷惑をかけました。

今夜はお二人レッスンを入れていたので、意を決して社会復帰。
池袋のスタジオまで出かけていきました。
まだ歌を歌うのは怖いので慎重になっていますが、
大晦日の「第九」には間に合いそうです。

日記も長い間お休みさせていただき、皆さまにもご心配をおかけしました。
身体そのものはずっと元気だったので、
録り貯めていた録画やDVD等を観賞するなど、
意外と充実した毎日ではありました。

今回、体調管理や風邪予防は怠っていなかったつもりなので、
なおさらショックでした。
こんな気持ちはもう一生味わいたくないものです。
とにかく油断と慢心のないよう、2010年の最後を締めくくりたいと思います。
今後とも「舞台裏日記」をよろしくお願いします。

辛い日々を癒してくれた2匹のメダカちゃんも元気に泳いでいます。



2010.12.25(土) 生きております

ご心配をおかけしています。
日記もしばし休んでおりました。
またちょっと休みますが、
近日中に復活しますので、
どうぞお待ちくださいませ。



2010.12.22(水) THE JADE クリスマスディナーショー

THE JADE クリスマスディナーショー in フォーシーズンズホテル
終演しました。
ものすごく豪華な会場で、かっこいい照明。
この中で歌えるってことだけでもとても嬉しかったです。
素晴らしいTHE JADEメンバーの皆様に囲まれて、
幸せでした。

お越しくださった方からも声をかけていただき、
ましてやサインを求めてくださる方もいて感激しました。
また、THE JADEの一員として歌える日がくるといいなぁ…。



2010.12.21(火) ファイト!

午前中から二期会研修所予科の助演。
あまり歌う場面がなかったので良かったです。
午後はレッスンをして、
夜は混声合唱団「樹」の指導。

明日はディナーショー。
頑張るぞ!



2010.12.20(月) のんびり

今日はお昼に池袋でレッスンをして、時間が空くから一度帰宅。
洗濯や掃除をして、夜は再び池袋に出ました。
お一人だけレッスン。
とっても効率が悪い一日でしたが、これはこれでのんびり。
少しリラックスできました。



2010.12.19(日) 江東少年少女合唱団クリスマスコンサート&THE JADE

昨日の予告通り、今日は江東少年少女合唱団のクリスマスコンサートでした。
午前中からリハーサルをして、15:00に開演。
昨日に比べて硬さが目立ちましたが、みんな頑張って歌っていました。
今後の修正箇所は僕が把握していれば良い訳で、
今回子供たちは一つ壁を乗り越えたのだと思います。
良く頑張りました。

幼児クラスと、小学生までのAクラス、小学生以上のGクラスと、
一番上のレベルのSクラス、そしてOG(卒団生)とみていくと、
子供たちの成長の軌跡が見えます。
それだけでも今日は幸せな気分でした。

夜は赤坂でTHE JADEディナーショーのリハ。
MCも含めて全体の流れを把握しました。
3日後か…まだまだ不安な箇所が多々あるなぁ…詰めていかねば。
とっても高価な入場料ですが、すでに空席はわずかな状態だそうです。
すごいファンの方々のJADE愛…。
その期待に応えられるよう、精一杯頑張ります。



2010.12.18(土) 明日の為に

今日は江東少年少女合唱団の指導。
明日、合唱団主催のクリスマスコンサートを催すので、その為の練習です。
クリスマスメドレーの他にも、いきものがかりの「エール」等も歌います。
声はずいぶんのびやかになってきたし、徐々に大人の音色も出せるようになってきました。
一つ一つのアドバイスがどんどん吸収されていくのがわかって、
教えている側もやりがいがあります。
明日は一年間の成果を発揮できるように頑張らなきゃね。

2時から7時までミッチリ練習して、
僕はその後、池袋で11時までレッスンをしました。



2010.12.17(金) ハナ静養中

今日は午前中から二期会研修所予科の助演。
どうも頭が上手く動いていなくて、歌詞をカミカミでしたが、
昨日までの身体の重さがなくなっていました。

午後はレッスンをして、夜は熊谷へ。
実家に寄ると、ハナがケガをしていて静養中でした。

病院で手術をしてもらって、大事には至りませんでしたが、
しばらくはじっくり静養しなければなりません。
頑張って良くなってね。

ベーレンタール男声合唱団は、今年最後の練習。
練習の最後は団歌を高らかに歌って終わりました。
代理指導をしてくださった船津先生のおかげもあって、
とっても上達した1年でした。

今日、新宿でキレイな銀杏の木を見つけました。
冬のエネルギーを目いっぱい発するかのように、
黄金の葉が光輝いていました。



2010.12.16(木) どうも身体が重い

寒さのせいでしょうか?
やはり昨日からあまり身体がうまく動きません。
体調そのものは良いんですけどね…。
食べ過ぎかなぁ?身体が重い。
もしくは…「魔笛」の燃え尽き症候群かもしれません(笑)
次に切り替えねば。

今日は午後からレッスンをして、
夜は川口市民合唱団の指導。
今年最後の練習でしたので、後半はクリスマスソングを歌いました。

22日のディナーショーまで日がありませんね。
まだ空席があるそうです…興味のある方はぜひぜひお問い合わせください。
頑張って練習せねば。



2010.12.15(水) バイオリズム

今日は昼間に二期会アドヴァンスドコースの助演でしたが、
どうも身体のバランスが取れない…。
体調そのものが悪いわけではないし、どうも良くわからない感じ。
おそらくバイオリズムの中に声が上手く出ない箇所があるに違いありません。
最後まで身体が使えない感じでした。

夜は久しぶりに和光市のオペラ「カルメン」稽古。
未だ役作りも定まっていない状態ですが、
盗賊の親分ダンカイロ役に奮闘中です。
今回はレチタティーヴォ版ではなく、台詞つきで演じていきますが、
この台詞が意外と難しい…汗。
2月まで頑張ります



2010.12.14(火) ギャラリーを少しUPしました

午前中はハーモニーベルズの指導。
来週はお休みするので今日が今年最後の指導です。
新曲の音取り確認をしました。

昼間は僕がスケジュールミスをした為、空きになってしまいました。
チャンスなのでいろいろたまっていた家の仕事を片付けました。
ついでにHPのギャラリーを少しだけUPしました。
ギャラリーへ飛ぶ
とは言え、2009年…まだ昨年まで。
今年の写真はたくさんたまっているので、時間ができたときにまた…。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
合唱団創設者:喜納先生の作品「夢みたものは」を練習中。
だんだんこの曲の描いている景色が見えてきました。
壮大なスケールの世界観をしっかり描いていきたいと思います。
 
↑上福岡公民館にて…あまりのセクシーっぷりに思わず苦笑



2010.12.13(月) IKSPIARI「第九」合唱練習第4回目

昨日「魔笛」公演を終えた『くにたち芸術小ホール』でしたが、
今日も同じ会場に行きました。

来年9月に公演が決まった東京シティオペラ協会「ラ・ボエーム」公演。
再び僕の演出による再演となります。
今回はキャストをオーディションで選出することになり、
僕も演出家としてオーディションに立ち会いました。
…すごく緊張しました。
皆さん、役を勝ち取る為に真剣勝負。
だからこそ伝わってくるものはダイレクトです。
結局、僕は夜の仕事の為に途中退出をしましたので、審査には関わりませんでしたが、
どのような結果になったにせよ、オーディションを受けに来てくださった方々は、
皆さん様々な個性があって、それぞれの良さがありました。
審査員の皆さんは頭を悩ませただろうなぁ…。

そんな訳で僕は途中退席。
夜は新浦安でIKSPIARI「第九」の指導をしました。
全4回の合唱指導最終日。
ハーモニーとアンサンブル重視の今回のカウントダウン「第九」ステージ。
パート毎の音確認やハーモニーの練習を中心に徹底した練習を心がけました。
その甲斐あって、かなり良い音に仕上がっていきました。
あとは、オケ合わせや本番で全てが忘れさられて気持ちがバラバラにならないこと祈っています。



2010.12.12(日) オペラ「魔笛」@くにたち 終演

12月12日12:00開演
…という【12】続きのオペラ「魔笛」公演が終演しました。

小さなホールでしたが、完全満席という有難い環境、
そして素晴らしいキャストの皆さんに囲まれながら、
今年最後のオペラを公演できたことは本当に幸せでした。

終演後、ロビーでたくさんの方にお声掛けいただきました。
「楽しかった」という感想の中に混じって、
「いっぱい泣きました」
未だ涙を滲ませながら握手してくれた若い青年の言葉に、こちらまで胸が熱くなりました。

今回、マエストロ草川と「泣かせる魔笛にしようぜ」と目標を語り合っていたこともあり、
「たくさんのシーンで泣きました」という彼の言葉は、僕らにとって最高の讃辞でした。

実は僕も「パパパ」の冒頭でパパゲーノとして自然に涙がこみ上げました。
(もちろん本当に泣いたら歌えないので、演技の中で…ですが)

〜森の中、独りで生きてきたパパゲーノ。
その事に何の疑問も寂しさも感じていなかったはずの彼が、
様々な人と出会い冒険していく中で様々な感情を抱き、
そして、ついに得た最高の伴侶:パパゲーナ。

嬉しさのあまり言葉にならず、名前すらなかなか呼べない「パ、パ、パ」〜


…という設計図をマエストロと一緒に作りました。

そうしたらあの「Pa…」の一つ一つの音が、
まるでパパゲーノのこれまでの人生や冒険の数々、抱いた感情の一つ一つを回想し、
そして解凍されていくように感じました。

これまで何度も何度も演じてきたパパゲーノ役に、
モザイク模様の新たな一色が加わったのを感じました。

今度はいつ、この役と再会できるかな…。
それまで、また独りで朗らかに森で暮らしていてね、パパゲーノ。



2010.12.11(土) 明日は「魔笛」です

ゲネプロは水曜日に済ませてしまっているので、
この3日間は稽古がありませんでした。
このまま明日の本番へ突入です。
そんなわけで今日は通常通り仕事をしていました。

土曜日ですので、江東少年少女合唱団の指導。
子供たちも明日は本番なんです。
チェコからやってくる合唱団のコンサートにゲスト出演します。
来週末はクリスマスコンサートだし、
再来週は「くるみ割り人形」の本番に出演します。
僕以上にハードスケジュール…しかも全て暗譜して歌う訳ですから、
大したものです。

今日はリラックスして歌う練習と、きっちり歌う練習をメリハリをつけて指導したつもり。
本番の集中力を高めるためにも大切なことなんだな・・と思いました。
このあたりは大人の合唱団と一番の違い。
自分たちの力ではコントロールできないものをこちらが作ってあげなければならない。
…でも、それが上手くハマったときの集中力は大人には真似できないものがあります。
というわけで、今日も2時から7時までみっちり練習。
さすがにこちらもクタクタになります。

今日は練習の合間に一つ下のクラス:小学校低学年〜高学年のA2クラスを指導しました。
雰囲気が全く違うクラスの指導でしたが、意外と学年は関係なく、
しっかりと吸収していってくれました。
その代わり忘れるのも早そう…でも、のびのびと歌っている様子に、
こちらが癒されました。



2010.12.10(金) 12時間労働…

毎週金曜日はハードなスケジュールになっております。
@10:15-13:15 二期会オペラ研修所予科助演
A13:45-16:45 二期会愛好家キャリアアップクラス助演
B19:30-21:30 熊谷ベーレンタール男声合唱団指導


@は若い歌い手さんたちのお手伝いで歌っています。
主にモーツァルト、ロッシーニといった古典オペラで歌と芝居の基礎を勉強。
僕は「フィガロの結婚」フィガロ、「コジ・ファン・トゥッテ」アルフォンソ、「チェネレントラ」アリドーロ
の三役を任されています。

Aは大人になってから再び歌の勉強をする方たちの特別クラスのお手伝い。
こちらはドニゼッティやヴェルディ、その他フランス・日本・ドイツオペラなどロマン派オペラを勉強。
ほぼ演目は研修所のマスタークラスと同等のものを歌っていますから本格的。
僕は「ランメルモールのルチア」エンリーコ、「椿姫」ジェルモン、「トロヴァトーレ」ルーナ伯爵
の三役を歌います。

…考えたら古典からロマン派までオペラ史を渡り歩きながら歌っている感じですね。
技術的にも音楽・声の質なども全く違うものが要求されるので、
ギアチェンジを一つずつしていかなければいけません。
@とAは同じスタジオで行われているので移動の手間はないのですが、
その間30分しか休憩がないので、食事もかきこむように食べています。
この6時間はとても大変です…体力勝負!

そうそう…今日、そのスタジオの駐車場で俳優の小栗旬くんがスチール撮影をしていました。
思ったよりも小さいんだな、という印象。
オーラもそれほど出ていませんでした。オフにしていたのかな?
それとも自然体なのか?

夜は熊谷で合唱指導。
僕が編曲した「砂山」無伴奏男声合唱版を練習中です。
中山晋平と山田耕筰が作曲した二つの「砂山」を合体させた形。
完全に遊びまくった編曲ですが、実際に演奏してみるとなかなかの聴き応え。
よかったよかった。
なんせ熊谷は遠いので、移動だけでも往復3時間ぐらいかかります。
金曜日はクタクタだ〜。

実家のハナ…毛並みがボサボサですが甘えん坊でかわいいです



2010.12.9(木) 乾燥

寒くなってきました。
空気も乾燥しています…肌がカサカサ。
今日は午後からレッスン。
発表会も終わって、来年の発表会に向けて生徒の皆さんは新曲にトライ。
頑張ってくださいね。

夜は川口市民合唱団の指導。
新しい曲を少しずつ音取りをしていっています。
団員さんも増えたし、ゆっくりと進んでいきたいです。



2010.12.8(水) 「魔笛」ゲネプロ

通常よりは少し早いのですがオペラ「魔笛」のゲネプロでした。
これまでパパゲーノ役は何度も演じてきましたが、
毎回新鮮な気持ちで演じられます。
今回のパパゲーノはどんなパパゲーノになるんだろう…。
ゲネプロではとにかく淡々と演じられました。
今までは「パパゲーノ」として舞台上で生きている感じでしたが、
今日はそれを客観的に眺めながら演じている気分でした。
それでも相当な集中力と体力が必要なようで、
ラストシーンでは少しへばってしまいました。
本番ではペース配分も含めて、完璧にしなければ…。

ゲネプロの後は、出演者で集まってご飯を食べに行きました。
あまり稽古回数が多かったわけではないのですが、
気がついたらすっかり仲良くなったB組キャスト。
何というか、互いの信頼感が目に見えない絆になっているような気がします。
あとは本番だけ…ステキな時間にしたいです。



2010.12.7(火) 予定外

今日は午前中ハーモニーベルズ指導のつもりでしたが、
二期会研修所の助演に駆り出されました。
フィガロとアルフォンソとアリドーロ。
3つの役を演じ分けねばなりません。
ちなみにアリドーロを歌う「チェネレントラ(シンデレラ)」は難曲。
とにかく早口言葉が多いロッシーニ作曲のオペラです。
口がついていけるようになるまで時間がかかりましたが、
昨夜、胃が痛くなる想いで必死に練習した部分は今日はやりませんでした。
ガビーン。
研修所の授業の後は主任の前澤先生と演出の澤田先生と蕎麦を食べました。

午後は一人だけレッスンをして、THE JADE用の(?)衣裳を買ってから帰宅。
1時間ほど余裕があったので、満を持してメダカの水槽を掃除しました。
水を入れ替えて、水槽を洗って、砂利を洗って、ポンプのフィルターも。
こびりついた藻で水槽の中が全然見えなかったのですが、
今は透明な水の中を優雅にメダカが泳ぎ、エビが這っています。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
樹の創設者:作曲家の喜納先生の作品を音取りしました。
なかなか複雑で難しい曲…最初の3ページで今日は終わってしまいました。

帰宅しても水槽の中でメダカくんたちがお出迎え…。
ちょっと癒されます。
明日は「魔笛」のゲネプロです。



2010.12.6(月) IKSPIARI「第九」合唱練習第3回目

今日はなんやかやいろいろありまして…
とにかく、
オペラ「スザンナの秘密」の訳詞。
締め切りがとっくに過ぎているわけです。
そんなわけで、今日は半分まで完成した部分を主催者さんに渡してきました。
千駄ヶ谷…あぁ、千駄ヶ谷。
二期会会館がある場所なので、明日も午前中に行く場所です。
千駄ヶ谷駅前で楽譜を手渡して、そのまま少し打ち合わせをして、
僕は新浦安に向けて出発しました。

今日はIKSPIARI第九の合唱練習日。
今年の課題は【アンサンブル】。
とにかく徹底してハーモニーの練習をしました。
あとはあやふやな音になっている部分を抜き出して繰り返し練習。
地道な作業ですが、今年はただの【イベント】にはしたくない。
誰もが納得する演奏を創り上げたいのです。
その為には妥協を許してはいけない…そんな気持ちで今年は挑んでいます。
アドバイスをすると割りとすぐに改善されるのですが、
どうしたって長年歌ってきて変なクセがついてしまっている部分は、
なかなか直せない。
何にしても時間が足りないのをヒシヒシと感じています。

あと残り一回でどこまで積み上げられるか…。
頑張らねば!!!



2010.12.5(日) THE JADEリハその2

今日はお昼から赤坂のスタジオで、
THE JADEクリスマスディナーショーの練習。
いつも練習前はスタジオのロビーでまったり集まります。
この雰囲気がまさしくTHE JADE…なんでしょうね(笑)

スタジオに入ったらずーっと練習。
ピアノ&アレンジの金井信さんの仕切りでどんどん練習は進みます。
ハーモニーはめちゃくちゃカッコいい!
一流の歌手の方たちの個性がぶつかり合って、
まさにゴージャスハーモニー。
それを肌で感じることができる僕は幸せ者です。
お客様にもぜひぜひこのゴージャスな音楽をお楽しみいただけたらと思います。
全部で10曲以上…3時間の練習。
さすがに疲れました。
最後は各自がオペラアリアを1曲ずつ。
これだけすごいメンバーのアリアを目の前で聴ける…。
いやぁ〜お金払ってもこれだけの幸せは得られませぬぞ。
ハッピーでした。

その後、池袋でレッスン5時間。
調子にのって歌いすぎた…。



2010.12.4(土) 「魔笛」最終稽古

最近、朝食(昼食?)をちゃんと作るようにしています。
昨日はフレンチトーストを。
今日は目玉焼きとウィンナーとトースト。
…材料は基本、卵とパンです(笑)

午後から江東少年少女合唱団の指導。
かなり声が整ってきました。
個々の声量は減ったかもしれないけど、
声質が揃うからハーモニーはキレイ。

途中で早退させていただいて、夜は府中へ。
オペラ「魔笛」の最終稽古です。

稽古の様子:稽古場では段差などは床にテープを貼ってイメージしながら演じます

本番まで1週間ありますが、トリプルキャストというのことで、
各組の稽古密度はどうしても薄くなるのです。
今日はほぼ確認稽古にとどまりましたが、
個人的には不安な部分が3カ所ほどあることが分かっています。
今日もその箇所がどうしても上手くいきませんでした。
悔しい気持ちを押し殺して、水曜日のゲネプロに備えます。

帰宅してからは明日のTHE JADEリハの為に予習。
とにかく曲数が多いので覚えるのが大変。
でも、すごく楽しみながら勉強しています。



2010.12.3(金) 1カ月ぶりベーレンタール

今日はお昼から西新宿の芸能花伝舎にて、
二期会キャリアアップクラスの助演。
講師の先生がいなかったので、とても気楽に歌えましたが、
それはそれで自分の集中力を自分で高めなければいけないから大変。
しかもメガネを忘れたので楽譜が見にくかったです(汗)

池袋で軽くパスタを食べてから実家へGO。
実家では両親が迎えてくれました。
三人で囲む食卓はなんだか変な感じ。
少し前なら必ずおばあちゃんがいたし、
最近は妹が帰省していることが多かったから…
両親と僕だけ、という構図はあまりなかったように思えます。
というか、今はいつも二人だけなんだな、と思うと少し胸が痛みました。

今夜は1カ月ぶりのベーレンタール男声合唱団指導。
11月頭のミュージックフェスタは代理の方に指揮を振ってもらったし、
それ以降の練習は別の方に指導していただいていました。
すでに完全に二人指揮者体制で回している感じなので、
団員さんには申し訳ないのですが、
もう一人の指導者の方も団員さんとだいぶ仲良くなったようで、
指導の方も充実している模様…うまくいっているようです。

今日は昨夜完成した「砂山」後半を配って、音取り練習。
すっかり移動ドも板についたし、団員の皆さんの音感も良くなりました。
音取りがとっても早くなったのを感じます。
そもそもベーレンタールの為にアレンジしているので、
各パートのネックな部分を補い、良いところが引き出せるよう工夫してあります。
実際に歌っていただくと想像していたとおりの音色が出て嬉しいです。
そんなわけであっと言う間に後半が仕上がりました。
あとはエンディング部分を作らなきゃなので、来週までの宿題ができました。
ふぅ…頑張ろう。



2010.12.2(木) 「砂山」男声版つづき

今日は先日買った新しい手帳に、来年の予定を書き込みました。
気がついたら来年の12月まで予定を記したのですが…。
ぐへ…なんだこのスケジュール…。
2011年も充実した1年になりそうです(汗)

夕方から一人だけレッスンをして夜は川口市民合唱団の指導。
ヴォイトレの先生に個人レッスンをしてもらいながら、
僕は全体練習。
最近、やっと自分の指揮スタイルが確立してきた気がします。
とっても力を抜いて振れるようになりました。
純粋な音、純粋なハーモニー、そして純粋なテンポ。
曲の中身を引きずり出すのではなく、こちらが曲の波動に合わせていく様式。
ただただシンプルに曲に向かい合いたいのです。

お弁当を買ってきてすぐに帰宅。
仕事の依頼の電話が今日も鳴り、様々な打ち合わせをしてからパソコンに向かいます。
明日のベーレンタールの為に「砂山」男声合唱版のアレンジ作業をしなければなりません。
…で、やっと完成(ひとまず)。
プリントアウトして、スキャンして、メールに添付して送りました。
さ…やっと眠れる…ふぁ〜〜〜



2010.12.1(水) 「魔笛」場当たり&通し稽古

今日は「魔笛」の場当たり稽古&通し稽古です。
お昼は近所の雰囲気の良い喫茶店でポークカレーを食べ、
一度帰宅してから家事をして、それから出発。

国立駅からバスで、くにたち芸術小ホールへ。
会場に入り、まずは舞台の様子をチェック。
想像していた通り、ちょっと複雑な舞台。
オーケストラピットが思っていたよりも深く、ちょっと怖い印象でした。
響きは悪くない…と思います。

場当たりはスムーズに進み、1時間半ほどで終了。
ゆっくりと夕食をとってから通し稽古突入です。
パパゲーノ役は何度もやっているので流れは把握しているのですが、
意外と台詞やシーンのテンポ感は今回独特で、
またデコボコした舞台で演じるので、集中力を維持するのが難しい。
周りとの距離感やバランスを常に気にしながら演じました。
今日は1幕の後半で集中力が失われていくのを感じました。
そのペース配分を考える必要があることがわかっただけでも、
今日の通し稽古はとっても有意義でした。
ラストスパート頑張ります!