舞台裏日記

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2010.6.30(水) 6月が終わる〜〜

今日は午前中に歯医者に行って、
親知らずを治療してもらいました。
抜かなくて済むみたい…ホッ。

お昼から池袋で「リゴレット」のダンサーさんと打ち合わせ。
簡単な場面設定などを説明して、衣裳のことや、
踊っていただくシーンのことや、スケジュールの確認などをしました。

午後はスタジオでレッスン。
夜は「道化師」の稽古でした。
最近ちょっと歌いすぎているのか、声がザラザラしている。
この時期、無理は禁物。
怒涛の7月を乗り切るために頑張りすぎないようにします!


7月11日「古澤家」チケット好評発売中
参議院選挙の日ですが、期日前投票、もしくは公演後に投票へ。
たくさんの人に父との(希少な?)親子コンサートを聞きにきてもらいたいです。



2010.6.29(火) サッカーW杯

FIFAサッカーW杯。
日本は決勝トーナメントに進んだものの、
一回戦突破はなりませんでしたね。
残念ですが、これが結果です。

午前中にハーモニーベルズの指導。
夜は混声合唱団「樹」の指導。
という一日でした。

夕方に「蝶々夫人」の稽古があったのですが、
僕は出番の日ではありませんでした。
これからはしっかりとスケジュールチェックせねば。



2010.6.28(月) 背中痛い

ここのところずーっと背中(背骨?)が痛いのですが、
今日は特にひどかったです。
たぶんパソコンや机に向かうことが多くなって、
姿勢が悪くなっているのだと思います。
…気をつけねば。

今日は夜に「道化師」の稽古があったのですが、
声も調子が悪かったです。
身体のキレも悪い…。
しっかりメンテナンスしなければいけませんね。



2010.6.27(日) 熊谷「こうもり」初稽古

午後から池袋でレッスンをして、夜は熊谷へ。

8月の熊谷オペレッタ「こうもり」の初稽古です。
高校時代の恩師の指揮でオペレッタができるなんて、
夢にも思わなかったので、感激です。
企画してくれた後輩:原田勇雅くん、ありがとう!

今回はいつものファルケ役ではなく、
初役となる刑務所長:フランク役。
自由に作れる役なので、まだキャラクターが定まっていませんが、
いろいろ試していきながら作っていきたいと思います。

熊谷まで稽古に通うのはしんどいけど、
恩師と、地元で応援してくださる方々に恩返しをするつもりで頑張ります。
今日は歌いすぎた…もうちょっと自分をケアしなきゃな…。



2010.6.26(土) 保護者会

昨夜は「リゴレット」の演出を考えていたら、
いつの間にか朝5時に…。
鳥のさえずりを聞きながら布団に入りました。

今日は午後から江東少年少女合唱団の指導。
途中は保護者会であいさつをしました。
着慣れていないスーツを着て、保護者の皆さんの前へ。
簡単なあいさつしかできませんでしたが、まずはお披露目ということで。

その後はいつも通り子供たちの指導に入りました。
少しずつ声の出し方のメンテナンスをしていますが、
クセになるぐらいまで身につけていかなければいけません。
辛抱強く、コツコツと指導していきたいです。
今日は表現のことも合わせて、音程のチェックなどもしました。

後半は有志のみによるSクラス。
かなり専門的な発声指導をしました。
難しいことをやっているのに、すぐ出来るようになってしまいます。
あとは良くなった自分たちの声と、今までの声の違いを、
自分たちで聴きわけられるようになれば、上達は早いと思います。
これからをもっともっと期待したいです。



2010.6.25(金) 見違える

サッカーW杯…日本代表が決勝トーナメントに進出したのを見届けて、
朝5時過ぎにようやく就寝…お昼まで寝ていました。
お昼から池袋でレッスンを3人+体験レッスン1人。

夜は一度実家に立ち寄って…甥っ子に大泣きされて凹みました。
子供には好かれる方なのに、赤ん坊には100%泣かれる僕。
何だろう???怖いのかなぁ…。

熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導。
団員さんのパートコンバートを施してみました。
各団員さんの上達具合をみて、確信を持っていましたが、
想像以上の効果が出ました。
先月の合唱祭での見事な出来も自信になったのか、
今日はとっても堂々と皆さん歌っていました。
ハーモニーやバランスも良くなったし、声ものびやかに。
まるで違う合唱団のように見違えました。
こういう時、指揮者としては嬉しいのと同時にプレッシャーを感じます。
次の課題を探して、指導の方向性を見定めなければならないからです。
さてさて…ベーレンさんは今後どんな合唱団に成長していくのかな?



2010.6.24(木) いろんな練習法

午前中に歯医者へ行って、
どうやら親知らずはまっすぐ生えているけれど、
虫歯になっている模様…抜かなくても良いらしいが…(汗)

一度帰宅して、「リゴレット」の舞台イメージ図を描く。
簡素な舞台だけれども、照明にかなり工夫を施したいです。
衣裳も明日、制作の方で考察してくださるそうで、
少しずつ進んできています。
(※合唱参加してくださる方を急募しています)

夕方は東京女学館合唱部のコーチ。
難しい曲に挑戦しているけど、とにかく吸収が早い!
全然音が取れなかった曲が、1時間ほどで形になりました。
声もちょっとアドバイスすると良くなる…けど忘れるのも早いのよね。
とにかく繰り返し言い続けることが大事なようです。
でもみんな素直でかわいい。
あとはその輝く笑顔を歌っている時にも表現して欲しい。

すぐに移動…いつもギリギリに到着しますが、
夜は川口市民合唱団の指導。
ハーモニー中心の練習にしました。
『耳を鍛える』が今後の課題。
一生懸命歌うことが、合唱の中では逆効果になることもある。
まずは互いを尊重し合って、音を聴き合うことが大事…ということを、
もっともっと伝えていかねばなりません。
今が合唱団としても転換期。意識改革。
僕も指導の仕方を工夫しなければですね。
今日はいろいろ変わった練習をしてみました。
どうだったかな?効果はあったのかな?



2010.6.23(水) 夜までオフ

今日は思いがけず夜までオフ。
久々にじっくり時間が使えるので、何をしようか…
…と考えたのですが、やるべきことはたくさんあります。
まずは、観なければならない資料DVDを観ました。
来年1月に出る舞台の前作の録画です。
続編に出演するにあたって、前作の流れを知らないといけないから。
…1月…まだ公表できませんが、とっても面白い舞台に出ます。
どうぞお楽しみに。

その後は、送らなければならない手紙を書いたり、
スケジュールチェックをしたり…と事務的なことをしていたら、
うとうと…結局、お昼寝をしてしまいました。
あぁ…オフの貴重な時間は「睡眠」に費やしてしまいました。
もったいない。

夜は池袋でレッスン。
生徒さんがどんどん上達していくのは嬉しい限りです。
笑顔でレッスンを終えるとこちらも気持ちが良いです。
コツコツと一緒に頑張っていきたいです。



2010.6.22(火) レッスンDAY

午前中にハーモニーベルズの指導。
ピアニストさんに音取りをしていただいている間に、
別室で一人ずつのヴォイトレをしました。
今日は3分の1終了。
新人さんの声もしっかりと聴けたし、従来の団員さんも上達していました。
新曲の音取りにチャレンジ。
なかなか難しいけど、きれいな曲です。

午後はぎっちりとレッスン。
12:30から17:30まで…5時間連続レッスンしました。
さすがに後半はクタクタ。
身体もバリンバリンでした。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
ずーっと音取りしてきたメドレー「TOKYO物語」も残りわずか。
「お祭りマンボ」まできました。
今日はハーモニーを中心に練習しましたが、
お互いに聴きあう、という意識を持つだけで響きが変わりました。
発声的なアドバイスによってもハーモニーが変化するので、
バランス良く、平行して指導していきたいです。


おまけ
↓どうぞ癒されてください。
(※我が家の猫ではありません)



2010.6.21(月) オペラ「道化師」稽古

今日は午前中に歯医者に行き、
その後はお買い物その他もろもろの用事を済ませて、
昼食に坦々麺を食べたら一度帰宅しました。
録画してあったTVドラマ「Mother」を観て夫婦で号泣…。
それからオペラの稽古に出かけました。

昨日、コンサートで歌ったばかりのオペラ「道化師」。
昨日はイタリア語、今日は日本語で…軽くパニック。
言葉は間違えて出てくることはないのですが、
訳詞である以上、訳者の解釈が多少なりとも反映されています。
当然、原語(イタリア語)から読み取れる内容と違ったりする部分もあります。
そこが演技の中で微妙なタイミングの違いなどを感じ取って芝居しなくちゃならない。
今日は、たぶん原語の流れの芝居をしてしまった気がします。
もっと、自分が発している言葉、相手が語っている言葉に反応しなきゃ…。
でも、おそらく表面的には何も変わっていないです。
僕の内面だけの微妙な話です。

今日は早くも、止めながらではありますが、一幕冒頭から最後まで稽古しました。
ラストシーンは合唱さんが入ってからじゃないと全体像は掴めませんが、
なんとなくイメージでは演じ切れました。
最後のシーン…毎回、ゾクっとしますね…もちろん体験したことのないことですから。
それにしても芸達者な共演者の皆様。
いずれもものすごい濃い…いや、しっかりとしたキャラクターで演じてきますから、
こちらがちょっとでもぶれると押し潰されそうになります。
体当たりで演じていきたいと思います。



2010.6.20(日) アンサンブル・ヴィノレンティ「アフタヌーン・オペラ」

吉祥寺のレストラン「ラ・フォルテ」の地下スタジオで、
アンサンブル・ヴィノレンティvol.9「アフタヌーン・オペラ」を催しました。
歌と楽器のユニットグループで、オペラのハイライト公演を続けてきましたが、
今回は「魔笛」「道化師」「蝶々夫人」という3つのオペラからアリアと重唱を演奏しました。

第1部は『魔笛』から「パパパ」でスタートし、僕がMCを務めながら、
「恋人か女房が」と「幸せは永遠に帰らず」(パミーナのアリア)を演奏。
「恋人か〜」を歌う直前に小道具のワインを飲むフリをしたら、
中に入れていた水が気管に入り、ワンフレーズ声が出ませんでした…(汗)
根性で歌い、中盤から元に戻りましたが…一時はどうなるかと思いました。
前回もこのラ・フォルテでのコンサートで声のトラブルがあったし、
どうもここには魔物が棲んでいる…なんて、単に僕のミスです。

続いて再びMCを入れ、『道化師』から「鳥の歌」とネッダ・シルヴィオの二重唱。
この超ハードな二重唱を気分よく歌いきれたのは、嬉しかったです。

休憩を挟んで、第2部は『蝶々夫人』ミニハイライト。
僕はシャープレス役で、ピンカートンとの二重唱、蝶々さんとの手紙の二重唱。
不思議と緊張せずに、落ち着いて全て歌えました。

終演後はお客様たちお一人お一人とお話ができて、
打ち上げでもとても盛り上がりました。
お越しくださった皆さん、出演者・関係者の皆さん、ありがとうございました。
今は気が抜けたのか、グッタリ…。ハードな6月公演が終わりました。


終演後…左から猪村さん(Ten)、文ちゃん(Sop)、優美さん(P)、留美さん(Sop)、僕



2010.6.19(土) 江東少年少女合唱団へ

今日は2時から7時まで、
江東少年少女合唱団の指導。
5時間の長丁場ですが、今日は全体的に音取りの日だったので、
子供たちも頭が疲れたことでしょう。
集中力との戦いでした。

声については、ちょっとアドバイスをするとすごく変化します。
あとはその学んだ知識をしっかりと身につけるまで、
繰り返し、根気強くアドバイスし続けることだと思います。
もっともっと毎週指導に行ってあげたいんだけど…。

だいぶ子供たちの顔を覚えました。
まだ名前までは覚え切れていないのだけど、
男の子はだいたい覚えたぞ。
これからもよろしくね!



2010.6.18(金) 東松山コンサート打ち合わせ

お昼から池袋で、8月公演の東松山コンサートの打ち合わせ。
コンセプトや曲目、練習日などを話し合って決めました。
気がつけば、僕…結構たくさん歌うことになってたぞ…大丈夫か??
…まぁ、何とかなるでしょう(笑)

夕方にお一人レッスンして、夜は熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団の指導。
ミュージックフェスティバルが終わったばかりで、やや出席率も良くなかったのですが、
暑い中、頑張りました。
今日は主に「耳」の使い方…聴覚の練習をしました。
自分の声やハーモニーをどうやって聞くべきか、具体的な練習方法で訓練。
まだピンときていない様子でしたが、繰り返していくうちに身につくでしょう。

実家に立ち寄ると猫のハナが甘えてきました。
妹の赤ちゃんは僕の顔を見て大泣きしました(汗)
握手をしようとしたら、完全拒否されました…(涙)



2010.6.17(木) 「古澤家」会場打ち合わせ

今日は午前中から川越へ。
7月11日(日)の父との親子コンサート『古澤家』の会場、
川越蔵「茶陶苑」へ会場打ち合わせに行ってきました。
川越の大正ロマン通りを突き当たるまで歩きます

角の商工会議所を曲がると…

到着!奥のアーチが茶陶苑の入口


茶陶苑HP

味噌蔵を改装してコンサートホールにした建物で、歌ってみたらすごく良い響きでした。

床は空洞になっている板張りで、深い響き。
天井は吹き抜けで高くなっていますが、味噌樽を仕込むために二階(ロフト的なもの)があり、
残響が残りすぎずちょうど良い音の行き渡り方。
さらに漆喰の壁が音をまろやかに跳ね返してくれます。
理想的な音響でした。

会場費はやや高いのですが、この響きに勝る会場はなかなか見当たらないと思います。
ぜひぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。

打ち合わせが終わったら、すぐ近くのお店でランチ。
特上親子丼を親子で食べました(笑)


一度帰宅して30分ほどしたら再出発。
夕方は東京女学館合唱部のコーチをしました。
11月の文化祭で歌う曲を選曲中…。
新しい曲に悪戦苦闘しているようでしたが、部員も増えて良い声で歌っていました。

夜は川口市民合唱団の指導。
だいぶハーモニーはキレイになってきました。
練習後は役員の団員さんたちと2年後の創団60周年記念演奏会の打ち合わせ。
やっと本格的に動き出した感じ…ステージ構成も大枠は決まったし、
いよいよ本腰を入れられそうです。



2010.6.16(水) 「道化師」立ち稽古スタート

「ラ・ボエーム」が終わったばかりですが、
演出第3作目オペラ「リゴレット」がすでに始動しています。
今日は指揮者の高橋勇太さんとランチをしながら打ち合わせ。
公演に向けて、同じ方向を向いて音楽・演出面で進めていこうということで、
いくつかのことを決めて、いくつかのことを課題としてあげていきました。
個性的なキャラクターが揃っている作品ではありますが、
それぞれの人物がピュアで人間臭い生き方をしている『人間ドラマ』として、
全ての人物の関係性を重視していこうと思います。

その後にお一人レッスンをした後に、丸の内線で方南町へ。
夜の稽古まで2時間ほど時間があったので、
「道化師」の歌詞を暗譜しつつ、別の頭で「リゴレット」のアイディアを練りました。
とにかく演出は音楽から導きだします。
何度も何度も音源を聴きながら、楽譜を眺めながら、
何通りもの動きのパターンを頭の中でシミュレーション。
結局、どれもしっくり来ず…今日はまた保留。
まだ第一幕の一場すらイメージできないでいます…生みの苦しみまっただ中。

夜は杉並オペラ「道化師」の稽古。
先週までの「ラ・ボエーム」にかかりっきりだったため、
半月以上お休みしている間に、立ち稽古に入っていました。
暗譜が不安でしたが、まずまずの状態…昨日一晩で一気に覚えました。
何しろ、20日のラ・フォルテコンサートでは同じ曲をイタリア語で歌うので、
同じ曲を日本語とイタリア語で同時に頭に詰め込んでいます。
やはり微妙なニュアンスは変わってしまいますし、
演出によってまるで違ったシーンになってしまうので、ちょっと今日は苦労しました。
まだ全然解消できませんでしたが、徐々に演出と自分をすり合わせていこうと思います。
練習後はそのまま飲み会へ移行。
久しぶりに混ぜていただきましたが、とっても楽しいひと時でした。


【ラ・ボエーム思い出フォト】
  
左:第1幕舞台(照明なし) 中:テーブルの上と棚 右:自作のストーブ



2010.6.15(火) ラ・フォルテ稽古

午前中はハーモニーベルズの指導。
新宿区民合唱祭を終えたので、今日から新しい曲を開始。
団員数も増えたので、いよいよ3部合唱曲に挑戦です。
やはり2パートと3パートでは和音の美しさがまるで違います。
これから楽しみです。

午後は国立で、日曜日本番のラ・フォルテコンサートの練習。
「パパパ」や「恋人か女房が」そして『道化師』のデュエットを歌いました。
四方を客席に囲まれる特殊な舞台設定…。
今までの常識が通用しない演奏形態に戸惑いつつも、
新しい可能性を求めてトライしています。

たとえば、普段の舞台では…
デュエットの場合、向き合って歌ってしまうと、
客席に対して完全に横向きになってしまうので、肩を抱いて二人とも前を向くか、
前後に立ち位置をずらして、どちらかが相手の背中から歌うようにします。
ところが、今回はお互いに目を見ながら向き合って歌ったり、
背中合わせでまるで逆の方向を向いて歌うことも可能です。
むしろ二人が同じ方角を向くと、どこかの客席からは背中しか見えなくなります。
新しい挑戦ができるメリットと、制限されるデメリットがあり、
なかなか刺激的なステージになりそうです。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
こちらも埼玉県合唱祭が終わり、新たなスタート。
団員さんたちは本番の後ということもあって、ややほんわかムード。
ゆるやかなスタートながら、生き生きと歌える雰囲気を作れるよう、
テンション高く指導しました…ちょっと疲れちゃった(笑)
メドレー「TOKYO物語」を途中まで歌えるようになりましたから、
その続きを練習しました。
「青い山脈」や「君の名は」という戦後直後の名曲を楽しんでいます。



2010.6.14(月) オペラ「蝶々夫人」稽古

今日は午前中に歯医者に行きました。
まだ治療は終わらないのか…来週また行くことになりました。

午後はアンサンブル・ヴィノレンティのオペラ「蝶々夫人」稽古。
昨日までの忙しさにかまけて暗譜が追いついていない状態でしたが、
気合いで1週間弱で暗譜し、今日は立ち稽古&通し稽古ができました。
やはり暗譜は気合いだ!

実はアンサンブル・ヴィノレンティのメンバーは、
ピアニストの渡辺さんを除いて、歌手陣は全員血液型B型。
なんとも居心地が良いのです。
お互いに気を遣うこともなく、直感力が鋭いので、
一切打ち合わせをせずに、「じゃ、やってみよっか」で立ち稽古が成立。
互いの空気の読み合いで、芝居が全てできてしまうんですよね。
ここがB型の…いや、アンサンブル・ヴィノレンティのメンバーの真骨頂。

だいたい相手のやりたいことや表現していることが伝わってくるので、
それにしっかり反応して、こちらも主張していけば劇になってしまいます。
…ま、本番はその場の空気で芝居が変わるんですけどね。
それもまたB型の特徴(笑)
とにもかくにも、全てが何とか成り立ってしまうんです。
そんな訳で最後までほとんど打ち合わせなしで、できてしまいました。

夜は池袋でレッスン。夜8:30〜10:30。
急いで帰宅してサッカーW杯をテレビで観ました。
日本代表はカメルーン代表に勝ちましたね!拍手〜〜〜。



2010.6.13(日) 生れた感情

初本格演出:オペラ「ラ・ボエーム」が全て終わりました。
今日は全て客席で見させていただきました。

自分が舞台に立つよりもしんどいですね…。
緊張とも違うし、不安や期待もいろいろ入り混じって、
とっても変な感じでした。
目に見えるトラブルもあったし、目に見えない事故も多々あります。
でもそれらをひっくるめての本番舞台ですので、
全ての責任は演出家として受け止めねばなりません。
そういう辛さも感じながら、また逆に一つ一つに確信を持っていますから、
名シーンと呼べるような素晴らしい芝居が展開されたときは、
思わずガッツポーズをしたくなるような気持ちになりました。

今日も客席から笑いがこぼれたり、グッと客席が集中したり、
会場全体が生き物のようにうごめいているのを感じました。
これこそが舞台。これこそがオペラ。
それを自分のものとして肌で感じられるのは、演出家の特権なのかもしれません。

想定外の部分で笑いが出るシーンもありました。
考えてみたら字幕は出ていない訳です。
よく見るブッファ(喜劇)のようなコミカルな動きがあった訳でもありません。
狙ったギャグがあった訳でもありません。
それなのに言葉がわからない中で、【ストーリー】として笑いが起きた…ということは、
とってもすごいことだと気付きました。
それだけお客さんが物語に引き込まれてくださった…嬉しい限りです。

ラストシーンはロドルフォ役の父との真剣勝負でした。
僕が求めるものを信じて、必死に演じてくれた父…。
ですが、なかなか僕の感性と結び付くことができずに互いに悩んでいました。
最終的には演じる側に委ねる…という形で預けておきました。
どうやらその後も父は一人で考え抜いて悩んでくれていたようで、
今日、本番直前に、悩んだ末に出た答えを僕に伝えてくれました。

そして本番ラストシーン…。
素晴らしかったです。
僕が表現したかったことを父がしっかりと舞台上で体現してくれました。
今まで観たどの「ラ・ボエーム」よりも悲しく、切なく、苦しいエンディングになりました。
一人の死というものに向かい合おうとする青年の闘いがほんの数秒で、
見事に演じ切られていました。

僕から父への要求…『泣くな』でした。
本当に悲しい時、人間は泣けない。
そしてその「泣けない」壁を越えた時に、あふれるような感情とそれに立ち向かう勇気が生まれます。
ギリギリいっぱいまで泣くのをこらえているロドルフォ。
その苦しみの先に生まれる未知の感情…。

…あとでミミ役の船津さんに聞いたら、父は本当に号泣していたそうです。

今回、父はいろいろ大変だったし、正直、万全の出来ではありませんでした。
でも最後のあのシーンで、身震いするほど父の凄さを体感しました。

カーテンコールでは演出家として舞台に登場させてもらいました。
歌手でもなく、役者でもなく舞台に上がるということは初めての経験。
なんだかすごく照れくさくて、どう振舞ったら良いのかわからず、
若干、挙動不審になってしまったかも(汗)

とにかく無事に公演が終えて良かったです。
お越しくださった皆様、ありがとうございました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。


来週日曜日のヴィノレンティコンサート@吉祥寺もお待ちしています!!



2010.6.12(土) オペラ「ラ・ボエーム」A組終演


エレクトーンシティ渋谷のメインスタジオは満席でした。
チケットは完売状態…その後も問い合わせがたくさんあったそうですが、
たくさんの方にお断りをせざるを得ない、という嬉しい悲鳴が制作から伝わっています。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
また、今回残念ながらこちらの都合でご入場できなかった方々には、
深くお詫びを申し上げます。


自分の演出によるオペラ本番を迎えるにあたって、
なんとも自分でもよくわからない気持ちでした。
あくまで出演者の一人として冷静でありながらも、
やり残したことはないか?と右往左往していました。

それでも本番に集中できたのは、何よりも…
僕の優秀な助手を務めてくれた海下智昭くんのおかげです。
ありがとう。

また他にも舞台転換を手伝ってくれた方々、
照明スタッフさん、音楽スタッフさん、制作スタッフさんたちのご協力で、
舞台が積み上がっていく様子を袖から眺めていて感動しました。
改めて「舞台」というものは「尽力=人力」の結集によるものなのだなと思いました。

僕たち出演者は、裏方の方たちがいてこそ舞台に立てる…という感謝を、
常に心に抱きながら光を浴び続けていかなければならないのだということを、
今回、直接感じることができたことが何よりも心の財産になりました。
本当にありがとうございます。

そして今回、僕を信じて、僕に多大なチャンスを与えてくださった、
総監督の川村敬一先生にはどんなに感謝の言葉を尽くしても足りません。
何とか恩返しができるよう頑張っていきます。

本番に関しては、実はほとんど何も覚えていません。
とにかく一つ一つのシーンを稽古通り慎重に演じ切った…としか言えません。
演出家としての意識を忘れて、役に集中することが思った以上に難しかったです。
稽古場で全部やりきった…出演者も信じるんだ…とずーっと心に念じていました。
第4幕が終わった後のカーテンコールで、ようやく解放された感じ。
変な話ですが、特別な感慨もなく、ただやりきれた…という実感だけが残りました。

明日は僕は出演しませんが、B組による本番。これが千秋楽です。
客席で演出家として舞台を見ることができますが、正直お客さんの反応がどんなものなのか。
頑張って…と心の中でエールを送ることしかできない。
演出家って本番の日が一番辛い仕事なんだな、とちょっと感じています。



2010.6.11(金) オペラ「ラ・ボエーム」A組GP

昨日に引き続き12日組のゲネプロが終了。
少し早目に会場入りし、照明チェック。
照明さんと話し合いながら、作っていただいた照明に修正点を入れました。
とにかく今回の演出では照明がカギを握るシーンもありますから、
妥協せずに作っていただきました。
それでも照明器具の数などに限界はあり…。
その制限の中で二人で知恵を絞って作り込んでいきました。

小道具のチェックや、舞台裏の整理、衣裳の確認などを済ませた後、
場当たりを開始しました。
今日は僕も出演者なので、助手に任せながらも舞台上から指示を出していき、
やや時間は押しましたがザーッとした流れで場当たり終了。

休憩中に舞台転換の手順を話し合い、休憩が終わってしまったのでゲネプロ開始。
あとは出演者の立場に集中していきました。
ゲネプロはつつがなく進行し、主に照明との関係で立ち位置などをチェックしていました。
演じている間は芝居と歌に集中していましたが、
自分の出番以外は客席へ行き一つ一つ確認。
気になる部分は照明ブースへ行って相談しながら修正。
裏に回って小道具の確認。
結構やることはいっぱいありましたが、どうやら慣れてきたのか全く疲れませんでした。
きっと疲労よりも、自分のイメージ通りの舞台が出来上がっていく過程が楽しくて、
ウキウキしながらの作業でした。

あとは出演者の皆さんの芝居に委ねて、
最後までちゃんと演じ切ってゲネプロ終了。
片づけをして回って、今日も最後に会場を後にしました。
さ…明日は本番。
お客さんは果たしてこの2時間半を満喫してくださるのだろうか…。
3割不安、7割ワクワク…。

話は変わりますが、帰り道。
電車の乗り換えをしていると、大学時代の同期生:及川豊さんに偶然会いました。
戸塚に住んでいたものだとばかり思ったら、
意外と近くに引っ越していたそうです。
久しぶりの再会に感激!本当に会いたかった人なので、嬉しかったです。
これは同期会を開催しないとな…。



2010.6.10(木) オペラ「ラ・ボエーム」B組GP

13日組のゲネプロが終了しました。

まずは名声優:矢島正明さんをお招きして、
★ナレーションのレコーディングに立ち会いました。
相変わらず良いお声。聞き惚れてしまいます。
1テイク〜2テイクずつ5トラックを録りました。
こちらからの細かな要求にも即座に対応してくださって…さすがプロ!
1時間ほどでレコーディングは終了しました。

★続いて場当たり
舞台転換のスタッフが明らかに足りなくて大変でしたが、僕は敢えて手を貸さず。
僕が出演する日は手伝えませんから、役割分担を任せるしかありません。

★場当たりの時間がかなり押してしまい、20分遅れでゲネプロ開始。
出演者の芝居をチェックしながらも、照明さんにもその場で要求を出し、
さらに小道具や音響的な部分や客席の状態などについて各セクションから意見が求められ、
頭がぐるんぐるんと回転していました。

とか言いながらも、何とか一つ一つこなし、最後にキャストさん各自にダメ出しをして終了。
結局、会場を出るのは最後になりました。

さて、明日は自分も出演する12日組のゲネプロ。
今日よりはセクション毎に動いてくれるはずだから、自分のことに集中できる…のかな?



2010.6.9(水) 日本語?原語?

お昼から池袋で2時間レッスンをしてから、
渋谷エレクトーンシティへ赴いて、舞台仕込みのチェック。
実際にひな壇等を組んでもらった舞台を見て、修正をお願いしてきました。
小道具の搬入も手伝って、移動。
夜は国立で6月20日のコンサート「アンサンブル・ヴィノレンティ」の稽古。
「魔笛」のパパゲーノを数曲…おっと「パ・パ・パ」はドイツ語でしたか…!
完全に日本語だと思い込んでいた僕。
チラリと楽譜を見せてもらって歌ってみたらあら不思議。
以前やったドイツ語がしっかりと口から出てきました。
記憶ってすごいですね…。

その他、「道化師」の二重唱。
こちらは現在、杉並区民オペラで日本語訳詞で歌っていますが、
20日のコンサートでは原語:イタリア語で歌います。
こちらも不思議と混乱しませんでした。
どうやら脳みその引き出しには別々に記憶されている模様。
最後に「蝶々夫人」の二重唱を練習して、
メンバーの方々と軽く食事をして帰りました。

気が付けば来週か…お客さんもたくさん呼ばなきゃ。



2010.6.8(火) オペラ「蝶々夫人」音楽稽古&「ラ・ボエーム」通し稽古

今日は午後からヴィノレンティのオペラ「蝶々夫人」ハイライトの稽古。
久しぶりの稽古…暗譜が追いつかないで苦しんでいます。
来週が本番です。マジで頑張らないと…(汗)

夜はオペラ「ラ・ボエーム」B組の通し稽古。
完全に油断していましたが、マルチェッロ役の方が欠席だったので、
僕が代わりにマルチェッロ役をやることに…。
ちょっとお腹を壊しているので、声が全然出ず。
B組の通し稽古はつつがなく進行。
合唱の皆さんもとっても良くなっていて、各自が自分の意思で動いているから、
舞台がとっても生き生きしています。
この調子だと残り2回のゲネプロでさらに進化できそうです。
期待大!!

さ、あとは小道具類をしっかりとチェックして、舞台転換などの手順を決めれば…。
実際、これが一番大変です。
あと少し!!頑張ります!



2010.6.7(月) エレクトーン合わせ

お昼にお一人だけレッスンをして、
夕方からオペラ「ラ・ボエーム」のエレクトーン合わせA組。
ホールの響きに慣れるのがなかなか難しいのですが、
だいぶ落ち着いて歌えるようになってきました。
最近ちょっと声の調子が良くないから、これから整えていきたいです。



2010.6.6(日) 埼玉県合唱祭&熊谷ミュージックフェスティバル&「ラ・ボエーム」

午前中に浦和の埼玉会館にて【埼玉県合唱祭】
混声合唱団「樹」が出演しました。
リハーサル室に行くと…聴きなれた声が…。
なんと僕らの前の合唱団が父が指導しているママさんコーラスでした。
演奏制限時間が8分なのにリハーサル制限時間が7分という…
とっても笑える時間配分でしたが、本番はのびのび歌ってくれました。
1、「リパブリック賛歌」
2、「メドレーTOKYO物語」から

演奏後はホールの外で写真撮影をして、すぐに移動。

浦和から高崎線で籠原へ。
午後は熊谷のさくらめいとで【熊谷ミュージックフェスティバル】
まずはホールのレストランで昼食を食べて、リハーサル。
リハーサルの調子は良くなかったので、団員さんに一喝入れて…
いざ本番へ。
1、「Ave verum corpus」(ア・カペラ男声合唱版編曲:古澤利人)
2、「ベーレンタール男声合唱団 団歌」(作曲:古澤利人 作詞:古澤利人&団員)

過去最高の集中力で最初から最後まで練習の成果を発揮してくれました。
この『集中力』をここずーっと課題にしてきましたから、本当に嬉しかったです。
終演後は団員さん全員と握手をしました。

その後、すぐに会場をあとにし、電話をしながら駅へ。
籠原駅から湘南新宿ラインで1時間半。
新宿へ出て、そこから今度は京王線に乗り、府中の先の中河原へ。
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古でした。
合唱中心の稽古でしたが…
稽古回数の少なさから生じている不安を抱えながら演じている様子。
もう一度、改めて芝居の一つ一つの意味合いを確認しながら、
動きの細かい部分をチェックしていきました。
何よりも最終的には歌で全てを表現して欲しい…
その為の準備や計算がしっかりとできる動きを作っていきました。
最後の方はとっても良いテンションで皆さん演じていらっしゃいました。

後半は第1幕前半の固まりきっていなかったシーンを練習。
キャストさんからのアイディアもあり、より一層楽しいシーンに仕上がりました。
稽古自体がとても良い緊張感で、楽しめました。
全てはキャストさんたちのおかげ…本当に素晴らしいメンバーです。
チケットはもうほとんど残っていないそうですが、チケットをすでにお持ちの方はどうぞお楽しみに!


先日公開した「古澤家」のチラシに記載ミスがありました。
正しくは「開演12:30 開演1:00」です。
お間違えのないよう、よろしくお願いします。



2010.6.5(土) 新宿区合唱祭&通し稽古

今日は新宿区合唱祭。
僕が指揮をするハーモニーベルズも出演しました。
午前中からリハーサルをしましたが、新宿文化センターは響きがわかんない。
音が散っていってしまうホールなので、いろんな意味で厳しいです。
でも、とにかくいつも通り自信を持って歌うことを心がけてもらいました。
午後になって開演。ハーモニーベルズは最後から2番目の出演でした。
毎年のことですが新宿区合唱祭はロシア民謡あり、ミュージカルあり、
個性的な合唱団が多彩な演奏をするので、本当に楽しいです。
我がハーモニーベルズもそんな雰囲気に圧倒されることなく、
瑞々しく、とっても良い雰囲気で歌えたと思います。

会場でいろんな方にお会いしました。
茨城のスクール「魔笛」でご一緒したピアニスタの武田さんや、
父が以前お世話になった上江先生。
楽屋ではテノールの佐藤一昭先生にもお会いして、少しお話ができました。
それから芸大時代の同期生:メッゾソプラノの中島郁子ちゃん(いくちゃん)にも!
ミラノ留学から帰ってきたそうで、こんな偶然もあるから楽しいですね。

夕方には東京シティオペラ協会の事務所へ行き、
小道具のチェックや未完成だった小道具のカラーリングをしたりして、
夜はオペラ「ラ・ボエーム」のA組通し稽古に行きました。
ナレーションも含めて全て通してみて…とてもまとまりがありスッキリした流れを感じました。
合唱団も今日はとてもよく頑張っていたし、実に生き生きと舞台が躍動していました。
スッキリとした流れの中で、演者が一つ一つを丁寧に演じているから、
エグみがないのにジーンと伝わってくるものがありました。
…とは言え、僕も出演しているので全体を見渡すことはできず、
実際にどのように映っているかは想像の域ではあるのですが、
この舞台の中で演じられることがとっても幸せに感じることができています。
あと少し、まだ粗や隙はあるので、そこをしっかりと埋め込んでいきたいと思います。
見終わった後に、心に残るオペラを創り上げられるよう、頑張ります!



2010.6.4(金) レッスン&熊谷

今日はレッスンDAY。
お昼から夕方までスタジオにこもっていました。
体調不良でお休みの生徒さんがいたので、
オペラ「リゴレット」の前奏曲をうろ覚えでピアノで弾いたりしました。
…すごい曲だなぁ…実にシンプルだし短い曲なのだけど、
オペラ全体の雰囲気や内容が凝縮されているのがわかります。
ヴェルディは偉大だ。
移動時間や空き時間はずーっと「リゴレット」に関する論文などを読んで過ごしました。
すでに頭は9月に向けて動いています。

夜は熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導。
あさって6月6日の熊谷ミュージックフェスティバルに出演します。
今日が最後の練習でしたが、
とても良い仕上がりだったので、少し早目に練習を終えました。
あとは本番でも練習通りの演奏ができれば、とっても良いと思います。
上達ぶりはめざましいものがありますので、期待しています。

昨夜から左手が手のひらから肩にかけてしびれて痛い…。
ガマンしながらの一日でしたが、明日には治るといいな。



2010.6.3(木) 残すは通し

今日は夜のオペラ「ラ・ボエーム」の稽古のみ。
男4人衆×2組だけ集まり、第1幕前半と第4幕前半のみを稽古。
ざーっと通して、ダメを出して、何かトラブルが起きたら止めて…。
という感じで淡々と練習は進みました。
いちおう僕からの要求は全てお伝えしてあるので、
あとはキャストさん個々の感性とアイディアに委ねています。
…って昨日の日記にも書きましたね。

まだ、ちょこちょことダメを出す隙はあるので、
あと少し煮詰めていきたいです。
…自分も演じなければいけないのは…なかなか困難。
通し稽古からは自分のことに集中したいです。


7月11日「古澤家」のチラシが完成(仮)しました!

※イラストはUさんです。使用許可をいただきましてありがとうございます!



2010.6.2(水) 「ラ・ボエーム」A組集合

小道具などの最終チェックを終え、これで一応全て揃う形に。
未だ一度も使えていない小道具もあるのですが、
あとは制作サイドにお任せしています。
キャストの皆さん…しばしお待ちを。

今日はオペラ「ラ・ボエーム」のA組荒立ち稽古。
順序は入れ替えましたが、ほとんど全てのシーンを通すことができました。
台湾人のLoさんも今日から合流。
やっとA組が全員揃いました。
明日は男4人衆を両組集めて、徹底的に練習できますので、
これで万全…になるはず。
少なくともA組の荒通し稽古は、本当に満足の出来に。
キャストさんたちのアイディアや感性で、
僕の想像を超える「ラ・ボエーム」に仕上がっています。
あとは僕は粗を探してダメ出しをしていくだけ。
本番まであと少し!頑張ります!!

草川マエストロとも、いつかラーメンでも食べに行く約束ができたし(笑)


12日公演のチケットはほぼ完売だそうです。
もしお越しくださる方はお早めにお求めください。
(完売の場合、ご購入いただけない場合もありますのでご了承ください)



2010.6.1(火) 6月になりました

ついに6月になりましたね。
12日、13日に演出を手掛けるオペラ「ラ・ボエーム」が公演されるのは、
先月の日記でも何度も書きましたが、今月はそれだけではありません。
20日には吉祥寺のラ・フォルテで、オペラコンサートがあります。
ユニットチーム:アンサンブル・ヴィノレンティを改めて結成。
オペラ初心者の方でも身近に迫力満点に楽しんでもらえる公演を目指します。
今年は「蝶々夫人」を上演…そのプレコンサートとも言えるこのコンサートでは、
5月に演じた「魔笛」パパゲーノのアリアや、
7月に演じる「道化師」ネッダ&シルヴィオの濃厚ラヴシーンを上演。
この春〜夏の僕の集大成がギュッと凝縮されたコンサートになるでしょう。
ぜひ、いらしてくださいね。

今日は午前中にハーモニーベルズ、夜は混声合唱団「樹」の指導。
どちらも今度の土・日に合唱祭に出演するため、今日が最後の練習。
最終仕上げを施しましたが、どちらも満足の出来です。
本番がとっても楽しみです。
昼間は池袋で3時間レッスンしました。