舞台裏日記

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2010.4.30(金) 東上線2往復

今日は先日ここにも書いた合唱団の団員さんの告別式。
東武東上線で坂戸まで行きました。
あと数駅で実家…という場所なのですが、
じっくりとお別れをしてから池袋にUターン。
午後はレッスンを3時間しました。
そして夜は熊谷へ行く為に、一度実家へ。
再び東武東上線に乗り、森林公園駅まで。
実家では先月他界した祖母の部屋も片付いており、
二人きりになってしまった両親が心なしか寂しそうです。
母の車を借りて熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団の指導をしながら、
団員さんたちとは今後の団の活動について新たなアイディアを出しました。
何か新しい活動をしていけたらいいなぁと思います。



2010.4.29(木) オペラ「魔笛」全幕通し稽古

まだ本番まで1カ月弱ありますが、
オペラ「魔笛」の全幕通し稽古でした。
午前中はB組で第1幕。午後はA組で第2幕。
…ですが、僕は両組シングルキャストなので、
朝から夕方まで一人で演じました。

パパゲーノ役は動きの激しさも大変ではありますが、
気持ちの揺れ動きが素早く、しかも常にMAXなので、
これが大変。
…しかも今回の台本では二重人格のニュアンスもあるので、
2人分演じている感覚があります。

いずれにせよ体力勝負!
お昼の休憩は外で日向ぼっこをしながら近くのスーパーで勝手きたお弁当を食べました。
ポカポカ陽気で眠くなりました。
午後の稽古も全力投球。
さすがに最後はクッタクタになりました。

いちおう全てのシーンを演じてみて・・・
まだまだ自分の中で解消できていない部分を多々発見。
基本的な役作りについても、まだ出来上がっていません。
難しい!!
でも何としても頑張って、この新パパゲーノを完成させたいです。



2010.4.28(水) 突然の訃報

昨日は午前中にハーモニーベルズの指導。
池袋でレッスンをしてから、
オペラ「蝶々夫人」の音楽稽古をして、
夜は混声合唱団「樹」の指導…の予定でした。

ところが夜の合唱団の指導に向かう途中で突然胸苦しさを感じ、
呼吸も苦しく、腹痛もありギブアップ。
合唱団の方々には申し訳なかったのですが休ませてもらいました。
帰宅しても辛かったのですが、一晩寝たら体調は戻っていました。

そして今朝…突然の訃報が入りました。
昨夜、行くはずだった合唱団の団員さんが昨日の昼間にお亡くなりになったとのこと。
あまりのショックにしばらく動けなくなりました。
先週の練習には元気よくいらしていたし、
18日のハーモニーベルズコンサートにもお越しくださっていたのです。
先日も練習中に一人ずつ歌わせたときに、とても良い声だったので、
「すごく良い声になりましたね!!」と声をかけたばかりでした。
合唱団のマスコット的な存在…というか、あの方の笑顔でいつも団は明るかったです。
上海では中国の方と身振り手振りで会話をし、
気が付けばホテルの店員さんともすっかり仲良しに。
その飾らない性格と、無口なのにいつも心を開いているような大きさを感じました。
…とにかくあまりも突然の別れで、まだ信じられません。
僕の公演にも毎回いらしてくださっていたのに。
僕は1年ちょっとのお付き合いで、本当に大好きになった方でした。
長年ご一緒だった他の団員さんの気持ちは推し量れません。
高橋良耕さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

訃報のショックを押し込めながら、今日は池袋でレッスンをして、
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
第4幕を全て荒立ちしました。
これで、いちおう全てのシーンはやったことになります。
いよいよ5月から細かい部分にまでこだわった本格的な稽古になります。
まずは合唱の動きをしっかりと整理しておかなければ…。



2010.4.26(月) オペラ「ラ・ボエーム」第3幕

今日は昼間にレッスンをしてから、府中へ。
まずは東京シティオペラ協会の事務所へ行って、
小道具類や衣裳についての打ち合わせをしてから稽古場へ。

ミミ、ロドルフォ、ムゼッタのみ出席の稽古だったので、
第3幕をやりました。
動きのあるシーンではないのですが、各人物の心理描写がとても複雑で、
それを一つ一つ確認しながら動きを作っていく作業。
大まかな動線はシンプルですが、それを裏付ける心理的な必然性がないと、
このシーンに描かれている急速な心の移り変わりがお客さんには伝わりません。
そういった意味で、このオペラの中で一番難しいのがこの第3幕です。
そして、あらゆる名演を観ても、いつも最終的に描き切れていないように感じるのが、
この第3幕なんです。

その鬼門ともいえるシーンに向かい合い、
キャストさんたちともしっかりとディスカッションをしていきながら組み立てていきました。
結局は僕も頑固なので、自分の思うままに演じていただいたのですが…。

演じている歌い手さんたちがどのように感じたのかわからないのですが、
結果として、とても素晴らしいシーンに出来上がったと僕は感じました。
最後は鳥肌立ちまくりの、涙が出そうになるの…良いオペラだ〜。
この第3幕だけでも必見!…もちろん全幕を同じクォリティにできるよう頑張ります。

さ…あとは第4幕だ!今から楽しみです。



2010.4.25(日) 腰が…

今日は早朝から仏子でオペラ「魔笛」の稽古。
本当に朝はきつい!!
寝ぼけ眼のキャスト陣…2幕の荒通しでしたが、
みんなちょっとずつテンポが遅い感じで、逆に面白かったです。
2幕を通したところで、ふと気を抜いて休んだら…腰が。
まるで腰が抜けたような感覚。
以前もやっちゃったことがあるので、この感覚は記憶があります。

腰がつるということは腹筋や内臓の筋肉がゆるんでいるのだから、
しっかりとそこに力を入れて、静かに座っていたらだいぶ良くなりました。
その後も稽古が続き、動かしている方が腰も楽。
…というか演技している間は痛みを忘れます。
昼食を食べて、だいぶ体温も上がってきたのか、午後は腰も大丈夫でした。

午後の稽古も夕方までみっちり。
9:30〜17:00の長丁場でした。

夜は池袋でレッスンだったので電車に乗りましたが、
座るとちょっと腰が痛い。
疲労もあってか、そのまま電車内で熟睡してしまいました。
レッスンを終えて帰宅。
今は腰よりもお尻がつっているような感じですが、しっかり休めようと思います。



2010.4.24(土) 子供のエネルギー

今日は江東少年少女合唱団の指導。
2時から7時までみっちりでした。

最初の3時間はGクラスといって、一番年長さんのクラス。
小4から高校生までのクラスです。
今春に小4になって下のクラスから上がってきた子にとっては、
一つ一つのことが高度なことのように感じるでしょう。
姿勢一つも見逃してもらえない厳しい練習に、必死についてきていましたが、
さすがに後半は疲れているようでした。

5時から7時までは、さらにその中から残って練習をするチームS。
このクラスはかなりハイレベルな指導にも耐えられる子たちなので、
逆に妥協せずにしっかりと指導してあげないといけません。
かなり難しいことを要求してもついてくるので驚きましたが、
今後はプラスアルファ、のびのびと歌える技術を身につけたいです。

とにかくとってもレベルの高い合唱団なので、
こちらも一瞬たりとも気を抜けない。。。5時間が終わるとヘトヘトです。
練習が終わっても元気いっぱいに帰っていく子供たち…。
あのエネルギーはどこから出てくるんだろう…。



2010.4.23(金) 久々、熊谷

今日はお昼頃から腹痛…。
頑張って池袋まで行ってレッスンをしました。

夜は久々に熊谷へ。
3週間振りのベーレンタール男声合唱団の指導。
男声合唱っていいですね〜〜。
久しぶりの心地良さに…僕の指導は厳しかったですが…
とっても楽しかったです(笑)
音が下がらなくなったし、ハーモニーや声もとても良くなりました。
あとは集中力…集中して演奏したときの出来はピカイチでした。
そういうコンディションに本番を持っていくのが指導者の仕事です。
頑張らなきゃ!!



2010.4.22(木) 東京女学館合唱部:新年度開始

午前中は寝たまま…お昼過ぎまで寝ていました。
この気候の変化に身体もついていけていない感じ。
重い身体を起こして食事をしたら、いろいろ雑務をやって外出。

今日から東京女学館合唱部のコーチがスタート。
新年度最初の部活参加でした。
新入部員のパート分けをして、後半は今年度の曲目について話し合い。
昨年の今頃はお互いに探り合いをしていて、なかなか打ち解けられませんでしたが、
もう慣れてくれたみたいで、とても打ち解けた雰囲気で向き合えました。
しばらく留守にしていた間にどの子もちゃんと大人になっていて、
正直、驚きました…子供の成長ってすごい。

夜は川口市民合唱団の指導。
今日は新曲を練習しました。
木下牧子さん作曲「夢みたものは」…とても良い曲です。
しばらくパレストリーナの「ミサ・ブレヴィス」を練習していた成果か、
ハーモニーやリズム感がかなり良くなっているのを感じました。

帰宅してから「ラ・ボエーム」の稽古スケジュールについて制作から要望があり、
稽古予定表を作成し、その後はキャストの動線表を途中まで作りました。
…もう寝よう。



2010.4.21(水) 稽古順調

午前中に歯医者に行って、その後は自宅の故障していたプリンタを修理。
それから準備をして、夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古へ。
今日は第1幕の稽古をしました。
他のシーンもやりたかったけど、思ったよりも時間がかかってしまって…。
動線はほぼ入って、内容的な部分にまで言及できる段階へ。

それにしても、僕のつたない説明で意を汲んでくださる皆さんには、
本当に感謝感謝です。
今日はロドルフォ&ミミのアリアなども稽古したのですが、
互いのアリアを聴いているリアクションまできちんと作っていきました。
素晴らしい反応と、心のこもった演技力に、観ていて思わず鳥肌が立ちました。
これは…絶対に素敵な舞台になる!と改めて確信を持ちました。
ぜひぜひたくさんの人に観てもらいたいです。
※席数が少ないのでチケットのご予約はお早めに!



2010.4.20(火) オペラ「蝶々夫人」稽古スタート!

さてさて、さらに一つ始まりました。
9月のアンサンブル・ヴィノレンティ公演。
オペラ「蝶々夫人」ハイライトの練習がスタート!
稽古開始期間がやや早いのですが、
実は6月にプレコンサートをするのと、なかなかみんなが集まれる日がないので、
出来るときにやっておかないと…ということで始動しました。

アンサンブル・ヴィノレンティは有志で集まった自主公演。
同じメンバーで定期的にオペラやコンサートをする音楽家グループです。
僕もそのメンバーの一人として参加させていただくことになりました。
今後も様々なオペラ、コンサートを自分たちで企画して公演していきます。

オペラ「蝶々夫人」には【ボンゾ】という坊さんの役で2度ほど出演していますが、
バリトンの主役:シャープレスは初役。
いつかやりたいとは思っていた役ですが、こんなに早く演じる機会を得られるとは…。
…と、気合いは入っているのですが、いかんせん初役なので、
自力で譜読みするのは大変。
不安を抱えながらの初稽古だったので、若干お腹が痛くなりました。

とはいうものの、
もやもやしながら歌った割りには思ったよりもちゃんと歌えてホッとしました。
もっとメタメタになるかと思った…(汗)

夜は混声合唱団「樹」の指導。
ここ数日の気候変化のせいか、冒頭は団員さんの疲労が感じられましたが、
終盤には皆さんのびのび歌えていました。
よかったよかった。



2010.4.19(月) 飛ばす飛ばす

今日は夜だけの予定だと思い込んでいて、
うっかり生徒さんのレッスンを忘れて、病院へ行ってしまいました。
ごめんなさい。
…最近これ系のうっかり多いです…気をつけなければ。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古だったのですが、
舞台で使うストーブ(に見える別のもの)を近所のホームセンターで購入し、
それを持って電車に乗ったので、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

今日は1、2幕を稽古。
第1幕の頭から真ん中までと、第2幕全てをやりました。
解決できなかった箇所もありましたが、いちおう形はでき上がり、
第2幕に関しては、あとは合唱さんの動きを加えるのみとなりました。
これであとは第3幕(まだやっていないキャストさんがいるので)と、
第4幕前半&ラストシーンをやって、
何度も繰り返し同じシーンを練習しながら、
身体に染み込ませていただく練習をしていきます。
それが5月中旬までで、5月後半からは通していけるようにしたいです。

なんかまだまだ完成までは遠い道のりですが、
サラッと出来上がってしまう現場もさびしいし、
ちょっとずつコツコツと組み立てていっている感じがとても楽しいです。
このまま順調にいけば良いのですが…僕自身も初めての経験なので、
この後にどんな予測不可能なことが起こるのかが心配です。
舞台も今はビニールテープを床に貼って、イメージの中で演じてもらっていますが、
実際に段差とかができた時に、動きにくくなる中で今の芝居が成立するのか…。
照明や舞台セットなどはイメージ通りなものが実現可能なのか…。
これからは本番が近づくにつれて不安要素が増えていくのでしょうね。
怖いよ〜〜〜。



2010.4.18(日) ハーモニーベルズ1stコンサート

3年前の4月から指導をするようになった、
女声アンサンブル「ハーモニーベルズの初めてのコンサート。
指導してきた感触から、満を持して提案してみて、
準備期間が半年ほどだったにも関わらず、
団員さんたちの多大な努力の積み重ねにより実現しました。
 

プログラムが確定したのも間際になってからだったし、
練習日数も少なかったから暗譜も大変だっただろうし、
会場探しから衣裳やチラシ・プログラムなどの印刷などの様々な準備も、
たくさんたくさん大変だったと思うのですが、
打ち上げのお店予約、司会進行に至るまで、
団員さんお一人お一人が率先して仕事をしてくださりました。



全てが手作りだからこそ、その一つ一つに想いが宿り、
そしてみんなが必死だったからこそ、歌う一音一音に心がこもっていました。
もちろんまだまだ未熟な部分もあったけれども、
そういった音以上に伝わるものがお客さんを笑顔にし、
それを見て団員さんたちもとても良い表情で歌うことができました。

僕自身は指揮の技術も含めて、練習の段取りや音楽作りなどに課題がたくさん見つかり、
その他、いろんな面で学ぶことが多かったステージになりました。

1部と3部の間の独唱ステージでは、
「さくら(独唱):森山直太朗」、「道端の花:自作」、「花:滝廉太郎」を歌いました。
それぞれスタイルの違う曲なので、声のポジションやフレーズ感を変えて歌いました。


まずは団員の皆さん、お疲れ様でした。
そして初コンサートの盛会、おめでとうございます。
これからも楽しく、明るく、ハーモニーベルズらしさを貫いて歌っていってください。

また、今日は予想した以上たくさんのお客様にいらしていただきました。
会場までの登り坂が大変だったと思いますが、本当に皆様ありがとうございました。
お客様の笑顔と、耳を傾けている様子が演奏者に普段以上の力を与えていました。
あの時間をご一緒できたことを心から嬉しく思います。
本当にありがとうございました。



2010.4.17(土) リハ→通し→稽古

今日のスケジュールは久々に強行軍でした。

午前中はハーモニーベルズのリハーサル。
明日がいよいよ初コンサート本番です。
最終的なチェックと、全体を通していきました。
コンサートで一番何をお客さんに伝えたいのかを再確認して、
今日の練習は終わりました。
とても良い仕上がりですので、明日が楽しみです。
お越しくださる皆様、どうぞお楽しみに。

業界用語で「ケツカッチン」・・・。
練習を少し早目に終わらせてもらって、飛び出してきました。
午後は仏子でオペラ「魔笛」の稽古。
今日は1幕荒通し稽古でした。
久々にやったシーンも多く、自信あったのに結構ポロポロとやらかしました。
まだまだ身体にセリフも音も浸透しきれていないんだな、と反省。
「通し」はA・B両組ともだったのですが、B組の方は途中で早退しました。
(ごめんなさい)

再度「ケツカッチン」で、ダッシュで移動。
夜は府中でオペラ「ラ・ボエーム」(演出)の稽古。
今日は、ミミとロドルフォのデュエットのみの稽古をしました。
かなり緻密に作り込んでいく稽古だったのと、
芝居の技術的にも相当難しい要求をしていったので、
歌い手さんは負担を相当重く感じられたかもしれません。
それでも皆さん食らいついてくださって、形になっていきました。
実際に演じている様子を見てみて、自分のイメージがうまくいっていない部分もあり、
その辺りはこちらでキチンと修正していきたいと思います。
いずれにせよ…僕は自分が演じるとき同様、
一瞬たりとも空白のない作品に仕上げていけるよう要求していきたいです。
それが実現できたら…他にはない舞台になるに違いありません。



2010.4.16(金) 「魔笛」立ち稽古

今日はレッスンをしてから、夜は「魔笛」の立ち稽古。
2週間ぶりの立ち稽古でしたが、セリフはきちんと頭に残っていました。
(※とかいって昨夜と今朝でセリフ確認を何度も繰り返したおかげだけど)

不安だったシーンもなんとか外枠は出来上がって、
自分の中でも浸透して解消できた感じまできました。
あとは付け足したり削ぎ落としたりしていく作業。
あと1カ月ほどありますが、稽古回数は少ないので気を抜かず頑張ります。
明日も稽古がありますから、今日と明日でぼんやりと構築していきたいです。

さてさて・・・
明日は朝から昼から夜、と3つ掛け持ち。
しかもどれも重要です。
朝:ハーモニーベルズ直前練習(本番はあさって!)
昼:「魔笛」立ち稽古(一幕通し?)
夜:「ラ・ボエーム」立ち稽古演出(最も重要なシーンの稽古)

てなわけで今日はもう寝ます〜〜。



2010.4.15(木) 昼夜逆転

完全に昼夜が逆転してしまっています。
昨夜も「ラ・ボエーム」の整理やら準備やらで深夜になってしまいました。
そして今もすでに朝の4時…。

今日は午前中に歯医者に行って、
午後はレッスン。
夜は川口市民合唱団の指導。
不思議と疲れや不調は感じないのですが、
口唇ヘルペスが出るなど見えない部分でのストレスに身体が反応しているよう。
こういうときは素敵な曲を聴いて癒されましょう…。



2010.4.14(水) 「ラ・ボエーム」立ち稽古2回目

前回の稽古のリベンジを果たすべく、
しっかり下準備をしていこう…と昨夜は深夜まで仕事をしていました。

今日は昼間にレッスンをしてから稽古場へ。
第2幕全部と第4幕後半途中まで稽古しました。
前回、最初から細かい部分にこだわって練習したのが良くなかった…
そんな訳で、今日はサクサクと、その代わりきちんと指示を出して、
テンポの良さを大事にしました。
この感じでまずはキャストさんたちに全体像を掴んでもらいたいです。

次回は土曜日。
ロドルフォ&ミミだけの稽古…ここが一つ目の山だな…頑張ります!



2010.4.12(月) オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古

4日にショナール、コッリーネさんの為の荒立ち稽古をしましたが、
今日からいよいよ本格的に立ち稽古開始。
第1幕から稽古する予定でしたが、
キャストさんの体調不良などで欠席者が多数いたため、
急きょ、第3幕の稽古になりました。
歌い手さんも準備していなかったと思いますが(稽古内容予定は発表していたため)、
僕も準備が万端ではないままの稽古となりました。
自分自身の中では全て出来上がってはいましたが、
歌い手さんのアイディアをなるべく取り入れて稽古してみました。
ん〜。
でもやっぱり僕が描いていたものとは違うものになってしまう。
今日は強く自信を持って僕の考えを伝えきれなかった…と反省。

帰宅してから改めて全てのシーンを書き出して、整理していきました。
…なんてやっていたらこんな時間(2:30)になってしまいました。

次回稽古は水曜日(あさって)です。



2010.4.11(日) 眠れず

昨夜はまた眠れなくなり、朝5時過ぎにようやく就寝。
でも今朝はゆっくりだったので5時間ぐらいはしっかり眠れました。
困ったもんだ…。

午後は川口市民合唱団の指導。
その後、夜は池袋で3人レッスンしました。

とっても一生懸命歌ってくれる生徒さん。
上達していく生徒さんを見ていると、こちらが勇気づけられます。
小さなことにクヨクヨしてなんかいられない。
僕はたくさんの人に支えられて頑張れているんだな…
なんてことを考えながらレッスンをしていたら、胸が熱くなりました。
今日は早く寝なきゃ…。



2010.4.10(土) 正式発表

今日は午前中に2時間レッスンしてから、
東陽町へ。

今日から正式に、
江東少年少女合唱団の【音楽監督】になりました。
常任指揮者…と言いたいところでしたが、
定期練習である毎週土曜日がすでにオペラの稽古などで埋まっている日が多い為、
音楽の仕上げの部分やコンサートの構成・演出などを担当する役をいただきました。
団員のみんな、なかなか練習に行けなくてごめんね。

練習は2時から7時まで。
子供たちの体力と集中力はすごい!
まだ僕も手探りの状態なので、これから「状態」をみて、「課題」を見出す作業です。
大人の合唱団とはまた違うし、だからこそ子供たちのやる気を奮い立たせることができるよう、
頑張っていきたいと思います。

これで合唱団は、
男声合唱団×1
女声合唱団×1
混声合唱団×2
学生合唱部×1
児童合唱団×1
…の計6団体を指導することになりました。
選曲とか、無理〜〜〜。
さぁ…スケジュールもギチギチになってきたぞ〜〜〜。



2010.4.9(金) 音楽稽古

午後は池袋でレッスン。
夜は久々に入間オペラ「魔笛」の音楽稽古でした。
先月、戸田公園のオペラ喫茶で「魔笛」ハイライトをやりましたが、
どちらも日本語なのに、歌詞も台本も違いました。
おかげで頭の中がかなりグチャグチャになってしまいました。

暗譜をもう一度やり直ししなければならないことが判明。
微妙に違う歌詞をしっかり塗り直さなければなりません。
あぁぁ…台本の方も少し心配になってきた。
【オペラ喫茶版】を一回頭の中から消去して、もう一度【入間版】を覚え直し。
頑張らねば(汗)



2010.4.8(木) くちびるブヨブヨ

今日は歯医者に行って麻酔をしたので、
くちびるがブヨブヨでした。
気持ち悪い。

歌っていても口が半分空いていない感じ。

夕方レッスンをして、夜は川口市民合唱団の指導。
特別なことはなかったけど、
ちょっと指導が迷走気味…。いかんな。



2010.4.7(水) ほぼオフなのに首痛い

寝違えたのか?…朝から首が痛いです。
疲れがたまっているのかも。

昼間には身体の具合も良くなく、ちょっとフラフラ。
夜は池袋でレッスン。
この頃には回復していたので、大丈夫でした。
むしろ仕事をすることで気力が出る感じ。
いまは少しまたクラクラするので、しっかり寝ようと思います(汗)



2010.4.6(火) レッスンレッスン

午前中はハーモニーベルズの指導。
コンサート本番まであと1週間ちょっと。
あと少し頑張りましょう。
ちなみに僕も歌いますので、ぜひいらしてくださいね。

【ハーモニーベルズ FIRST CONCERT】
『春に寄せて』

4月18日(日)16:30開演
同仁キリスト教会礼拝堂
(護国寺駅より徒歩5分)
※入場無料

午後はレッスン。
今日は新しい生徒さんがレッスンに来てくれました。
なんと小学生の女の子。
大きい声でかわいく歌ってくれました。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
今日も楽しく練習できました。
埼玉県合唱祭での衣裳についても話し合っていましたが、
そんなやり取りもとても微笑ましく感じました。
合唱を通して生活を楽しんでくださっている様子に、
こちらまだウキウキしました。



2010.4.5(月) 図らずともOFF

今日は夜に稽古があると思い込んでいましたが、
よくよくスケジュール表を見たらOFFでした。

お昼に久しぶりに歯医者に検査をしてもらいに行き、
近所の商店街で買い物をしていたら、ある方とバッタリお会いしました。

昨年12月にオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」で組違いでご一緒した、
テノールの島田道生さん
…テレビにも出ていらっしゃる「カンツォーネ!」の方です。
何度か偶然お会いする機会が続いていたので、不思議に感じていましたが、
島田さんも同じように感じてくださっていたようでした。
しばらく立ち話をしましたが、島田さんはこのHPにもいらしてくださっていたそうで、
うちの奥さんのblogにまで話題が飛びました(笑)

今日の日記ももしかしたら読んでくださっているかもしれませんね。
これからもよろしく



2010.4.4(日) 演出家として初稽古

いちおうダブルキャストですから「仮面舞踏会」のB組公演で何かあれば、
飛んでいかなければなりません。
念の為、キャスト入り時間の1時過ぎても電話が鳴らないことを確認して、
それから出かけていきました。

先日作ったメガネがちょっと合わないので、立川まで行ってレンズ交換。
その後、東京シティオペラ協会の事務所へ行って、
「ラ・ボエーム」の小道具について打ち合わせ・確認。

夜はいよいよ、オペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古初日。
…と言っても時期的にはまだちょっと早いのですが、
台湾人のLoさんが日本にいるのが今日までで、
次に来日するのが6月になってから…ということなので今日やるしかない!

今日、荒立ちだけでも全てつけて欲しいと言われ、
強引ではありますが駆け足で全シーンの稽古をしました。
細かいことはともかく、荒立ちだけ説明して、あとは幕を二つぐらいに割って、
一気に通してみました。

なってこった…。
あっという間に全部できてしまった…。
皆さん完璧で、僕が説明するまでもなく自在に動いてくださいました。
動線を説明しただけなのに、そこにしっかりと芝居を載せてきてくださる。
こちらが何を求めているのかを察知して、期待以上のものを返してくださいました。
すごい!オペラ歌手って偉大だ…。
今日はいないキャストもいたので、揃ったら揃ったでまた違う化学変化が起こりそう。
演出家いらないんじゃないか???

とにかく。僕は皆さんが演じやすい環境を作るのが仕事。
あとはしっかりと客観的に見届ける目を持っているだけで良いということがわかりました。
こんな幸せな現場で演出家デビューができるなんて…ラッキーだ。
6月までワクワクしっぱなしの日々になりそうです。



2010.4.3 (土) オペラ「仮面舞踏会」本番

本番です。
2時間前に楽屋入りして、身体を起こしていきました。
メイクがスタートしたのは開場後。
序曲が始まった頃はまだメイク中でした。
僕の登場は開演してから30分後。
ばぁ〜っと出ていって一発歌って、引っこんで、
また登場して1幕フィナーレで旗を持ってセンターで決めポーズ。
おいしい役ではありました(笑)

その後は終演後のカーテンコールまで待機。
ときどき楽屋に帰ってくる他のキャストさんとおバカトーク。
あとは子役のメイちゃんとすごろくをして遊んだりしていました。

軍人シルヴァーノ


パイレーツ・オブ・カリビアンみたい…ていうか海賊じゃなくて軍人です


占い師ウルリカに運勢を占ってもらう



2010.4.2 (金) 「仮面〜」ゲネプロ

オペラ「仮面舞踏会」、いよいよ明日が本番です。
今日は場当たり&ゲネプロでした。

『ティアラこうとう』というホールは何度も歌ったことのある会場ですが、
なんか今日はすごく響きが手ごわかった…。
というのもツバの大きな帽子をかぶっているので、
響きが全然わからなくなるのです。
最後のフレーズは芝居で帽子を取って歌うのですが、
帽子を取った途端にホールがガッツリ鳴っているのがわかって、
こんなにも違うものか、と驚きました。
要は自分を信じて歌うしかない…ということですね。
明日は頑張ります。

ちなみに字幕は上手(客席から見て右側)に出ます。
響きは二階の方が断然良いです。
前の方の席はオケが大きく聴こえて歌が聴こえなくなるので注意!
以上を考慮して席を選んでくださいね(全席自由)。



2010.4.1(木) ウソつき忘れる

エイプリルフールだというのに、嘘をつくのを忘れました(汗)

今日もお昼からレッスンをして、夜は川口市民合唱団の指導。
パート再編成も考慮して、数名個人ヴォイトレをしました。
先日、見学にいらしていた男性お二人が、二人とも入団してくれました。
これでまた新しい仲間が増え、ますます活気づきそうです。

年度も変わるし、そろそろ新しい曲を練習して欲しいという要望がありましたが、
次の目標となるステージが何なのかもわからない状態で、
やみくもに新曲には取り組めません。
そんな感じなので、今は地道に基礎力・応用力を高めるための練習です。
パレストリーナの「ミサ・ブレヴィス」…ポリフォニーに慣れることもさることながら、
音程感覚、ハーモニー感覚がまだまだ不足しているので、
その辺りをしっかり練習しておこうと思います。

帰宅してからは6月「ラ・ボエーム」の全幕・小道具表を作成。
終わって時計を見たら午前2時を過ぎていました…。
いかんなぁ〜。
ナレーション原稿も書かなきゃだし、演出プランも紙面にまとめなきゃだし。
締め切りは4月4日…悪夢じゃ…。