2013.4.30（火）　オフのはずの稽古

今日は一日何もない予定でしたが、
自分が出演しない日も昼間に公演がなければ稽古になります。
…と、そんな業界の常識を知らず、
お知らせをもらうままに劇場へ。
帝国劇場の客席で、舞台上の稽古を眺める数時間です。
こんな時はマッサージグッズを持参して、
ひさすらコリをほぐすのでした。
これはこれでとっても有意義…。
自分の関わるシーンの稽古はありませんでしたが、
おかげでリラックスする時間になりました。

考えてみたら、こんなに時間をゆったりと使う日々は、
ここ１０年間、なかったかも。
毎日、分刻みのスケジュールで、ご飯を食べる時間やトイレに行く時間すら割いて走り続けてきました。
今年はミュージカルと、利空（←息子）のおかげで、
全く味わったことのない規則正しく、ゆるやかな時間を過ごしています。

2013.4.29（月・祝）　オフにつき…

久々のオフ…ということで、
自宅に引きこもり。
我が子の世話と、日用品のお買い物で一日終わりました。
こんな日がこれからは増えるのだろうな…。

2013.4.28（日）　オペレッタ「こうもり」終演

すみだオペラ第２回公演
オペレッタ「こうもり」で親子共演でした。

老けメイクの僕（ファルケ）と、若返りメイクの父（アイゼンシュタイン）

父との親子共演は昨年の落語オペラ以来。
この作品での共演は二度目でしょうか…。
互いに何度も演じてきている役なので、どこかに余裕もあり、
二人で楽しんで演じている感じがお客様に伝わっていたら嬉しいです。
案の定、その場でのやり取りの面白さが大いにありました。
客席は終始笑い声と拍手。
ネタも全てウケていましたし、一体感のある舞台でした。
終演後は衣裳を脱いでホワイエへ。
たくさんのお客様からお声掛けをいただきました。

共演者の皆さま、スタッフ・関係者の皆さま
大変お世話になりました。


左：オルロフスキー殿下の日向由子さん…まるで宝塚のような素敵さ
右：イーダ役の辻岡美沙子さん…僕の良きパートナー役を演じてくれました


ブリント：志村文彦さん、ロザリンデ：弓田真理子さん、アデーレ：藤野沙優さん


アルフレッド：粟飯原俊文さん、フランク：五島伝明さん、アイゼンシュタイン：父


何度目のファルケ役でしょう…とても素敵な衣裳とメイクでした

2013.4.27（土）　２ステージ目

連日の「レミゼラブル」公演。
僕自身も「こうもり」と交互になっているので、
気持ちの切り替えにちょっと苦心しています。

今日は先日の初日に続いて、２ステージ目。
慣れと、集中力、そして新鮮さを大切に演じました。

楽屋でメイクを済ませ、舞台袖の音響ブースでマイクを受け取り、
舞台裏の簡易楽屋で衣裳を着て、カツラを載せてもらいます。
あとはここが主戦場。
一つのシーンを終えたらすぐに早着替え＆メイク直し。
とにかく毎回同じペースで３時間を過ごしきるのが仕事です。

今日も公演は無事終了。
お客様の拍手に毎度勇気づけられます。
これで今月の出演は終わり。
次回は５月２日の本公演になります。

2013.4.26（金）　「こうもり」ゲネプロ

今日はオペレッタ「こうもり」の場当たり＆ゲネプロ。
曳舟文化センターへ。

まずは場当たり稽古。
本番の会場で出入りの場所や立ち位置、
それから小道具の置き場所などを確認します。

衣裳さんに付き添ってもらって、衣裳を確認。
着せてもらいます。
最近ミュージカルでは衣裳も全て自己管理だから、
ちょっと新鮮な気持ちになりました。
ゲネプロはつつがなく進みました。
思ったより歌いにくくない会場でした。
全てがスムーズに運んだゲネプロでした。
あと必要なのはご来場くださるお客様のみ。
お客様の笑い声が最後のエッセンスになります。
本番が楽しみです。

2013.4.25（木）　別組につきレッスン

午前中は劇団青年座研究所の授業。
今日は「自分」を見つける技術を伝授しました。
まぁ、理屈ではないのだけど、
方法論を知識として得るのは無駄にはならないでしょう。

午後は帝国劇場で「レミゼラブル」の稽古。
現在はプレビュー公演ですので、本番をしながら修正していきます。
今日も新たな動きが加わりました。

夜は別組公演なので劇場をあとにし、
急遽呼びかけた個人レッスン。
生徒さんが駆けつけてくれました。
結局、夜１０：３０までレッスンをして帰宅しました。

2013.4.24（水）　「レミゼラブル」プレビュー初日

これまでたくさんの方から助けてもらったり、
アドバイスをいただいたりしてきながら、
今日ミュージカル「レミゼラブル」のプレビュー初日を迎えることできました。
こんな素敵な舞台に立たせてもらい、
素晴らしい共演者の方たちとご一緒させてもらえて、
本当に今日は感無量でした。

カーテンコールの拍手は本当に嬉しかったです。
今日お越しくださった方にはぜひ、本公演までに進化した姿を観ていただきたいし、
これからいらしてくださる方も、どうぞご期待ください。
よし！今日から半年頑張るぞ！！

公式HPの役名＆スケジュールが更新されました

2013.4.23（火）　「レミゼラブル」ゲネプロ

ついに幕が開きます。
今日はB組のゲネプロ。
芝居の部分はいちおうの完成をみたものの、
早着替えの段取りで、ちょっと修正が必要。
今日うまくいかなかったところをしっかりとチェックしました。

今夜はA組のプレビュー公演初日。
別組の僕たちは客席に入ることは許されないため、
お先に失礼して会場をあとにしました。
さぁ！！
明日はついに我らB組のプレビュー初日です。
ミュージカルデビューを果たします！
どうぞご期待ください。

2013.4.21（日）　「こうもり」オケ付き立ち稽古

ミュージカルの方では毎日オーケストラ付きで稽古していますが、
オペラの稽古は基本的にはピアノで行われます。
実際にオーケストラと一緒に稽古するのは、
「オケ合わせ」「ゲネプロ」の２回のみ、というのが通常です。
ところが今回の「こうもり」では、オケ合わせとゲネプロの間に、
「オケ付き立ち稽古」というものがあります。

実際には通し稽古にかなり近い感じで、
ザーッと流していきました。
まだ小道具や衣装などはないので、
かなりの部分は想像で演じている感じです。

アイゼンシュタイン役の父とのやり取りは、かなりアドリブ色が濃く、
演出家からも、この二人のシーンに関しては
「どんどん自由にやって良し」とされています。
今日も「今日やってた細かい台詞の応酬は本番も生かしていこう」と、
太鼓判を押していただきました。

何が起こるかわからない、親子共演…いや、競演！
どうぞお楽しみに。
※残りチケット２枚です！！！

2013.4.20（土）　帝国劇場

だいぶ帝国劇場の仕様にも慣れてきました。
最初は楽屋口にたどり着くだけでも本当に迷子になっていましたからね…。
今日は別組の稽古の為、一日見学。
客席の一番奥の席で全体を眺めていました。
確かにこの舞台は何度でも足を運びたくなるような、
ワクワク感が満載です。
オペラでもここまで出来たら、
もっとエンターテイメントとして根付いていくのになぁ。
などということを考えながら、稽古には集中していました。
ミュージカルは物語の展開が早いから、
その少ない時間でいかに濃厚なシーンを形成できるかが鍵。
その為には演じる上でのしっかりとした下地が必要なのだということを、
少しずつではありますが、自覚しながら演じてきました。
舞台上では完全に影になっていて、誰の目にもとまらないかもしれませんが、
そんな息使いが舞台上のリアルさを形成していければと思います。

2013.4.17（水）　天使か怪獣か

今日も「レミゼラブル」の稽古。
別組稽古なので、客席でスタンバイ。
何か返す部分や修正する部分があれば、
それらを確認するために舞台に上がっていきます。

さてさて…
ついに赤ちゃんが病院を出て、わが家へ。
僕は帰宅が深夜なのですが、
どうやら奴は夜行性。
夜中から朝方にかけて、夜泣き連チャン。
オムツ替えて、ミルクをあげて、げっぷさせたらまたオムツ替えて…
エンドレス(笑)
でも天使のような姿に癒され、寝不足なんて何のそのです。

ミュージカル「レミゼラブル」の６月出演日が若干追加されました
気になる方は東宝「レミゼラブル」HPをご覧ください。

2013.4.16（火）　帝国劇場

一週間前から帝国劇場での場当たり稽古をしています。
美しい劇場の中に一日いられるのは、
とっても良い気分だったりもします。
舞台上にいる時もあれば、客席で別組稽古を見学していたりもします。

すごい舞台ですよ・・・ほんと。
開演前から興奮しちゃうな、僕なら。

2013.4.15（月）　少し見えてきた

稽古が夜のみになったので、昼間は病院へ。
息子に会ってきました。
初めてミルクをあげてみましたが、
なかなか難しい…。

夜は「レミゼラブル」の稽古。
ほんの少しだけだけど、役の輪郭がやっと見えてきました。
これをもっと深く深く作りこんでいければ、と思います。

2013.4.14（日）　オケ合わせ

今日は「レミゼラブル」のオケ合わせでした。
稽古内容は公開してはいけないのだけど…
これぐらいはいいよね。

やっぱりオーケストラで歌うのはいいですね。
たくさんのアンサンブルの中に溶け込んでいく感じがとても好きです。
さぁ、ここからラストスパート頑張ります！

2013.4.13（土）　出産

本日14:02に、
3524gの男の子が産まれました。
ご心配・ご声援くださった方々には心より感謝いたします。

11日の朝から弱い陣痛が始まり、
妻は病院へ。僕は稽古場へ向かいました。
稽古場に着く頃に入院することがわかり、
稽古を夕方までは務めさせていただきましたが、
どうにも気がかりだった為に早退させていただいて病院へ。
すでに分娩室で待機している状態でした。
それから陣痛は強まるものの、なかなか子宮口が開かず。
そのまま一晩、過ごしました。

12日朝になっても陣痛も子宮口も変化なし。
僕は劇団青年座の新年度最初の授業へ出かけました。
青年座スタジオについた時に「陣痛促進剤を投与する」連絡を受け、
授業を終えると再び病院へ。
結局、投与はせずに待機室へ移動していました。
そのまま午後、夕方、夜、深夜…と陣痛は続き、
声を上げながら痛みに耐える妻に寄り添うことしかできませんでした。
深夜になったら分娩室に戻り、そこで待つことにしました。
途中うとうと寝かけても、３〜５分おきに起こる陣痛に苦しむ声。
その都度、僕も目を覚まし、胃が痛くなる想いでした。
１時間ごとに検診してくれる助産婦さんを待ち、
「変化ないですね」という言葉に毎回絶望しつつ朝を迎えました。

もう心身共に限界だ…と思い、帝王切開を申し出ましたが、
お医者さんの「このまま頑張ればきっと産めるよ」という言葉に勇気をもらい、
陣痛促進剤を投与して、時を待つことにしました。
投与してからは陣痛の間隔が安定してきて、
痛みが強くはなったようですが、上手に呼吸で痛みを逃がしていました。
僕はお尻の穴を押す仕事を任され、それから数時間、任務に集中。
検診のたびに子宮口が開いてきたことを知らされ、
ついには完全に開いたという知らせ。
分娩の準備が始まり、いきむ予行練習をしながら赤ちゃんの頭を押し下げていきます。
分娩開始してからは、上手にいきめていたようで、一気に出産。
３０分ほどの出来ごとでした。

頭が出てきた瞬間。
産み出される瞬間。
全てを目の当たりにしましたが、何とも神秘的な光景に、
僕はただただ「うわぁ」と声を上げることしかできませんでした。
感動した、というより、ホッとした気持ちで胸が熱くなりましたが、
すぐに赤ちゃんを連れ出る助産婦さんに付いていき、
ビデオ＆写真撮影。
その後抱っこさせてもらいましたが、正直実感はなく。
ただただこの授かった大事なものを大切に育んでいこうという決意が心に湧きました。

今回、たくさんの方に応援してもらったと同時に、
数日間稽古を休む等、関係者の方々に多大なご迷惑もおかけしました。
おかげさまで無事ご報告ができたことを嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
これから父親として一緒に成長できるよう、頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。

2013.4.10（水）　稽古＆稽古

「レミゼラブル」の稽古。
いよいよ佳境に入ってきました。
内容をお伝えできないのがもどかしい…
舞台装置とかスゴイですよ。

夜は「こうもり」の稽古へ。
こちらも佳境です。
ざっと通している段階ですが、なかなかどうして。
これが最後になる？かもしれない父との共演も、
思いっきり楽しんでいます。
今日はちょっと楽しみ過ぎてしまったかも(笑)
絶対にお見逃しなく！

2013.4.9（火）　オフにつき

「レミゼラブル」の稽古がオフになったので、
通常通りのお仕事をしました。

午前中はハーモニーベルズの指導。
午後はレッスン。
夜は混声合唱団樹の指導。

これでしばらくは通常の仕事ができなくなりますので、
皆さんとお会いできるのは公演の会場で…ということになります。
４月後半からの「レミゼラブル」と、４月２８日の「こうもり」に、
ぜひとも足をお運びください。
お待ちしています！

2013.4.8（月）　三往復

午前中に隣町の病院まで行き、一度帰宅。
お昼に稽古の為に出かけたら、
電車に乗ったところで稽古が取りになったことを知らされUターン。
二度目の帰宅。
それからミリオーネン第九の為の会場視察を指揮者さんと行うために、
都内へ出かけて行き、
打ち合わせを済ませてから池袋へ。
楽譜を漁りにヤマハに立ち寄ると、
某歌い手さんが…。あれ、こっちにも。
店内は知り合いだらけでした。
結局、買いに行ったものと全く違う楽譜を購入し、
夜は急遽呼びかけたら来てくれた生徒さんたちをレッスン。
ありがたいことです。

2013.4.7（日）　合唱団LICHTデビュー

お腹の張りと身体のだるさは残っていましたが、
朝から出かけていきました。
悪天候になる予報でしたが、天気は快晴。
今日は浦安市合唱祭でした。
我が【合唱団LICHT】はこれがステージデビュー。
人前で演奏をするのは初めてです。

午前中にステージで１０分ほどリハーサルをし、
午後に開演。

リハを終え、楽屋で食事をしている図・・・みんなリラックスしています

浦安市の合唱祭は出演団体は少なかったのですが、
全体的にレベルは高かったと思います。
素晴らしい指導者の方が揃っている印象でした。
その中で合唱団LICHTは、団の持ち味でもある朗らかな雰囲気で演奏できたと思います。

合唱祭を終えたら、「こうもり」の稽古場へ。
比較的近い場所で練習していたので、間に合いました。
衣裳合わせもその場で済ませ、ちょっとだけ稽古に参加できました。

2013.4.6（土）　ダウン

朝目が覚めると身体中が痛くて、発熱。
こりゃあかん…とりあえず稽古をお休みする旨を連絡してから、
病院へ。

ちょっと古い病院だったのですが、
待合室もなく、寒い廊下に並べられた固いソファで待つこと２時間。
気がついたらそのまま寝ていました。
熱も下がりましたが、頭痛がひどくて…
やっと診察してもらって、おそらく風邪だろうということで、
薬をもらって帰ってきました。

それからは一日ベッドの中で過ごし、
薬も効いたのか、夜にはスッキリしていました。
お腹の張りと若干の吐き気があったから、
どうやら腹風邪だったのかな？

2013.4.4（木）　入所式

今日は劇団青年座研究所の入所式。
実習科声楽講師として出席してきました。
これから１２月の声楽発表まで、
コツコツと指導していきたいと思います。

午後はオフになったので急遽レッスン。
昨夜遅くに生徒さんたちに呼びかけたら、
数名の生徒さんがレッスンの申し出をしてくれました。
これから公演が続くのでなかなかレッスンできなくなってしまう。
本当に申し訳ないです。

ミュージカル「レミゼラブル」の出演日が決まりました。
まだ公式HPのスケジュールが更新されていないので、
そちらの更新を確認でき次第、こちらのHPでもご報告したいと思います。
しばしお待ちを…。

2013.4.3（水）　今日も稽古〜

今日も「レミゼラブル」の稽古です。
メンバーの皆さん、いい方ばかりで、
人見知りの僕にたくさん話しかけてくれます。
本当に感謝・感謝です。
勝手の違う現場に最初は馴染めずにいましたが、
少しずつ慣れてきたような気がします。
素晴らしい舞台を目指して、頑張ります！

2013.4.1（月）　合唱団LICHTまもなくデビュー

お昼に「レミゼラブル」稽古に行き、
夜は新浦安の美浜公民館で、合唱団LICHTの指導。
いよいよ今度の日曜日に浦安市合唱祭でデビューします。

もともと毎年大晦日に行っていた「第九」合唱団から生れた、
新しい、そして僕の名前が入った合唱団です。
月に一回だけ、楽しみながら練習をして、
今年で早くも３年目。
創立当初はいきなり震災があり、結団式が催せず、
それでも被災地でもある浦安に明るい歌声を響かせよう、ということで、
立ち上げました。

今では浦安市はもちろん、千葉、埼玉、東京、神奈川から団員さんが集まり、
楽しく、熱い合唱を歌っています。
みんなが生き生きと歌えるステージになればいいな。

合唱団LICHT