舞台裏日記


※日記内の画像はクリックすると拡大します。

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2008.6.30(月) まだ戻らず

疲れなのか?気持ちの問題なのか?
まだ身体が重い感じ。ノドも同様です。
今日は東京ミューズアカデミーで授業をしてから、
夜は「泣いた赤鬼」の稽古。
声の伸びがない・・・こうなると以前の歌い方に戻ってしまう。
過去の自分との闘いが身体の中で起きている感じです。
ちょっと休もう・・・。
そんな6月最後の日でした。
帰宅すると妻がダウンしていました・・・。

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2008.6.28(土) やべっ・・・疲れてる

今日は夜の稽古だけなので、じっくり休ませてもらいました。
朝起きてから、このHPの更新をコツコツとやって、
ソファで10分ほどお昼寝。
ゴロゴロしていたらあっと言う間に時間が過ぎてしまい、
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の音楽稽古へ出かけました。
どうやら身体が疲れているらしい・・・。
なんか心ここにあらず、という感じ。声も伸びがありませんでした。

身体の疲れもそうだけど、
ずーっと高めてきたテンションが一気に下がったせいもあって、
なんだか気だるい・・・。
一日中ボーっとしていました。



2008.6.27(金) アルマヴィーヴァ・クリニック

 
「アルマヴィーヴァ・クリニック」
アルマヴィーヴァ院長による甘〜い診療は終了いたしました。

PICCOLA BOTTEGA DEL TEATROのマスタークラス研修公演に、
助演する形で出演させていただきました。
5月1日の本公演にアルマヴィーヴァ伯爵役で出演したので、
最初は気軽にお受けしたのですが・・・
フタを開けたら全く違う演出でびっくり!

今回の公演は、
ピーノ松谷先生のお話で進行していくハイライト方式。
ですが、オリジナル版と現代版の2つの演出を交互に上演したり、
現代版演出の解説や、シーン毎の見どころも話されたりするので、
とても面白い構成でした。
オリジナル版も同時上演(2幕Duettoの様子)
特に最後のシーンは舞台を右半分と左半分に分け、
オリジナル版と現代版を鏡のようにシンメトリーで同時に上演。
同じシーン・形なのに、演出によってキャラクターの動きも違いました。

僕の役どころは、まず・・・
オリジナル版の冒頭シーン→フィガロ役。
その後に全く同じシーンを現代版で違うキャストさんが演じるので、
その対比をお客さんに楽しんでもらえるよう、
全体的に大きめの動きで演じて欲しいとのこと。
いわゆる『型』で演じる形でした。
オリジナル版フィガロ時

あとは全て、現代版のアルマヴィーヴァ院長役。
セクハラ院長ですが、決して下品にならないよう、
陰湿さよりも明るさを追求しました。
オリジナル版がどちらかと言うとリアリティな質感で演じてらしたので、
こちらは明るさ、楽しさでギャップをつけました。
この病院・・・大丈夫なんかなぁ・・・と思いながらも、
思わず行ってみたくなるような楽しい雰囲気。
子供みたいに毎日はしゃいでいる院長を演じてみました。
・・・だって本当のお医者さんは本当はちゃんとお仕事してるんですもの・・・ね。

お客さんの反応が心配でしたが、たくさん笑い声が聞こえました。
終演後も送り出しのときにも僕のお客様だけではなく、
知らない方から「楽しかった」と声をかけていただき嬉しかったです。
怪しい医師団

それにしても、5月から3つの「フィガロの結婚」に出演させていただきました。
同じ作品を、これだけ違う形でやらせていただけただけでも貴重な経験。
作品の奥深さを痛感すると共に、『オペラ』そのものの可能性を体感しました。
全てお越しくださったお客様もして感激です。

これからも自分の腕をもっともっと磨くと同時に、
お客様に楽しんでもらえるオペラを目指して頑張ります。


フォトギャラリーをUPしました。
こちら


2008.6.26(木) 8時間の場当たり稽古

いよいよ「フィガロの結婚」場当たり稽古。
JR川崎駅と直結しているショッピングモール:ラゾーナ川崎へ。
昨日はここに最近人気のユニット「羞恥心」が来たそうですね。


5階のプラザソルへ。
1時に楽屋入りして、2時から稽古スタート。
キレイな舞台と照明の中、しっかりと8時間稽古しました。
客席が舞台より高い位置にあるので目線をどこに置くかが難しいのですが、
会場自体はさほど広くないので臨場感たっぷり。
音響面では心配はありませんが、ちょっとした芝居の緩みまで見えてしまう。
なかなか緊張感が走る公演になりそうです。
ちなみにこの会場でオペラ公演をするのは今回が初めてだそうです。
いよいよ明日は本番。ぜひぜひお越しくださいね。



2008.6.25(水) NHKホールへ

aikoのライブへ行ってきました。
毎度のことながら本当に良いライブでした。
誰のために歌うのか?
何のために歌うのか?
その芯がぶれていないから、人は感動します。
「ありがとう」という言葉が客席からも飛び交うライブ。
こんなアーティストに僕もなりたいです。


aikoのオフィシャルHP


2008.6.24(火) 最後の追い込み

午前中はハーモニーベルズ。
今日から新曲を練習です。
これまで2部合唱でしたが、この曲から3部合唱に挑戦。
やはり音の厚みが倍増しますね。
声質もかなり揃ってきて本当にキレイ。

夜は昨日に引き続き「フィガロ〜」。
いよいよ最後の通常練習になりました(明日の稽古は休むから)。
昨日増えたシーンをしっかりと固めていって、
その他のシーンも固まった部分をしっかり確認しつつ、
新たなアイディアはどんどん取り入れていく感じで稽古を進めました。

というか、本当にアイディアが止まらない。
セクハラ院長というキャラクターを完全に自分のモノにしたのか、
全てが自然に生まれ出てくる。
スザンナが近くにいれば、自然と手が触りに行くし、
机の上においてある小道具(病院グッズ)が、
僕の目には芝居を埋めてくれるオモチャのように見える。
・・・こんなに自然に演じているのは、パパゲーノ以来です。
・・・素の自分に近い、ということなのか???
それとも願望か???
いずれにしても、楽しいです。
来週にはもうセクハラできないのかぁ〜(笑)

お時間があれば、ぜひお越しください。
ここまでやっている僕を観に来てください。
僕のイメージがガラガラと音を立てて崩れること間違いなし!



2008.6.23(月) 初・お注射!

お昼から池袋の東京ミューズアカデミーでレッスン。
休みなしで4時間レッスンをしたら、ご飯を食べれなかった。
そのまま大急ぎで新宿→(小田急線)向ヶ丘遊園へ。
「フィガロの結婚」の立ち稽古でした。
稽古も残すところわずか・・・今週金曜日は本番です。
まだまだアイディアは膨らむ一方の現代版フィガロ。
病院のセクハラ院長を演じるのもだいぶ板についてきました。
今日は、急遽出る予定ではなかったシーンにも出ることになり、
新たな演出が加わりました。

フィガロのアリア『もう飛ぶまいぞこの蝶々』のシーンで、
「後ろでケルビーノの診察をしてて。」と言われました。
実際にやってみると、ふと「注射をしてみたい!」と思ったので、
アドリブで入れてみるとOKが出ました。
そしてケルビーノ役の子がもともと病院嫌いらしく、
演技とは言えおびえているのを見て、ちょっとS心が芽生えました。

普段きっと自分で注射なんてしたことのない院長ですから、
おぼつかない手つきで初注射にトライする院長。
注射が大嫌いなケルビーノは逃げようとするが逃げられない。
まるでこの曲の持っている性格を見事に表現しているようではないですか。
僕ってば、ナイスアイディア!
(いちおう戦場の前線へ薬を運ぶ任務をさずけたケルビーノに、
伝染病の予防接種をする・・・という設定に考えました。)

楽しいなぁ・・・今回はハイライト版なので、
いつかこの演出で一本演じてみたいなぁ、と感じます。



2008.6.22(日) 雨・雨

今日は強い雨が降りました。
さすがに疲れは残っているようで・・・
ものすごい寝汗と共にお昼に起きました。
昨日から首が痛い・・・。
梅雨の季節は節々にきますな。

今日のスケジュールはレッスンをしてもらい、
レッスンをする・・・という一日でした。



2008.6.21(土) オペラ「愛の妙薬」終了

江東オペラの代表でもあるテノールの土師雅人さん。
土師さんのお弟子さんを中心の研修発表会的な公演、
オペラ「愛の妙薬」にベルコーレ役で賛助出演させていただきました。


お昼から場当たり稽古。
続けてゲネプロをやって、夜本番・・・というマラソンスケジュールでしたが、
ペース配分を考えながら、本番にピークを持っていけたと思います。


会場の深川江戸資料館・小劇場()は少ない席数ですが、
天井は高く、不思議な造りでした。
もしかしたら寄席とか邦楽をやる会場なのかもしれませんね。
響きと共に生声も一緒に飛んでいってしまう印象。
最後まで戸惑いました・・・。

個人的には、何度もやっている役なだけに、
惰性で歌ってしまっている部分も多々ありました。
昔のクセとの闘い・・・といった感じ。
途中でクンッとシフトチェンジしたりしていましたが、
それはそれで歌の面でも芝居の面でも境目ができてしまい、
一本の流れの中で歌い・演じられていたかどうか・・・。
この役はもう一度イチから勉強し直したいな、と思いました。

公演そのものは本当に良かったです。
手作り感もあるし、舞台慣れしていない方もいたかもしれませんが、
自分の力を一生懸命高めていって、
本番ステージに向かう気迫は、客観的に見ていて清々しかったです。

今回、ベルコーレが引き連れてる兵隊役を一人だけ助演で入れてもらい、
二人の関係性でベルコーレ自身のキャラクターを形成しました。

助演の黒川くん()は、僕の無茶な注文にも付き合ってくれて、
シーン毎のちょっとした隙間をしっかりと埋めていってくれました。
特に2幕のネモリーノとのデュエットは様々な演出でやってきて、
いつも「あと一歩」という不完全燃焼な気分が残ったのですが、
今日は初めて完全に埋まりました。
この『パートナー』とコンビでシーンを作っていく方法論は、
僕の中でだいぶ確固たる形になってきた気がします。

今回の公演は少ない稽古回数で一気に仕上げていったのですが、
その時間的不利を感じない仕上がりにできたような気がします。
キャスト同士の連帯感も含めて、本当にいい雰囲気で公演を終えました。
自分の課題も含めて、得るもののとても多かった公演だったと思います。

お越しくださった皆様。共演者の皆様。
全ての方に感謝をこめて。
 
↑左:1幕前半ネモリーノの善里くん、右:ジャンネッタの諸星さん



2008.6.20(金) 終電が遅延で・・・

明日は久しぶりに本番ですね。
今日が最後の練習・・・不安だった部分をしっかり塗りつぶしました。
あとは明日の場当たり&ゲネプロで仕上げます。

明日が本番ではありますが、夜の稽古はなかったので、
夜はいつも通り仕事をします。
熊谷ベーレンタールの指導。
7月26日の全国お父さんコーラス大会への出場が決まりました。
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を再度歌います。

一度実家に戻り、夕食をとってから終電で帰ります。
・・・と思ったら電車が事故で遅延している・・・。
駅員さんに調べてもらったら、接続のJRに間に合わないことが判明。
(森林公園駅の駅員の皆さん。本当に親身になってくださって嬉しかったです)
仕方がないので実家に再度戻りました。
明日本番なのに・・・と思っていたら、
父が「送ってやるよ」と言ってくれました。
父の愛車:フェアレディーZを運転させてもらい、無事帰宅。
しかしすごい車だ・・・運転は難しいけど楽しい車でした。
でもとにかく無事帰宅できて良かった・・・父には心から感謝です。



2008.6.19(木) 「愛の妙薬」通し稽古

毎日違うオペラができて幸せ・・・。
今日はまずお昼から池袋で4人連続レッスンしました。
同じアドバイスをしても良くなる人と変わらない人がいる。
その人の症状に合わせて的確な薬(アドバイス)を出さねば・・・。
生徒さんの声の傾向に合わせて、何種類か別のメニューでレッスンしています。
うまくハマったときは本当に楽しいです。

夜は江東オペラ「愛の妙薬」の通し稽古。
いよいよ今週土曜日が本番・・・。
少ない稽古回数の中で作ってきましたが、
うまくいくところと、そうでない部分が明確になってきました。
明日、あさってで仕上げていきたいです。
助演で入ってくれている僕の唯一の部下(兵士)とのコンビネーションは、
少しずつ良くなってきました。
あとは踊りの部分の振り付けをしっかり決めねばね・・・。
声の調子は後半になるにつれて上がっていく感じ。
最初のアリアを力まないように歌いたいです。



2008.6.18(水) 青鬼の想い

お昼に池袋で一人レッスンをして、その後ヒマ・・・。
合唱団とかの仕事があればいいんですけどね。

朝霞でパスタとケーキを食べて時間を過ごす。
夜はオペラ「泣いた赤鬼」の稽古。
演出の直井先生がいらっしゃってくださり、立ち稽古をしました。
もう何回もこのオペラ彩の企画で同役を演じてきましたが、
やればやるほど深みを増し、難しさを感じます。
それだけ名作ということですね。

青鬼くんは何を想って最後のアリアを歌うんだろう?
このアリアは青鬼くんが赤鬼くんに書き残した手紙の内容を歌う曲ですが、
その深い友情と、不器用な性格が曲からにじみ出てきて、
思わず歌っていても涙が出そうになります。
・・・でも最近は、ちょっと違う気持ちで歌っています。
青鬼くんは悲しみながらこの手紙を書いたのではないと思うのです。
「人間たちと仲良くね」「バイバイ」というこの二つのことを伝えたいだけで、
それが親友の赤鬼くんのためならば、
青鬼くんは喜んで一人で旅に出るのだと思います。
だから、さわやかに、元気良く、明るく歌いたいのです。

青鬼くんはその後どうしているのかな?



2008.6.17(火) 足もむくむ

相変わらず副都心線開通に惑わされながら、
今日も午前中からハーモニーベルズの指導へ。
先日の新宿合唱祭の反省会と、今後のための練習。
本番の録音も聴きましたが、あまり良い録音状態とは言えず、
実際ホールで響いていた音とは違うように聞こえました。
本当はもっと良く響いていましたよ〜。

午後は池袋のスタジオで二人レッスンをして、
夜には川崎方面で「フィガロの結婚」立ち稽古。
衣裳の白衣や、小道具の聴診器・注射器なども揃い、
だんだん病院らしくなってきました。
僕は相変わらずエロエロっぷりを全開で演じています。



2008.6.16(月) いい空気の稽古

お昼から池袋の東京ミューズアカデミーで授業。
電車の遅延で少し遅刻・・・副都心線のせいで他の線のダイヤも乱れる。
どうにかならんか・・・。

てなわけで生徒さんには迷惑をかけてしまいましたが、
精一杯レッスン&授業。

夜は昨日に引き続き「ラ・ボエーム」の音楽稽古。
まだ指揮者さんはお呼びせず、ピアニストさんと歌い手のみの自主練。
キャスト同士の雰囲気も楽しく、みんなで明るい空気を作っている感じ。
今日は一幕からザーっと流して歌っていきました。
パートナーのロドルフォ役:布施くんとの絡みもずいぶん間が決まってきました。
ミミの藤永さんも、ムゼッタの清水さんも、みんなすごいいい声。
いや〜、頑張ろうっと!



2008.6.15(日) 父の日

お昼から一人レッスン。
僕のところに習いに来るようになって半年ほど。
趣味で歌を勉強していますが、ずいぶん声質も変わってきて、
最初はファぐらいまで出なかったのに、今やラまでは余裕で出る。
テノールのオペラアリアもしっかり歌えるようになってきました。

時間が空いたので次の稽古場近くに先に移動。
父にメールをしてみたら、今夜は近くで別のオペラの稽古があるそう。
お互い稽古が終わったら待ち合わせて、
一緒に帰る約束をしました。

ドトールでお茶をしながら読書をし、時間をつぶす。
夜はオペラ「ラ・ボエーム」の稽古でした。
今日は稽古をしながら自分の声を調整しきました。
後半にやっとこさ身体が開いた感じでした。

こちらの稽古の方が早く終わったので、
父のいる稽古場まで歩いていきました。
(父は現在オペレッタ「こうもり」の稽古中)
少し早めに着けたので、稽古を見学させていただきました。
2年前に僕も出演させていただいた荒川オペラ。
出演者も知っている人がたくさんいて、温かく迎えていただきました。
テノールの田代誠さんが演出家の先生にも僕を紹介してくれて、
とても嬉しかったです。

稽古終了後、父の車に乗せてもらって自宅方面へ。
自宅近くの洋食屋さんに一度父を連れて行きたかったので、
僕の妻も呼び出して三人でご飯を食べに行きました。
今日は父の日だから、お会計はこちらに任せてもらいました。
照れくさそうにしていましたが、父に喜んでもらえて良かった。
生意気させていただきました。



2008.6.14(土) 新宿合唱祭&「泣いた赤鬼」始動

昨日リハーサルをしましたが、
今日は僕が指導をする合唱団ハーモニーベルズが新宿合唱祭に参加。
新生合唱団にとって、これが初ステージになります。

まずは、その前に・・・
ついに!東京メトロ副都心線が開通しました!
新宿文化会館の最寄駅である「東新宿」駅まで、
早速、副都心線を利用してみました。
西武線から直通で行ける!!これは便利!
しかも地下鉄でありながら急行が走っている!!

・・・ですが、開業初日だからか、実際の運行はトラブルだらけ

小竹向原での接続が複雑すぎる・・・。
急行を停車して待たせておいて、各駅停車が何本も先に出発。
これじゃあ「急行」の意味がないじゃん。
しかも小竹向原駅の電光掲示板の情報量が少なすぎる。
次に出るのが何番線から何分の電車なのかわからない・・・。
各駅停車を急行がどの地点で追い抜くのかも何の説明もない。
説明していたのかもしれないけど構内アナウンスが聞こえない。
ダイヤは乱れる・・・それについても説明がない。
バタバタし過ぎ・・・。

・・・それでも便利!!
全体的に駅のホームや階段が狭かったりするのですが、
便利さに免じて目をつぶりましょう。
あとは慣れですね。

さてさて・・・
そんなこんなでホールに到着したのはリハーサル開始ギリギリ。
午前中にまずリハーサル室でリハーサル。
続いてホールでも10分間ほどリハーサルをさせてもらえます。
開演してから客席で数団体聴いてからロビーに出て軽く身体を動かし、
再びリハーサル室で直前リハをして、いよいよ本番。
これだけリハーサルをさせてもらえると嬉しいですね。
いざ、本番ステージへ!

ハーモニーベルズの本番演奏は良好。
良い緊張感の中で皆さん伸び伸びと歌っていらっしゃいました。
終演後、団員さんに感想を聞くと・・・
「楽しかった!」
・・・皆さん大物です・・・。

その後も時間があったので客席に残り、合唱祭を楽しみました。

いや〜さすが新宿。
これまで東京都内で他の区や他県の合唱祭を見てきましたが、
新宿は本当にレベルが高い!

もちろん演奏のレベルも高いのですが、それ以上に・・・
それぞれの団が自分たちのカラーをしっかりと持って、
独自の表現をする能力の高さに驚きました。

たくさん拍手をし、たくさん笑い、たくさん感動しました。
音楽は楽しい!ということを皆で共有する雰囲気。
さすが新宿!
本当に楽しませてもらうことができました。

夜はオペラ「泣いた赤鬼」の稽古がスタート!
昨年の11月以来・・・ほぼ同じメンバーでの再演なので『確認作業』。
今日は音楽稽古。最後のアリアはやっぱりいい曲だなぁ。
ふむ・・・ちょっと今、オペラの稽古がたくさん同時進行していますね。
え〜と・・・「愛の妙薬」に「フィガロの結婚」「ラ・ボエーム」「泣いた赤鬼」
毎日スイッチをしっかり切り替えている自分にはちょっと驚き。
リラックスして着実に進めていきましょ。



2008.6.13(金) 新宿文化会館

お昼から池袋でお二人レッスン。
その後すぐに新宿へ・・・新宿文化会館へ行きました。
数年前に新宿区民オペラ「カルメン」に出演して以来。
あれから改装されたそうですね。

明日は新宿区の合唱祭本番。
そのリハーサルを前日にやらせてもらえるのです。
すごいぞ新宿区!(当日はホールとリハ室で2回リハできます)
で、ハーモニーベルズの皆さんとリハーサルをしました。
初めての大きなホールに、かなり力み気味。
ホールの響きというものをじっくり味わう練習にしました。
ついつい頑張ってしまうんですよね・・・いつも通りで全然大丈夫なのに。
そんなわけで今日は課題を残したところでおしまいにして、
明日しっかりと調整しようと思います。
みんな風邪とかひかないでくださいね。

夜は神田で「愛の妙薬」の稽古。
いろいろアイディアを出させていただいているのですが、
自分だけで演じているわけではないですから、
共演者とのバランスが崩れるとうまくいかない。
少ない練習回数の中で作り上げていかなければいけないので、
僕はどんどん付け加えたり削ったりしていっています。
でもちょっと空回り。

今回難しいのは、アディーナ役がシーン毎に変わること。
ベルコーレとの関係性が演じる人によって違うんですよね。
それにこちらも反応をしていかなければいけないから、
シーン毎にスタイルを微妙に変えています。
こちらが先導してあげた方がいいタイプの人と、
割とわが道を行くタイプの人と、
すごくこちらの芝居に敏感に反応してくれる人と・・・。
稽古場での接し方も変えなければですから・・・難しいです。
あと一週間。どう埋めていこうかな・・・。



2008.6.12(木) ジョナサンで読書

どうも最近昼間は時間を潰さなくちゃいけないスケジュール。
お昼に池袋でお一人だけレッスンをして、夜まで空き。
幸い朝から降っていた雨も止み、
池袋の街には爽やかな風が吹いていました。
久しぶりに気持ちいい天気でした。

池袋をプラプラするも、やりたいことも見当たらず、
結局、早々に夜のための移動。
埼京線で川口へ・・・でも到着してもすることはなく・・・。
ジョナサンで食事をし、ドリンクバーで数時間粘りました。
せっかくなので読書をしながら過ごしました。
・・・

●茂木健一郎著「すべては音楽から生まれる」(PHP新書)

脳科学者の茂木先生から見た【音楽】。
非常に面白い本です。
僕の愛読書:小林秀雄著「モオツァルト・無常ということ」
からの引用部分は、感動的ですらありました。
現代と違いオーケストラを生で聴く経験のなかった小林秀雄さんが語る文。

「芸術家というのは与えられた環境の中で、最善の表現を追求すべき」
・・・本当にそうだなぁと思いました。

環境について不満を言ったところで、一体どれほどの表現が実現できるだろうか?

その環境で自分に何ができるかということを追求できる人が、
真の芸術家だと思います。
そして、そもそも「環境」というのは自分自身で作り上げるものです。
その努力を怠って、自分以外の人間に変化を求めるよりも、
自分が周りに良い影響を与えていけば環境は変わるのです。
・・・
さて、夜の川口市民合唱団では日曜練習に引き続き、
信長貴富さん編曲の「赤とんぼ」を練習。
ア・カペラでなかなかの難易度を持つ作品ですが、今日はよくハモっていました。

今日の天気のように合唱団の雰囲気も爽やかでした。
強く激しい雨が上がり、しばらくは立ち込める湿気に不快な想いをしても、
その湿気も上空へ舞い上がれば、爽やかな風が吹きます。
清々しい音をこれからも奏でていきたいですね。
今夜は空気が心地いい。大気中のチリが雨で流されたおかげですね。
草のにおいがします、



2008.6.11(水) 汗だく「フィガロ〜」

今日はまた「フィガロの結婚」の立ち稽古。
とにかくすごい運動量。
踊りだけの練習だけでも相当繰り返しやりました。
ウェーブのくだりでは(「フィガロ〜」でウェーブ?!:笑・・・本番をお楽しみに)、
最後の方はクラッときてしまった。
これからムーンウォークやらヒップホップダンスを練習せねば(汗)

それにしても本当に楽しませてもらっています。
先月の「笛五郎〜」以来、何か自分の中でも吹っ切れました・・・。
それだけ自分の中に自信がついてきたのだと思います。
基礎があるからどんなに崩しても大丈夫、という安心感があります。
どうぞお越しくださる皆様は、お楽しみに。



2008.6.10(火) 「ラ・ボエーム」音楽稽古開始

午前中はハーモニーベルズの指導。
いよいよ今週末に区の音楽祭に初出場するので、
今日が本番前の最後の練習(正確には本番前日にもリハします)。
いま持っている力を全て出せるように、頑張って欲しいです。
でも、まずは何よりも楽しんで・・・。

一度帰宅し、1時間ほど昼寝。
最近いくら寝ても足りない・・・。
たぶん一日空いていたら、一日寝ていられます。
ちょっと変な夢を見て、なぜか怒りながら起床。
夜は上野方面へ。

8月のアンサンブル・ヴィノレンティ公演。
オペラ「ラ・ボエーム」ハイライトの初稽古。
一年ぶりのマルチェッロですが、結構忘れている・・・。
ノドがちょっと疲れ気味でしたが、とりあえず最後まで歌いきれました。
今回はハイライト公演ということで、曲の間を台詞でつないでいきます。
歌う部分よりも、この台詞の方が手強そう。
でも、見事な共演者の方々とご一緒できて楽しみです。


うちの奥さんが昨日、歯医者で「親知らず」を抜きました。
歯医者ギライの人が・・・良く頑張りました。



2008.6.9(月) エロエロ院長・・・

今日はお昼から東京ミューズアカデミーで授業。
ほんと、教えるのは難しい・・・。
もう、自分で勉強しなさい!(ウソです)

学校を出ると、池袋はものすごい豪雨。
雷も鳴り響き、とてもじゃなけど外には出られませんでした。
しばらく雨宿りをしていましたが、ラチがあかないと思い出発。
ジャブジャブいいながら駅まで歩いていきました。
水浸しになりながら駅に到着して、山手線に乗り込むと・・・
しばらくすると雨も止んでいました。
もう少し待てば良かった・・・orz

夜は「フィガロの結婚」の稽古。
びちゃびちゃの革靴と靴下を脱ぎ、裸足で稽古させていただきました。
まずはオリジナル版の物語冒頭の二重唱。
ここでは僕はフィガロ役です。
オーソドックスに、演技の型を作っていきながら演じます。
トラディショナルなオペラ演技では、
心の表情を大げさなポーズで表現します。
リアリティよりもお約束の【型】で見せる・・・。

後半は現代版演出で伯爵=病院の院長を演じます。
だいぶプランも固まってきて、舞台は・・・
婦人科・美容クリニックになりました。僕はそこの院長。
患者はもちろん女性のみ。
看護婦とお医者さんごっこをしたり、病院内でダンスを踊ったり・・・
相変わらずやりたい放題です。
でもとっても伸び伸びしている僕・・・。楽しいです。
4幕ではかなり衝撃のエロっぷり。
あまりに恥ずかしいので観に来ないでくださいね(笑)

帰りがけに、共演者の方から・・・

「ふるさわさんと一緒に演じるとすごくやりやすいです。
 "演じていて楽しんでいる"っていうのが伝わってくるから、
 こっちまで楽しくなってくるんです。」
と言われました。

「そうお?」なんて素っ気無く返事したけど・・・すごく嬉しかったです。
お客さんに愛される歌手でもいたいけど、
同業者から共演したい、と思われる歌手でもありたいと思うのです。
一緒に舞台を作りたい、と思ってもらえる歌手でいたいです。



2008.6.8(日) あああ、4日間連続だった・・・

日記を毎日読まれている方はご存知だと思いますが、
この一週間は合唱指導の連続でした。

1日(日)熊谷音楽祭:ベーレンタール男声合唱団本番
2日(月)ミューズアカデミー授業/オペラ「愛の妙薬」稽古
3日(火)午前中:ハーモニーベルズ練習/夜:川口市民合唱団女声パート指導
4日(水)オペラ「フィガロの結婚」稽古
5日(木)川口市民合唱団指導
6日(金)ベーレンタール男声合唱団指導
7日(土)あい混声合唱団ヴォイトレ
8日(日)川口市民合唱団集中練習指導

そんなわけで、今日は1時から川口市民合唱団の指導。
伴奏の方がお休みのため今日も一人で指導するのですが、
復習で3時間の練習をこなすにはきつく、
急遽ア・カペラの曲を持っていくことにしました。

朝起きてすぐに池袋のYAMAHAへ直行。
まっすぐに合唱楽譜コーナーへ行き、迷わず一つの楽譜を手にしました。
信長貴富さん編曲の無伴奏混声合唱による日本名歌集
『ノスタルジア』


練習は体操・発声練習をしてからハーモニー練習。
木曜日にやった「里の秋」(無伴奏ニ部合唱に僕が編曲)を復習。
声の質をそろえる練習をしながら、のびのびと歌っていきました。

その後に『ノスタルジア』の中から「赤とんぼ」を音取り。
とてもモダンなハーモニーで難しいのに、
移動ド唱法でいきなり歌えてしまう団員さんたち・・・。
こちらが驚いてしまいました。

皆さんの歌っている姿を見ていると、本当に合唱って素晴らしいなと感じます。
美しい歌を、楽しくのびのびと歌い、共に感動を分かち合う。
一週間、合唱三昧でしたが、こういう空間をもっと大事にしたいです。



2008.6.7(土) あ、3日間連続合唱指導だ・・・。

今日も夜まで時間があったので、
かねてから問題視していた部屋の片付けを実施。
これは本当にしっかり計画を立てて時間を空けないとできないので・・・。

まずは午前中から妻と買物へ。
帰宅する前に今日の片付けの計画を立てたかったけど、
実践派の妻と、理論派の僕では意見もかみ合わず軽いケンカに。
仕方なく帰宅し、片付け開始。
机に向かってカリカリと「片付け計画」をメモする僕を尻目に、
妻は思いつくままにどんどん片付けていく・・・。

しばらく全ての部屋を見渡しながら思考していた僕もついに行動開始。
こっちのものをこっちにまとめて、その上でポイントを絞って片付け・・・。
二人の行動パターンが真逆だからこそ、
どんどこどんどこ片付いていき、最後には見事なチームワーク。
今日はリビングキッチンを重点的に片付けましたが、
用途ごとに物をまとめることができて僕はスッキリ。
見た目重視の妻も片付いた部屋を見て満足そう。
まぁ結果オーライ・・・ということで、仲直りをしました。

夜は八王子へ。あい混声合唱団のヴォイトレに行きました。
考えたら木曜日から3日連続で合唱団の指導になりました。
そして全て伴奏者なしのたった独りでの指導・・・。
結構心細いものです・・・。
自分のやり方が正しいか?
本当にその練習法が有効かどうか?
などを客観的にチェックしてくれる人がいると気持ち的には楽です。
【あい混声合唱団】には月に一度のペースでお邪魔していますが、
今日は男声を重点的に、声を整える練習。
皆がしっかりと理想の声質のイメージを持って歌うために、
あの手この手を駆使して工夫してみました。
結果的にとても良い音色になっていましたが、
それが浸透しているかどうかは、また来月に来てみてのお楽しみ。
上達していかないと責任を感じてしまいますから・・・。
一ヶ月間は祈る想いです。
みんな頑張れ!



2008.6.6(金) 警戒心

いつもは池袋などのスタジオでレッスンをしていますが、
実家の方が家が近い生徒さんがいるので、
今日は実家のレッスン室でレッスン。

・・・僕の生徒さんはソプラノとテノールばっかりなので、
一緒に高音ばかり出しています・・・ちょっと疲れた。

実家では猫のハナがお出迎え。
ハナは人懐っこいので、
生徒さんが帰るときには玄関まで出てきてスリスリしていました。
そのくせなぜか僕には異常な警戒心。
スリスリしてくるくせに撫でてやろうとすると逃げられます。
発情期にはこういう日があるそうです。
手術しているからオカマちゃんだけどね・・・。

夜はベーレンタール男声合唱団の指導。
先日作った「白いブランコ」(ビリーバンバン/編曲:僕)
無伴奏男声合唱版を早速練習してみました。
なかなかキレイ。
自分の作ったものが実際に音になると、やっぱり嬉しいものですね。
新しいレパートリーが増えました。



2008.6.5(木) 過去の作品

今日は夜までがガラ空き。
どうしたものか・・・と考えながら、ちょっと練習してみるも調子悪い。
少し風邪気味。ノドの調子が今ひとつだった。
こういうときは無理して歌わない方がいいだろう・・・と諦める。

夜は川口市民合唱団の指導なのだけど、
伴奏者の方が急遽休みになったという報告を受ける。
予定していた練習内容を変更しなければならず、
あわてて頭の中をフル回転させながら楽譜を漁る。
結局過去に「里の秋」をア・カペラ版に編曲したものを見つけ出し、
それを使って練習することになりました。
何とか今日は乗り切りました・・・。

ところで楽譜を漁っていたときに、
自分の過去の作品をたくさん見つけました。
歌曲集はともかく、ピアノ作品は絶対に発表されることのないものですが、
どれもそのときの使えるアイテムを全て絞り出して書いている感じで、
とっても新鮮で、突き進んでいて、いろんな想いが凝縮されている。
たぶん今、こんな作品を作れと言われてもムリだな・・・。
特に単純な曲調から、無調に踏み入れたときの無茶っぷり。
破壊的な無調を一通り経由してから、
洗練されて美しい響きが戻ってきた頃の作品は本当に秀逸。
様々なスタイルに挑戦している様子が我ながら気持ち良かったです。
また、集中できる時間ができたら作曲活動も再開したいな・・・。
歌をやっている以上はムリか・・・(徹夜を覚悟しないと書けないから)。


※今日「りひとweb通信第6号」を発送しましたが、公演告知の日にちが間違っていました。
「フィガロの結婚」は6月27日の誤りです。失礼しました。


2008.6.4(水) 「フィガロの結婚」再び・・・パワーアップ!

さてさて、
ここのところ連続して違う団体の「フィガロの結婚」に出演させていただきましたが、
6月27日には再び「フィガロの結婚」があります。
今回は先月1日に調布で公演した、
PICCOLA BOTTEGA DEL TEATROの再演という形です。
ただし・・・そのまま再演するわけではありません。

ワークショップの要素で行われる公演で、
二つの「フィガロの結婚」を同時に上演します。
一方は前回の公演をそのまま再演するオリジナル版。
もう一方は現代に設定をうつした『読み替え』版。

『読み替え』版は、先月末のブルーアイランド版でも実践されました。
ブルーアイランド版では舞台は老舗和菓子屋での物語に読み替えられましたが、
今回はなんと病院に舞台が変わります。
伯爵は・・・→病院の院長
フィガロは→看護士
スザンナ→看護婦
マルチェリーナ→どこも悪くないのに毎日病院に来る変なばあさん
ケルビーノ→製薬会社の新人社員
(笑)
といったように全く違うドラマが生まれますが、
物語の中身(もちろん楽譜や台詞)はオリジナル版と同じ。
18世紀の「フィガロの結婚」と、現代病院版の「フィガロの結婚」を、
同じシーンを比較しながら上演したりします。
面白いものになるのは必至です。

特に今回、僕は現代版の『院長先生』役を任されましたので、
気品を失わせてはいけない前回の『伯爵』とは全く違う役作り。
ブルーアイランド版で味をしめたこともあり、
徹底的にドスケベで、遊びまくります。

今日は
●お医者さんゴッコをしたり、
●マイケルジャクソンのムーンウォークをしたり、
●みんなでウェーブをしたり、
●白衣の下はスッポンポンだったり・・・(笑)
いろいろ楽しませてもらいました。
出演するのは同団体の研修生ですが、
どこよりも楽しい「フィガロの結婚」を楽しめると思います。
ぜひともオペラファンであればあるほど観に来て欲しいです。



2008.6.3(火) ビリーバンバン「白いブランコ」

午前中はハーモニーベルズの指導。
衣裳を着ての練習でしたが、とってもキレイな衣裳になりました。
何よりもまずは見た目から!・・・大事なことです。
今日はかなり細かく修正したい部分を緻密に練習。
いい感じに仕上がってきました。

夜まで空いてしまったので、いったん帰宅。
先日、本番を終えたベーレンタール男声合唱団のために、
新しい曲を用意しなければならない。
団員さんから歌ってみたい『自分の青春時代の歌』を募集。
その中の一曲:ビリーバンバン「白いブランコ」を編曲せねばなりません。
知らない曲なので某動画サイトで検索して、耳でメロディとコードを聴きながら、
ピアノを叩いたりしつつ無伴奏男声合唱版に編曲しました。
結構かっこいい感じに出来ましたが、まだこれから仕上げ。
楽譜作成ソフトを持っていないので、未だにルーズリーフの五線紙に、
鉛筆と消しゴムで書いています・・・。

気がつくともう時間になったので、再度外出。
川口市民合唱団の女声パート特別練習。
たくさんの団員さんが参加してくださって、一生懸命歌ってくださいました。
なんだか心が晴れやかになりました。



2008.6.2(月) 過去の自分との闘い

お昼から東京ミューズアカデミーで授業。
生徒のみんなから話しかけてくれるようになって、
人見知りの僕も少しだけリラックスできるようになってきました。
個人レッスンも二人増えて、今日は4時間半仕事をしました。

夜のオペラ稽古の前に腹ごしらえ。
いつも行く徳島ラーメンのお店で塩とんこつを注文。
そういえば久しぶりに食べるなぁと思いましたが、
すこし味が変わってしまっているような気がして凹む。

疲れているのか、池袋から丸の内線に乗ると爆睡。
フラフラな状態で大手町から東西線に乗り換えて東洋町へ。
江東オペラの「愛の妙薬」立ち稽古でした。
とにかく稽古回数が少ないので、打ち合わせもそこそこに、
まずは演じてみることに・・・。
・・・どうもしっくりこない・・・。
過去に何度も演じているベルコーレ役。
どうやら昔に演じたクセが残っているのですが、
それが今の自分には物足りなく感じているのです。
ダメだダメだ。一度全て一新せねば。
おぼろげなイメージをもっとしっかり固めて演じたいと思います。



2008.6.1(日) 熊谷ミュージック・フェスティバル

熊谷市の音楽祭「熊谷ミュージック・フェスティバル」に、
今日はベーレンタール男声合唱団も参加しました。
7分という制限時間があるので、2曲だけ演奏しました。
●賛美歌「いつくしみ深き」
●「Ave verum corpus」

どちらも無伴奏男声合唱に僕が編曲しました。
今ベーレンタールが一番弱いところを盛り込んで編曲したことで、
弱点克服をめざしました。

団員さんがお二人増えたこともあり、
確かなレベルアップが見られた演奏ができたと思いますが、
基本的なハーモニーのセンスと集中力はまだまだこれから。

今日は簡単な形に編曲した賛美歌が総崩れしたのに、
難易度の高い編曲を施した「Ave verum corpus」の方が比較的しっかりと歌えました。
ふむ〜。本番は予測不能だ・・・。

熊谷(籠原)まで移動時間は往復で約3時間。
演奏時間は約6分。
妻も同行し、昼飯・晩飯は大宮で食べたので、
ギャラは交通費&食費でほとんどチャラ・・・。
まぁ、楽しい小旅行ということで・・・。


 
左:演奏後   右:楽屋の前で・・・皆さんスッキリした表情


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