【あらすじ】 ○第一幕○ 最近、言うことを全く聞かなくなってきた召使いのセルピーナに、 主人のウベルトは手を焼いている。 まるで女主人のように振舞うセルピーナに腹を立てたウベルトは、 花嫁を迎えてセルピーナを追い出そうと考えるが、 今度は「あなたは私と結婚するのよ」とセルピーナ。 あまりの傍若無人ぶりに唖然とするウベルトだった。 --------------------------------------- ○第二幕○ セルピーナはもう一人の召使いであるヴェスポーネを変装させて何かを企んでいる。 そこへウベルトがやってくると、セルピーナはこう告げる。 「私、別の人と結婚することにしました。 今からその相手の方に会っていただけませんか?」 釈然としないながらも了解するウベルト。 セルピーナが去り、一人になって考えると、 まるで娘のようにかわいがってきたセルピーナの存在が、 自分の中で特別なものになっていることにウベルトは気づく。 婚約者を連れてくるセルピーナ。 実はその婚約者はヴェスポーネが変装しているのだった。 その婚約者の気性の荒さに驚き、同情したウベルトは、 結婚に反対し、自分がセルピーナと結婚すると宣言してしまう。 そのとたんにヴェスポーネは変装を解く。 すっかり騙されたことを知ったウベルトだったが、 結局セルピーナと幸せそうに愛を語り合うのだった。 (幕) 解説メニューに戻る |