舞台裏日記

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2010.3.31(水) 「仮面舞踏会」通し稽古

昨夜は、6月の「ラ・ボエーム」公演のナレーション原稿を書いていて、
気がついたら朝4時になっていました。
時計をちゃんと見て仕事をしなきゃダメだな…。

今日はお昼からレッスンをして、夜は江東区へ。
オペラ「仮面舞踏会」の通し稽古でした。

3幕2場:仮面舞踏会のシーン

僕は1幕2場にのみの登場なので、今日はほぼ見学みたいな立場。
さすがにキャスト陣にも連日の疲れが出てきているのを感じました。
その中でギリギリの状態で集中力を保つ難しさ。
まさに「戦い」だなぁと感じました。

あとはゲネプロと本番のみ。
僕も出番が少ないとは言え、体調管理はしっかりやらねば。
夜更かししてちゃあいけませんね。



2010.3.30(火) 音楽監督

午前中はハーモニーベルズの指導。
今日は4月18日の第1回コンサートを行う会場である、
同仁会教会(護国寺駅から徒歩5分)をお借りして練習しました。

実際の会場であるチャペルは借りられなかったのですが、他の部屋で練習。
練習後には実際にチャペルを見学させていただきました。
ほどよく響いて歌いやすい会場でした。
…これで団員の皆さんも気合いが入ってきたかな?


午後は江東オペラ「仮面舞踏会」の稽古。
今日は『歌わない』という独特の稽古が行われました!

どうしても僕たちは歌い手ですから、「歌」と「芝居」の両立に頭が動いています。
その「歌」を封じることで、逆に「芝居(呼吸)」に集中できる…というのがこの稽古の目的。
確かに実際にやってみると、余計な身体の動きを自覚できたり、
もっと「芝居」としてできる部分がたくさん残っていることがわかりました。

フムフム…これはなかなか良い稽古法を知ったぞ…。

少し早目に稽古場を解放されたので、歩いて移動。
某・児童合唱団の指導についての打ち合わせがありました。
打ち合わせは順調に進み、晴れて児童合唱団の指導者に就任しました。

全ての練習には行けないので、常任指揮者という形ではなく、
音楽監督という立ち位置を用意していただきました。
大人の合唱団はたくさん指導してきましたが、児童合唱団は初めて!
子供たちとうまくやっていけるかな…なんて不安もありつつ、
子供は大好きなので、楽しみです。


夜は混声合唱団「樹」の指導。
団員さんも増えて、盛り上がってまいりました。
だいぶ合唱団の『カラー』も明確になってきました。



2010.3.28(日) パパゲーノ痛…

どうやら昨日のパパゲーノで筋肉痛…。

首吊りのシーン。
三つの笛の後に、お客さんの心をチクリとさせます。

誰も彼の首吊りを止めなかったことを、
(昨日は「死なないで〜」の声がかかりましたが、返し技で笑いをとりました)
そしてパパゲーノを笑ったことを後悔させる為に、
僕はこの首吊りのシーン(短調になった部分)をかなりリアルに演じるようにしています。

縄に手をかける瞬間、首を輪に通す瞬間…。
本当の恐怖にパパゲーノは震えだします。

…という↑シーンで、どうやら筋肉痛になりました
足に痛みがこなかっただけ、まだ良しとするか…。

さて、今日はオペラ「仮面舞踏会」のオケ合わせ。
初めて(?)全役が揃いました。
オケと歌のバランスを中心に序曲から最後まで練習。
ちょこちょこと問題箇所を修正しながら、地道に進んでいきました。
気が付けば1時から5時まで。
僕は自分のシーンを終えても、最後まで聴きたくて残っていました。

しかし、ヴェルディの音楽ってすごい…。
モーツァルトも聴いていると心が一緒に躍動するのがわかるんだけど、
ヴェルディの場合はもっとこう、血がたぎる、というか。
「興奮する」んです。
それにしても特に主要3役さんは本当に体力勝負。
ずーっと中距離走を走っているような感じです。
いや〜いつかこんな役を歌えるようなバリトンになれるのか…ん〜?



2010.3.27(土) ミニ「魔笛」本番

荒立ち1回、通し稽古1回のみで本番を迎えるという、
なかなかスリル満点の公演でしたが、
全く不安感がなかった…というのが我ながらすごい。
パパゲーノ役は自分の中に入っているし、セリフもあっという間に入りました。
今日は本番でアドリブ満載できる余裕すらありました。

会場は会議室程度の広さ。
お客さんも全部で20人弱…これだけ少ないお客さんの前で歌うのも希少な体験。
近いからこそ、「ここにパパゲーノがいる」と感じてもらえないと、
物語に入り込んでもらえない…これはこれですごいプレッシャーでした。
お客さんと同じレベルの世界で、リアリティを感じてもらう芝居を繰り広げる。
なかなかシビアなステージでしたが、お客さんも楽しんでもらえている様子がわかり、
こちらものびのび演じられました。
たくさん笑ってもらえたし、嬉しかったです。

共演者も皆さん素晴らしかったし、
あれだけのクオリティがあったのに勿体なかった。
ぜひぜひ再演、引っ越し公演をしたいです。

今日は本番の後にオペラ「仮面舞踏会」の稽古。
さすがに体力がもたなかった…。
大変失礼かと思いましたが、自分のシーンが終わったら帰らせてもらいました。
初めての合唱合同稽古だったのですが、大きな問題もなくクリアしました。

序曲の演出がすっごく象徴的でかっこよかったです。
これはぜひぜひお見逃しなく!



2010.3.26(金) 明日本番かぃな…

毎秋恒例になりました「りひと門下生発表会」。
今年も第三回に向けて始動しました。
まずは日を決めるために生徒さんにメールでアンケート。
…まだ全員の返事が届いていないので、待っています。
今年も楽しい発表会になるといいなぁ。

今日は夜のベーレンタール男声合唱団指導だけ。
昼間はのんびり過ごしました。

近所の公園で桜が咲いていました

夕方に一度実家に寄ってから、
車を借りて熊谷へ。
ベーレンタールではいつもの曲を練習。
決定ではありませんが、来年以降に単独コンサートを実施するのを目標に、
今から調整をしながらの練習が続きます。
組曲「月光とピエロ」も曲の表現や細かな部分の修正よりも、
本番を念頭に『安定感』を構築していく為の練習。
まだまだ安心して歌える段階ではありませんが、徐々に曲にも慣れてきて、
新しい表現や、追加された僕からの要求にも一つ一つ応えてくれます。
間違いなく合唱団としてのハーモニーも高まっているのを感じます。
ぜひともコンサートを実現したいです。



2010.3.25(木) ミニ「魔笛」リハ

27日に公演するオペラ「魔笛」ハイライト。
月曜日に荒立ち稽古をしましたが、今日が初めてのリハ。
簡単に部分稽古をしてから、一気に通し稽古をしました。
うん…一週間でセリフを全部覚えました…大したもんだ。
今、入間の「魔笛」も同時進行しているから、かなり混乱するかと思ったら、
頭の中では、ちゃんと全然別々の引き出しに入っているようで、
全く違和感なく演じきれました。

夜は川口市民合唱団の指導。
しばらくは明確な目標もないので、ふわっとした練習をしています。
早く、次の公演に向けて始動したいなぁ…。



2010.3.23(火) 「仮面舞踏会」に聴き惚れる

今日は午前中にハーモニーベルズの指導。
来月のコンサートまで、もう実はあまり時間がないですね。
練習も数えるほどになりました。
そろそろ仕上げの段階に入らねば…。

午後は江東区でオペラ「仮面舞踏会」の立ち稽古。
ヴェルディの音楽は良いですね。
とにかく『かっこいい!!』…聴いているだけで血がたぎります。
それだけ素晴らしい歌い手さんが集まっているから成り立つのですが、
1シーンの音楽を聴くだけでも、もう十分お腹いっぱいになりそう。
特にリッカルド役の山田精一さんの声は大好きです。
たぶん日本人の中で一番好きです(飽くまで僕の好みです)。
リッカルドのアリアを1曲聴くだけでもチケット代の価値は十分味わえます。
今日は自分のシーンが終わっても最後まで見学させていただいたのですが、
もう…ヴェルディの音楽と芝居にドップリ浸かることができて満足。
本番を客席で聴ける皆さんがうらやましいです。

夜は上福岡の混声合唱団「樹」の指導。
皆さん、本当にえらいなぁと思います。
楽しく歌うのが一番の信条である合唱団ですが、
僕の要求にも一生懸命一つ一つ応えてくれて、毎回、着実に上達しています。
何よりも声質がかなり変わってきました。
この時期、慌てずに大事に指導していきたいです。



2010.3.22(月・祝) 今週末はもう一つの「魔笛」

今日はお昼から池袋でレッスン4時間。
その後は時間が空いたので一度帰宅しました。

夜7:30に再度出発。
8:30からオペラの稽古です。
実は今週末27日に、もう一つの本番があります。
急きょ決まったコンサートなのですが、なんと「魔笛」のハイライトです。
そして今日が初稽古です(笑)
入間の「魔笛」も現在稽古中だから、違う台本にとまどいつつも、
頑張って覚えました…なんとか覚えられるものですね…。
今日は音楽なしでざーっと荒立ちをして、流れだけを確認。
あとは25日に稽古して本番です。
すごいなぁ…でも、なんとかなると思います。
パパゲーノ役は染みついているから。

20〜30席しかない小さな会場ですが、
超近距離で観たい方にとっては貴重な体験かもしれません(笑)
いかがですか???



2010.3.21(日) 移動時間はお昼寝

昨夜はものすごい豪風でしたね。
家が風で揺れていました…そんなこともあって朝4時まで眠れず。
でも今朝は9:00からオペラ「魔笛」の稽古があったので、
7:30には起床。完全に寝不足でした。
稽古場に到着しても、半分寝ぼけていました。
ところが不思議なものですね…。
演出家からの稽古スタートの合図がかかった途端にバチっと頭が冴えました。
朝からテンション最高潮のパパゲーノを演じました。

今日はまだやっていなかったパパゲーナちゃんとのシーンを稽古して、
これで一応ひと通り全てのシーンが出来上がったことになります。
あとはここからしっかり固めていきつつ、少しずつ崩していく作業。
本番までまだまだ時間はありますが、一つ一つの稽古を大切に頑張ります。

※客席が80席しかない関係で、チケットが本当にわずかしかありません。
チケットの申し込みは3月23日(あさって)から。
お問い合わせは「アミーゴ」まで電話でお願いします。
このHPには電話番号を掲載できないので「入間市文化創造館アトリエ・アミーゴ」を検索してください。

午後は池袋でレッスン。
お二人レッスンしたのですが、合間の1時間はスタジオのロビーで昼寝。
幸い、夜のオペラの稽古が取りになったので、これで帰宅。
帰りの電車の中もぐっすりと熟睡でした。
最近、不眠症気味だったから…今夜はちゃんと眠れるかな?

トップ画とプロフィールページの写真を変更しました。
先日、撮った「新プロフィール写真」です!



2010.3.20(土) 一人何役??

今日は江東区でオペラ「仮面舞踏会」の立ち稽古。
出番が少ないせいもあるのですが、あまり稽古回数を多くなく、
自分の中で役を解消しきれていない感じはあります。
でも、自分でしっかり作り込んでいけば良い話で、
その辺りが僕自身まだ努力が足りないのかな…と改めて感じました。
未だ「なんとなく」で器用に演じようとしている自分がちょっとイヤ。。。
【器用な人】にはなりたくないですね。

午後から夜までの稽古の予定でしたが、
夜の方は必要ないと言われたので取りになりました。
そんな訳で、気になって仕方がないオペラ「ラ・ボエーム」の稽古へ、
急きょ参加することに決めて、いざ府中へ。

今日出席のキャストさんは少なかったので、
(というかバリトン・バス系が僕しかいなかったので)、
バリトン・バス系の役は僕が全部代役させていただきました。
本役のショナールを歌い、その他マルチェッロ、コッリーネ、ベノア、アルチンドロ…
合唱もちょっと歌いました。
普通の稽古場ならここまではしないのですが、やはり自分が演出ということで、
かなり様々な責任感も感じるので、お手伝いできることは全てやろうかと…。
そんな訳でたくさん歌えて充実していたのですが、さすがにノドが疲れました。
帰りはロドルフォ役の父と、いつもの餃子屋さんへ行って食事してから帰りました。



2010.3.19(金) 眠れず

昨夜はまた眠れなくなってしまい、
結局朝5時になってやっと眠ることができました。
ストレスからくる不眠症のようです…。
幸い今日は昼過ぎまで何も予定がなかったので、
お昼まで寝ていました。
…あれ、結果的に寝ているから「不眠症」とは言えないのか…?

昼間は池袋でとある人と会っていました。
夜は熊谷だったので、一度実家へ。
ところが実家に着くと鍵が閉まっている…。
慌てて母にメールをすると、
「来るの忘れてて、(父と)二人でご飯を食べに来ちゃった。」
とのこと。
おいおい…(汗)

実家のカギは持っていたので中に入れたから良いけど…。
車を借りて、熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団の指導をしましたが、
本当に上達っぷりがすごくて、とっても嬉しかったです。
「見上げてごらん夜の星を」と、
僕がア・カペラ版に編曲した「Ave verum corps」
そして、組曲「月光とピエロ」を全て歌いました。
最後はいつも通り団歌を歌って、元気良く練習終了。
とっても楽しい時間でした。



2010.3.18(木) 戻る

昨日の葬儀を終えて、今日から現実に戻ります。
祖母のたくましさを見て、僕もメソメソしていられないと感じました。

今日はお昼から池袋でレッスン。
夜は川口で合唱団の指導。

特に疲れもなかったし、元気でした。
むしろいろんな方から気を遣っていただいてしまって、
恐縮してしまいました。

皆さん、ありがとうございます。
僕は元気だから大丈夫ですよ。



2010.3.17(水) 祖母の葬儀

15日(月)から実家へ。
16日(火)は通夜。
今日は葬儀でした。
ごく小さな通夜と葬儀にするはずが、
近所の方々や、僕の父と母のご友人の方々等がたくさんいらしてくださいました。
本当にありがとうございました。

無事、とどこおりなく葬儀が終わりました。
どうもご心配をおかけしました。

なんかこの一週間、本当にめまぐるしくて、大変で、
ものすごく濃厚な時間でしたが、
今にしてみるとあっと言う間でした。
先週の今頃には祖母は生きていたんだ…と思うと、
なんだか不思議で、何がなんだかわかりません。
祖母の死をすごく冷静に受け止めてはいますが、
その実は、ただただ事の流れに流されていただけなのかもしれません。
これからは自分の力で先に進まなければなりません。
でも、結局いつもの通り、時の流れに流されていくだけなのかも。

祖母との思い出は、たくさんありすぎて、
そしていろんな祖母が僕の中にはいます。
子供の頃、厳しくしつけてくれた祖母。
誰よりも僕の味方になってくれた優しい祖母。
絶対に人のことを悪く言わない穏やかな祖母。
いつもオシャレで、笑顔が素敵だった祖母。
自分のことよりも人のことを常に愛していた祖母。

おばあちゃん…。
ありがとう。
僕はおばあちゃんのようなスゴイ人にはなれそうにないけど、
あなたの孫であった誇りを、いつまでも忘れないで生きていこうと思います。
つまらない争いや、困難や苦しみを弾き飛ばせるおばあちゃんの笑顔を、
僕は、子孫として受け継いでいこうと思います。

ありがとう。おばあちゃん。
安らかに、眠ってください。



2010.3.14(日) 熊谷ガラコン終了&祖母との別れ

やっと帰ってきました。
この日記を楽しみにしてくださっている皆様には、
大変ご心配をおかけしました。

13日未明4:30に祖母:環が永眠しました。
9日から仕事などをしながらも、可能な限り祖母と一緒にいて、
ずーっと手を握ったり、背中をさすったりしていました。
こんなに一緒にいられたのも嬉しかったし、
最後まで必死に生きようとしている祖母の姿に、勇気をもらいました。
息を引き取ったときは病室に宿泊している僕の両親を残して、
実家で待機していました。

13日早朝に祖母の亡きがらを迎えました。
不思議と涙が出ず、ただただ苦しみから解放された祖母の顔を見て、
力が抜けました。

午前中にはコンサートのリハの為に熊谷へ。
リハーサルは自分ではしっかりしていたつもりが、歌詞は出てこないしボロボロに。
寝不足がずっと続いていたこともあり、
自覚はなかったけど、心ここにあらずだったようです。
反省しっぱなしでそのまま熊谷のホテルに宿泊。
本番に向けて万全を備えます。
悲しみや疲れは、本番に足を運んでくださるお客様にとっては関係のないもの。
全力でステージに向かわねばなりません。

今日も午前中からゲネプロがありましたが、しっかりと確認をする感じで歌いました。
集中している自分を確認。あとは本番に向けてエンジンをかけていくのみ。
お客さんが入り響きも安定したせいか、本番は一番のびのびと歌えました。
モーツァルトとロッシーニをあの大編成のオケで歌うのもあり得ないことですが、
とにかく通常よりも朗々と歌うことだけを考えました。
出来も良かったし、なんとかコンサートに一番良いものを出せたと思います。
…ただ、あれはモーツァルト&ロッシーニではないけどね…。


本番を終え、電車に乗って帰宅している間に、一気に疲労が押し寄せてきました。
気が抜けたのと、現実に戻ったのと…いろんな想いがカオスのように渦巻いていました。
今日は一度帰宅して、明日また実家へ行きます。
16日にお通夜。17日に葬儀が行われるのでそのための準備。
本番も終わり、これでやっとゆっくりと祖母とお別れができます。

これまで全力でおばあちゃんの為に精一杯の介護をしてきた父と母、
本当にお疲れ様でした。
そしておばあちゃん、96年間お疲れ様。
ありがとう。最後までステキでした。
明日になったらいろいろと思い出を振り返っていこうと思います。

…そんなわけで、また日記を留守します。
次回更新は17日になると思います。



2010.3.11(木) ご心配をおかけしています

昨日はレッスンをして、オペラ「仮面舞踏会」の稽古をした後、
そのまま祖母が入院している病院に駆けつけました。
容態は悪いのですが、病室に泊まる僕の父と母を残して、
僕は実家に一人で戻り、猫のハナをお留守番をしながら泊まりました。

今朝も病院に行きましたが、
まだ残っている体力で頑張っている祖母を見届けて、午後には池袋でレッスン。
今、一度自宅に帰宅しました。
着替えを持って、夜は合唱団の指導をしてからまた実家へ行きます。
おそらくそのままずーっと実家に泊まり、
14日の熊谷での本番までは帰って来ない予定です。

日記の更新がしばらく滞りますが、
僕自身の体調は問題ないので、どうぞご心配なく。



2010.3.9(火) 再入院

午前中はハーモニーベルズへ。
かなり良い感じになってきています。
あとはこれから不安要素をやっつけていく作業です。
うん。順調。

午後に一人レッスンをしてから、実家へ。
退院したばかりの祖母が再入院したとのことだったので、
その後の予定を全てキャンセルさせてもらって、
病院へ様子を見に行きました。

それにしてもすごい雪でしたね。
帰りに父が駅まで車で送ってくれたのですが、
雪でタイヤが空転してしまい、駐車場から出られなくなりました。
僕がボンネットを手で押して、やっとこさ抜けだしましたが、
そのまま病院に泊まっても良かったかも…。
何とか家に帰ってきましたが、今夜は余談を許さない状態かもしれません。
携帯電話を片時も離さずに寝ようと思います。

今日、ご迷惑をおかけした皆様。
本当にすみませんでした。



2010.3.8(月) 演出打ち合わせ

今日はお昼にレッスンをしてから、
6月のオペラ「ラ・ボエーム」についての打ち合わせをしに行きました。
主催の東京シティオペラ協会でお食事をしてからの打ち合わせ。
舞台セット・衣裳などの説明や、稽古スケジュールについて等。
散々しゃべって気がついたら夜11時を過ぎていました。
いや〜。キャストさんたちのスケジュールもなかなか合わなくて、
稽古をどのように進めるべきか…5月以降は頭が痛くなりそうです。
でも、とりあえず舞台プランに関しては制作サイドに理解してもらえたし、
これで一安心。



2010.3.7(日) 二期会愛好家アドヴァンスドコース・コンサート

今日は二期会愛好家アドヴァンスドコースの皆さんの、
一年間の勉強の成果を発表するコンサート。
昨年の10月頃からお手伝いさせていただき、二重唱などを歌いました。
アマチュアの方々とは言え、ずーっと熱心に勉強されている生徒さんたち。
その「熱」が伝わってきて、こちらまで熱くなりました。
プロや若い歌い手さんとご一緒するのとはまた違った刺激と感動がありました。

昨年に引き続いて2回目だったのですが、
生徒の皆さんは前回よりもずーっと落ち着いていらしたし、
堂々とステージを作り上げていました。
僕も助演という気持ちは忘れて、同じ気持ちでステージに立てたのが、
何だかとっても嬉しかったです。
僕の方こそ勉強になりました。また来年も呼んで欲しいなぁ…。

帰りに池袋のエチカにある牛タン屋「利休」で食事をしました。
カウンター席に座ったのですが、隣のおじさんが食後にタバコを吸い始めました。
少々のタバコの煙は許せるのですが、
僕の食べているものに煙が思いっきりかかっているのに知らん顔。
いくらなんでも腹を立てていると、店員さんが見かねて席を変えてくれました。
その店員さんの気配りに感激!…こりゃあまた行かなくちゃ。
それにしても、タバコを吸うことには何も思いませんが、
あぁいう他人への配慮ができない大人がいることは絶対に許せません。



2010.3.6(土) 久々「魔笛」稽古

2月は本番などが続いたので、「魔笛」の稽古をまるまる1カ月お休みしてしまいました。
今日は1カ月ぶりに参加。
僕のセリフが多いシーンをたくさん稽古したので、
頭も体も疲れました。
とにかくパパゲーノは体力を使う。
走り回る、しゃべりまくる、テンションが常に高い。
前も日記に書きましたが、子供がそのまま大人になった人ですから…。

今日は午前中10時から稽古スタートで、間に1時間休憩があったとはいえ、
その後、夕方5時まででしたから、計6時間…。
さすがに最後は抜け殻のようになっていました。
それにしても結構いろいろ忘れていて、それがショック。
でも、やっているうちにすぐに思い出されてくるのも、我ながらすごいと思いました。

稽古が終った後は、自宅近くの会場を借りてレッスン。
安いし、駅から近いので使い勝手が良いです。
お二人レッスン。
レッスンをしながら、自分の疲労したノドも調整できました。
明日は…本番か…今日の疲れが残らないようにしなきゃ。



2010.3.5(金) 確定申告!!

すっかりさぼっていた確定申告の帳簿つけ。
数日前から焦りだし頑張ってきましたが、
今日は昼間の空き時間をフルに使いました。

夜はベーレンタールの指導があったので、熊谷へ。
電車が止まったり遅延していて、たどり着くまで大変でした。

ベーレンの皆さん、本当に頑張っています。
ハーモニーもずいぶんキレイになってきました。
何よりも皆さんの真剣な目つきが、以前とは比べ物にならないです。
かなりガマンガマンの厳しい指導をここ2年間ほど続けてきましたが、
その成果がやっと実ってきた感じで、
とっても集中して歌ってくださるようになりました。
これからどんどん上達していきそうで、とても楽しみです。

さてさて、帰りの電車の中でも、空いているのをいいことに、
確定申告の帳簿つけを電卓片手でパチパチと。
いつもより早く帰ってくることもでき、電卓とノートとパソコンをにらめっこ。
やっとこさ入力し終わりました。
あとは確認してプリントアウトするだけ。
今年もe-taxを利用できませんでした(涙)

それにしても…よくこの所得で生活できているな…。



2010.3.4(木) 久々レッスン

今日は久しぶりに成田博之先生にレッスンをしてもらいました。
先生はこのところ売れっ子さんだから、なかなかお時間がなくて、
やっと…お時間をいただくことができました。
発声のこととか、そういうことよりも、音楽的な表現の幅を広げる為のレッスン。
「この部分はこういう音色で」「ここはもっとこう」みたいな感じで、
先生が実際に歌ってくださるので、それを聴いているだけでもすごく勉強になる。
目から鱗なこともあったし、とっても有意義な一時間でした。

その後は池袋のスタジオへ行って、2人レッスン。
夜は川口市民合唱団の指導です。
ポリフォニー音楽もだいぶ感覚的に掴んでくださったみたいで、
とってもキレイでした。
「ふるさとの四季」は久しぶりに練習していますが、
以前に比べてかなり上達されていて、修正するとすぐに良くなるし…。
本当に良い方向に向いていると思います。
団員さんたちの歌声を聴いていると、こちらが励まされる想いです。

昨日のが好評だったので、もう一曲。
秦基博 「僕らをつなぐもの」



2010.3.3(水) 忘れる

今日は家にメガネを忘れてきて、ちょっと目が疲れました。
午後から二期会アドヴァンスドコースの助演。
7日にあるコンサートに向けて今年度最後の授業ということで、
本番通りの通し稽古でした。
舞台転換なども手伝ったりするので、意外と休む暇がないことが発覚。
開演前にきちんと声出しをしていないと大変かも。
目まぐるしく流れていく通し稽古が終ると、結構ぐったりでした。

夜は池袋で一人だけレッスン。
テノールの生徒さんなのですが、今日から新曲を練習。
新境地が開けたようで、二人で盛り上がった楽しいレッスンでした。

さてと…最近、この曲を聴かないと眠れません…。
そんな訳で、ここに貼りつけてしまうことにしました。
とっても良い曲ですよ。
秦 基博 「鱗(うろこ)」



2010.3.2(火) なくす

午前中はハーモニーベルズの指導。
4月のミニコンサートに向けて、着実に上達していっています。
団員さんはまだまだ不安だと思うけど、
実際に仕上げるのは4月に入ってからで良いし、
今回のコンサートは飽くまで今後への布石ですから、
諸々の意味で順調だと思います。

さて…携帯をなくしたことに気づきました。
まぁいろいろあって、見つかったのですが、大変でした(汗)
アホや〜。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
なんと男声の新団員さん(まだ見学の段階ですが)が二人も来てくださいました。
男声が増えると一気に倍音が増えますから、ぜひとも入ってもらいたいです。
「リパブリック賛歌」と「TOKYO物語」を練習中です。
こちらも6月の埼玉県合唱祭に向けて順調に進行中です。

合唱指導って、
ちょっとしたことで団員さんの表情も顔も一気に輝きを増します。
そんな瞬間が、指導している僕にとって最高に嬉しいです。
人と人がつながって、そして互いに輝き合う…合唱って素晴らしいですね。



2010.3.1(月) プロフィール写真撮影

今までのプロフィール写真が、タキシード等の礼服でなかったり、
表情がちょっとキツい(撮った時が「ジャンニ・スキッキ」を演じる前だったから)など、
やや不評だったので、いつか撮り直さなきゃ…と思っていました。

そんな訳で数日前にやっとオフ日を見つけて、予約。
銀座のメイクアップ・フォトスタジオ「オプシス」へ行ってきました。
歌い手さんの多くはこのスタジオで撮影してもらっているというだけあって、
スタッフさんもスムーズに対応してくださいました。

まずは着替えてから、メイクさんにメイクとヘアメイクを施してもらいました。
ヘアメイクはやはりプロの手にかかると凄いですね。
メイクは飽くまでナチュラルメイクですが、超キリリと作ってくださいました。

簡単に背景の打ち合わせをして、撮影開始。
カメラマンさんのとてもわかりやすい指示に一つ一つ応えながら、
スムーズに撮影が進みました。
 
↑とても楽しい雰囲気で撮影は行われました

 → 
左:「ではこちらも向いてもらって」→右:「クイっと…」


いろんなポーズで撮りました


撮影が終わったら、撮った12枚の中から自分で4枚を選んで現像を注文。
出来上がりは2週間後だそうです。
う〜ん…楽しみ。