舞台裏日記

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2012.06.30(土) 怒涛の6月終了

この一カ月は本当に大変でした。
オペラ「モスケッタ&グルッロ」で始まり、
連日でMANGAでオペラ「フィガロの結婚」。
その翌週にはオペラ「じょうが通りは大賑わい」等
その二日後にはオペラ「ラ・ボエーム」。
そして古澤「親子会」。
とにかく忙しかったです。よく乗り越えた。
偉かったよ、僕…。
さすがに自分を褒めてあげたい。

さて、今日は…
午前中はハーモニーベルズの特別練習。
さすがに本番が近付いてきて切羽詰まってきました。

午後は江東少年少女合唱団の指導。
今日は近くの施設でおじいちゃんおばあちゃんの前で歌いました。
お客様にも喜んでもらえたようですし、子供たちも笑顔で歌えました。
この経験でまた一回り成長してくれると…いいな。

夜は「第九プロジェクト」の会議。
今日の打ち合わせを踏まえて、もうすぐ合唱団募集が始まります。
参加する意思のある皆さま、どうぞご準備くださいね!
そんな訳で今夜も終電で帰宅。
眠い〜〜〜!



2012.06.29(金) 二枚目だと思われてる

午前中は二期会オペラ研修所の助演。
オペラ「フィガロの結婚」の伯爵役を演じています。
シリアスな部分を大げさにシリアスにしているのは、
その後のズッコケる部分を強調する為…。
なんだけど先生方から、僕は二枚目だと思われているようで、
そういう計算をしているのは伝わっていない模様(笑)
「古澤さんはかっこいいままでとことん演じていいですよ。」
と言われてしまいましたが…僕はボケたいのですwww
次回はちょっと違うスタンスで演じてみよう。
オペラの現場はこれが楽しい…のですが、
研修所でそんな風に遊びながら作っていっていいのかな。

午後はレッスンをお二人。
夕方には実家に寄って、甥っ子と遊びました。

夜は熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導。
何と1時間〜30分前に集まってパート練習をしていたそうです。
すごいやる気!!
練習もすごく集中していて、猛烈に暑い会場でも扇であおぐこともせずに、
汗を流しながら練習していました。
このやる気にしっかりと応えなきゃ。
僕も汗だくで指導しました。
今日も帰宅は終電。
明日も終電だろうし…こっから体力勝負だぞ。



2012.06.28(木) 前期終了

劇団青年座研究所の授業は今日で前期終了。
今日は一人一曲ずつ歌ってもらいました。
4月の時点ではすごく遠慮がちに歌っていた子たちも、
自分の個性を生かして頑張って歌っていたのが嬉しい。
もちろん、まだ実力がついたとは言えませんが、
それでも確実に一人一人が成長している姿は、
とてもたのもしく感じました。
前期は終了。しばらくお休みです。

午後はオペラ「カルメン」の稽古。
ちょっとお腹の調子が悪かったこともあり、
もう一つ気持ちが入れられなかったのは反省。
会場が響き過ぎる感じだったので、調子に乗って声を出し過ぎました。
もっとクレバーに歌わなきゃな・・・。
まだまだエスカミーリョ、完成形までは長い道のりです。



2012.06.27(水) レッスンDAY

久々のレッスンDAY。
午前中はしっかりと寝ました。
午後から起きてきて、銀行に行ったり、郵便局に行ったり。
ていおんの練習会場を取りに行ったり…事務仕事。

それから池袋に出てレッスンです。
朝から首が痛くて回らない。
少し休養が必要なようですね…。

来月のレッスン日を決めるべく、
生徒さんたちに一斉メール送信。
レッスン日は争奪戦です。
10分の間に20件以上のメールが返ってきて、
それから生徒さんたちの希望日をパズルのように組み立てていきます。
個々に相談しながら一人ずつレッスン日を決めていって、
全員決定するまでに3時間ほど要するのです。
…て、まだメールが返ってきていない生徒さんがたくさんいるので、
明日も争奪戦その2がありそうです。
まだレッスン日が決まっていない皆さん、急いでくださいね。



2012.06.26(火) ゆるりと

ゆるりとした日常です。
とは言え、時間に余裕はありませんが。

午前中はハーモニーベルズの指導。
午後はレッスン。
夜は混声合唱団樹の指導。

合間に大好きなマッシュマンズカフェで食事をしたり。
ファミレスでホゲーっと演出プランを考えたり。
電車の中で爆睡したり。
元の日常に戻った…という感じの一日でした。



2012.06.25(月) カルメソ

業界のギャグで、「ン」を「ソ」と読むのがありますが、
今回もよく飛び交う「カルメソ」って言葉。
(※本当は「カルメン」です)
なんか美味しそうな響きです…。

今日は午後からオペラ「カルメン」の稽古。
演出家:森山太さんの稽古方法は面白い。
何よりも森山さんの目がいい!
すごい強い光を持った目で直視されながら指示を受けると、
何だかそれだけで自分が芝居ができるようになるような気がします。
案の定、外枠が何となく見えてきた段階で、
いよいよ中身の濃いものを要求され始めています。
たくさん素振りをさせるよりも、
じっくり考えて一打一打を大切にしながらバッターボックスに立たせる感じ。
何だか心地良いんですよね。
って言っても僕はまだあまりそこまで問いかけられてはいません。
信用してくれて任されている…のかな?
それともまだその域まで到達していない…のかな?

夕方からは池袋でレッスン。
昨夜は「こうもり」の舞台イメージをスケッチしていたので、
寝たのは朝5時。
さすがにレッスンが終わった途端に睡魔が襲ってきました。
今日は早く寝よう。



2012.06.24(日) 妹のライブに行ってきました

今日は妹の久々のライブ出演。
下北沢leteに行ってきました。
僕も妹の歌を聞くのは久しぶりで、ちょっとドキドキしました。
前半は徳永憲さん…いつも妹がお世話になりっぱなしです。
徳さんの曲はとってもキャッチーで、
1曲に必ず心に残る節やギターのフレーズがある。
声もすごくキレイで安定感があって、耳にスッと入ってくる感じでした。
歌詞がすごく独特の視点で描かれていて面白かったです。
MCも含めて、とっても雰囲気の良いアーティストさんでした。

妹はいつもながらマイペース(笑)
何と言うか、普段通りというか…
不器用な自分を包み隠さずそのまま不器用というか。
でも歌い出すと、その澄んだ声とパワフルなハイトーンで、
一気に世界に引き込んでいきます。
曲調が以前とずいぶん変わったな、という印象でした。
ですがMCになると、ゆるゆる不思議ムードは健在でした。
これからも歌い続けていって欲しいです。

終演後は外で写真をパチリ。とっても楽しいライブでした。

仲良し兄妹

夕方から池袋でレッスン。
レッスンも最近はとっても楽しいです。
教えるべきことがはっきりしてきたことと、
生徒さんとの信頼関係が良い感じなのだと思います。



2012.06.23(土) 「カルメン」&ハーモニーベルズ特別練習

オペラ「カルメン」の合唱団練習は基本的に土曜日。
ところが僕は土曜日は江東少年少女合唱団の指導。
…ですが、さすがに一度くらい練習に参加しないといけないので、
今日は合唱団をお休みさせていただいて「カルメン」に参加。

合唱団の練習が中心なので、出番はほとんどありませんでしたが、
それでもたくさん歌えました。

夜は巣鴨へ。
ハーモニーベルズの特別練習。
団員さんたちが来月のコンサートに向けて、
自主的に練習をすることになりました。
今日は皆さんとっても集中して歌っていて、
かなり良い練習ができました。
この調子で来月は頑張ります。
ぜひぜひ皆さんお越しください。



2012.06.22(金) 「こうもり」と実家と熊谷

昨日に引き続き、今日も「こうもり」稽古。
今日は参加者が少なかったけど、その分みっちりできました。
日本語の発語法など、企業秘密ではありますが、
キャストさんに伝授…差し出がましいかと思いましたが、
公演を最高のものに仕上げるには、全てを出し切りたいと思います。

実家で甥っ子と遊びました。
ミニカーとi-pod touchがお気に入り。

夜は熊谷へ。
来年コンサートを開催することを決めたベーレンタール男声合唱団。
気合いが入っているようで、練習前にミーティングをしたそうです。
来週からは早めに集合してパート練習をするそうです。
いいですね〜。目標を持って、それに向けて努力する。
それこそが音楽の醍醐味です。



2012.06.21(木) 青年座とリーダーと「こうもり」

午前中は劇団青年座研究所の授業。
近道しようと違うルートで向かったら、見事に遅刻しました。
みんな…ごめん…。
個人レッスンを中心に授業。
積極的にやりたい研究生にだけレッスンをします。
相撲の乱取り稽古と一緒。前に出たら歌えるシステム。
すごく積極的に前へ出て行こうとする力がなければ、
プロの役者にはなれません。
自分は上手くない、という引け目を抱えることは結構だけど、
そんな自分の弱い部分をも、みんなの前でさらけ出せることが大切。
人前でいっぱい恥をかける人間は強いのです。

午後がまるまる空いてしまいました。
4時間…どうやって時間をつぶそうかと頭をひねっていましたが、
たまたま近くでリーダー(@ていおん!)が同じように暇していることが発覚。
待ち合わせをして、新宿で会うことになりました。
前回のていおん以来の再会…メールでもなかなかやり取りができないほど、
互いに多忙になってしまいました。
リーダーとは次回(7月28日)の「ていおん!!!!!!」や、
さらにその後の公演についていろいろ話し合いました。
充実した時間になりました。

夕方は東京女学館合唱部のコーチ。
行ってみたら高1と中3が学校行事などで欠席。
3人だけの高2と、中2以下の少人数での部活でした。
それでもしっかりとしたサウンドが出せるようになりました。
しばらくは安泰だな…。
コーチはわずか1時間で部活終了。

夜は9月の「こうもり」の稽古。
稽古参加2回目のキャストさんもいて、だいぶ役も人間性が滲み出てきました。
かなり細かい練習をしましたが、一度軌道に乗せてしまえばどんどん良くなる。
僕ももはや遠慮せずに、あーだこーだ言わせてもらっています。
くり返し、くり返し…少しずつ積み上げていく作業は本当に楽しい。
ハイレベルな公演になりますように。



2012.06.20(水) 古澤泉・利人「親子会」終演

終わってしまいました…。
古澤親子会…。
もっとやりたかった。

午後から舞台セッティングと照明のシューティングテスト。
こういう時に演出家としての経験が役に立ちます。
会場付きのスタッフさんと専門用語で話ができるから、
話が早く伝わります。

ゲネプロ開始。完璧な出来でした…完璧すぎたな。
本番開始。

【第1部】
「雨降りお月さん」二重唱でスタート。


ピアニストの小島好弘さんの楽しいトークで会場は大盛り上がり。
僕が「初恋」、父が「くちなし」を歌いました。
満員のお客さん。
その熱気もさることながら、リハの時とは全く違う音環境。
音が見事に吸われている感じでした。
徐々にデッド(残響ゼロ)な状況にも慣れていきました。


その後は亀山法男さんの作品集。
小学生が書いた詩による歌曲を歌いました。
どの曲も子供ならではの感性で独特な作品。
続いて岩河智子さん編曲の童謡二重唱集。
これらに僕らなりの演出をつけて、見た目にも楽しいステージにしました。
汗だくの第1部が終了。


第1部最後⇒ドヤ顔で決めポーズ

【第2部】
落語オペラ「てんさい」初演。
とにかく登場しただけで爆笑が起きる感じ。
笑い声でピアノの音が聞こえなくなるほどでした。
予想していなかったほどの盛り上がり。
僕らは『笑い待ち』という【間】を意識しながら演じていきました。
まぁ、正直いろいろあったのですが、何とか最後までやりきりました。
僕は3つの異なる役を演じていき、衣裳の早替えも含めて、
全速力な舞台でした。

お越しくださった皆さまありがとうございました。
また絶対に再演しますので、その際にはもう一度お越しくださいね。


=フォトギャラリー=

落語オペラ「てんさい」


おっちょこちょいな八五郎

 
親不孝でおっちょこちょいの八五郎を諭すご隠居 聞く耳持たない八五郎

 
お使いでやってきた八に、紅羅坊名丸は『天災』という言葉を教授する


「こりゃいい話を聞いた」と調子に乗った八五郎は近所の熊五郎に「天災」の話をするが、
説明が下手な八と、頭が悪い熊の会話が成り立たない


終演後



2012.06.19(火) 台風直撃&本番前日

午前中はハーモニーベルズの指導。
今日は7月のコンサートのプログラムを通してみました。
課題はまだまだあるけど…まずは全体像が見えました。

午後はレッスン&レッスン。
4時間のレッスンでしたが、とても楽しかったです。
皆さん、ずいぶん僕のイメージする理想的な声が掴めてきたよう…。
キレイな音よりも、キレイな言葉を発音することが大事。
そうすると自然と通る美しい息の流れが生まれる。

大型台風が接近していたので、
夜の混声合唱団「樹」は休みにした方が良いのでは…と、
提言してみたのですが、練習は通常通り。
大雨の中、なんとか会場までたどり着きましたが、
案の定、団員さんも集まっていなかったし、
外の様子はますます危険な状態になっていたので、
練習は中断にし、一刻も早く帰宅するよう指示を出しました。
…僕も電車が止まってしまったので、別ルートで帰宅。
雨でびしょぬれになって家に着くと、すぐにお風呂を入れて、
冷えた身体をじっくりと温めました。

明日はいよいよ「古澤親子会」本番!
台風は去っていったようだし…。
何とか体調も平均以上の状態。
あと一晩、乗り越える!!
明日の朝、声が出ますように。



2012.06.18(月) 「こうもり」いろいろ&親子会リハーサル

午前中に「こうもり」でダンス&振付を担当してくださる、
ダンサーの遠藤さんと打ち合わせ。
昨夜の舞台打ち合わせを踏まえて、どのシーンで、
どんなイメージで踊って欲しいかを要請しました。
衣裳のことなど、いろいろ打ち合わせました。

そのまま午後は「こうもり」の台詞&音楽稽古。
台詞を流していきながら音楽を流していく感じ。
今回は僕が全て訳詞を作りましたが、
実際にそれを人が歌っているのを聞いていると、
なんだか照れくさい…しかし本当にバカバカしくて面白い。
この調子で舞台と演出の方も頑張るぞ!

夜はついに…
明後日が本番の「古澤親子会」のリハーサル。
実際にタイムを計りながら全て通しました。
第1部は日本歌曲や、小学生が書いた詩によるかわいい歌曲。
そして親子による極上のハーモニー…デュエット曲。
結構これが内容濃厚!

第2部は落語オペラ「てんさい」。
父もしっかり仕上げてきていました。
さすが!
本番まであと一日。健康管理に気をつけて、
頑張ります!

※チケット予約販売終了しました。
 当日券でお越しください。



2012.06.17(日) 眠い

なんでこんなに眠いのだろう…。
久々に時間があって、天気も良かったので、
洗濯機を回しまくり。
一気に洗濯しました。

今日はレッスンをしただけ…。
スタジオを2件はしごしてレッスン会場を移動。
その後は美味しいご飯を食べました。

帰宅して「こうもり」の舞台監督さんの穂刈さんとSkypeで打ち合わせ。
便利な世の中になりました。
絵や写真を使っていろいろと話し合っていき、
舞台に関するイメージが膨らみました。
僕が頭の中で漠然とイメージしていたものを、
具体的に形にするとどのようなことが可能で、何が不可能か。
それを一つずつ作り上げていく作業でした。

僕のイメージを聞いて笑顔で驚いてくれる穂刈さん。
この表情が見たくて、いつも取っておきのサプライズ演出を考えます。
今回もお客さんの度肝を抜く舞台を創り上げていきます。
どうぞご期待ください!!



2012.06.16(土) 上達

江東少年少女合唱団の指導。
団員の子供たちが自分たちで考え、自分たちで行動し、
前へ足を踏み出そうとしている。
それに手を差し伸べるのではなく、ただ見守る。
彼らを信じる…それが指導者・教育者としての立場。

今日は本当にみんなが良い集中力で歌ってくれました。
何かが変わったのをとても感じました。
子供たちの成長は、涙が出るほど嬉しいものです。

その後、11時まで池袋でレッスン。
今日も頑張りました。

帰宅して、先日の熊谷ミュージックフェスティバルの録音を聴きました。
おおお…すごい!
まさに僕が理想としてきた音色がついに完成しました。
よくぞここまで…本当にみんな頑張ってきました。
感動しました。



2012.06.15(金) 間に合ったか?

昨夜の暗譜は間に合ったのか…。
今朝は西新宿で二期会オペラ研修所の助演。
今日から立ち稽古開始ということで、必死に暗譜していきました。
いくつかボロもありましたが、何とか楽譜を持たずに演じられました。
…たぶん。

午後は池袋でレッスン。
11月の発表会に向けて頑張っています。

夕方には実家へ。
甥っ子におもちゃを買ってあげました。
一緒に遊んで、いっぱい笑った…。
子供はいいなぁ。

オムツ替え中…超セクシーショット(掲載無許可)

夜は熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導。
こちらも来年のコンサートに向けて、今日からスタート。
今日は「月光とピエロ」より「秋のピエロ」を練習しました。
1回の練習で1曲仕上がってしまった…。
皆さん、対応力も身についてきた模様。
期待大です。



2012.06.14(木) 睡魔

睡魔との闘い…。

午前中は劇団青年座研究所の授業。
とにかく朝から目が開けられなくて苦労しました。
授業が始まればハイテンションなのですが、
あまりにもろれつが回らなくて、我ながらショック。
自分でも何を言っているのかわからないのだから、
研究生たちもよくわからなかったでしょう。
今日は「赤とんぼ」を授業しました。

お昼はイタリアンでパスタを食べて、
午後は東京女学館合唱部の始動。
まだまだ声は出ていないけど、
一生懸命、自分たちで音取りをしていたのは評価してあげたい。
昨年の先輩たちの頑張りがしっかりと受け継がれているのです。
とても嬉しかったです。
移動中の電車やバスの中では睡魔に勝てず爆睡。

夜はLICHT第九プロジェクトの会議。
浦安シティオーケストラの皆さんと、指揮者の木下さんもご参加してくださいました。
時間内に話し合いを収めるのは大変でしたが、
とにかく確認したかったことは確認できたし、
一歩ずつ前に進んでいく感じです。

12月23日第九コンサート開催!
皆さん、奮ってご参加ください!!!!

帰宅して明日の為に譜読みをしています。
暗譜が間に合わない!!!
つらいよ〜。眠いよ〜。



2012.06.13(水) 代理&こうもり始動&嵐野英彦先生

午前中は、
三鷹の女声コーラス「クール・パピヨン」の代理指導をしてきました。
団員さんたちは僕のことを温かく迎えてくださり、
まるで初めて来た気がしませんでした。
2時間みっちり、楽しく明るく練習をしました。

午後はいよいよ9月のオペレッタ「こうもり」稽古がスタート。
僕は演出を担当します。
初日の今日は台本の読み合わせをしました。
通常は音楽稽古の後に演出家が入って立ち稽古をするのですが、
今回は僕がお願いして、台本読みと音楽稽古を並行して行うことにしました。
その方が、役作りが出来上がった状態で音楽稽古ができるので、
音楽面の表現もかなり広がると思うのです。

案の定、台詞読み合わせをしながら、皆さん役にどんどん入っていく様子でした。
キャストさんからいろいろアイディアも出てくるし、
こちらもイメージを膨らませながら、シーンを作っていきました。
とっても楽しい公演になりそうです。

夜は「古澤親子会」の練習。
いよいよ本番を一週間後に控えました。
今日は衣裳もつけて通し稽古をしました。
そして、落語オペラ作曲者の嵐野英彦先生がご家族で、見学にいらっしゃいました。
うお〜〜!超緊張!!
今思えば、先生もきっと緊張して観てくださっていたんだろうな。
数カ所ミスしたりもしましたが、何とか最後まで歌い切りました。

その後に嵐野先生からいろいろアドバイスや、イメージを語っていただき、
こちらからも質問させていただきました。
見落としていた音楽的なネタも教えていただけましたし、
作曲者の方に直々にいろいろお話を聞かせてもらえるのはとても貴重。
よりイメージが膨らみました。
さぁ、あと一週間!
全てを費やして頑張ります!!!



2012.06.12(火) 旧友

午前中はハーモニーベルズの指導。
気持ちがもっと揃いたい…。
ただそれだけ。合唱の醍醐味はそこだ。
技術もある。努力もしている。
あとは気持ち。

午後は芸大時代の旧友たちに会いました。
仕事の話で集まったのだけど、
ずーっと笑いっぱなしでした。
お互いに全然に変わっていないんだもんなぁ。
楽しかったです。

寺尾くんと上野くんと僕

夕方はレッスン。
夜は混声合唱団樹の指導。
団員さんから歌いたい!という曲が出てきたので、
次回から頑張ります。



2012.06.11(月) てんさい仕上がってきた

久しぶりに午前中たっぷり寝た。
8時間近く寝ることができたのは、どれくらいぶりだろう。
これはこれで疲れる…。
洗濯機を回したものの、雨が降りそうなので部屋干し。
湿気ムンムンなので除湿機をガンガン稼働。

午後からオペラ「カルメン」の立ち稽古。
1ヶ月ぶりくらいの稽古…緊張もしましたが、
とってもアットホームでいい雰囲気の稽古場の様子に癒されました。
ここならのびのびと歌える…楽しかった〜。
本番まで頑張ります。

夜は父と落語オペラ「てんさい」他の練習。
いよいよ本番まで10日を切りました。
今日は実際に着物を着ての立ち稽古。
着物と言っても、練習用の浴衣でしたが、
これだけで身体のさばきが違う…。
さっきまでスペインの闘牛士エスカミーリョを演じていたのに、
いきなり着物を着た日本人を演じなければいけないわけで…。
動きのリズムも、重心も、足の運びもまるで違う。

暗譜もほぼ完了したし、仕上げの段階。
かなり面白い感じに仕上がってきました。
次回は作曲者の嵐野先生が稽古に参加してくださるそうです。
先生のイメージを超えるものを演じなければ…楽しみです。

帰宅前はいつものように、父とハンバーグを食べました。
美味である。こりゃ太る。



2012.06.10(日) すみだオペラ「ラ・ボエーム」アンダーキャスト公演

4月に公演した、すみだオペラ「ラ・ボエーム」で、
アンダーキャストを務めてくれた方たちの為の特別公演。
助演としてショナール役を演じました。

若い人たちの熱意がこもった舞台に参加できて、
すごく刺激を受けました。
幕ごとに必死に役を務める姿、
終演後に全てを出しきった晴れ晴れとした表情。
なんだか懐かしい気持ちになりました。


それにしてもショナール役。
今回も新たな発見がありました。
もう何度もご一緒させていただいている演出家の直井研二先生が、
僕を自由に泳がせてくださったおかげ。
先生の演出にはいつも新しいものを引き出していただいています。
こういう信頼をかけてもらえるのって本当に嬉しいな、と感じました。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
小さな公演なのに、たくさんの方が来てくださって嬉しいです。
これからもオペラの未来を応援してくださいね。



2012.06.09(土) ズボン裂ける

今日は激しい一日でした。
まずは新宿合唱祭。
午前中にリハーサルをして、お昼から開演。
僕は、ハーモニーベルズの指揮を振りました。
「サウンド・オブ・ミュージック」と「上を向いて歩こう」を演奏。
演奏制限時間が気になったので、サクサクと進めました。
指揮の振り方を極めんとしているのですが、
必要最小限の動きでどこまで伝えられるか…
拍を明確に打ちながら、ニュアンスだけで音楽を作れるか…。
新たな境地に立てるよう、日々試行錯誤しています。

演奏後はケツカッチンで会場を飛びました。
30分後には東陽町へ。
14-19時の5時間、江東少年少女合唱団の指導。
休みが多くて子供たちには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
その分、一切妥協せず熱血指導!
とにかく子供たちに僕の音楽に対する「熱」だけは100%伝えたいのです。
みんな、食らいついてきて欲しい…。
無難な演奏なんて、絶対に許しません。
魂から熱くなる音楽を作っていきます。

こちらも終わったらケツカッチン。
バスと電車を乗り継いで30分後には曳舟へ。
今日は場当たり通し稽古でしたが、途中から参加。
会場に到着すると、2幕のフィナーレだったので飛び込んでいきました。
一番不安だった4幕もできたし、行って良かった…。
明日はすみだオペラ「ラ・ボエーム」アンダーキャスト公演です。
助演で出演します。

…と、実は…
今日の通し稽古。4幕フィナーレで熱演し過ぎて僕のズボンのお尻が裂けました。
衣裳ではなく私服だったので、仮縫いして隠しながら帰りました。
大事なズボンだったのに…
あああああああああ・・・

ズボンを縫ってもらっている間、コッリーネの外套を借りましたが…これは…(汗)



2012.06.08(金) オペラ「かしわばやしの夜」、「しょうが通りは大にぎわい」

東京室内歌劇場 日本歌曲コンサート
「森潤子・矢内和三作品集」に出演しました。

男声カルテットを組んで、
男声四重唱の為の「川辺」
組曲『君にうたう』よりテノールとバリトンの二重唱「眠りの誘ひ」

譜読みが大変な2作品でしたが、慣れると本当に美しい作品でした。

第一部の最後はオペラ「かしわばやしの夜」:宮沢賢治(初演)
僕は主役の一人である画家役を演じました。
この作品は演奏会形式のオペラだったので、譜面台を立てる予定でしたが、
急遽、主役だけは暗譜で、立ち(芝居)もつけることになりました。
なんとか間に合って、ほぼ完璧に演じられました。


第二部は二つのオペラ。
一つ目は僕が出演しないオペラ「よだかの星」。
最後はオペラ「しょうが通りは大にぎわい」。
こちらには金魚屋として出演しました。
登場は客席からだったのですが、天秤を担いで登場すると、
「わぁ!」と声がかかりました。すごく嬉しかったです。

お客さんはまるで笑いに来ているような感じ。
本来笑いを取りにいった訳ではないシーンで笑い声が上がったり、
不思議な感覚でした。
でも楽しんでもらえたようで、良かったです。
※オペラクイズの答えは「馬」でした

さ。これで20日の父とのコンサートに専念できます。
頑張るぞ!



2012.06.07(木) 通し稽古

午前中は劇団青年座研究所の授業。
「里の秋」を授業で取り上げたのですが、
若い研究生たちはこの曲を全く知らないそうです…。
日本の音楽教育は一体…。
新鮮な気持ちで歌う研究生たちですが、
詞に感動して泣いてしまう感受性にこちらまで感動しました。
この感性をもっと伸ばしてあげたい。

午後は明日の為の通し稽古。
アンサンブル曲を2曲。
オペラ「かしわばやしの夜」
オペラ「しょうが通りは大にぎわい」
全てを通しました。
「かしわばやし…」はとても素敵な作品。
「しょうが〜」は底抜けにドタバタ。
面白い公演になりそうです。当日券はないと思いますので、ご了承ください。



2012.06.06(水) 「てんさい」稽古

落語オペラ「てんさい」の稽古。
ちょっと煮詰まってきましたが、着実に前に進んでいます。
チケットも今日はたくさん注文が入りました。
ありがとうございます。
父とも今回はケンカもせず、呼吸バッチリです。

夜は6月10日に賛助出演するオペラ「ラ・ボエーム」の稽古。
なかなか上質な出来上がりになってきました。
楽しみです。

帰宅してからSkypeを使って「ていおん!会議」。
別々の場所にいながら会議できるなんて…便利な時代になったものだ。
3時間の充実した話し合いができました。
曲目とストーリーを決め、練習日も決まりました。
公演は7月28日です。どうぞお楽しみに!!



2012.06.05(火) 親子会のチケットはまだまだあるよ

午前中はハーモニーベルズの指導。
土曜日の新宿合唱祭に向けて、細かい調整。

夜はオペラ「かしわばやしの夜」の稽古。
細かい部分を練習して、かなり良い雰囲気のエンディングになりました。
チケットも今日を持ちまして完売!
オペラクイズの回答もお待ちしております。

稽古後は日暮里サニーホールへ。
6月20日公演「古澤親子会」の会場打ち合わせ。
照明や舞台設営について、会場のスタッフさんと話し合いました。
シンプルなことしかできませんが、これで下準備は完了。
あとは本番に向けて頑張るのみ〜!

こちらはチケットまだまだございます。
平日の夜…ということで、ちょっとチケット売上状況が渋いです。
たくさんの方にぜひぜひお越しいただきたいので、
ぜひとも情報拡散をお願いいたします。



2012.06.04(月) 少しのんびり

今日は久しぶりにリラックスして起きました。
ゆっくり昼食を食べたのも久しぶり…。

午後から6月20日の親子公演を稽古。
暗譜作業に入りました。
動きはほぼ確定…あとは、ここからどう遊んでいけるか。
あと2週間!全力でいきます!!
父とは互いに悩みながらも二人でディスカッションしながら作っています。
まだまだチケットあります!!
皆さん、早くチケットを予約してくださいね〜。

夜は合唱団LICHTの指導。
今日も楽しい練習ができました。
練習後の親睦会「寄り道会」もたくさんの団員さんが来てくれました。

りひとの部屋vol.20を収録しました。



2012.06.03(日) 合唱祭2つ

今日は合唱祭を2つ掛け持ち。
午前中は浦和の埼玉会館で、埼玉県合唱祭。
混声合唱団「樹」が出演しました。
シャンソンの「ドミノ」と「憧れのソレンツァラ」を歌いました。
緊張してミスしちゃった人もいたけど、声はすごく上品になりました。
編曲者でもある喜納先生からも
「言葉を大切にしていた」と褒めていただきました。

みんな良い表情で歌っています

演奏終了したら即効で熊谷へ。
午後は籠原の熊谷文化創造館さくらめいとで、
熊谷ミュージックフェスティバル。
ベーレンタール男声合唱団が出演。
多田武彦「柳河」と僕が作詞・作曲した「ベーレンタール団歌」を。
やはり緊張していたけど、しっかりと表現できていたと思います。

リハーサル風景


本番演奏後:満足そうな顔の僕

新宿から京王線に乗り換えて仙川へ。
オペラ「しょうが通りは大にぎわい」と「かしわばやしの森」の稽古。
本番までラストスパート!
楽しい公演になりそうです!頑張ります。



2012.06.02(土) Mangaでオペラ「フィガロの結婚」終演

さぁ、怒涛の6月!
2つ目の公演は…
マンガでオペラ「フィガロの結婚」〜フィガロ編〜です。

午前中に鶴見(川崎の隣)にあるサルビアホールに会場入り。
新しいホールで、こじんまりしていながらも響きは良いし、
100席ちょっとの良い感じの会場でした。
入った途端にひとめぼれ…そんなホールです。

11時からピアニストのガッキー:稲垣史織さんとリハ。

後ろのスクリーンにマンガが写ります

ストレッチ中


いよいよ開演。
客席は空席が目立ちましたが、全力投球。
第一部はマンガでオペラです。
後ろのスクリーンにマンガが流れている前で演奏します。
  
最後の曲は後ろに歌詞の字幕が出ました

今まで経験したことがない体験でした。
お客さんは歌っている僕ではなくて、後ろのスクリーンをみている。
なんだか不思議な感じでした。
なるべくマンガを邪魔しないように、声のみで表現することに集中。
そうすると、今まで歌ったことのない表現が生まれるのを感じました。
普段、僕はどこかで真に歌にのみ集中して歌っていたのではない、
ということに気付きました。
オペラ「フィガロの結婚」より、フィガロのアリアを3曲。伯爵のアリアを1曲。
ガッキーがピアノソロで3曲弾きました。

第二部は30分ほどのリサイタル。
ゆるゆるMCを挟みながら、歌っていきました。
シューベルトの「音楽に寄せる」
湯山昭「電話」
滝廉太郎/山田耕筰「荒城の月」
オペラ「魔笛」より「鳥刺しの歌」「恋人か女房が」
オペラ「カルメン」より「闘牛士の歌」
アンコールは山田耕筰「赤とんぼ」
といったプログラムでした。
  
「電話」と「荒城の月」

 
「鳥刺しの歌」


結構歌ったなぁ…という感じでした。
これで2日連続の本番という難関を乗り越えました。
頑張った〜〜〜!!



2012.06.01(金) 「プーリアの作曲家による2つの喜歌劇」終演

ついに…ついに本番を迎えました。
オペラ「モスケッタ&グルッロ」公演。
お昼からメイクと衣裳を済ませて、場当たり稽古へ。
そのまま一気にゲネプロへ。

楽屋では、ていおんイエローの平岡くんと雑談。
笑いが絶えない楽屋でした…途中、地震があったことに気付かないほど。
  
ちなみに左の写真で平岡くんが着ているのは衣裳です。静かにしているとカッコいい平岡氏。

本番前にすごい人たちが続々と楽屋へ挨拶に来ました。
正直ビビリました。
本番は全力投球!もう少しクールに演じたかったけど、
とにかく気持ちだけで演じていきました。

とても大変なオペラだったけど、とても楽しかったです。
お越しくださった皆さまにも感謝ですが、
今回は裏方スタッフ一人一人までが協力し合って、一緒に作った舞台。
一度きりでは本当にもったいないです。
再演したいなぁ…。
  
相棒の馬と3連写…。

 
モスケッタ役の小田切一恵さんと

 
左:「モスケッタとグルッロ」 右:「エリゲッタとドン・キローネ」