舞台裏日記

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2011.8.30(火) 11月オペラ「魔笛」始動!!

ついに11月に公演するオペラ「魔笛」の稽古がスタート。
文化庁の人材育成オペラという企画で、6月オーディションに合格して、
パパゲーノ役での出演が決まりました。
※公演会場が違いました(制作かどこかの手違い?)

特に日本のオペラ指揮者の第一人者でもある星出豊先生と、
3月の長崎「ボエーム」に続いて共演させていただけるが幸せです。

今日はそんな星出先生とのマエストロ稽古の前に、
指揮補佐の大勝秀也先生による音楽稽古&ディクション稽古でした。
ほんっとうに!楽しかった!!!!
ドイツ語の発音についても改めてたくさん学ぶことがあったし、
音楽にしっかり肉詰めをしてくださるから、
どんどん音楽的ニュアンスが変わっていくのが自分でも良くわかりました。
こういう稽古なら何時間でもやりたいです!!
もうかなりやり尽くしたと思っていたパパゲーノ役ですが、
また一皮も二皮もむけて、進化することができそうです。
皆さん、ぜひとも…いや、絶対にお見逃しなく!

そんなでアドレナリン出まくった音楽稽古を終え、
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
舞台監督さんが見学に来ていたこともあり、全幕稽古しました。
第3幕はたくさん稽古したシーンとそうでない部分のギャップが…。
いろいろ隙がある部分を発見し、それをしっかりと埋めてもらう作業。
全幕(止め)通しをせざるを得なかったとはいえ、
もう少し煮詰めていきたかった…。
9月からはそういう稽古ができるように頑張ります!



2011.8.29(月) 充実稽古

午前中は久々に晴れたので洗濯!!
午後は駒込でオペラ「スザンナの秘密」稽古。
アドバイザーとして指揮者の高橋勇太さんを招いて、
音楽面・演出面を客観的な目でみてもらいました。
いっぱいアドバイスをくれて、またこちらが見落としていたことも指摘してくれました。
おかげで今一つ埋まっていなかった部分も塗り固められたと思います。
この3時間だけの為に、譜読みを2日かけてくれた勇太さん…
ありがとうございます。
必ずや公演は成功させてみせます!!
※チケット好評発売中

夜は府中でオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
いよいよ荒立ちも終わり、細かい部分を徹底して稽古。
ミクロの隙も作らない舞台を目指しています…。
かなりネチネチと止めては返し…とやっていきながら、
一つずつ積み上げていく作業。
もっともっと時間が欲しい。
とか言っていたら、稽古終了時間を30分以上オーバーしてしまいました。
キャスト・スタッフの皆さんには本当にご迷惑をおかけしています。
でも、素晴らしい皆さんと本当に良い舞台を作っていきたいです!



2011.8.28(日) 江東少年少女合唱団サマーコンサート

昨年春から音楽監督に就任し、
前回のサマーコンサートの後から本格的に指導してきました。
この一年は技術伝授よりも、
互いの心を開けるようになるまでの長い道のりでした。

やっと、一緒に音楽ができるようになりつつあります。
子供たちが、長い期間の練習の成果が発揮できるように、
その環境を整えるのが音楽監督の僕の仕事。
とにかく精一杯頑張ってくれて、終わった後に…
「楽しかった〜!!」と言ってもらえれば僕はそれで満足。
彼らが一生懸命に楽しめた演奏なら、
それはきっと素晴らしいものに間違いないから。
子供の力を僕は信じ続けてきました。
そして、その期待に見事に応えてくれて、
本当に今日は感動的な演奏をしてくれました。

これまで僕が指揮してきた数々の演奏の中でも、
生涯ベスト3に入る名演奏でした。
本当に子供たちには「ありがとう」と言いたいです。
またあんな楽しい演奏ができるように、これからも一緒に頑張りましょう。

特にミュージカル「サウンドオブミュージック」は正直、期待以上。
キャストの子たちの努力は、本当に涙なしでは語れない。
またそれを裏で支えてくれた卒団生のみんな…。
無償でどうしてここまで出来るのか…本当に「心」が伝わる素晴らしいサポートでした。
ていうか…無茶ぶりばっかしてゴメン。

さらには合唱団をさらに根底で支えてくれている江東文化センターのスタッフさん。
割と人任せな僕の代わりに団員を厳しく、優しく指導してくれている指導陣の皆さん。
衣裳作りや当日お手伝いをしてくれたご父兄の皆さん。
そして、何よりもあんなに静かに真剣に最後まで観賞してくださったお客様たち。
皆さんに感謝、感謝です。

こんなにたくさんの温かい気持ちが詰まったコンサートも珍しい。
そんな環境にいさせてくれている子供たちにもう一度感謝をしたいです。
「ありがとう」

子供たちからもらったお花と「寄せ書きノート」…もらった時は涙がこみ上げました…涙は見せなかったけどね



2011.8.27(土) リハ

昨夜は午前様でしたが、忘れてた…
今日は江東少年少女合唱団のリハ。
午前中から照明の仕込みに立ち会うことになっていました。
結局、ほとんど寝ていない…。

午前中の仕込みを終えて、午後から練習。
照明設定を兼ねた場当たり稽古が1時間以上かかってしまい、
通し稽古が終わったのは夜6時半でした。
ええっと…10時間もホールにいたのか…。

ダメ出しは明日やることにして、とにかく疲れた〜。
きっと子供たちはもっと疲れただろう…。
明日はいよいよ本番!
みんな頑張ってくれるといいなぁ。



2011.8.26(金) 2つのオペラ

オペラ「スザンナの秘密」…順調です。
とにかく荒立ちをつけただけで、後は個々の発想と努力。
そんな感じで進めてきた稽古も、次第に形になってきました。
タイミングなどが決まれば余裕が生まれる。
余裕があると新しい発想も生まれる。
そろそろそんな時期だと思います。
面白い公演になりそう…ぜひ観に来て欲しいです。

夜はオペラ「仮面舞踏会」の立ち稽古。
ダンサーさんたちも迎えて、充実の稽古でした。
合唱団の皆さん、ダンスも上手い…。
難しい要求にも全力で応えてくれるから稽古もスムーズです。
あとは僕がもっと効率の良い稽古計画をしていけば。
頭をフル回転させるぞ…。

稽古の後は、助手をしてくれている川島さんと、
ダンサーの遠藤さんと、演出会議。
いろいろ話をしているうちに僕の中にもいろんな発想が浮かびます。
自分一人の演出ではなく、出演者・スタッフみんなで作り上げる舞台です。
いろんな要素をコラージュしていった新発想の演出。
作っている僕ですら想像ができないような舞台を創り上げたいです。



2011.8.25(木) 足は順調

病院に行ってきました。
3週連続でレントゲン撮影しましたが、変化はなし。
そろそろ骨が再生する準備を始めるそうです。
今日から湿布をはずし、テーピングだけにしました。
ときどきチリチリとした痛みがあったり、昨夜はかゆくなったり。
見た目にはわかりませんが、身体は一生懸命に自己治癒しようとしている模様。
とにかく待つしかありません。
腫れだけでもひいてくれるといいんだけど…。
それでも整形外科の先生に言わせると、
「この時期にこの腫れなら小さい腫れですよ」
だそうです。

ずっとびっこを引いていたので、ふくらはぎが硬直してしまって、
まだ上手く歩けませんが、少しずつ少しずつ…。

夜は久しぶりに川口市民合唱団の指導。
よく歌えている曲と、イマイチな曲の差が激しいので、
練習量がそのまま格差を生んでいます。
残りの時間はしっかりとした練習計画を立てていかねば。
…で、また来週から1カ月ほどお休みします。
団員の皆さまには申し訳ありませんが、
1カ月後に上達した皆さんに会えることを楽しみにしています。



2011.8.24(水) 「サウンド・オブ・ミュージック」特訓&「ラ・ボエーム」稽古

午前中は歯医者。
午後は連日の少年少女合唱団指導。
今日は「サウンド・オブ・ミュージック」のキャストの子たちだけ集めて、特訓。
子供たちの努力が徐々に実っている感じです。
本番まであと少し…残りの力を振り絞って欲しいです。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
今日はキャストがたくさん集まってくださった。
…ゆえに逆にあまりたくさんのシーンを練習できない。
これが悲しい性(さが)…。
とにかく4幕と2幕の浅い部分を外枠だけつけていく作業。
中身については細かく言及できない稽古でした。
無限の時間が欲しい…。
でもまだ焦ってはいけない。
まだその時ではない…今はガマン。



2011.8.23(火) ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」舞台稽古

今日も江東少年少女合唱団の指導。
今日は本番の舞台稽古でした。
予想はしていたけど舞台では響きだけで歌っても音は飛んでくれない。
徹底して指導はしてきたつもりだけど、
未だに身についていない部分がやはり課題となりました。

一方、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の方は、
子供たちがしっかりと声を張ってくれていて、
フォローマイクを通さなくても十分台詞の声が通っていることに感動。
よく頑張ってくれているなぁ…と感心しました。
もうしっかりとみんな台詞も動きも覚えてくれています。
やっぱり子供ってすごい…。
まだまだダメ出しをしようとすると箇条書きで30項目以上になるほどですが、
残りの時間で一つずつダメをつぶしていきたいと思います。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
未だに暗譜が間に合っていないキャストがいるのは残念ですが、
(子供たちの頑張りを目の当たりにした直後だったから余計に…)
どんどん稽古を積み重ねていればいるほどシーンが固まってきています。
今日は全ての隙を埋めていく稽古をしました。
当たり前ですが一瞬たりとも「何をすれば良いのか?」なんて隙はありません。
まずはそこまでたどり着いて欲しい。
その先に、ようやく【演出コンセプト】や【表現】の世界に入っていけます。
こちらはまだまだ時間はあるとは言え、
トリプルキャストでは稽古の進みも3倍の時間がかかりますから、
ラストスパート頑張っていきたいです。

帰宅してから「サウンド・オブ・ミュージック」の台本に、
【照明・舞台】【音響】【出ハケ】などを書き足した最終稿を作成。
4時間もかかってしまった…。
その他にも今日は電車以上中に、
「ラ・ボエーム」と江東少年少女合唱団サマコンの公演挨拶文を2つ作成。
さらにプログラム用のプロフィールを字数以内に収めて修正。
これからこういう事務的な仕事がどんどん押し寄せてくる予定。
しばらく寝不足が続きそうです。



2011.8.22(月) 「スザンナ」&「ラ・ボエーム」

今日はお昼にオペラ「スザンナの秘密」の稽古。
後半の埋まっていなかった部分も埋めていき、
全く隙のない密度で作り込んできました。
まだ個人的には暗譜が甘い部分もあり、
仕上がりまでにはもう少しかかりそうですが、
演出自体はかなり良いものになっていると思います。
ぜひぜひ本番は軽井沢まで皆さんお越しください。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
こちらはまだまだ埋まっていない第3幕と第2幕の練習。
トリプルキャストということもあり、
それぞれのキャストさんに全てを伝えるのはなかなか難しい。
単純に同じことを3回言って回らなければなりませんから大変です。
まずは荒立ちを把握してもらって「形」にして、
そこからそれを膨らまして詰め込めるだけ詰め込み、
さらにその上で全てをそぎ落として必要最小限に切り詰める…。
そのプロセスのスタートにも立っていないのが現状。
遠い道のりですが、こちらも頑張っていきます。



2011.8.21(日) 通し&DVD観賞

昨日に続き今日も江東少年少女合唱団の指導。
今日は昨日の反省を生かして、いきなり通し稽古。
とにかくテンションをキープするには緊張感が大事。
後半は映画版の「サウンド・オブ・ミュージック」をみんなで観賞。
これでイメージが膨らんで最後の仕上げが上手くいくといいな。



2011.8.20(土) 順調です。チケットまだあるそうです。

江東少年少女合唱団の指導。
合宿も終わり、仕上げの段階です。
やっとエンジンがかかってきたのか、声は良く出ていました。
発声がめちゃくちゃになっていたので修正…。

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」は3歩進んで2歩下がる…。
なかなか手ごわいなぁ。集中力が途中で切れるのが残念です。
明日も練習です。
ちょっと方向性を変えた指導をしていこう。

夜は池袋でレッスンしました。
足は相変わらずです。



2011.8.19(金) 合宿最終日&オペラ「仮面舞踏会」初日

合宿も最終日。
疲れもピークな中、朝礼・朝食・練習を経て合宿終了。
最後の練習ではかなりの上達の跡が見えました。
まだまだ足りない部分は、時間をかけて修正していかねば。
帰りの電車では熟睡をしてしまいました。

一度帰宅し、楽譜の読み込み。
夜はオペラ「仮面舞踏会」の初立ち稽古。
初めての作品、初めての団体での演出…緊張しました。
今日はざっと荒立ちをつける程度。
稽古時間が2時間しかないので、第1幕1場と2場しかできませんでした。
次回は2幕と3幕フィナーレをやります。

それにしてもヴェルディ作品の演出は難しい!
昨年の「リゴレット」もそうでしたが、
音楽があまりにも力を持ってしまっている為に、
動きをつけることが音楽の邪魔をしてしまっているような気がして、
どこまで動かせるべきか…バランスが難しいです。
今回はかなりシスティマティックな演出にしていくつもり。
何か濃厚な人間ドラマをすごく客観的に見せて…
それでいて客席を巻き込めるような、そんな舞台にしたいです。



2011.8.18(木) 合宿二日目

朝礼は6:40から…鬼の早起き。
毎年恒例、朝の川遊びは足のケガの為に参加できず…。
合宿のメインイベントのうちの一つだったのですが、残念。

午前中はじっくりネチネチ練習。
午後は(英語の曲の)発音練習と合わせをしてから、
個人ヴォイトレ。
上級生はみんな上達していて感心しました。

夕方からはフリーになったので、部屋にこもって仕事。
夜はグループ分けをして発表会を開き、その後は反省会。
反省会の後は駐車場で花火をしました。

今日も長い一日だった…眠い…。
…ですが、明日の夜からスタートするオペラ「仮面舞踏会」の稽古の為に、
演出プランを今夜中に確定しなければなりません。
絵コンテもまだ2場描き上げなければ…。

明日も朝礼が…(汗



2011.8.17(水) 東京女学館合唱部合宿@秩父

川のせせらぎが聞こえます。
秩父に来ております。
今日から2泊3日で東京女学館合唱部の合宿です。
毎年恒例…今年で3回目の合宿…だいぶ慣れてきました。
引率者も含めて、女の中に男ひとり…。
個室だし、お風呂も貸し切りだし…気楽で優雅です。

練習の方はかなりハードスケジュールになっていますが、
途中、生徒だけでパート練習をしている時間とかは空きなので、
むしろ普段よりものんびりできているのかもしれません。

最近の子は(…というといかにもオジサン臭いが…)、
エンジンを自分でかけられないというか、
ノリが良くなるまでに時間がかかるので、その辺りが難しいです。
まぁ1カ月ほど夏季休暇で部活がなかったので久しぶりに歌っているわけだから、
初日にしては良く頑張っている方かな。明日はさらにハードだから頑張ります。

ところで、先週の合宿でもそうでしたが、
おかわりし放題なので、毎回二人前は確実に食べています。
「合宿で太るぞ」計画…こちらも頑張ります。

いかにもな感じの宿です



2011.8.16(火) オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古9日目:次のステップへ

午前中に病院へ行ってきましたが、
検査(の待ち時間)にかなり時間がかかってしまいました。
おかげでレッスン時間がおしおしになってしまい、
生徒さんたちにはご迷惑をおかけしました。
すみませぬ。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
動線はほぼ確定し、キャストの皆さんも良い感じ。
次第に芝居の新鮮さがなくなってきているので、
ここからは今まで追ってきた段取りを敢えて壊していく作業になります。
それを乗り越えて、最終的に元に戻した時に、
とても深い演技になるものです…僕がいつも行っていくプロセス。
本番までまだ1カ月あります。
とても良いペースで稽古が進んでいるのを実感。
ぜひ皆さん公演を観に来てくださいね。
明日から合宿ですが、日記は更新していきます…乞うご期待。



2011.8.15(月) レッスンDAY

今日は一日レッスンでした。
長い時間クーラーの中にいると疲れます。
僕は夏が大好き。
夏は汗をかくのが気持ち良いです。
そんなわけで熱帯夜・・・。



2011.8.14(日) 読売コンサート:レクイエム「知覧の花」

久しぶりの読売コンサートです。
読売新聞主催の「美しい日本の歌の会」による演奏会。
楽器のアンサンブルあり、歌ありの盛りだくさん。
僕はまずソロステージで「砂山」と「初恋」を歌いました。
実はなかなか歌う機会の日本の歌ですが、
このコンサートシリーズのおかげでたくさんのレパートリーが増えました。
日本語の歌唱法も学ぶことができました。

後半は音楽劇:レクイエム「知覧の花」
太平洋戦争時の知覧で、特攻隊員として散った若者の物語。
僕はその若者の手紙を読み上げながら物語を進行していきます。
この役の為に髪を切り、髭を剃りました。
オペラではないし、衣裳もない公演だからそこまでしなくて良いのだけど、
戦争を描いたこの作品、そしてこの若者に対しての最低限の誠意は示したかったのです。

もう5年前から毎年のように(昨年は公演がなかった)公演してきたこの作品。
やる度にこの作品の印象が自分の中で変化しています。
結局のところ共感はしようがない…想像もつかない世界です。
感情移入をせずにただ伝える…そういうスタンスにたどり着きました。
それでも最後の、母親に向けた手紙を読むときは胸が熱くなります。
客席ではお年寄りの方が皆さん泣いていました。
まだまだ戦争の記憶は日本人の心に生き続けているんだな、と感じました。
ソロステージ・メンバー

「知覧の花」の作詞・作曲者と


公演が終わって千葉から府中へ。
オペラ「ラ・ボエーム」の合唱稽古。
参加人数は少なかったのですが、じっくり稽古ができました。
ちょっと僕のマイペース過ぎたかな…。
稽古回数を有効に使って充実させていきたいです。



2011.8.13(土) オペラ「スザンナの秘密」稽古順調!

今日はお昼から池袋でレッスンをして、
夕方から駒込でオペラ「スザンナの秘密」の立ち稽古。
足は多少びっこ引いているものの、立ち稽古は普通にできました。
走ったりしない限り大丈夫です。

やっと前半は音楽と身体と心の動きが全てハマってきた感じ。
今日はかなりビシ!!と決められて嬉しかったです。
後半はまだまだ隙だらけ…もっともっと集中して頑張るぞ!
それにしても細かい部分までこだわって作りこんできて、
かなり面白いものに仕上がってきました。
夫婦の隠し事をめぐる物語ですが、
今回は新婚夫婦の(特に夫の)グダグダ模様を強調しています。
泣いた烏がもう笑った…
この喜怒哀楽の急展開が何とも若いカップルらしくて、
観ていてほのぼのさせられるような…そんな物語にできたらと思います。
暑い9月、軽井沢まで避暑がてらいらっしゃいませんか?



2011.8.12(金) 関口せつ先生さようならコンサート

熊谷の音楽活動を支えてきてくださった方、
関口せつ先生がお亡くなりになり、
ゆかりのある音楽家が集まってコンサートが催されました。

関口先生は熊谷音楽連絡協議会の副会長を務められていらしたので、
僕は「第九」や「ガラ・コンサート」でお世話になりました。
ニコニコ明るい笑顔で会場にいらっしゃる先生の雰囲気に、
いつもなごまされていました。

僕はリヒャルト・シュトラウスの「献呈」を歌いました。
ちょっと曲の内容と追悼は関係ありませんが、
華やかな曲で先生にお別れをしたいと思いました。

会場にはたくさんのお客様がいらしてくださいました。
これも先生のお人柄によるものだと思います。
コンサートも追悼の雰囲気よりも楽しくアットホームな感じで、
客席からは笑い声が絶えませんでした。
とても素敵なコンサートでした。

夜は久しぶりにベーレンタール男声合唱団の指導。
10月の彩の国男声コーラスフェスティバル、
11月の熊谷ミュージックフェスティバルの練習をしています。
団員さんからもいろいろアイディアが出てきて、
とても良い傾向だと思います。



2011.8.11(木) 合宿三日目&涙の「ラ・ボエーム」稽古(8日目)

合宿三日目。
ラストスパートは子供たちもとても集中して練習してくれた。
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」はとても良い流れになってきた。
声も良く出ていて、特に大きなアンサンブル曲(合唱)は本当に素晴らしい音色だった。
最後は部屋割の班別に一曲ずつ発表をし、緊張しながらも良く歌っていた。
合宿が終わってホッとすると同時に、寂しさもこみ上げてくる。
しばらく子供たちにも会えないかと思うと切ない。

一度帰宅し荷をほどき、夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古へ。
第3幕を荒立ちから一気に通し、第1幕と第4幕後半も通す。
第3幕の微妙な心理変化もしっかりとキャストさんは演じてくれたし、
第4幕後半のミミとロドルフォの二重唱では歌っている本人たちも、
観ている僕らも胸が熱くなって涙をこらえていた。
フィナーレではロドルフォもミミも本当に泣いていた。
とても良い稽古だった…熱い舞台になることを確信できてうれしかった。



2011.8.10(水) 江東少年少女合唱団合宿二日目

やっぱりまだ朝は足がむくんで痛い。
ちょっとむくみが広がっているような感じです。
しばらく椅子に座ったり、立ったりしていると治るのですが、
まだまだ足は見た目からも快復までの道のりは遠そう。

合宿二日目です。
朝7:00から朝食なので早起き。
5:30ぐらいからすでに廊下ではウズウズしている子供たちが…。
ま…ゆっくり寝ていられる状況ではないですな(笑)

9:00から12:00まで練習。
昼食を済ませたら14:00から18:00まで練習。
夕食を食べて、19:30から21:00まで練習。
さすがにパワーが切れかかっていました。
互いに若干のトランス状態…むしろ良い練習ができたような気がします。

ううう…明日が最終日。
残りの力を振り絞って頑張るぞ!



2011.8.9(火) 江東少年少女合唱団合宿一日目

足の指は折れていますが、合宿に来ています。
歩くのは痛いんだけど、
同じ場所で足をつけずに仕事をしているのは良いみたいで、
不思議と痛みが引いていました。

いつもと違う場所で練習しているからか、
いつも以上にテンションが上がって声が良く出ています。
今はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の練習。
芝居が大変なのもあるけど、僕の作った台本の出来が悪く、
今ひとつ流れが良くない…これを演出でどうカバーできるか。
そして演者の子供たちをどう引き上げていけるか。
指導者としての資質が問われるところです。

当たり前ですが、
プロの歌手たちに演出をつけるのとは訳が違う…。
もっと、より良い練習方法を明日までに考えなければ…。
そんな訳で、これから子供たちと同じサイクルで生活します。
きっと身体には良いんだろうな…。



2011.8.8(月) オペラ「ラ・ボエーム」第3幕(立ち稽古7日目)

改めて整形外科で診察してもらいました。
レントゲンを撮り直してみましたが、
昨日よりも骨が近づいている感じでした。
診断も昨日ほど大げさではなく、安心しました。

昼間のレッスンは休ませてもらい、しっかり冷やしました。
けど…どんどん腫れていく…内出血が止まっていないのか?

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
これは休めない…。
今日は昨日できなかった第3幕をつけました。
非常に難しいシーンで、
登場人物全ての心理描写を「静」の芝居で表現していかなければなりません。
本音を語ろうとしないロドルフォ。
正論を語り続けるマルチェッロ。
自分の生き方を貫く宿命にあるムゼッタ。
そして揺れ動き翻弄されるミミ。
4つの魂が絡み合う第3幕4重唱は絶品です。

第1幕も全部通せましたし…これで外枠は出来上がりました。
まだ全員には伝わっていないので(トリプルキャストなので)、
これが浸透してから、そこからがスタートです。
どこまで煮詰めていけるのか…演出家としての勝負のステージに入ります。




足は現在こんな感じです…パンパンです(笑)



2011.8.7(日) 骨折り損

今日から始まりましたAMIGO合唱講座。
6月の声楽講座の好評を経て、12月まで合唱講座を開きます。
10時から入間市(仏子)の文化創造アトリエAMIGOへ。
初講座はとても楽しかったです。

午後は千川でオペラ「スザンナの秘密」稽古。
軽井沢からサンテ役のOさんがいらしてくださって、
サンテ中心の立ち稽古。
ちょっと集中力を欠いていたのか、僕はミス連発。
いかんいかん。しっかりせねば…。

明らかに疲れていました。
それがこんなことになるとは…。
夜は府中で「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
稽古場に一番乗りした僕はセッティングのため、
会議室の机を運んでいました…そしてそれを倒してしまったのです。
机は直接、僕の左足の指に倒れ、
激痛のあまり脂汗が止まりませんでした。
みるみるうちに足は青く腫れあがり、痛みを通り越してしびれていました。

すぐに急患で病院へ。
2時間近く待ちましたが、レントゲンを撮り診療室へ。
レントゲン写真を見た途端にわかりました。
左足の小指が粉砕骨折。
見事にこなごなになっていました。
手術をしても施しようがないとのこと。
くっつく骨はくっつくかもしれませんが、指先の骨は再生不能でした。
薬指(第4指)も折れている模様。
骨の状態が落ち着くまで6週間ほどです。
それからも痛みやしびれは消えないかも、と言い渡されました。
仕方がない…とりあえず日常生活に支障はないとのことで、
不幸中の幸いでした。
治療は不可能なため、とにかく再生しそうな骨がくっつくまで待つしかない。
いずれにせよ、オペラ出演などがないこの時期で良かったです。

しばらくまともに歩けない状態でいますが、皆さんどうぞお気づかいなく。
心配は無用です。



2011.8.6(土) ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」舞台打ち合わせ

なんとか舞台デザインも13枚ほど描き揃え、
江東少年少女合唱団のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の、
舞台打ち合わせにのぞみました。
まずは、子供たちの立ち稽古を済ませ、
ホール事務所へ。
照明さん→音響さん→舞台さんと順番に打ち合わせをしていきました。
ご存知の通り、僕の演出は毎回照明がカギになるので、
照明の打ち合わせだけで1時間以上かかってしまいました。
かなり緻密な要求をしていくので、
照明さんも僕の要求を理解するまでが大変そうでした。
でも良い舞台を一緒に作っていきたいと思います。
あとは子供たちが頑張ってくれるのを期待するのみです。



2011.8.5(金) オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古6日目

お昼から4人をレッスンして、
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古でした。
マルチェッロ役が不在だったので、一人何役で大変でした。
第1幕と第2幕は、ほぼ通すことができました。
第4幕も区切りながらも全部通せました。
残るは第3幕…まだ何も稽古できていないや…。
トリプルキャストだし、なかなか全員そろわないので、
シーンの説明も3倍以上に時間がかかる。
早く全部荒立ちを終わらせたいです…くぅ。


昨日の「ていおん!会議」中に、「りひとの部屋」も収録しました。
超短いですが…初ロケです。
※音量が大きいので、少し音量を下げてから再生してください。



2011.8.4(木) 第1回「ていおん!会議」生中継!!

午後はオペラ「スザンナの秘密」の立ち稽古。
なんとなく通すこともできました。
外枠はできたので、現在は中身の細かい芝居を稽古中です。

夜は川口市民合唱団の指導。
かなり良い感じに仕上がってきています。

その後、21:30から新宿で第1回「ていおん!会議」。
某カラオケ店でなんとUstream生中継してみました。
生中継を観てくださっている方からコメントをいただきながら、
話は盛り上がりました。

結構長いので、暇な時に観てくださいね。
と〜〜〜ってもユル〜い感じで面白いです。

あまりにも楽しくて時間を忘れてしまい、
終電を逃してしまいました。
仕方がないのでイケるところまで行って、
タクシーで帰ってきました。
思いがけず高くついた「ていおん!会議」でした。



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そこでアカウント新規登録すれば観られるようになるはずです。



2011.8.3(水) オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古5日目

歯医者に行きました。
麻酔をされて口が半分しびれる感覚はへんちくりん。
毎度あまり良い感じではありませんね。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
初参加の方が多かったので、イチから指示をしながらでした。
キャストが違うと雰囲気が違うシーンになるのが面白い。
昨年とはまた別の「ラ・ボエーム」になりそうです。
今回は特に『笑い』の部分に力が入っていますので(笑)
どうぞお楽しみに。



2011.8.2(火) オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古4日目

今日は午前中からハーモニーベルズの指導。
難しい曲も少しずつ練習していっています。
団員さんも増えたし、ますます充実しそうです。

お昼は阿佐ヶ谷で8月14日公演の「知覧の花」の練習。
簡単に合わせて終わりましたが、
久しぶりに歌った曲なので、以前とは歌い方が変わっているのが良くわかります。

夕方は空きだったので一度帰宅して、HPの「出演予定」などを更新。
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
どうも気合いが入り過ぎて稽古場に早すぎる到着。
今日は第4幕後半と第1幕後半を稽古しました。
まだなかなか稽古が進まない…。
難しいですね。


「ていおん!3」より待ってました!アニソン第1段



2011.8.1(月) 合唱団LICHT

今日は夕方まで完全OFF。
こうなるとどうしたらよいのかわからなくなります。
忙しく動きまわっている方が精神的には楽です。
結局、仕事の手も進まず…何をしているのやら。

夜は新浦安の合唱団LICHTを指導。
同じ地域の合唱イベントと重なってしまい、
こちらの参加者はやや少なかったのですが、
それでもたくさんの方が集まってくださり、
とても楽しい練習ができました。



さぁ、ていおん!シリーズの続き。
「負けないで」…ラストはまさかの裏切り…(笑)

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