舞台裏日記

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2010.8.31(火) あちゃちゃ…

今日はちょっとポカだらけ。
まず、朝は楽譜を漁っていたら遅刻。
午前中はハーモニーベルズでした。
だいぶ曲にも慣れてきたみたいで、声ものびやかになってきました。
音に自信を持って歌っている曲と、そうでない曲のギャップが激しい…。
ソルフェージュ力を鍛えていかねばです。

午後、レッスンの為に池袋へ。
行ってみたかったレストランのランチを食べましたが、
パスタ…あまり美味くなかった…残念。
ちょっと凹みながらスタジオにつくと、予約が入ってないとのこと。
よくよく手帳を調べると、今日はレッスンは誰も入っていませんでした。
あちゃちゃ…。

夜まで何も入っていないけど、
このまま帰ると今日一日があまり充実したものにならない気がして、
せっかくなので勉強をするために上野の音楽資料室に行くことにしました。
山手線をぐるっと回って上野に到着。
音楽資料室は上野駅前の東京文化会館の中にあります。
…と思ったら、東京文化会館は今日まで夏季休業!!
あちゃちゃちゃ…。

ここでへこたれるのも悔しいので、向かいにある西洋美術館へ。
ミュージアムショップに立ち寄り、絵画の本を立ち読みしました。
オペラの演出にはとっても貴重な資料になるのです…が、購入はせず。
飽くまで立ち読み。

ケイタイの充電が切れてしまったこともあり、
ネットカフェで調べ物をしながらケイタイを充電してから府中へ向かいました。
夜はオペラ「リゴレット」の稽古です。
今日から組分けによる(ダブルキャストの一方のみが集まって)稽古。

マエストロもいたし、ダンサーさんたちも参加してくれて、
シーンごとにかなり濃い練習ができました。
まだあまり稽古していない場面もあるのだけど、そこはこれからしっかり作っていきます。
いよいよここからが本番。
各組、残り5〜6回ずつしか稽古がありませんので、しっかり煮詰めていきます。

さ、8月も終わりましたね。
いよいよ明日はオペラ「蝶々夫人」の本番!!
気合い入れていくぞ!!



2010.8.30(月) レッスン7時間

今日は一日中、池袋のスタジオに缶詰で、
お昼(1時半)から夜遅く(10時半)までレッスンしていました。
一人生徒が体調不良で休んだし、休憩が2時間あったのだけど、
ヘトヘト。
声はなるべく温存していますが、身体は一緒に歌っていますから、
胸郭を広げすぎて、つりました。

おっと…8月が終わってしまうではないか。
あさってはついに!ついに「蝶々夫人」本番!
…しつこいですか?(笑)
本当に素晴らしいキャストが揃って、穴のない公演です。
たくさんの方にこれを観てもらわねば…。
まだまだチケットございますよ!!
ぜひいらしてください。



2010.8.29(日) オケ合わせ&ゲネプロ

今日は午後から豊洲文化センターで、オペラ「リゴレット」のオケ合わせ。
まだオケ合わせには早い段階ですが、今回は2回オケ合わせがあるので、
今日はその1回目。
オケも探りながらの演奏…という感じでした。
完全に気楽な気持ちで臨んだオケ合わせでしたが、
今日はリゴレット役が欠席。
誰か代わりに歌うだろう、と思っていたのですが、誰も歌わず。
仕方がないので、ガマンできずに僕がリゴレットを歌いました。
ていうか…ほぼ初見…。
おそらく一生この役を歌うことはありませんから、せっかくなので楽しんで歌いました。

スケジュールがケツカッチンだったので、オケ合わせは途中で退席。
(マルッロ役としてはとっくに出番が終わっていたので…)
夜は杉並公会堂でオペラ「蝶々夫人」のゲネプロ。
とは言え、会場は使えなかったので実質最後の通し稽古でした。
大きなミスもなく、全体の流れも完全につかめました。
他のキャストさんたちも好調。
本当に素晴らしいメンバーでこの作品が演じられて幸せです。
長期間稽古に作り込んできましたから、客観的に観てもとても見ごたえがありました。
これが一回限りの公演とは…もったいない。
最高の「蝶々夫人」をどうぞお見逃しなく!

稽古後はみんなで打ち合わせ・・・という名の飲み会。
大いに盛り上がり、本番への士気を高めることができました。



2010.8.28(土) 江東Jrオケと江東少年少女合唱団

今日も午前中から池袋でレッスン。
夕方からティアラこうとうへ。
その前に手紙を出したかったのでポストを探して、
大島の街を散策していると、愛宕神社という神社を見つけました。
小林一茶が仮住まいをしていたことがあるそうです

ティアラこうとうでは、江東Jrオーケストラと江東少年少女合唱団が共演。
今日はそのリハーサル1日目です。
僕は合唱団側の指導者として出席しました。
2時間半ほど少年少女合唱団の練習をしましたが、
子供たちの吸収力はすばらしいものでした。
僕も汗だくになりながら全力指揮…ワルツを踊りながら指導しました。
その後、軽食をとってから大ホールへ移動して、オケと合わせました。
合唱団の立ち位置がまさかの上手奥…。
そこは響かない上に、横向きになるから声も飛ばないだろ…。
おまけにオケは基本的に弱音が苦手の様子。ガンガン鳴らしてきます。
とにかく対策を考えながら、客席で聴いていました。
子供たちは一生懸命頑張っているから、指導陣が考えねば。
この教訓は今後の合唱団指導の方針にも生かしたいから、
今日はとっても良い機会になりました。

21:00前に住吉を出て、池袋へUターン。
22:30までもうお一人だけレッスンをしました。
今日も帰宅は日付が変わる直前でした。
いや〜毎日充実しているなぁ。


9月1日オペラ「蝶々夫人」杉並公会堂小ホール
まだチケットございます。
ぜひぜひお越しください。


2010.8.27(金) 矢島さんとLoさん

お昼から池袋でレッスン4人。
夜は府中でオペラ「リゴレット」の立ち稽古です。
毎回ナレーションを担当してくださる声優の矢島正明さんが、
見学にいらしてくださいました。
ナレーションの簡単な打ち合わせをして、稽古スタート。

台湾からスパラフチーレ役のLoさんが今日から参加。
6月の「ラ・ボエーム」以来の再会です。

今日はかなりたくさんのシーンをみっちり練習できました。
特になかなか形にならなかった第1幕1場がいちおう2回通せました。
9月から組で分かれての本格的な稽古に入ります。
ここからが勝負だぞ。



2010.8.26(木) ぼーっとする

しばらく午前中からの用事が毎日入っていたので、
久しぶりにぐっすり寝ました…起きたらお昼。
洗濯をしたり、仕事のファックスをしたり。
やらなきゃいけないことがたくさんあるんだけど、
ボーっとしていたら時間があっという間に過ぎてしまいました。
午後から池袋でレッスン。
夜は川口市民合唱団の指導。
組曲「水のいのち」はだいぶ良い感じに進んでいます。



2010.8.25(水) 久々「リゴレット」

今日は午前中に「リゴレット」のダンサー稽古に参加するつもりが、
大幅に遅刻してしまい、ちょっと打ち合わせするにとどまってしまいました。
残念…。

夜は久しぶりに「リゴレット」の稽古へ。
とにかく時間がいくらあっても足りない…。
しっかり組み立てていきたい部分もあれば、
まだまだ形にすらならないシーンもある。
前回「ラ・ボエーム」の時は皆さん芝居経験が豊富なメンバーで、
非常に効率よく稽古ができましたが、
今回はイチから仕込んでいかなければならない歌手さんもいるので、
その辺りに時間をかけなければなりません。
脇役は主役以上に芝居が濃密でなければならない…。
脇役が光ってこそ、主役がその影を背負うことができます。
濃淡のある舞台にする為にも、一つ一つの場面をしっかりと作っていきたいです。

しばらく忙しくしていたから、ちょっと疲労がたまっているかも。
咳がとまりません。
気をつけよう…。



2010.8.24(火) オペラがない日

今日は午前中にハーモニーベルズ指導。
音取りが不安な段階ではありますが、もっと楽しそうに歌って欲しい。
とっても難しい曲なので、気持ちは良くわかるのですが、
豪快に間違えるぐらいにのびのびと歌えるように導いていきたいです。

午後はお二人だけレッスン。

夜は混声合唱団「樹」の指導。
音取りにはじっくり時間が必要ですが、着実に積み重なっていく感じで、
じわりじわりと形になっていくのがとっても面白いです。
ちょっとパート間の人数バランスが良くないので、
その辺りは僕がちゃんと考えていかねばなりません。

今日はオペラの稽古がなくて、なんだかのんびりな一日。
間の時間が空いていたのですが、仕事のメールやらスケジュール提出やら、
なんやかやとホッとする時間がありませんでした。
こんな日もあります。



2010.8.23(月) オペラ「蝶々夫人」稽古

今日は午前中にオペラ「蝶々夫人」の照明プランを書き出しました。
最小限の照明器具の数で、どこまでできるものかわかりませんが、
とりあえず最低限の照明効果は求めていきたいと思います。
あ、でも今回は僕は演出は担当していません。
シャープレス役を演じます。
優しさと厳しさを持ったシャープレスに、僕はどことなく父親像を抱いてしまいます。
蝶々さんを傷つけることがわかっていながら、
不貞を働くピンカートンへの厳しさ。
悲しい運命を背負ってしまった蝶々さんへの愛情。
「Sharp-less」という名を持ちながらも、その性格はとても配慮に満ちています。
初役ではありますが、僕なりのシャープレスを演じられたらと思います。

午後はレッスンをしてから、夜は「蝶々夫人」の最終稽古。
通し稽古・場当たり稽古を済ませたので、今日は気になる部分を確認。
他のキャストさんたちも絶好調。
とても良い感じに仕上がっています。
僕も暗譜も間に合い、自分なりのシャープレスも見えてきました。
あとはお客さんが来ていただけること心待ちしています。
まだまだチケットございますよ〜。



2010.8.22(日) 東松山コンサート「夏の終わりの音楽祭」


左から…僕、柳さん、清水さん、古橋さん

二日連続本番。
地元:東松山でのコンサートに出演しました。
午前中にリハをして、2時に開演。

今回は趣向を変えて、ただのコンサートではなく、
プログラム全体をお芝居仕立てにして、その中で様々な歌を歌っていきました。
地の台詞で曲をブリッジしていく訳で、苦労した部分も多々ありましたが、
お客様により身近に、より楽しんでいただくために工夫をこらしました。

ストーリーは音楽祭に出演したいと思っている少女(清水)が、
最後には音楽祭のステージでオペラをアリアを歌うまでの紆余曲折を描きました。
「フニクリ・フニクラ」をオープニングで歌い、僕がMC。

少女が音楽祭に出演する為に歌を練習するシーン:オペラ「連隊の娘」より三重唱。
曲を選ぶシーンで「カディス」(柳)、「マイウェイ」(古澤)が歌われ、
オペラ「セヴィリアの理髪師」のアリア「あの歌声は」に見せかけた「めぇめぇ子ヤギ」(清水)が歌われます。
音楽祭への出演許可をもらっていなかったので、主催者に手紙を書くことになります。
オペラ「フィガロの結婚」より「手紙の二重唱」(清水・柳)が歌われると、
手紙からラブレターを連想した僕が初恋の思い出を歌います:「初恋」(古澤)。
続いて子供の頃の思い出が歌われ:「小さな空」(柳)、
一幕の最後は、音楽祭でのたしなみを指南する曲:オペラ「ドン・パスクァーレ」二重唱。
休憩をはさんで、いよいよ音楽祭のシーンです。
まんまと音楽祭に乗り込むとステージが空いているのを良いことに、
歌を一曲歌います。オペラ「ロメオとジュリエット」よりアリア(清水)
司会者(古澤)が登場し、音楽祭が開演。
最初はオペラ「カルメン」から「ハバネラ」(柳)と「闘牛士の歌」(古澤)が歌われ、
ゲストのイケメンテノール古橋郷平さんはマスカーニの歌曲「朝」を歌います。
二人のイケメンを選びながら恋の遊びを期待するオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」姉妹の二重唱。
続いて、なぜか突然の恋が互いに芽生えるオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」ペンダントの二重唱。
※この曲でグリエルモがドラベッラの胸を触るシーンがあるのですが、
 実際に演技で胸を触ったら、打ち上げではこの話題で盛り上がりました。
そこへ現れた少女のオーディションが行われ:オペレッタ「こうもり」より「田舎娘…」
音楽祭は終盤を迎えます。
再び古橋さんの「つれない心」と、
オーディションで合格した少女(清水)のオペラ「椿姫」よりアリア「ああそはかの人か…花から花へ」
最後は全員でオペラ「椿姫」から「乾杯の歌」を歌いました。
アンコールは「O sole mio」を歌って終演。

終演後にロビーでお客さん一人一人と握手できたのはとても嬉しかったです。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。



2010.8.21(土) 熊谷オペレッタ「こうもり」本番

ついに本番。
朝から場当たり稽古。
結局ゲネプロは行われず(!)、
唯一ダブルキャストの僕が絡むシーンだけをチェックしていきました。
そもそも僕のスケジュールが原因でフランク役だけダブルになってしまったので、
むしろ他のキャストさんに付き合ってもらってしまい、恐縮でした。

マイクの問題ですが、僕はマイクはないものと考えて、
生の声で会場中に台詞が通るように、
しっかりと声を張って台詞も歌も発声しました。
おそらく僕の声はマイクレベルを下げていたと思うので、
それほど演じている側には違和感がなかったので良かったです。

本番に入り、一つ一つ淡々と演じていきました。
最初に登場する一幕フィナーレでも笑いが起こりました。
音楽のテンポが稽古時よりもかなり遅かったので、ちょっと苦しかったかも。


二幕では「カタコトのフランス語」のシーンもたくさん笑ってもらえたし、
その後もスムーズに演じられました。
思いもよらないシーンで笑いも取れたし、客席もかなり良い雰囲気でした。

三幕はフランクのメロドラマ(台詞のない一人芝居)。
ちょっと計算違いの部分もあったけど、自分を信じて一つ一つ演じました。
「笑い」は「取る」ものではなく、自然に「発する」もの。
こちらが笑いを取ろうとすればスベります。
こちらが真剣に演じていれば笑いは自然と生まれるものです。
フロッシュ役の方とは稽古場で一度も会えず、実は本番の日に初めて演じました。
本番はこちらがアドリブをたくさん盛り込みました。


アドリブというのはものすごく勇気がいるし、緊張もするし、責任感も圧し掛かります。
とにかく自分を常に冷静に保ち、良い集中力の中でシーンを作っていきました。
最後まで集中力を切らさずに演じきれたと思います。

マイクの問題があり、客席にどのように声が届いていたのか心配ですが、
自分の役目を果たすことだけを大切にできたので、とても良い気持ちで終演しました。
二日目のフランクさんにあとは託して会場を後にし、実家へ帰宅。
…と思ったら、母と待ち合わせを失敗して変なところでバスを降りてしまい、
知らない土地で迷子になってしまいました。
何とか母に車で見つけてもらい無事に帰宅できましたが…怖かった〜。

実家では甥っこに号泣されました。
まだおじちゃんになついてくれないのね…(涙)



2010.8.20(金) 深谷に1泊

いよいよ熊谷「こうもり」場当たり稽古。
セットが組まれたステージで実際に演じてみます。
いろいろと手違いがあり、僕は場当たりができなくなったので、
やむを得ず客席で見学。
僕はオケ合わせもできなかったので、本番当日にぶっつけになりました。
おそるべし。
そして…なぜかキャスト全員にピンマイクが配布されました…(汗)

いやいや…マイクを使ったら僕らはオペラ歌手とは呼べなくなるでしょ。
信じられない事態に抗議しまくり、
なんとか歌唱部分だけはマイクを切ってもらうことになりました。
とは言え台詞部分は全てマイクがON。

そもそも僕らオペラ歌手にとって、歌と台詞の区別はなく、
歌も台詞としてしゃべっているわけだし、
歌のない台詞部分も同じテンション、同じ「言葉」として発している訳です。
稽古時から台詞部分で声を張らないキャストさんがいたので苦言していたのですが、
その辺が理解してもらえず情けなかったです。
案の定、このような形での上演スタイルになってしまったことには残念でした。
とにかく本番までには音量バランスを調整してもらうことで妥協して、
場当たりを見学。
あとは自分の心を落ち着かせるのみです。
夜は深谷のホテルで一泊。
ツインの広い部屋でした。



2010.8.19(木) 「蝶々夫人」場当たり稽古

今日は杉並公会堂で、9月1日公演の「蝶々夫人」の場当たり稽古。
その前に午前中に、ホールの方と諸々の打ち合わせをしました。
照明のこととか舞台セットのこととか…
演出家に足を一歩つっこんでいる僕もいろいろ意見などをしました。

杉並公会堂は新しい建物だし、デザイン性に富んでいてとてもキレイ。
小ホールも全体が木で出来ていてとても美しく、響きも良いです。
舞台は奥行きが深く、意外と融通が利くホールだなぁと思いました。
照明機材は最小限でいきますが、なかなか雰囲気が良い舞台になりそうです。

場当たり通し稽古は順調でしたが、
僕は終幕のシーンがどうもうまくはまらず…でも今日、共演者とディスカッションして、
全てが解決しました。
残りは通し稽古と、最終リハのみ。
共演者も本当に素晴らしいメンバーなので、本番が楽しみです。
チケットのお求めはこちら

どうやらボーっとしていたらしく、電車を間違えて乗ってしまい、
しかも間違えたことに気付いた時にはすでに新宿に到着していました。
いかんいかん…天然炸裂です。

夜は東松山コンサートの合わせ。
いよいよこちらは本番当日前の最終稽古でした。
全体(特に台詞部分と重唱)をしっかりと合わせながら流し稽古でした。
こちらはオペラを知らない方にも十分楽しんでいただけるプログラムです。
とっても面白い構成になっていますので、こちらもどうぞお楽しみに。



2010.8.16(月)-18(水) 東京女学館合唱部合宿

秩父で二泊三日の合宿に参加。
女子中学生から高校生の部員に囲まれて過ごしました。
昨年からコーチとして指導に入ったので今回が二度目の合宿。
だいぶ雰囲気にも慣れてきました。

初日は電車で合流。
中2の子たちとボックス席で一緒になりましたが、
なかなかの緊張感でした…あまり話をしてもらえなかった。
宿についてからは、個人ヴォイトレをしたり合唱練習をしたり。
難しい曲が多く、生徒たちの力では音取りもままならない様子だったので、
音取りをしながら練習を進める形で、
かなり辛抱強く頑張りました。
最初は形すら見えなかった状態から、最後には何とか形になっていました。

とにかく朝が6:00起床。6:40から朝礼…という鬼スケジュール。
朝・午後・夜と練習をして、間は食事。
二日目の朝には宿の裏に流れる川で遊び、
その日の夜には花火も予定されていましたが、あいにくの雨で中止になりました。
最高学年の高2は合宿中にもミーティングを重ね、団結力が増し、
また後輩たちもそんな姿を慕っている様子でした。
二日目の夜には毎年恒例の涙涙の反省会。
三日目の朝には後輩たちからの歌のプレゼントに皆、号泣していました。
最後は輪になって方を組んで泣きながら歌ったりしていて…
…いいなぁ、青春。
「今」という時を全力で生きている様子はうらやましくもありました。

僕はというと、とにかくこちらも全力投球。
練習が終わると毎回放心状態になるほどでした。

で、合宿を終えたら休む間もなく、夜は「リゴレット」の稽古へ。
正直、頭が回っていない状態でしたが、何とか立ち稽古ができました。
今は睡魔に負けそうになっています…おやすみなさい。


合宿の様子、詳細はブログまで↓
りひとの屋根裏部屋


2010.8.15(日) 友

今日も「こうもり」。猛暑の熊谷へ。
通し稽古でしたが、数か所ミスしてしまいました…悔しい。
役作りもまだ定まっていない感じです。
周りのキャストが若いから、バランスを取らねば。
今日はたまたま暇だったと言う父が稽古を見学に来ました。
余計に緊張しました。

夜は田端へ。
こちらも東松山コンサートの荒通し稽古。
まだ完全に通せる段階ではありませんが、かなり面白い感じに仕上がってます。
いろんな曲が歌えて楽しいです。

稽古が21:30頃に終わったのですが、
高校(熊谷高校)時代の友人たちが新宿で呑んでいるというので、
すぐに駆けつけました。
わざわざ僕を待っていてくれていたらしい…。
何年ぶりかの再会でしたが、まるで高校時代に戻ったように語り合い、
思い出話に笑いっぱなし。
とても楽しかったです。
みんな僕のことを励まそうとしてくれていたんですね。
こういう時になって改めて友人の大切さを思い出すなんて。。。
今までの僕が何かを見失っていたのかもしれません。
本当に元気をもらいました。
Aちゃん、Tちゃん、ありがとう。


明日から2泊3日で秩父に行ってきます。
東京女学館合唱部の合宿です。
日記は携帯版ブログに残していきます。
りひとの屋根裏部屋


2010.8.14(土) 「こうもり」&レッスン

今日は熊谷で「こうもり」の稽古。
3幕と2幕の荒通し稽古でした。

3幕冒頭のメロドラマはフランク役の見せ場。
完全なアドリブ芝居を任されます。
一番プレッシャーがかかるシーンです。
う〜ん、今日の出来はイマイチだった…。
2幕では動線を確認できたので良かったです。
やはり3幕があまり稽古していないせいか薄いので、明日仕上げます。

熊谷から池袋へ移動して、夜10:30までレッスンをしました。
いつものスタジオは24時間営業なので、使い勝手が良いです。
3人レッスンをして、帰宅。
最近、食事の栄養バランスがひどいから(ファーストフードばかり)、
これからは健康管理に気をつけなきゃね。
さ。
来週は今年一番のハードな一週間。
頑張らなきゃぁ。



2010.8.13(金) ありがとうございます

「楽屋で雑談」へのコメント、
たくさんのメールやブログへのコメントをいただきました。
皆さんありがとうございました。

この日記で発表することかどうか迷いましたが、
恐らく何かをすでに予感されていた方もいらっしゃったはずです。
この1カ月間、何だか皆さんにウソをつき続けているような気分で、
それが一番辛かったです。
公表したことで、自分の中でも心の整理ができました。
これからも日記は自分をさらけ出しながら、
読んでくださる皆さんに、何か良いものをお届けできるものにしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

さて、昨日は日記を書けませんでしたので…
昨日は午前中に「リゴレット」の舞台美術・照明さんと打ち合わせ。
小道具・大道具類のデザインから構造、材質などについて細かく話し合いました。

午後は東京音大で「東松山コンサート」の合わせ。
夜は川口市民合唱団の指導でした。

さてさて、今日は…
昼間に熊谷で「こうもり」の稽古。
荒通しのような流れでしたが、僕は2幕の前半で早退させていただき、
夜は府中で「リゴレット」の立ち稽古。
出席率があまり思わしくなかったのですが、確認しながらザーッと稽古しました。
ちょっと粗っぽい稽古だったかな…。
次回からはもう少し細かくやっていきたいと思います。

帰宅してからNHK教育で放送されていた、
カフカ「変身」の戯曲を観ました。
簡素で工夫と計算に満ちた舞台…素晴らしかったです。
これぐらい緻密な舞台を作れたら、というのが今の僕の夢です。
って…なんだか演出の楽しさにはまりそうだなぁ…いかんいかん。



2010.8.12(木) 残念なご報告

残念なご報告をしなければなりません。

本日、離婚が成立し、独身に戻ることになりました。
これまで僕だけでなく彼女のことも応援・支援してくださっていた方々や、
彼女のブログを楽しみにしてくださった方々がたくさんいただけに、
このような結論に至ってしまったことを、心苦しく感じます。

今後は互いに別々の人生を歩むことが、二人にとって最良の道であると、
二人で決断しましたので、どうぞご理解のほどお願いいたします。

経緯をお話しますと…
先月7月11日に彼女の方から離婚の申し出がありました。
僕にとっては突然のことで驚いてしまったのですが、
彼女の決意の固さに、僕は引きとめることができませんでした。
翌12日には彼女は実家に帰り、それからしばらく音信不通に近い状態。
ときどき返事が返ってくるメールでのやり取りのみで手続きが進められ、
ちょうど1カ月経った今日、離婚届が受理されて、離婚が成立しました。

正直なところ「あっけない…」というのが一番の感想で、
あわただしい毎日に押し流されているうちに全てが解決されてしまったかのようです。
…むしろそんな風に自分が振舞っていたのかもしれません。

今は、不慣れな独り暮らしに悪戦苦闘しながら、
どんどん押し寄せてくる稽古や仕事に翻弄されていて、
特別な感情があふれる間もなく、毎日充実しています。
明るく元気に過ごしていますので、どうぞ僕のことは心配ないです。

この日記を読んだことで、皆さんが暗い気持ちになられてしまわないか…
そのことがむしろ僕にとっては心配です。
でも、こればかりはきちんとご報告しなければならないと思いましたので、
どうぞご了承ください。

さて、このようなことに至った理由については、
僕からは何とも説明できません。
ただ、彼女の中に蓄積されていったものが限界を越えてしまった…ということのようです。
そして、それに何の対処もしてこなかった僕の態度が一番の原因だと思います。
毎日忙しく飛び回り、帰宅してからも深夜まで仕事をする日々。
彼女のことは何もケアしてやれず、休日に二人で過ごす時間すらなくなっていました。
言い訳をすると、僕は5年後10年後の彼女との生活の為に、
今しか無理できる時はないと思ってガムシャラになっていました。
しかしそれが結果的に目の前の彼女との生活をないがしろにしていたのです。
彼女には何の罪もありません。
ただただ、僕が彼女に寂しく辛い日々を送らせてしまったということに猛省し、
そして彼女が人生の別の選択肢を探そうとすることを引きとめられなかったのです。

これから互いが違った方向に目を向け、
新たな人生の岐路を各々が見出して、より幸せな生活を過ごしていければと考えています。
非常に身勝手なお願いではありますが、
どうぞ皆様には今後とも温かい目で見守っていただけたらと思います。



2010.8.11(水) 合宿日帰り(?)

今日は江東少年少女合唱団の合宿に参加。
合宿は10〜12日の2泊3日というスケジュールですが、
僕は中日の今日だけ、日帰りでの参加でした。

来週末のサマーコンサート(定期演奏会)は、
別の本番が重なって僕は指揮を振ることができず、
他の指揮者の先生に代理でお願いしています。
その関係で、そこまでの指導は代理の先生にお任せしてあります。
メインステージのミュージカルも台本を書いてくださった講師の先生方に、
大まかな動線などは決めていただいてしまったし、
僕は今回は演出部門で細かいところの修正・付け足しをする形で関わります。

合宿も主にミュージカルの練習でした。
荒立ちをつけていきながら、どんどん進めていく形で、
とにかく子供たちが流れを把握して、基本動線に慣れてくれるところまで。

長丁場の練習に疲労しながらも、頑張って練習してくれた子供たち。
あとは本番まで僕は指導に行けないから、遠くから祈るのみです。
みんな、頑張ってね!

夕食はバーベキューでしたが、外は強風のため室内で。
ひそかにTシャツ・短パン・ビーチサンダルを持参していたのですが…。
残念でした。でもしこたま肉を食べました(笑)

夕食後の練習も終えて、僕は帰宅。
子供たちと講師の先生、手伝いに来てくれているOGの子たちはもう1泊。
最後までいられなくてごめんなさい。



2010.8.10(火) 3つ

今日は午前中にハーモニーベルズの指導。
「きみ 歌えよ」の音取りをしました。
なかなか音の動きが難しい部分が多々ある…。
聴いた印象と歌った印象は微妙に違うものですね。
難しいけど、歌いがいはありそうです。

午後は四谷で「蝶々夫人」の荒通し稽古。
ちょっと集中力が足りなかったのか、いくつかポロポロ…。
一番笑えたのは「ピンカートン」を「ピンカントン」と言ってしまったこと。
あぁぁぁぁ。
動線はほぼ確定したので、あとはそれを馴染ませながら、
中身の肉付けをしていく作業です。

夜は府中で「リゴレット」の稽古。
短い時間しかなかったのですが、やれる部分をガーっとやりました。
いちおうこれで全シーンの立ちをつけたことになります。
ここからは演出補佐や演出助手の方に固めていってもらうので、
あとはキャストさんの方で作り込んでいく段階です。
稽古後に指揮者と稽古ピアニスタさん、そして僕は総監督宅にお邪魔して会食。
(帰ろうとして電車に乗る寸前に呼び出された)
オペラについて熱い想いを語り合い、気持ちを一つに団結力が上がりました。
マエストロとはお互いに「良い公演にしたいですね」なんて語り合えて嬉しかったです。
本当…良い公演にしたいです。



2010.8.9(月) お詫びと動画

まずお詫びを…。
7月中、携帯のメール設定で、
「デコメ」や「URL入りメール」が受信できない設定になっていました。
もしかしたら誕生日などにバースデーメールを送ってくださった方がいらしたら、
こちらのミスで受信できていない場合があります。
もし、メールをしたのに返事がなかった…ということがあれば、
こちらが受信できていないものだと思います。
大変失礼いたしました。

次に、先月7月24日に公演した杉並オペラ「道化師」の模様が、
杉並区のホームページに動画として公開されていました。
どちらかと言うとメイキングの様子が主になっていますが、
僕もチラっとだけ映っていますので、良かった観てみてください。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/video/video.asp
※もし更新されてしまっていたらバックナンバーから探してください。22年度No.19です。

さてさて、今日は午後に「リゴレット」の稽古でした。
ジルダ、リゴレット、マントヴァとジョヴァンナ役の方が参加されたので、
今日はデュエットDAY。
第1幕2場のジルダ&リゴレットDuetto
第1幕2場のジルダ&マントヴァDuetto
第3幕のラストシーン、ジルダ&リゴレットDuetto
段取りはもう付いたので、今日はかなり細かい内容を稽古できました。
一つ一つの心理変化を確認しながら、それをどう見せるか…。
とても内容の濃い練習になりました。
このペースで順調に進んでいけば、とても良い舞台になりそう。
楽しみです。



2010.8.8(日) 音楽劇「知覧の花」終演

今日は久々の読売コンサートシリーズ in ルネ小平。
毎年恒例の音楽劇「知覧の花」を公演しました。

午前中に会場入り…のはずが、
楽屋口がわからなくて迷子になり、なぜか屋上に出てしまいました(汗)
とにかくなんとか楽屋入りし、簡単にリハーサル。
会場の響きをチェックしながら、微妙な立ち位置の微調整などをしました。

本番開始…最初に室内楽メンバーによるモーツァルト「フルート四重奏曲」。
続いて声楽メンバーによる各自ソロステージ。
ソプラノの島田佳子さんは透明な声で、会場の雰囲気が温かくなりました。
テノールの塚田洋丈くんは僕と大学時代の同期で、親友です。
相変わらずの美声で、昔より高音も安定していました。やっぱり彼の声は好きだなぁ。
・続いて僕のステージ。
初めて歌う「初恋」と、すっかりレパートリーとして定着した「九十九里浜」を歌いました。
ソプラノの手島由紀子さんは、華やかな声で会場が華やぎました。
・第1部最後は塚田くんと僕で「やしの実」二重唱
塚田くんとは声質が合うのか、とっても良くハモって心地よい。
オペラ以外での男声2重唱というのもなんか新鮮でした。

休憩を挟んでいよいよ音楽劇「知覧の花」
太平洋戦争で若い命を散らした特攻隊の青年が、家族に綴った手紙を基にして書かれた作品。
実際にその手紙を青年役である僕が読みながら、物語が進行していきます。
何度も演奏したことのある作品ですので、かなり慣れてきましたが、
今回は以前に出演した時とはまた違う心持ちで語り、歌えたと思います。
同じ役・作品を何度も体験すると、
それを通して、自分自身の変化や成長を感じ取ることができます。
そんなことを一つ一つ噛みしめながら、作品と対峙していました。

あまりきちんと告知していなかったのに会場にお越しくださった方もいて、感激。
ありがとうございました。

終演後はすぐに池袋へ。ヤマハで楽譜を購入してから田端へ。
本番の余韻に浸る間もなく、「東松山コンサート」の練習。
今日は何となく荒通ししていきながら、立ちをざっと付けていきました。
今回はただのコンサート形式ではなく、コンサート全体がお芝居になっている構成。
様々な工夫が施されていて、なかなか楽しい舞台になりそうです。
遠いけど(僕の地元です)、ぜひぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。
8月22日…空けておいてくださいね。 公演情報



2010.8.7(土) レッスンDAY&「蝶々夫人」

今日は午前中から池袋のスタジオでレッスン。
一度スタジオを後にし、荻窪へ。
夕方は杉並公会堂のスタジオで「蝶々夫人」の立ち稽古。
子役のめぐちゃんと、2幕1場とフィナーレを練習しました。
めぐちゃんはとってもかわいらしく演じてくれています。
シャープレスとの絡みも恥ずかしがらずにしっかりと僕の目を見てくれて、
手を握っているシーンでもリラックスしたまま、こちらに任せてくれます。
う〜む…なかなかの女優ですなぁ…。

2幕1場は実はシャープレスにとっては難しいシーン。
ピンカートンから送られてきた手紙を、蝶々さんに読んで聞かせるシーンですが、
自分のもとに夫ピンカートンが帰ってくることを信じて疑わない蝶々さんに、
帰る意思がないピンカートンの手紙を読むことに途中で耐えられなくなるシャープレス。
動きがほとんどないシーンですが、シャープレスの心理変化はとても激しく、
それを静かな演技の中でしっかりと表現していくことがとても難しいです。
…本番(9/1)までには何とか解消してみせるぞ!頑張ります。

夜は再び池袋のスタジオに戻ってレッスン。
全て終わったのは10:30でした。
さすがに疲れた…明日は本番です。
おやすみなさい。



2010.8.6(金) 楽譜と台本を忘れる

今日は午後から熊谷で「こうもり」の練習。
電車で向かう中で台本と楽譜をしっかりチェックしようと、
カバンの中を探るが…あれ???
何と台本と楽譜をごっそりと家に忘れてきてしまいました。
あり得ない…。

結局、立ち稽古では他の人の台本を見させてもらいながら、
自分の台詞を確認する始末…。
ダメダメな一日でした。
フランクのキャラクターがだんだん見えてきました。

夜はそのまま熊谷でベーレンタール男声合唱団の指導。
熱血指導で、団員さんたちも必死についてきてくれたけど、
最終的に大事なのは互いの呼吸を読むこと。
アンサンブルは自分たちで作り上げていってもらうしかありません。
まだまだ意識が統一できないでいるんだけど、より良いハーモニーを目指して、
頑張りましょう。

今日も帰宅は午前様。
空を見上げるとキレイな星が出ていました。


【告知』
直前ではありますが、
8月8日(日)の読売コンサート in 小平のチケットが、
まだ余っているそうです。
ご都合の良い方はぜひいらしてください。
『レクイエム〜知覧の花』
太平洋戦争に散った特攻隊員の家族に宛てた手紙をもとにした物語。


2010.8.5(木) 東京音大へ

今日は午後から東松山コンサート(8/22)の合わせ。
東京音大へ行ってきました。
とってもキレイな新校舎のロビーで待ち合わせて、
旧館のレッスン室でピアニスタの八木先生と合わせをしました。
ソプラノの清水理恵ちゃんと二重唱も合わせて、
オペラの重唱は途中わかりやすくするために日本語の歌詞を入れたり、
音をなくして台詞にしたり、と工夫をしていきます。
まだまだ完成までは遠い道のりですが、お客様に楽しんでもらう為に、
趣向をこらしていますので…ぜひ(遠いですけど)いらしてくださいね。

熱い日差しを帽子で避けながら、池袋の街を歩き、
夜は川口へ。
川口市民合唱団では、宗教曲と「水のいのち」(高田三郎)を練習中。
発声うんぬんよりもニュアンスを重視して指導していきました。
今日は以前から僕が提案していた『帰りの会(仮)』が実践され、
とってもアットホームな雰囲気で練習を終えることができました。
合唱団というのは歌の練習だけが大切なのではなく、
団そのものの雰囲気や、団員さん同士のコミュニケーションが何よりも大切。
こういう新しい取り組みは大賛成です。
より良い環境作りをこれからも提案していきたいと思います。
(^▽^)



2010.8.4(水) 実家へ

昨日はいつものように午前中にハーモニーベルズの指導。
午後はヴィノレンティの「蝶々夫人」荒立ち通し。
前半はだいぶ覚えたんだけどなぁ…後半はまだ粗だらけ。
夜は混声合唱団樹の指導でした。
昨日はそのまま実家へ…一泊しました。

ハナと一緒に撮影

今朝は甥っこがなつかず号泣され…。
市役所に行ったりと所用を済ませ、午後は池袋へ。
レッスンを3時間してから、夜は今度の日曜日が本番の…
「知覧の花」他の合わせをしました。
まだまだ席は空いているようなので、ぜひぜひ小平までお越しくださいませ。
大学時代の同期:親友の塚田くんとも久しぶりに再会。
相変わらず良い声をしていて、癒されました。

音楽劇「知覧の花」は数年ぶり。
すっかり僕の主要なレパートリーの一つになっていますが、
久しぶりに演じ(ナレーション担当)、歌ってみるとだいぶ感覚が変わっていました。
太平洋戦争終結直前、アメリカ海軍との戦いで特攻隊として命を散らした若者の物語。
実在した人物が残した手紙を基にして書かれた台本は、
時代を越えて僕たちの心を打ちます。
死への恐怖よりも、自分の信念を貫く潔さが伝わってくると、
「命」とは何なのか?「人生」とは何なのか?真剣に考えさせられます。

その他には僕は「初恋」と「九十九里浜」を。
塚田くんとのデュエットでは「やしの実」を歌います。
ぜひともお越しくださいね。



2010.8.2(月) 毎晩終電

今日は午前中に市役所へ行ってきました。
ボーっとしていたらしく、市役所に向かう道で迷子になりました。

午後は池袋でお一人だけレッスン。
パッサージョとアクートの感覚をつかんでくれたようで、
高音が楽に出るようになり、とても嬉しそうにされていました。
スタジオで高校と大学の後輩である出井くんに会いました。
少し話ができて楽しかったです。

夜はオペラ「リゴレット」の立ち稽古。
練習内容の計画を組み立てているのですが、
当日になって欠席者が出たり、逆に来ない予定の人が来たりして、
なかなか計画通りには進みません…臨機応変にできるようにならなきゃな。
今日は人数が多いシーンの練習を重点的にできました。
二重唱とかはそれほど大きな動きはないので、終盤に熟成していけば良いですが、
大人数のシーンは全員が機能的に動かなければならないので、
繰り返しの練習が不可欠です。
その意味では今日動線だけでも確認できたのは良かったです。

ダンサーの遠藤綾野さんが見学にいらしてくださいました。
稽古の様子を見ながら、振付やその他のポイントをイメージして作ってくださいます。
練習後は演出助手の海下くんと、ダンサーの綾野さんと三人で、
打ち合わせがてら食事を食べました。
舞台にかける熱い語らいができてとても刺激を受けました。
…で、結局帰りは今日も終電。
ここのところ3日連続続いています。
ちょっと気をつけよう…ちなみに明日は実家に泊まります。



2010.8.1(日) 「蝶々夫人」再開

今日は午後に「東松山コンサート」の練習。
毎年出させてもらっている地元のコンサートですが、
今回は趣向をこらしてコンサートそのものが物語になっています。
曲と曲の間も台詞でつなぎ、各曲もただ歌うだけではなくて、
その物語の内容にそった表現をしていきます。
なかなか難易度の高いコンサートになりそうですが、
オペラやクラシックに詳しくない方でもお楽しみいただけるよう、頑張ります。

夜は杉並公会堂のスタジオでVinolenti「蝶々夫人」のマエストロ稽古。
2週間近く練習にブランクがあったので久しぶりに再開です。
ここで音楽に集中して練習できたのはとっても良かったかも。
全キャスト揃って、通して練習しました。
イメージしていたよりもずーっと歌っているような感じ。
ハイライト公演というのは、「休める部分」も省略している訳だから、
普通に全幕通して演じるよりも大変…。
体力・集中力が勝負のカギになりそうです。

練習後はVinoメンバーで飲み会(食事会)。
大いに盛り上がりました。
このノリで本番まで結束力を高めていけたら、良いものが出来そう。
頑張るぞ!