オペラ「奥様になった女中」 ペルゴレージ作曲


【登場人物】
ウベルト(バス)
   ・・・屋敷の主人。2人の召使いを雇っている。
セルピーナ(ソプラノ)
   ・・・ウベルトの召使い。このところ全く主人の言うことを聞かなくなってきた。
ヴェスポーネ(黙役)
   ・・・ウベルトの召使い。オペラの中では一言も言葉を発しない。


【あらすじ】
第一幕
最近、言うことを全く聞かなくなってきた召使いのセルピーナに、
主人のウベルトは手を焼いている。
まるで女主人のように振舞うセルピーナに腹を立てたウベルトは、
花嫁を迎えてセルピーナを追い出そうと考えるが、
今度は「あなたは私と結婚するのよ」とセルピーナ。
あまりの傍若無人ぶりに唖然とするウベルトだった。

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第二幕
セルピーナはもう一人の召使いであるヴェスポーネを変装させて何かを企んでいる。
そこへウベルトがやってくると、セルピーナはこう告げる。
「私、別の人と結婚することにしました。
今からその相手の方に会っていただけませんか?」

釈然としないながらも了解するウベルト。

セルピーナが去り、一人になって考えると、
まるで娘のようにかわいがってきたセルピーナの存在が、
自分の中で特別なものになっていることにウベルトは気づく。
婚約者を連れてくるセルピーナ。
実はその婚約者はヴェスポーネが変装しているのだった。

その婚約者の気性の荒さに驚き、同情したウベルトは、
結婚に反対し、自分がセルピーナと結婚すると宣言してしまう。
そのとたんにヴェスポーネは変装を解く。
すっかり騙されたことを知ったウベルトだったが、
結局セルピーナと幸せそうに愛を語り合うのだった。
(幕)



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