舞台裏日記


※日記内の画像はクリックすると拡大します。

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2007.11.29(木) あれれ11月が終わる〜

午前中に2人レッスン。
いや〜今日は寒かった〜。

一度帰宅して1時間ほどくつろいだ後(こんな時間・・・久しぶり)、
3時から葛飾シンフォニーヒルズで12月5日のクリスマスコンサートのリハーサル。
MCも含めて通し稽古をしました。
いろいろな演出も考えています…ちなみに僕の今回のテーマは『セクシー』。
お越しいただいた女性のお客様のハートをキャッチキャッチ!(ルー語)します。
しっかしすごくデッドな練習場で、つらかった。
しかもちょっとカビくさかったので会館の人に了解を得て、
ドアを開け放して練習しました。

練習が終わったら青砥駅から日暮里駅へ。
そこから京浜東北線で川口へ。
今日は川口市民合唱団の『曲決め』について話し合いをしました。
曲も決まって、これでやっと2年後(?)の公演に向けてスタートができます。
これで一つ仕事は終わった感じ・・・ここが一番キツイ仕事でした。
本当に長かった・・・。
これで来週から合唱練習に専念できる。頑張ります。
とりあえず『富山に伝わる3つの民謡』をやることになったから、富山の歴史について勉強せねば。


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2007.11.28(水) あ〜声が出ない

とにかく朝起きるのがつらい・・・朝方に何回も目が覚めるのですが、起き上がれない。
今日はお昼から12月3日にある研修所の歌曲試験の合わせ。
小田急線で伴奏者さん宅に行くと、トイプードルのアポロくんがお出迎えしてくれました。
僕の手袋がいたく気に入ったらしく、ひきちぎらんばかりに遊んでいました(汗)。

僕が歌うと、なぜか最初はしきりに首を傾げていて、
盛り上がった部分にさしかかるとアポロくんも興奮したのか遠吠え開始。
しばらく一緒に歌った後、疲れたのか寝てしまいました。

合わせを終えて池袋へ。
スタジオでお二人レッスンをし、すぐUターンして再び新宿を経由して千駄ヶ谷へ。
研修所の授業です。
今日は助演でBABAさんがいらしてくださいました。
とってもいい声・・・改めてホレボレとしてしまいました。
僕は・・・声が出ない・・・。ちょっと強引に振り絞るようにして出したらすごくノドが重くなりました。
こりゃああかん。
ちょっと休みが必要です。。。が、明日も午前中から夜遅くまでビッシリだ。
半日でいいから休みが欲しいなぁ。(最近の日記のオチは毎回コレです)


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2007.11.27(火) 4つはきつかった…

暗譜頑張ってますよ〜。夕べは楽譜を読みながら寝てしまいました。

朝から千川でハーモニーベルズ。
昨夜遅くまで移調譜を作成していたので寝不足。
単純に目を開けているのが辛くて・・・でも指揮者がテンションを上げないとね・・・。
汗をかくほど頑張りました。

昨夜、読売コンサートのピアノ伴奏者さんからメールがあり、
ぜひとも今日「合わせ」をしたい・・・とのこと。
移動時間を除くと30分しか時間がありませんでしたが、千川から池袋、高田馬場、下井草と移動。
伴奏者さん宅で30分で3曲。ザーッと合わせをしました。

その後、バスで荻窪へ。
杉並公会堂の練習室で12月5日のクリスマスコンサートの練習。
アンサンブルの皆さん、ソプラノの小川さんとご挨拶して、2時間合わせをしました。
ソロ曲を3曲と「パ・パ・パ」。後半はクリスマスメドレー。

夜は恵比寿で「ラ・ボエーム」第2幕の立ち稽古。
合唱の皆さんも参加していたのでとっても熱気のこもった練習。
とにかく熱かった・・・。
でもとっても楽しく演じさせていただいています。

あ〜そろそろ休みが欲しい・・・。


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2007.11.26(月) 暗譜・暗譜

今日はお昼から東京ミューズアカデミー。
空いた時間に自分の練習をするがお腹が空いて声が出ず。
早退してラーメンを食べてから新浦安に移動しました。
移動中は研修所のレポートをメールで書いて家のパソコンに送信。
便利な時代です・・・。
今日からいよいよ恒例のカウントダウン「第九」の合唱練習がスタートしました。
今年は団員募集でも締め切りが早かったし、
一声聴いただけでも集まった方々のレベルが高いのがわかる。
一つにはこれまで何年も培ってきた練習がしっかりと身についてくださっているのでしょう。

浦安の方が集まっていた「第九」合唱団でしたが、
じょじょに東京・神奈川・埼玉・・・と広がってきました。
そして今年はなんと静岡や大阪から参加してくださる方もいらっしゃいました。
人の輪が広がり嬉しい限りです。
・・・人数制限で今回参加できなかった方々もぜひ応援してください。
第10回(今回は第8回)にはもっともっとステージを大きくしていただいて、
たくさんの方が参加できる「第九」にしたいと思います。

今日ははじめましての方も、お久しぶりの方も・・・たくさんの方々と音楽ができて幸せでした。
もっともっといい音楽を目指してこれから数少ない練習が充実したものになるように、
僕も頑張ります!!
最高の「第九」を作り上げましょう!!

帰りの電車は暗譜・暗譜。
一気に同時進行で2曲を暗譜。・・・我ながらどうなってるんだ僕の頭は???
とにもかくにも、なんとか2曲はいったん頭に入りました。
きっと明日の朝にはまた忘れてしまっているので、これをくり返して固めていくしかありません。
帰宅して夕食を食べたら、「雪のふる街を」の移調譜を作成。
音程を下げて楽譜を書き直す作業です・・・。
全てフリーハンドですが、伴奏者さんに渡す楽譜ですから可能な限りキレイに丁寧に。
あ〜2時になっちまった・・・。
明日は午前中からだから早く寝なきゃ。日記を書いている場合じゃないな。


  
↑おとといの「電話」の写真をルーシーが送ってきてくれました。


↑「人間の声」に出演された小宮順子さん。本当に素晴らしい名演でした。

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2007.11.25(日) 歌いすぎた・・・

12月のコンサートの曲をまだ譜読みしていないものがあることがわかり焦る。
朝起きたら、ちょうど奥さんが仕事にでかけるところで、
僕がふすまを開けると奥さんもちょうど反対側からふすまを開けようとしていたらしく、バッタリ!
彼女が驚いて「わー!」と叫んだその声に僕も驚いて「わー!」と叫び、
さらにその僕のでかい声に奥さんがもう一度「わー!」と叫びました。
朝っぱらから大爆笑・・・なんてバカな夫婦・・・。

午後から八王子で「あい混声合唱団」のヴォイトレ。
中央線の車窓より・・・八王子が近づくと紅葉がキレイになっていきました。
「あい混」には指揮者の相澤くんの愛娘はなちゃん(5ヶ月)が来ていました。
僕の顔(ヒゲ?)に興味があるのか、超〜目が合うのですが、
なぜか僕の顔を見てニヤ〜っとするのがかわいかったです。

前半は全体練習。
PP(ピアニッシモ)やf(フォルテ)のときの言葉のさばきを練習しました。
後半は女声のパート毎のヴォイトレをしました。

その後、中央線で新宿へ。
埼京線で恵比寿へ移動。・・・もちろん移動中は譜読みです。
たぶん相当不審人物・・・。

夜はオペラ「ラ・ボエーム」の音楽稽古。
今日は1幕と4幕、それから2幕の後半を練習しました。
とっても内容の濃い、充実した練習でした。
これこそオペラ!。
本当に楽しかったです。

さて・・・頑張って今日なんとか1曲暗譜しなきゃ・・・。
目標1日1曲!


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2007.11.24(土) オペラ「電話」終了&解説

無事、オペラ「電話」公演を終えました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
今回やりたいように演出を自分でやらせていただいたので、本当に楽しんで演じられました。

本番が終わったテンションで日記を書くと・・・こういうことになります。
長いので覚悟してください〜。


公演が終わるまでネタを明かすことができなかったのですごく我慢していましたが、
今日は古澤版「電話」について解説したいと思います。

今回、ベンをロックシンガーに設定しました。
これは決して奇をてらった読み替えではなく、
このアレンジは最初に楽譜を見た瞬間に、最初から構想されました。

↑ロックシンガー:ベン

無調など前衛音楽全盛の60年代を経て、
この「電話」(1947年)が作曲された70年代は脱前衛の時代でした。
新ロマン主義や新しい単純性など「わかりやすさ」が取り戻された時代です。

「電話」のスコアを見るとまず目につくのは、
思いっきり近代的な音の部分と、非常にメロディックな部分がはっきりとわかれているところ。

ルーシーの最初の電話のアリアは一度聴いたらすぐ歌えてしまいそうなポップなメロディ。
さらにはその後半にはイタリアオペラを踏襲したような高音のカデンツァも見られます。
またベンの小アリア「Try again and again...」の部分などはもはやブルース調ですらあります。

イタリア出身のアメリカ人作曲家メノッティならではの構成がいたるところに散りばめられています。

何よりもこの音楽的特徴を明確に芝居にも活かしたいと思いました。

さて、ベンの性格ですが、まず旅に出るって何だよ・・・って話ですよ。
プロポーズするなら旅に行くなよ・・・って話ですから、これは出張と考えるのが普通です。
それでもやっぱりプロポーズするのに旅行前のバタバタした時間を選ばなくても・・・。
結構ベンって自己中?天然?
さらにルーシーが電話で友人とケンカをして泣いているときに、この期に及んで自分の話を進めようとしている。
・・・ちょっと空気が読めていない男ですよね。

よく、ベンは気の弱い人間・・・という風に作る人が多いですが、
そのせいでルーシーがすごくわがままで嫌な女に見えてしまいます。
ベンにとってもルーシーはもっともっと魅力的でなければなりません。

だからベンもすごく自分勝手な人間・・・。
こうするとすごくルーシーとのバランスが取れて良いカップルに見えると思えたのです。

さらにベンがマイペースな性格であることは楽譜にも書かれています。
練習番号27番Allegrettoの小アリア。
「Listen, Lucy...」泣いているルーシーの気持ちをなだめようとしているベン。
この部分はずーっと同じ音で淡々と歌われていきます。
ところが突然自分の要求をする部分「There is something I must tell you」
になると一気に気分が高まって音が最高音まで跳躍します。
だいたいこの曲がAllegrettoで書かれていること自体が時間に焦って、
自分の言いたいことを最優先にしていることがわかります。


ベンは時間がない人。そして結構自分勝手な天然系。
そしてバカバカしいほどのブルース調のアリア。
これらを集めて役作りした結果「ロックシンガー」という設定が一番しっくりきました。

さらにルーシーがベンの話を聞くことができず、電話の前から離れられないのにはどれも正当な理由がある。
ベンがプロポーズをするなんて思ってもいないのだから、
決してベンのことよりも電話を優先しているマイペースな女性ではありません。
ただちょっとだけ天然。
(時間がないって言っているのに「じゃあ時報で正確な時間を調べてあげる」ってちょっとピントがずれてる)

さてさて。「電話」という作品を現在公演する場合、ある問題が出てきます。
そう。携帯電話の存在です。

この作品の本質は・・・
「電話」という当時としては最も便利な「文明」が恋人たちの仲をこじれさせている・・・という時代風刺な訳で。
ところが現代の僕たちにとって「電話」は時代を象徴するほどの存在ではありません。
さらに言うとそういう意味で風刺される対象として携帯電話(さらにはメール)が僕らの頭にあるのです。
実際に「電話」を「携帯電話」に置き換えた演出も見ましたが、メールもあるし、
コードを切るという部分も矛盾が出てきます。
わざわざ読み替えをして苦しい演出をするのなら、そこは変えない方がいい。
「電話」は飽くまで「電話(黒電話)」にしました。

ではこの作品のもう一つのキーワードを風刺すればいい。
それは「時間がない」です。
ここを強調する。さらにベンとルーシーの性格をディフォルメする。
この2つは作品の本質をゆがめることない上に、現代人にも十分理解できる『風刺』になる。
・・・そんなわけで『ちょっとマイペース』な『時間がない』売れっ子ロックシンガー:ベンが誕生しました。

おそらく今日の演出は「時代錯誤」も「矛盾」も感じさせることなく、
作品の本質をしっかりと強調することができたと思います。

とっても楽しかった。そしていい『電話』ができました。
お越しいただいた皆さんにも楽しんでいただけていたと信じています。
本当にありがとうございました。
同時上演の小宮さんの「人間の声」、折河さんの「宮廷楽士長」もとっても素晴らしかったです。

ところで終演後、すぐに△期会研修所の授業に出席し、
ヴェルディの「トロヴァトーレ」二重唱を歌いました。
あ〜疲れた。

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2007.11.23(金) 本番前日

一日オフ・・・と言いたいところですが、それも落ち着きません。
池袋に出てお昼からレッスン。
ミューズの補講もしました。

夜はリラックスして過ごしました。

スタバでチョコレートミントモカを飲みました。
とっても甘いんだけどミントがとってもサッパリしておいしい。


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2007.11.22(木) オペラ「電話」舞台稽古

今日は渋谷のエレクトーンシティでオペラ「電話」の舞台稽古。
思いっきり寝坊してギリギリに到着しましたが、舞台の仕込みがまだ終わっていなかったからセーフ。
(笑)

なんやかやで目が覚めていないのか・・・ある意味いいテンションで舞台稽古。
一度通しましたが、本当に隙間がないから気を抜けないままあっと言う間に終わってしまった。
演じていて中身が濃く感じるのは、
一つの段階は達成しているけども余裕もないからシーンが流れていない証拠。
返し稽古もしましたが、まだまだ釈然としていない部分はある。
あと2日。
細部まで手を抜かずに頑張って作り上げなきゃ!
いつも思うのですが、オペラも「もの作り」。
お客さんにもダイレクトには伝わらなくても、精巧に作りこんでいけば必ずいいものが伝わるはず。

「電話」の舞台稽古の後は、小宮順子さんによるプーランクの「人間の声」の舞台稽古ということで、
見学させていただきました。

すごかった!!!
小宮さんは、僕が知る限りで日本で最高のソプラノさんの一人ですが、
声も芝居も発語までもがテクニックでコントロールされていて、
一人芝居による45分間が緊迫感と集中力が途切れることなく紡がれていく感じでした。
息をつくことも忘れて完全に舞台に引き込まれて見入ってしまいました。
絶対に必見です!!

夜は川口市民合唱団の指導。
「ふるさとの四季」を通してから、最初と最後の『故郷』の部分だけ練習。
この曲はそれぞれの「故郷」が折り重なるように歌われている・・・。
リアルに自分の親の顔を思い出し、今現在の自分自身という【個】と向き合い、
それらを全て包み込んでくれる『故郷』に出会ったときに生まれた感動が長大なメドレーを彩ります。
まだまだこの曲は深い!・・・。
『人生』を表した作品なのです。


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2007.11.21(水) 頭の中が二重飛び

昨日はあまりの疲労に耐えられず、日記を書くつもりが寝てしまいました。
そんなわけで昨日から・・・。

【20日】
午前中に千川でハーモニーベルズ女声コーラスの指導。
木下牧子さんの小曲と、Rheinbergerの作品を練習しました。

その後、恵比寿へ行き、12月の「ラ・ボエーム」の稽古。
立ち稽古と音楽稽古を平行して行っていく練習法も面白いけど、
指揮者の松下さん!すごい!!
そして演出の三浦さんも最高です!
いや〜このプロジェクトに参加して本当に良かった・・・。
幸福感に浸っていたら、あっと言う間に時間がきてしまい僕は早退。

分倍河原へ京王線で移動して、「電話」のオケ(エレクトーン)合わせ。
ずいぶん間とかも自分なりに埋まってきたけど、
まだしっくりきていない部分はやはり上手く歌えない・・・。
残りの時間で仕上げていかねば。
どうぞお楽しみに〜。

「楽屋で雑談」でもお母様が書き込みをしてくださいましたが、
4月の「魔笛」でパパゲーノの子供役として共演した3つ子ちゃんとばったり会いました。
3人とも僕のことを覚えていてくれていたようで、
ちゃんと挨拶してくれたり、抱きついてきてくれたりしました。
超かわいい〜。
とっても嬉しい再会でした・・・ちょっと背が伸びていたりしてビックリした・・・。


【21日】
午前中ぐっすり寝ることができました。
12月の大量のコンサートのことを考えたら少し胃が痛くなりますが、
コツコツと練習していくしかありません・・・焦らず頑張ります。

昨日に引き続き「ラ・ボエーム」の立ち稽古。
今日は1幕の冒頭からミミ登場前まで、男衆のシーンを練習。
基本的にはオーソドックスな演出ですが、
それぞれの個性的な人物設定がシーンを立体的にしています。
今回はどのキャストさんも演技力・歌唱力そして対応能力が本当に高い!
次々に新しいものが、とてもエネルギッシュに火花を散らすように生まれていく様子に、
とっても感動しました。

今回のショナールは今まで数多くのキャラクター設定をしてきたどれにも当てはまらず、
真新しいショナールです。
僕自身、今まで演じたことのないタイプの人物・・・。
でも僕の中に確実にある人物像・・・。
演出の三浦さんも、今回はキャスティングからイメージ通りの歌い手さんを集めたようです。
僕はどんな人???

夜は研修所
僕は何も当たっていなかったのでずーっと見学。
・・・というよりも授業そっちのけで大量の暗譜を片っ端から片付けていました。
かなりイライラしながら暗譜をしていたからちょっと異様だったかも・・・。
でも今日は3林先生のフランス語講座は面白かったです。
とっても勉強になることを具体的にわかりやすく教えてくださるので、とても身になります。

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2007.11.18(日) 「電話」稽古&レッスン

午前中から「電話」の立ち稽古。
身体はなんとか疲労も残っていない感じですが、さすがに集中力が薄れていました。
とにかく今日は流れを丁寧に作ることだけを考えて演じました。

練習の後、みんなで吉野家へ行きました。
なんと吉野家なのに蕎麦屋・・・。
普通の吉野家の牛丼とソバのセットなど、メニューが豊富でした。
お店の雰囲気もカウンターではなく、本当に普通の蕎麦屋さん。

↑府中市の鎌倉街道沿いにあるちょっと変わった吉野家

それから分倍河原→新宿→池袋に出てスタジオで一人レッスン。
さらに東武東上線で和光市へ・・・父と待ち合わせをしていました。
実はオペラ「電話」の小道具として使うギターケース(!!)を妹から借りてきてもらいました。
なぜベンがギターケースを使うかって??
それは・・・ヒ、ミ、ツ(笑)

父とお茶をする暇もなく池袋へUターン。
東京ミューズアカデミーで先週月曜日に早退した分の補講。
3時間レッスンをしました・・・さすがに疲れた・・・。
数日前から疲労が胃にきてる・・・。ちょっと気をつけなきゃ。


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2007.11.16(金)&17(土) オペラ「フィガロの結婚」&「泣いた赤鬼」終演

まさかのオペラ2連荘。
【16日】
亀有リリオホールにおいてオペラ「フィガロの結婚」ハイライトを公演しました。
お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
共演者・スタッフの皆様、お疲れ様でした。
またぜひご一緒しましょう!

今回、フィガロ役を初体験。
伯爵役は一度演じたことがありますし、大学時代の授業でも伯爵役を勉強しました。
たぶん僕の声には伯爵役の方が合っているんだと思います。
フィガロ役は音がバスの音域なので、軽めの声の僕には音が低かったのですが、
むしろこの役をやることで自分の音域も広がったような気がします。
・・・でもやっぱり伯爵の方が合っているかな・・・。

音域が低いこともあり、声をしっかり鳴らして歌を聞かせるよりも、
芝居の中で言葉が自然に台詞として聞こえるように歌うことに集中しました。
もしかしたらモーツァルトの意図もそう辺りにあるのかもしれませんね。

伯爵役ももう一度やってみたいけど、フィガロ役ももう一度やってみたいです。
同じ作品の中の同じバリトンの役なのに、
音に求められているものが全く違うところが面白いと思いました。

↑左から花娘:今村さん、ケルビーノ:藤田さん、マルチェリーナ:小林さん、バルトロ:鈴木くん、
バジリオ:高森くん、伯爵夫人:水野さん、伯爵:金くん、スザンナ:平川さん、フィガロ:僕


【17日】
宇都宮短期大学の学園祭でオペラ「泣いた赤鬼」を公演しました。
僕はこれが数度目の青鬼役です。
早朝(といっても8:30ですが)に出演者が待ち合わせをして、ワゴン車で移動。
僕は完全に爆睡する中、東北自動車道を駆け抜けて宇都宮短期大学へ。
紅葉に彩られた山の中に校舎がありました。ほんと・・・キレイ。

楽屋として使わせていただいた会議室に入ると、
キレイな女学生さんたちがお茶を出してくれたり、ずーっと控えていてくれました。
本当なら学園祭を満喫したいだろうに・・・本当にありがとう。

まずは場当たり稽古。
とてもよく響くホールだけど、客席の奥行きが深いので声をなるべく遠くへ飛ばすように・・・。

いよいよメイクをして、衣裳を着て、本番。
今回は今までよりも顔をしっかり青(緑)に塗りこみました。
顔色が悪い人みたい・・・。

毎回、赤鬼役の人が代わるのですが、今回の川久保さんは本当にコミカルな赤鬼を好演されていました。
僕との台詞の部分もばんばんアドリブで来たので、必死に返していきましたが、
会場は子供も多くて、よーく笑ってくれました。
・・・僕も一箇所「飛び道具」ネタを披露しました・・・ウケて良かった。
最後のアリア部分はやや固くなってしまいましたが、少し落ち着いて演じられました。
まだまだ終わってから「あーすれば良かった」とかたくさん浮かんできたので、
次回をまた自分でも楽しみにしたいと思います。

二日連続のオペラ公演・・・。
さすがに疲れて、疲労が胃にきました。知らず知らずにストレスを感じていたんだなぁ。
さ。来週は「電話」。来月にはクリスマスコンサートが目白押し。
年末まで突っ走ります!

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2007.11.15(木) 「フィガロ〜」ゲネプロ&試写会

オペラ「フィガロの結婚」ゲネプロ
亀有に初上陸。亀有駅には「こち亀」の両さんの銅像がありました(笑)
駅の真ん前にあるイトーヨーカドーの8階から楽屋入り。
亀有リリオホールってイトーヨーカドーの9階にあるんですね。

楽屋に入ったらまずは舞台を確認。
楽屋から舞台まで長い階段を上り、ステージに上がると・・・
ふーむ・・・なるほどなかなか手ごわい。
それほど大きなホールではないのだけど、残響は皆無。
生音として客席に音が届くので、低声部にはしんどい。
かといってムリして鳴らして歌うのはイヤなので、とにかくマイペースに、
自分のフォームを崩さないように気をつけます。

ゲネプロはとにかく淡々と。
ただ、言葉と音を的確に客席に届けるために立ち位置や、声の向きにかなり気を遣いました。
なんとか最後まで冷静に歌えました。
演奏時間超過の関係でアリアが一つカットになってしまったのが残念ですが、
明日は頑張ります。
スザンナとラブラブに。スタイリッシュなフィガロを演じられますように。


ゲネプロの後、気になる部分をオーケストラと返し稽古して、会場を後に。
夜は渋谷のCCレモンホールへ、「歓喜の歌」という映画の試写会に行ってきました。
実は僕がソリスト兼合唱指導を務めているディズニーリゾートIKSPIARIカウントダウン「第九」で
この映画のプロモーションも行う関係で、僕も試写会にご招待していただきました。
CCレモンホールは以前は「渋谷公会堂」と呼ばれていた場所で、
昔ながらの間口の広い文化会館っぽい建物。
映画を観る、というよりはコンサートでも聴きに来たような感覚でした。

舞台挨拶には主演の小林薫さんをはじめ、安田成美さん、由紀さおりさん、
浅田美代子さん、藤田弓子さん、そして原作者の立川志の輔師匠、監督の松岡錠司さんが登場。
女優さんって本当に細いですね〜。足が針金みたいでした。

映画については、完全に娯楽映画ですので、最初から最後まで笑いっぱなしでした。
コーラスを題材にしていますが、音楽の部分はウソが多く、その辺は少し残念。
音楽界の人や「第九」ファンの人が見たら怒ってしまうかも・・・みたいな部分は多々ありました。
ただ、そこは落語を原作にしているこの映画なので、
本当に「娯楽映画」として面白ければ良い・・・ということでしょうかね。
何よりも小林薫さんの徹底した三枚目路線が映画全体を引っ張っていました。
小林さんを観に行く映画・・・と言っても過言ではないほど、終始観衆を引きつけていました。
あとは、浅田美代子さんが自然でとてもよかったです。
公式サイトはこちら→映画『歓喜の歌』公式サイト

映画もオペラも作り手が何を一番大切にしているかを明確にしないと、
客席には中途半端に何も届かないことが多いです。
明日は「フィガロの結婚」本番。最初で最後のフィガロ役かもしれないので頑張ります!

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2007.11.14(水) 回復

(※え〜長々と書いた日記が先ほど全て消えてしまったので、手短に・・・)
おかげさまですっかり体力が戻りました。
まだ背中が痛かったり、横隔膜がやや筋肉痛ですが、風邪は治しました!

お昼から渋谷で「電話」のエレクトーン稽古。
夜はオペラ研修所。
しっかし研修所のスタジオは響かない・・・ソバ鳴りさせんと響かないんだから、
(ソバ鳴りの声の方がよく響いている、かのように聴こえる)
あんなところで試験をするな!・・・と言いたい。

明日はいよいよ「フィガロの結婚」のゲネプロ。
夜はちょっとした仕事で、映画の試写会に行ってきます。


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2007.11.13(火) クッタクタ・・・

身体が痛くてよく眠れず・・・。
満身創痍な感じで起床して、午前中は千川でハーモニーベルズの指導。
同じ建物の中で何やら映画の撮影をしていました。
芸能人とかいたのかなぁ??

とにかく肩が痛い・・・肩甲骨がゴリゴリする。
池袋に出て昼食を食べるけど、なかなかノドを通らず、
あまりにも時間をかけて食べていたせいか、店員さんに少し心配される。

昨日、東京ミューズアカデミーでのレッスンを早退したので、
その分の補講を今日一時間やりました。

YAMAHAで楽譜を探し、パレストリーナの「ミサ・ブレヴィス」を購入しました。
やっぱりこの曲・・・すげぇや・・・。
楽譜をながめているだけでゾクゾクします。

スタバでカプチーノを飲んでから、
スタジオに早めに行ってロビーで時間つぶしをさせてもらうことに。
というか、ぐったりしていました。とにかく身体が痛い・・・。
18:30から二人レッスン。最後の方で寒気がしたので「やばい!」と思いましたが、
帰宅してからじっくりお風呂に入ったら元気になりました。
やっぱり疲れているときはお風呂に限りますなぁ。
相変わらず肩はゴリゴリして痛いし、声が少しかれていますが、
明日はお昼まで寝ていられるから・・・とにかくあと二週間は風邪をひかずに頑張ります。

・・・うん。久々に弱音を吐いちまった・・・。
けど、これでまた頑張れる・・・。皆さん応援してください。


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2007.11.12(月) 「フィガロの結婚」オケ合わせ二日目

今日も午後から東京ミューズアカデミーの講師。
風邪っぽかったから休もうかとも思ったけど、働かなきゃね・・・。
少しだけ早退して「フィガロの結婚」のオケ合わせへ。

昨日音楽だけの練習だったので、
今日は立ち(演技)を入れながらのオケ合わせ・・・というか事実上の通し稽古でした。
思った以上に指揮者が後ろにいる中で歌うというのはすごく不安。
自分が歌っているとオケの音ってあまり聞こえなくなる部分があるんですね。
特に弦楽器がピアニッシモで弾いているとリズムが全くわからなくなる・・・。
・・・なんて、それはもう想定内。
芝居の動線を上手く工夫しながら指揮者と一瞬でコンタクトをとる。
この緊張感が何だか気持ち良かったです。


だいたいの流れは身体と心がうまくつながっているので、
自分なりのフィガロは完成してきました。
あとは体調管理・・・。
フィナーレはまだ埋まっていない部分があるのですが、それはゲネプロで。
お越しくださる皆さま、どうぞお楽しみに。


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2007.11.11(日) 「フィガロの結婚」オケ合わせ初日

お昼から川口市民合唱団の日曜日4時間練習。
1時から5時まで皆さんよく歌います。
僕もよく歌った・・・。我ながら大したスタミナだなぁ。
日本の童謡・唱歌メドレー「ふるさとの四季」を最後まで音取りしました。
前半「春」の部分と「夏」の部分は音を確認しながらも入念に音を作りこんでいき、
後半「秋」からはサラッと音取り。
『音取り練習』と銘打っておきながらも、
実はじっくりと発声のことやハーモニーのこと、曲の内容・表現についてもチェック。
4時間もありますから練習のペース配分や組み立てが難しい。
常に時計と団員さんの顔色をにらめっこしながら、頭の中でいろいろ考えながら指導しているので、
もしかしたら険しい顔をしていたりしないかしら・・・。
最後はちょっとだけ物足りなさを感じながら練習を切り上げるのも僕なりのこだわり。
「あ〜次回が待ち遠しい・・・」って思って帰っていただけていれば嬉しいです。

川口から赤羽へ京浜東北線。
赤羽から埼京線で新宿へ移動。
改札内の立ち食いソバ屋で腹ごしらえをして京王線に乗り換え。
調布でさらに相模原線に乗り換えて永山駅へ。
夜はオペラ「フィガロの結婚」のオケ合わせでした。
順番に1曲ずつオーケストラにテンポを伝えるように歌いました。
普段の練習会場よりも広い場所だったのですが、
思ったよりも自分の声がちゃんと響いているような気がして安心しました。

今回の公演はオーケストラの前で演じ歌う形式なので、
指揮者も後ろでこちらからは見えません。
そのためにも今日はしっかりとテンポや間を自分に覚えこませることと、
オケの方たちに自分の歌いたいテンポ・表現を伝えることを第一に考えました。
若いオケなのでテンポも音もはつらつとしていてエネルギッシュ。
歌っていても気持ちが良かったです。

明日は今度は実際に演技をしながらの立ち稽古。
まずは今日の疲れをしっかりと取って明日に臨みます。


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2007.11.10(土) モーツァルトな感じ

午前中のレッスンが生徒さんの風邪でキャンセルになったので、
午後から3人だけレッスンしました。

夜はオペラ研修所。
「ラ・ボエーム」の3幕を歌ったのですが、ちょっときつかった・・・。
なんとなく今はモーツァルトを歌っているので、身体の感覚がモーツァルトになっているみたい。
プッチーニはすごく歌いにくく感じました。
授業で自分が歌うとき以外の時間はこっそりと「フィガロ〜」の譜読みをしようとしていたのですが、
他の人が授業で歌っている曲がどれも僕がやったことのある曲。
ついつい耳から聞こえてくるメロディと言葉に反応してしまってダメでした。

あ〜ちょっと風邪っぽい。
今日はじっくり寝ます。


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2007.11.9(金) 「フィガロ〜」アリア稽古

午前中に二人レッスンをして、近くの定食屋さんへ。
カツ丼を食べました。

昼からは世田谷で昨日に引き続き「フィガロ〜」の練習。
今日はこれまであまりやっていなかったアリアを中心に稽古しました。
字幕もなく、他の役との関わりも持たずに歌っている内容をお客さんに伝えるのは至難の業。
単語一つ一つの意味は伝わらなくても、そのときのキャラクターの感情だけは伝えていきたいです。

稽古が終わったらケツカッチンで失礼して、
熊谷までひとっ飛び・・・と言っても地道に電車を乗り継いで・・・。
ベーレンタール男声合唱団の指導ですが、現在「モツレク」を練習中。
団員さんも一生懸命練習してきているので、ずいぶんしっかりと歌えるようになりました。
・・・今日も終電で帰宅。
雨に降られてしまいました・・・風邪をひかないようにしなきゃ。


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2007.11.8(木) 「フィガロ〜」なんとなく通し稽古

今日は「フィガロの結婚」の通し稽古。
演奏会形式とはいえ、最小限の動きでシーンは表さなければいけないから、
今日は立ちをつけながらの(アリア以外の)通し稽古。
1時から5時まで長い時間の稽古でしたが、集中した稽古でした。
みんないいキャラクターで、役にぴったり。
あとはオケ合わせとゲネプロのみなので、残りの時間を大切に頑張りたいと思います。

夜は川口市民合唱団の指導。
「ふるさとの四季」:源田俊一郎編曲の、夏の部分のみ練習。
とりあえず今日は音取りの確認を中心に指導しました。
実に自然に書かれているようで、すごく綿密な計算の元に編曲されているので、
もっともっとしっかりと練習して、濃密な日本の四季を描いていきたいと思います。


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2007.11.7(水) 「電話」エレクトーン合わせ&「泣いた赤鬼」

午前中はぐっすり眠り・・・起きたらまずは「フィガロ〜」の暗譜。
昼食(朝食?)を食べて出かけます。
渋谷エレクトーンシティで「電話」のエレクトーン合わせ。
オーケストラの音になってみると音のイメージが増しました。
稽古が終わった後にロビーで動きの約束事を再度確認しました。

夜は和光市で「泣いた赤鬼」の通し稽古。
川久保:赤鬼さんが新しいアイディアをどんどん出してきてくださるので、
どこか『慣れ』で演じてしまっている僕もどんどん引き出してもらっている感じ。
あぁ〜こういうの本当に楽しいです。
とっても楽しい赤鬼・青鬼コンビになりました。


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2007.11.6(火) 「電話」立ち稽古そして「ラ・ボエーム」稽古スタート

今日も午前中は千川でハーモニーベルズの指導。
とってもキレイにハーモニーを作れる合唱団で、指揮をしていても気持ちいいです。
千川→池袋→新宿→中河原(京王線)・・・と移動。
移動中は「フィガロ〜」の暗譜・暗譜・暗譜・・・・・・・・・熟睡・・・。

府中市でオペラ「電話」の立ち稽古。

前回、大まかな流れを話し合って作ったので、今日はいよいよ初めての立ち稽古。
大まかにはできたのですが、まだまだ一つ一つの芝居を音とリンクさせながら詰める作業。
以前、『音楽の友』誌でパパゲーノを演じたことを評価していただいたのですが・・・、
本当にその通りで、「目で芝居ができる・・・」ということが僕のこだわり(のつもり)。
最小限の動きで、最大限の表現力を持つ芝居ができたらいいなぁ。

学生時代にとある先生方から、
「舞台は大きいんだから、全体的に大きく動かなきゃ伝わらない」
なんて言われ続けましたが、それは何よりもお客さんをバカにしている・・・。
舞台を観に来るお客さんはもっと鋭く、目の動き一つでも十分感情の動きを読み取ってくれます。
お客さんを信じて演じること・・・。
このことを僕らは忘れがちですかもしれませんね。
それでも最大の効果を発揮できる、小さな小さな一つ一つの動き。
一切の無駄を排除した演技ができるようになったら・・・そりゃあ人間国宝級だな。
でもそれが僕の理想。
 
↑稽古場の前にあった銅像とパシャリ!

稽古を終え、再び移動。
中河原→新宿→恵比寿

夜は12月のオペラ「ラ・ボエーム」の稽古へ初参加。
今日は2幕の舞台プランの概要説明のみでした。
ノドの調子が良くなかったから助かった・・・。
でも、とっても不思議な舞台配置で面白そう!
三浦さんの演出、最高です。

帰りの電車は再び「フィガロ〜」の暗譜。
う〜ん、あと少し・・・あと少し・・・。


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2007.11.5(月) 狭い部屋はきつい

月曜日なので東京ミューズアカデミーの授業。
なんか僕のクラス授業・・・日に日に生徒が減っているような・・・。
授業・・・うまくいっていないのかなぁ。順調なつもりなのに。

いつもは9時までレッスンが入っているんだけど、
今日は最後の二人のレッスンを休みにさせてもらって「フィガロ〜」のマエストロ稽古へ。

初めて今日は全キャストが揃い、各幕のフィナーレを練習したのですが、
とっても狭い部屋で歌ったので何が何だか・・・。
とにかく暗譜を頑張らねば・・・。


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2007.11.4(日) もうツリーが・・・

今日はお昼から生徒をレッスン。
2時間レッスンしていくと集中力を持続するのが大変ですね。
オペラの3時間の稽古はいつもあっと言う間なんだけどな・・・。

夕方、所沢に行くと早くもクリスマスツリーがディスプレイされていました。
もう今年一年もカウントダウンが始まっているんだなぁと感じました。


夜は何もなかったので妻を連れて買物。
オペラ『電話』に使えそうな小道具を購入しました。
晩御飯は四川ラーメン。
僕は醤油味のチャーシューメンを食べました。
ゆずと焦がしネギが入ったシンプルでさっぱり香ばしいラーメンで、とてもおいしかったのですが、
妻が食べた豆乳入り坦々麺にすれば良かったな・・・。


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2007.11.3(土) 西川口公民館文化祭

今日はいつも川口市民合唱団の練習で使用させていただいている、
西川口公民館の文化祭でした。

↑おでんや甘酒も売っていました
川口市民合唱団も全員参加ではありませんでしたが、コンサートを公演。
9月の演奏会で歌った曲を演奏しました。
毎年観客が少ない・・・と聞いていたのですが、今日は満席!
僕は背中を向けているのでわからなかったのですが、
一緒に口ずさんでくださった方や、体でリズムをとって聴いてくださる方もいたそうです。

コンサートや合唱祭の場合、音楽が好きで足を運んでくださる人の前で歌うわけですが、
こういうステージというのは不特定の方・・・たまたま通りがかった方が聴いてくださるわけで、
音楽の裾野を広げるという意義では、このような活動こそがとても重要。
お客さんに純粋に楽しんでもらう。そのためには団員さんたちが歌う喜びを心から感じること。
そして、自分たちの演奏をお客さんが楽しんでくださっていることを肌で感じること。
このサイクルこそが音楽の真の喜びだと思います。
・・・川口市民合唱団の皆さん。とても良い表情で歌っていらっしゃいました。

その後、少しだけお茶をしてすぐに池袋へ。
今日は新しい生徒さんがレッスンを受けに来てくれました。
最近レッスンをしていて、若い人たちの豊かな才能にうらやましさを感じるようになりました。
あぁ・・こんなことを思うようになったら歳だな・・・。
気がつけば『中堅』と呼ばれる世代になっていた自分。
気持ちはペーペーの若手のつもりなんですがね・・・。


↑話は戻りますが、西川口公民館の正面にある理髪店。このハイセンスなネーミング・・・素敵です。


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2007.11.2(金) 「フィガロの結婚」も順調です・・・たぶん

今日はお昼から梅が丘で「フィガロの結婚」の稽古。
キャストもほぼ全員揃い、かなり濃厚な練習ができました。
演奏会形式なので舞台セットも衣裳もないのですが(・・・裸って意味ではありません:笑)、
その分、最小限の動きで全てを伝えなければならない。
この方が歌い手としては難しいですね・・・。

今日は出入りや立ち位置などの打ち合わせもしながらの練習。
会話やキャラクターの関係性から、誰が誰の隣にいなければならないか・・・
などを一つ一つ話し合って決めていきました。
3時間練習したところで練習は終了。
他のキャストさんはその後も打ち合わせをするためにレストランに行きましたが、
僕は夜も仕事・・・。

夜は熊谷へ。ベーレンタール男声合唱団の指導。
12月の太田市での「モツ・レク」の練習をしているのですが、
今日は団員さんの方から不安な部分を申し出てもらって練習しました。
『できない部分』が明確になっているということは、かなり音が入ってきた証拠。
短期間での練習でしたが、皆さん必死に頑張っています。

一度実家に帰宅して、父に少しだけ声を聴いてもらい(レッスンをしてもらって)、
それから終電で帰ってきました。


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2007.11.1(木) ド肝を抜く「電話」をお見せします!

ああ・・・いよいよ11月になってしまった・・・。
怒涛のオペラ公演ラッシュです!・・・あ、暗譜せねば・・・。

今日はお昼から池袋で一人レッスン。
その後、府中でオペラ「電話」の立ち稽古初日。
まだ音楽稽古をしながらですので、演出プランについて話し合い。
今回は大まかな舞台設定以外の演出は出演者に任せていただいたので、
思い切ってお互いがやりたかった『電話』をやりたいと思います。

出張に出る前にプロポーズをしようと恋人ルーシーの部屋にやってくるベン。
そのたびに電話がなってなかなか切り出せず、
しかもルーシーが長電話なものだから出発の時間が迫り焦るまくる・・・という物語。

情けないベンとマイペースなルーシー・・・という役作りが多いのですが、
それってナンセンス。表面的すぎます。
↓こっから下はちょっとマニアックな話になるので、ご了承ください。



僕が過去に見た『電話』では、二人の関係がよく見えてこなかったんです。
プロポーズをするようなカップルなのに、ラブラブな関係性が見えてこないんです。
それは、基本的にベンとルーシーの役作りが表面的すぎるからだと思います。
ルーシーは電話に夢中。ベンは手持ち無沙汰・・・。

そんなわけはないんです。

二人は結婚を考えるほどの関係。・・・そんなカップルの気持ちの通じ合いがポイントです。

ルーシーはマイペースなところはありますが、それ以上にベンのことが好きなはず。
電話をしながらもベンとも目で会話するし、電話も早く切りたい・・・。
だけど電話の相手がなかなか切ってくれない。
(ルーシーは電話の相手マーガレットからパーティの誘いを受けますが仮病をして断ります。
 ・・・それほど仲が良い相手ではないんです)
だから結果的に長電話になってしまう。
その後、かかってくる電話も間違い電話だったり、緊急の電話だったり・・・。
ルーシーにとってもベンの話の腰を折ってしまうのはやむを得ないことだったのです。

一方、時報で時間を調べてあげるのは本当にベンへの親切心。
電話の便利さで二人が幸せになることをルーシーは望んでいるのです。
ただ、そういうところはちょっと天然。
アクの強い女・・・というよりは、どこかにくめなくて献身的なかわいい人であるべきです。

ベンはとても優しくて、純粋なところはありますが、ちょっと不器用。
時間のないこんな日にプロポーズをしよう!と決意するあたり、かなり不器用です。
真面目で計画性のあるA型の人間じゃあないと思うんですよね。
ベンはプロポーズをしようとしているから緊張していて、なかなか話を切り出せないでいるだけ。
普段はそんな人じゃないからこそ、その異常な状況が芝居としては面白いわけで・・・。


そんなわけで・・・
今回、古澤版ベンは・・・サラリーマンではありません!
ドギモを抜く役作りに挑戦しております。
僕自身、今までやったことのない人物像を演じるだけに気合いが入ります。
新しいベン。新しい僕をどうぞ見に来てください。

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