舞台裏日記


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2009.2.28(土) 友人の結婚式

芸大(東京芸術大学)時代からの親友Tくんの結婚式&披露宴
お式から参列させていただきました。

Tくんは僕らの学年のインペク(学級委員みたいなもんです)で、
個性&自己主張の塊の軍団を見事にまとめてくれていました。
同い年だったこともあり、何となくお互い相談とかしやすい間柄で、
よく学食の「キャッスル」で語り合いました。
卒業してからも仕事をくれたり、オペラで共演したりしました。
声は厚みのあるテノールで、僕は彼の歌声がすごく好きでした。

奥様のY子さんは、同い年で一つ上の学年の先輩。
特に学内公開試験で歌ったR・シュトラウスを聴かせていただいた時は、
「こんなに声も言葉も美しい人がいるのか!!」と感動。
ひそかにファンでした。
実は僕が大学卒業後に9年間勤務した富士見高等学校出身というのも、
なんだか不思議な縁でした。

レコーディングの仕事などで何度か二人とご一緒させてもらいましたが、
公私共に素晴らしいパートナーだなぁと思いながらお二人を見ていました。
そのお二人の結婚式…入場前からかなり感無量…泣きそうでした。
大学時代の同期Tかだ君も参列…彼は何と先週結婚式を挙げたばかり。
幸せいっぱいの余韻が漂っていました。
結婚式では賛美歌を高らかに歌い、ライスシャワーもしました。

披露宴も出席…なんと主賓席…(汗)
乾杯の時には声楽家集団で『椿姫』の「乾杯」と「こうもり」の乾杯を歌いました。

リハーサル風景…僕は参加予定がなかったのですが飛び入りで。

そして披露宴もつつがなく進行…僕は徐々に緊張。
だって余興の大トリを仰せつかっているのですもの…。
声楽家同士の結婚式ですから当然他にも歌う人がいると予想。
選曲はかなり迷いました。
だけど、今日は飽くまで主役は彼らであって僕じゃない。
彼らを引き立てられて、しかも全員のハートをキャッチする曲…。

妻と相談して決めた結果…
加山雄三さんの曲「君といつまでも」にしました。
最初に僕がセリフをちょっと変えて盛り上げてから歌唱。
途中のセリフ「幸せだな〜…」を新郎Tくんに言わせるサプライズ付。
セリフの終わりには二人にキスをしてもらい、かなり盛り上がりました。
ウケて良かった…(最近こういう心配ばっかりしている)。


その後も滞りなく進行。とっても素敵な披露宴でした。
終わった後は二次会がなかったのですが、
そのままホテルに宿泊する二人の部屋にお邪魔して飲み直し&歓談。
幸せいっぱいをお裾分けしてもらったような感じでした。
いいですね〜結婚式。
もうウチも結婚8年目…結婚式は7年前になるのか〜。

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2009.2.27(金) 雪が降る

今朝目覚めて外を見てみると雪が降っていました。
かなり大きめの粒…だけど積もりませんでした。
なんでしょ?雪が降るとワクワクしてしまうのは、
あまり雪が降らない土地に生きてきた者だけの感動かしら?

降雪とは関係なく、窓のない新大久保のスタジオでレッスン
お昼から5人連続でレッスンをしました。
昨日のレッスンは『男声DAY』でしたが、今日は『女声DAY』。
全員ソプラノさんでした。

最近、この日記で「疲れた」を連発しているせいか、
日記を読んでいる生徒さんたちから心配されっぱなし。
…ごめんなさい…大丈夫ですよ。
皆さんに会うとむしろ元気になります。

夜はまず実家に寄りました。
久々に父にも会いましたが、あまり「こうもり」の話は触れず。
祖母と一緒にご飯を食べ、熊谷へ出発しました。

ベーレンタール男声合唱団の指導。
とっても上達してきて、かなり難しい木下牧子のア・カペラ曲にもチャレンジ。
その他に「乾杯の歌」(川越高校音楽部の愛唱歌)や、
多田武彦の「武蔵野の雨」など、男声合唱団の王道曲も練習。
レパートリーもかなり幅が広くなってきました。
団員さんもじょじょに増えてきて、現在は3−4−4−4というパートバランス。
音にも安定感が出てきました。
9月には昨年に続き籠原教会でのチャペルコンサートも決まりました。
今年はベーレンさんにとっても飛躍の年になるといいなぁ…。

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2009.2.26(木) 昭和食堂 in 池袋

お昼から池袋でレッスンをしていました。
途中1時間休憩があったので、一人で食事に行きました。

昭和食堂
池袋の豊島区役所向かいの辺りにできた「昭和食堂」

店内には昭和の名作映画ポスター(レプリカ)が貼られ、
BGMは「青い山脈」などの昭和初期の歌謡曲が流れていました。
何となくその雰囲気に酔いたくて、
ジャージャー焼定食の他にコーラを注文すると(食券だけど)、
懐かしのコーラ瓶とキンキンに凍らせたジョッキが。
さすが、期待を裏切らない。


ちなみにジャージャー焼定食の味はこれまたシンプル。
レモン汁とコショウをドバッとかけて食べると味わいが変化して、二度おいしい。
これから通うことになりそうです。

レッスンを終え、池袋駅の喫茶店で4月に地元:東松山でのコンサートの打ち合わせ。
1時間弱の簡単な打ち合わせでしたが、日にちも迫っているので、
そろそろ焦り始めています。

そのまま川口へ行き、夜は川口市民合唱団の指導。
『花に寄せて』の「つばき・やぶかんぞう・あさがお」の音確認。
後半は来月の川口うれあい館文化祭の為の練習。
愛唱歌集のようなステージですが、とにかくのびのび歌ってほしいです。

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2009.2.25(水) アドヴァンスドコース通し稽古

いよいよ来週月曜日3月2日に本番を迎えます。
ニ期会愛好家クラス・アドヴァンスドコースのコンサート。
1年間勉強してきたオペラ愛好家の方々の発表の場です。
僕は助演として参加。
『フィガロの結婚』の三重唱
…伯爵が妻の浮気を疑って部屋に乗り込んでくるシーンです。
『ドン・ジョヴァンニ』の二重唱
…結婚式を挙げたばかりの村娘ツェルリーナを、
ジョヴァンニが口説き落とすシーン。
『ラ・ボエーム』ラストシーン

愛好家の皆さんはオペラアリアを1曲と重唱を歌い演じます。
今日はその通し稽古。
自然と緊張感がこちらにも伝わってきますが、
その緊張を楽にしてあげられるように、しっかりとサポートしていきたいです。
今年度から始まったアドヴァンスドコースですが、
来年度からなんと4クラスに増えるのだそうです(現在1クラス)。

夜は日暮里でラヴェルの「子供と魔法」の音楽稽古。
ちょっと腹痛のため、あまり声が出ず…。
今日はアンサンブルの部分を中心に頑張りました(笑)
この作品は、オペラというよりは小アリア集。
たくさんの多彩な登場人物が現れては小さな曲を歌います。
僕は古くて壊れてしまった大きな時計役。
大きな鐘の音を鳴らしながら、この家のグチをこぼして立ち去ります。
…なんのこっちゃ(笑)
でも面白くなりそうな公演です。ぜひお越しください。
チケット申し込み

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2009.2.24(火) 「ウリッセの帰還」始動…倒れそう

今日は…倒れそうです。

午前中:ハーモニーベルズ合唱指導
お昼:池袋でレッスン
夕方:「ウリッセの帰還」コレペティ稽古。
夜:混声合唱団「樹」指導

というスケジュールでした。
ハーモニーベルズではピアニストさんがお休みの為、一人で指導。
なんだかんだで神経をいろんなところに使うから大変でした。

お昼ご飯を池袋で食べるがノドを通らない。
1時間レッスンをして移動しました。

夕方は千駄ヶ谷のニ期会会館へ。
たまたまテノールの吉見くんや、同期のメゾ谷口むっちゃんとか、
7月の「椿姫」でご一緒するテノール猪村さん、
「マカーブル」でご一緒したテノール大川さんに会いました。
たまにニ期会に来るのも楽しいな。

今日から6月の「ウリッセの帰還」が始動。
コレペティ稽古(ピアニストさんと1対1で練習する稽古のこと)でした。
音は取れていますが、何せバスの役…音が低い。
音を出すことだけで精一杯でした。ノドが疲労した。
これから低音を練習しなきゃです。

夜は東武東上線の上福岡へ。
夕食を食べてから混声合唱団「樹」の指導に行きました。
音取りをしたのですが、ちょっとアレンジの難しいものを選んでしまったかも。
かなり音取りに苦戦しそうです。
バカだからアルトパートを実音(普段の1オクターブ上)で一緒に歌い、
声帯の疲労を増やしてしまう。
後半は中国語の曲を練習。

声帯も身体も頭も疲労困憊でフラフラ。
考えたら…
午前中:ドイツ語
昼:チェコ語
夕方:イタリア語(的なもの)
夜:中国語
…というラインナップでした…頭が疲れるはずだわ。

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2009.2.23(月) オフだと思っていたら

オフだと思い込んでいたのですが、
東京ミューズアカデミーのレッスンがありました。
国立大を受験する子と、高2以下の子はまだレッスンがあるのでした。

1月のトナカイ「愛の妙薬」の記事が、
『音楽現代』3月号(芸術現代社)に載っていました。
カラーで載るなんて…驚きました。
まぁまぁ無難に書いていただいたので良かったです。
ちなみに違うページには昨年12月の「ラ・ボエーム」も。
こちらは率直な僕の問題点を指摘されました。
でも自分でも自覚のあったことなので、ありがたく評を受け止めます。
声の方向性について少し迷っていた部分があったので、
むしろ明確化していただけて良かったです。
この数ヶ月で声をかなりいじっているので、どんどん変化していますし、
これから良い方向に向かっていけると思います。
頑張ろう!
…でもどちらも演技については褒められてました(喜)。

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2009.2.22(日) 缶詰

昨日の公演の余韻を感じる間もなく、
日常は今日もやってくる…。
今日はレッスンDAY。
お昼の13:30から、間に1時間休憩を挟んで22:20まで連続レッスン。
8時間労働でした。
しかも生徒さんと一緒に僕も歌いっぱなし。
さすがに疲れました…。
でも一様に皆さん上達しているから、それが本当に僕の心の支えです。
これからも頑張っていきましょう!

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2009.2.21(土) 「こうもり」終了

江東オペラ第16回公演。
喜歌劇「こうもり」が終了しました。

数日前からチケット完売。
会場にはギッシリと満席のお客さまがいらしてくださいました。
さてさて序曲が終わり、今日の公演を左右する前口上。
ここが一番プレッシャーがかかりました。

おびえる気持ちを振り払い、いざステージ上へ!

前口上は基本的には台本どおりにいこうと思っていましたが、
どうしてもお客さまの掴みが弱いことに台本をもらった時点で気づいていました。
そこで、最初の言葉だけはその時に素直に思ったまま語ろうと思いました。
この公演は客席との関係性がカギだと思ったからです。
「こんなにたくさんの方がいらしてくださって…本当にありがとうございます。」
正直に感謝の気持ちを述べました。
それから時事ネタである某前大臣の話題を付け加えて絡め、
あとは台本どおり…スベリ芸もいちおうウケて、
とても空気が温まったのを感じました。
前口上を終え、舞台を下りたときは思わず身震いしました。
ずーっと感じ続けていたプレッシャーをはね返して、
大事な役割を果たすことができたと思います。
あとは個性豊かな共演者の皆さんに託しました。

派手なナルシスト・テノールのアルフレッド役:高梨くんです。

アイゼンシュタイン役の父が登場。
いつもよりテンションが高めの父…ややアドリブ先行な感じでしたが、
それだけノッているのでしょう。
この父アイゼンが自由に泳げるようにバランスを取っていけば、
この公演は間違いなく面白いものになるはず。
周りが何となくそんな感じで作っていっていました。

さてさて僕の出番。
父との芝居が稽古場では最後までかみ合わなかったので、
今日は少し作戦を変えて、こちらが主導権を握って演じました。
何とか流れ良く曲に入り一安心。
ちょっとセリフに神経を使い過ぎて声がうまく前に出せず反省。
あとは淡々と演じていくだけでした。

休憩を挟み2幕。
2幕はセリフでシーンをつないでいくことと、
いかにさりげない動きで周りの人物を引き立たせるか…。
ファルケは飽くまで劇中劇の演出・裏方なのです。
冒頭のオルロフスキーの髪型に触れるのは、舞台袖で思いつき、
オルロフ役の勝又さんと一瞬の打ち合わせをして付け加えました。
2幕フィナーレの難所「Bruderlein」は、
一番声が飛ばない舞台奥で歌わねばならず、
オケの音がほとんど何も聞こえない状態で、
かなり声的にもキツイ歌い方になりました。
できたらあの曲は舞台前で歌いたかった…。唯一の聴かせどころですから。

2幕も無事に終わり、3幕は最後にちょこっと出るだけですから、
安心してモニター越しに舞台を楽しんでいました。
相変わらずハッスルしまくる父…。
まぁ楽しそうに演じているから客席にもそれが伝わるでしょう。

3幕を大いに湧かせたフランク&フロッシュのコンビ…酔っ払ってる…

ラストシーン。
こうもりの復讐は全て種が明かされました。
さてさてファルケはこれで復讐を果たし、満足したのでしょうか?
ここがゲネプロが終わってもずーっと残る疑問でした。
その答えは今日の本番で解決しました。
アイゼンの最後のセリフ「全てはシャンパンのせいなんだ!」
ファルケである僕は呆れると共に、何故か笑いがこみ上げました。
その瞬間にアイゼンを許せたんだ…と感じました。
画して、心からの笑顔でアイゼンと仲直りでき、幕が下りました。

終演後ロビーに出るとたくさんの方からお声をかけていただきました。
「楽しかった」と笑顔で会場を後にしてくださるお客様たちを見て、
やっと肩の荷が下りた気がしました。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたのなら嬉しいです。
関係者の皆様、親子でお世話になりました。
特にこの親子共演を実現してくださった主催者の土師先生には、
心から御礼申し上げます。
チケット完売の為、お越しになれなかった方々、
本当に申し訳ありませんでした。
これからもステージは続きますので、ぜひこれにこりず、
ご声援のほどよろしくお願いいたします。

…さ、親子共演もこれでしばらくは予定なしです。
またいつか父と一緒にできる時があるのかしら…。
それまでもっともっと精進せねば。

あと何度共演できるかしら…

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2009.2.20(金) 「こうもり」ゲネプロ

明日の本番を控え、場当たり&ゲネプロ。
場当たり稽古の1時間前に楽屋に入り、
衣裳と、舞台袖の小道具置き場を確認。
ステージに入ってみて声を出してみる…。
響きがかなり気になる感じ…歌もそうだけどセリフが通るかどうか。

場当たり稽古が始まり、おおまかな出入りや立ち位置を確認。
その他、小道具の移動経路なども本番通りに行う。
何がどこにあり、誰の手から誰の手に渡るのか…など。

場当たりが終わると軽く食事をして、メイクルームへ。
メイクは他の現場でも何度もお世話になったことのある中野さん。
実に『感性』の人で、毎回アーティスティックなメイクを施してくださる。
今回は父との共演…しかも親友という設定なので、
父に合わせて僕は老けメイク。
髪の毛も白髪に染めていく。ちなみに明日はさらに髪型も変えるそう。

ゲネプロ開始。
始まってしまえばシーンはどんどん流れていく。
ファルケという役は物語上それほど山場があるわけでもなく、
ただただ淡々と、粛々と演じていく。
あっという間にラストシーン…この間をきちんとファルケとして生ききれるか。
カーテンコールも練習して、音楽面の返しをして、
メイクを落とし帰宅。

どうやらチケットは完売だそうで、もう一枚も残っていないそう。
これで「グラン・マカーブル」に続き2公演連続でチケット完売。
本当に恵まれた環境で舞台に立たせてもらえることを感謝せねば。
明日、満員のお客様に楽しんでいただけるよう、頑張ります!!

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2009.2.19(木) 髪を切る

お昼にお一人だけのレッスンのために池袋へ。
終わったらすぐにUターンして帰宅…の前に髪を切りに。
数日前の稽古にメイクさんがいらしてくださっていて、
「少し髪を切ってきてください」と言われたのでした。

長さは変わらないのですが、だいぶすいてもらって軽くなりました。

夜は川口市民合唱団へ。
来月の川口ふれあい館文化祭のために、
「花」、「さくらさくら」、「ふるさとの四季」、「千の風になって」、
「見上げてごらん夜の星を」、「君をのせて」を練習。
最後に「花に寄せて」を復習しました。

練習後は構成委員の方々と12月の演奏会の為の曲決め会議。
かなり闊達な意見が飛び交い、僕自身とても参考になりました。
演奏会に対する団員さんの意識も、人によって随分違うんだなぁと思います。
最終的にはそれらを一つに束ね上げるのが僕の仕事。
これから一気に練習内容も加速していくから、忙しくなりそう。

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2009.2.18(水) 「こうもり」通し稽古

2週間空きましたが、ニ期会愛好家アドバンスドコースの助演
来週が通し稽古ですので、今日は最終確認

久々なので、まずはしっかりと思い出すことを重視しました。
決められた動線を守ることと、一つ一つの心理変化をチェック。

返して(やり直しをすること)もらえたので、
今度は思い切って新たなアイディアを取り入れて、
問題箇所を修正しました。

研修生の皆さんは本当に熱心で真面目な方々ばかり。
こちらのお願いや、打ち合わせした決め事もカッチリと守ってくださって、
毎回しっかりと練習が積み重なっていっていますし、
ご一緒していても、とってもやりやすいです。

本番までサポートできることは、頑張ってサポートしていきたいです。
あと少しの間ですが、よろしくお願いします。

ケツカッチンで江東区へ。
「こうもり」の通し稽古でした。
一気に集中力を高めて、通し稽古に臨みました。

通し稽古の目標は『ミスをしないこと』『集中力を切らさないこと』
ノーミスで全員が演じきった上で、不都合や修正箇所を見つけるために、
通し稽古があります。
そんなわけで、僕が舞台に臨むときに一番大事にしているのが、
この【通し稽古】なのです。
今日は最高潮まで緊張していました。
血液がドクンドクンを脈打つのを感じながら最後まで演じきりました。
終わってみたら達成感どころか、疲労感しか残らず…。

物語の中で、様々なキャラクターが生きているのですが、
そのどこの位置にファルケが入れば良いのかわからない。
…もしかしたらこの物語の中にファルケの居場所はないのかもしれません。
劇中劇の全てがファルケの思惑通りに進められていきます。
その劇中劇の中にいながらにして、彼は一人浮いた存在なのかもしれません。

ふと稽古場を見渡した時に、
ものすごく寂しいような、虚しいような気持ちになります。
きっとこの感覚はファルケとして、
舞台上を傍観している感覚がリンクしているのでしょう。
舞踏会を皆が満喫している中、ただ一人心から楽しめないでいる…。
そんなファルケの寂しさが心の中に流れ込んできます。
その感覚が果たして良いものなのかどうか。
…それは終演してみないとわかりません。
ただ一つ言えるのは、この寂しさから早く解放されたい…ということ。
本番に最高の状態で臨めますように。

チケットの残り…もうほとんどないようです。
お求めはお早めに!!

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2009.2.17(火) オペラ「子供と魔法」始動&混声合唱団「樹」指導

↑タイトル…ダジャレかよ…(汗)

今日は朝から夜まで充実していました。
午前中はハーモニーベルズの指導。
風邪で欠席の方が多かったのですが、
いらっしゃっている皆さんは元気いっぱい。
僕のスパルタ指導(?)にヒャ〜っとなりながらも、
明るさを失わず楽しそうに歌ってくださる素敵な合唱団です。
「歌は内臓を使うスポーツ」ですから、
皆さんしんどいだろうけど頑張ってくださいね。
今日はとても良い声が出ていました。

日暮里に移動してオムライスを食べ、
いよいよ4月18日のオペラ「子供と魔法」の音楽稽古が始動。
それぞれの役がアリアやアンサンブルを歌っていく形式で、
オペラというほど物語性があるわけではありませんが、
それだけに脇役がおらず、一人一人の力量に託されている作品。
大時計役の僕は最初に登場してアリアを歌って舞台を通り過ぎる…
…という役ですが、これがキツイ!!
とにかく音が高いのと、和音が複雑で、しかも忙しい。
壊れた時計なので、時間軸がずれているメロディなので、
とっても難しいです。
でもさすがラベル(作曲家)…本当に美しいし面白い。
しかも指揮・制作の新井さんによる日本語訳詞が見事!!
こんなに才能光る訳詞は初めてです…センスがすごいや。

夜は上福岡(埼玉県:東武東上線沿線)へ。
今年から急遽指揮者を任された混声合唱団「樹」の指導。
すでに先週までの予定は埋まってしまっていたので、
今日からいよいよ本格的に指導開始です。
初回とは言え、遠慮なく全力投球で指導しました。
【音の確認】【音楽的な表現】【言葉を含めた全体的な表現】
と、いくつかのシーンに分けて練習を進めていきます。
後半は上海交流会に向けて、中国の歌を練習。
日本の歌も中国語で歌ったりします。
特に「北国の春」は演歌なのにとっても深い曲であることを知りました。
音楽的にも非常に的確で見事な作品。
僕にはモーツァルトに通ずるほどの内容の深さを感じました。
クラシックも演歌も歌は歌。音楽に国境も優劣もありません。
素晴らしい作品は、素晴らしいんだなぁ・・・と思いました。

さてさて、初回はあっと言う間に2時間の練習が終わりました。
当面は上海公演に向けてやるべきことが山積みなので、
団員さんたちを振り落とさない程度に、一気に突っ走っていこうと思います。
まずは中国語を勉強するのと…パスポートを取らなきゃ…(汗)

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2009.2.16(月) 「こうもり」流し稽古

東京ミューズで授業をしてから、「こうもり」の稽古へ。

↑本番の会場である江東文化センター(東陽町駅から徒歩5分)

通し稽古の前の流し稽古。
いつもはシーン毎に練習をするのですが、
流し稽古では、物語の進行どおりに演じていきます。

…と思ったら、早退しなくてはいけない出演者がいたので、
まず彼のシーンを先に全部やることになりました。
流し稽古のつもりで集中して稽古場に入ったので、
肩透かしになってしまい、いきなり緊張の糸が切れてしまいました。
結局最後まで取り戻せませんでした…(涙)

結構役者に芝居が委ねられているのですが、
特に父とのデュエットに関しては、演出は全てフリー。
二人で何とかしろ…ということのようです。
結局毎回アドリブで演じてくるマイペースな父…。
上手いんだけど、あまりこちらの都合は考えてくれていない模様。

芝居というのは『必然』の科学反応ですから、
自分の演技だけではなく、
自分の芝居が相手にどのような影響を及ぼすかを考えられなければ、
芝居としては成り立っていません。
「今回はリードしてね」とお願いしてあったのに案の定…。
あまりにもフリーなままきてしまったので、とうとう我慢ができず、
今日の稽古が終わった後に全部僕が動きを決めることにしました。
(確か「コシ・ファン・トゥッテ」の時もそうだった)

さて、次回あさってはいよいよ通し稽古。
何かを試すことができるのは次が最後です。
※チケット残りわずかだそうです!!

…帰宅してきたら夜中に家の前で道路工事。
家が思いっきり小刻みに震動しているのですが、大丈夫か?
というかこの轟音…。
ここ一ヶ月ぐらい、しょっちゅうやっているのですが、
あまりにも非常識…。

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2009.2.15(日) 「こうもり」オケ合わせ

お昼から池袋でレッスン
夜は「こうもり」のオケ合わせでした。
いよいよ本番まで一週間を切りました。
チケットもあと少し…頑張ってたくさんの人に来てもらわなきゃ。

稽古に先がけて、主催者からキャストが紹介されます。
うっかり父の隣に座ってしまった僕。
「親子です」と紹介されて、だいぶ気恥ずかしい…。
変なプレッシャーを感じてしまいました(半分ウソ)。
オケは今回の公演の為に集められたメンバーですが、
全体的に年齢が若く、音も伸びがある感じでした。
荒削りなところもあるけど、音自体はとても良くて歌いやすかったです。

ファルケ役は音が全体的に高いので、
テノールに近いギアで歌っている感じ。
高い音にいったときに、変に欲を出して違うギアに入れてしまうと、
たちどころにバランスを失います。
かなりの集中力と体力が必要だな…と常々から感じているのですが、
うっかり隣は父…アドバイスは嬉しいんだけど、集中させてね(笑)

オケ合わせは順調に進み…というよりも、
不安な箇所は多々あったのですが、
そういった不安要素を残したままどんどん先に進んでいく感じのオケ合わせでした。
指揮者さんがかなりザックバランな方だから…。
まぁ実際に舞台で歌ってみないとバランスやタイミングのズレはわかりませんからね。

今日も稽古後の夕食は(稽古前にも夕食は食べる)、父と食べました。
僕の家の近くのレストランで、僕の奥さんも呼び出して三人の食事。
うちの奥さんと父はまるで本当の親子みたいで、
僕と父よりも馬が合う感じ…僕はもくもくと食べていればいいので楽でした。
本番が終わったら、しばらくは父とこうやってご飯を食べることもなくなる…。
そう思うとちょっとさびしいですね。
あと少し。
全部出し切れるように頑張ろうっと。

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2009.2.13-14(金・土) 実家泊

昨夜は実家に泊まりましたので、
2日分更新します。

【13日】
昼間の稽古は取りになったので、奥さんと直接実家へ。
ネコのハナとひとしきり遊び、祖母ともお話をしてから、
夜は熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導。
2週間お休みしてしまったので、少し緊張感がありました。
最初は難しい曲を練習したのですが、
どうも団員さんと僕の呼吸が合わなくなっているのを感じました。
一度、歌いなれた「いざ起て戦人よ」を歌ってもらいました。
すると少しずつお互いに気持ちがほぐれたような気がしたので、
もう一度最初の曲に戻ると、今度はかなり良い出来。
合唱は精神的なものが大きく左右しますから、
互いの信頼関係というのは本当に大切です。
もう少しボタンをかけ違えたまま進めていたら、ガタガタになっていたかも。
最後はスッキリと練習を終えたので、良かったです。

そのまま実家に一泊。
僕はなかなか寝付けませんでした。

【14日】
早朝に母が出かけ、
その後に祖母をデイサービスに送り出さなければならないので、
早起きしましたが、祖母を送り出したらまた布団へ。
ぐっすり眠りました。
奥さんは昨年末からピアノを勉強しているので、
朝からバイエルを弾いていました。

お昼から実家で生徒さんのレッスンを2時間やって、
しばらくハナと遊んだり、ゴロゴロしていると母が夕方に帰宅。
そのすぐ後に祖母も帰宅しました。
僕らは夕方に実家を後にし、僕はそのまま稽古場へ。

夜は「こうもり」の立ち稽古。
合唱団と2幕を練習しました。
ざーっと流しただけでしたが、A・B両組で交互に演じたので、
別組の様子を見ながら、舞台全体の動きがわかったし、
課題も見つかりました。

帰りに父と豚しゃぶしゃぶ食べ放題へ。
後先考えずに父が肉を頼み過ぎ、後半は大食い我慢大会に。
たぶん二人で6人前以上食べました。
そのまま車で家まで送ってもらって帰宅。
お腹が苦しい…(汗)

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2009.2.12(木) 花粉症キター!

朝起きるとクシャミ連発。
いよいよ花粉症の季節になりました。
数日前から薬を飲んでいたから軽く済むといいなぁ。

郵便局に寄ってから、午後から池袋でレッスン
お二人レッスンをしました。
夜は川口市民合唱団の指導。
来月の川口ふれあい館文化祭の為の練習です。
今日は細かい部分のチェックと、「さくら さくら」の音取り。
やるべきことは2時間ではやりきれない感じ。
今日も新団員の方が入りました。これで今月だけでも3人加わりました。
しかも全てソプラノ…だいぶ人数が増えて音も厚くなってきました。

練習後はそのまま合唱団の役員会に出席。
僕の中ではすでに合唱団の5年後以降を見据えているので、
かなり遠慮なく、難しい問題についても意見させていただきました。
とても素敵な合唱団だから、よりスムーズな運営を目指していきたいです。
今年の12月5日(土)に演奏会を催します。
たくさんの方に聴きに来ていただきたいです。



↑ヘルマン・プライがアイゼンシュタインを演じた伝説の「こうもり」より。
何だか素敵すぎて泣けてきます。
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2009.2.11(水) 親子共演は辛いよ

午前中は個人レッスン
午後の稽古が取りになったので、一度帰宅。
確定申告のための帳簿付け…やっと半年分終わった。

夜は昨日に引き続き「こうもり」の練習へ。
ファルケの役作りに未だ苦戦しています。
今回は親子共演で、父がアイゼンシュタイン、僕がファルケ。
親友同士という役です。
アイゼン夫婦には子供もなく、奥さんの方には元彼氏が未だに付きまとう様子。
ファルケには奥さんすらいないようです。
そんなことからも本来は僕の実年齢ぐらいの役作りで良いのですが、
今回実年齢60歳を越えた父がアイゼンシュタインを演じます。
それに合わせて僕もかなり老けたファルケに作らねばなりません。

更に、父とは演技法も考え方も真逆に近いので、
絡んでいくのはかなり難しい。
飽くまで僕が父の方法論に合わせていく…しかないのです。

親子共演というのは、物語上は親子に見えてはいけませんから、
(歌舞伎の「連獅子」なら『親子』という役だから良いのですが)
そういう意味ではかなり難しい部分も多いのです…。

でも今後は親子共演の予定はないですし、
次はいつ一緒にできるかわかりません。(これが最後かも???)
最後まで妥協せずに頑張って作っていきたいと思います。

チケットのお求めはこちらまで。


【お知らせ】
昨日「りひとweb通信」の最新号を送信しました。
登録したはずなのに届いていない方がもしいらっしゃったら、
お手数ですが再度ご登録をお願いいたします。
よろしくお願いします。
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2009.2.10(火) 「こうもり」復帰

今日は疲れました〜。

午前中はハーモニーベルズの指導。
団員さんもみんな毎回出席してくださって、
とても出席率の良い合唱団です。
今日も新曲を音取りしました。
だいぶレパートリーが増えましたから、そろそろ…

午後は池袋へ。
ちょくちょく行く「OLD/NEW」というお店でパスタランチ。
ここはドリンクとデザートがフリーなのが嬉しいです。
その後ヤマハに寄って楽譜を見て、
スタジオで3人レッスン
この時点でぐったり疲れてしまっていました。
考えたら歯が痛かったこともあり、ここのところ肉を食べてない。
肉を食わねば力は出ません…。
そんなわけで夕方は豚丼と豚汁&生卵。

夜は「こうもり」の稽古でした。
なんだか久しぶりの稽古。
特に父とは先月ぶりです。
結構セリフの間とかが読めない…。
いっぱいやらかしてしまいました。
とりあえず全部のシーンをやらせていただいたので、ちゃんと思い出しました。
こっから一気にラストスパート頑張ります。
たぶんもうあまり返し稽古とかはしてもらえないから、
毎回一発目が本番のつもりで集中したいです。

帰りは父と池袋で夕食。
芝居のプランなどを今さらながら話し合いました。

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2009.2.9(月) シフトチェンジ…できず

午後から東京ミューズアカデミーのレッスン。
私立大受験生はこれで入試へ突入です。
ガンバレガンバレ!

夜は「こうもり」の練習が入っていたのが取りに。
今日から一気に「こうもり」にシフトチェンジしようと思っていたのだけど、
それも果たせず…「マカーブル」の余韻を切り離せなかった。
案の定、ネット上では公演についての講評が飛び交っていますね。
賛否いろいろありますが、議論されることは良いことです。

そんなわけで自宅へ。
帰宅する前にドーナツ屋さんでドーナツとカフェオレを。
昨日まであれほど激痛と格闘していた歯痛が消えている。
まるで何事もなかったかのように…。
不気味なほどに。
「マカーブル」の何かが憑いていたのかしら(笑)
まだいつ痛みが再発するかわからないから、何となく身構えています。
明日から「こうもり」復帰。
しっかりとシフトチェンジしなきゃ。

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2009.2.8(日) オペラ「ル・グラン・マカーブル」終演

とても気持ちの良い公演でした。
満席の会場。
きっとこの公演がどんな意義を持ったものであったかは、
今後ゆっくりと議論されていくのだと思います。
それでもこの舞台に関わった誰もが納得のいく形で、
終演を果たすことができたのは大いなることだと思う。


おそらく今頃、ネット上で今公演についての感想や批評が飛び交っているでしょう。
それがどんな内容なのかはどうでもいい。
公演は成功だったのです。

打ち上げが終わり帰宅するも、歯が痛い。
大きな波が押し寄せる。
痛み止めでごまかしているが、
どうやってこの痛みを取り除けば良いのかわからない。
明日、もう一度歯医者に行こうと思います。

↑言語指導の三ヶ尻さん…打ち上げ会場にまで「子音は大切です!」プラカードを持ち込む(笑)

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2009.2.7(土) 歯痛

歯の痛みは朝ひいていたけど、
しばらくするとまた激痛が走る。
昨日歯科医で異常が見当たらなかったので、
今日は耳鼻科に行って内視鏡で調べてもらったがやはり異常なし。
結局何もわからないまま、痛み止めで耐える。

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2009.2.6(金) 「ル・グラン・マカーブル」GP

今日はオペラ「ル・グラン・マカーブル」のゲネプロ。
一日空けてあったのですが、実際には16時入り。
楽屋入りした時点ではすでに2幕終了後の休憩中でした。
少し待ってから、メイクルームへ。
基本ゾンビメイクでしたが、割とすぐ完成。
衣裳に着替え、かぶりものをかぶってスタンバイ。
短い出番を終え、衣裳を脱いで、メイクを落とし、
ダメ出しを順番待ちし、特にダメもなく終わり。
新国立劇場を後にしたのは18:30頃。

その後にキャストの皆さんでのお食事会がありましたが、
歯が痛いので僕は真っ直ぐ帰宅しました。
…歯が痛いのはもしかしたら蓄膿症から来るのかも…。
そう言われてみれば鼻腔の辺りに違和感があるし、
頬骨の辺りも痛い…。
花粉も飛んでいるらしいし、なるべく外出しないで本番に控えようと思います。

↑犬頭三人組

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2009.2.5(木) 久々川口市民合唱団

お昼の「こうもり」稽古が取りになりました。
というか、数日前に連絡があったようです…気付きませんでした。

そんなわけで昼間がまるまる空いたので、
やり残していることを片っ端から。
まずアドレス帳を新しくしたので、全て書き写す作業。
年賀状をくださった方の住所を全て写しました。
今年の年賀状は200枚ほど…。う〜ん大変でした。
起きてからずーっとやって、お昼の2時頃に終わりました。

それから歯が痛いので歯医者へ。
ここ数日痛かったのですが、なかなか行けなかったのでした。
1時間ほど待って、やっと診察してもらいましたが…。
…異常なし…。
先生も首をひねっていました。
もしかしたら「知覚過敏かも」とのことです。
いちおう痛み止めと抗生物質だけもらって帰ってきました。

帰宅すると「こうもり」のチケット予約が数件入ったので、
メールチェックなどをして、手紙を数件書きました。

夜は川口市民合唱団の指導。
先週の木曜日は、
「グラン・マカーブル」の通し稽古に代理で行かざるを得ず、
急遽お休みさせてもらったのです。
新しい団員さんが2人入り、さらに充実してきました。
女声がだいぶ増えてきた…男声も勧誘せねばですね。

『花に寄せて』から2曲練習。復習程度。
それから来月の「川口ふれあい館文化祭」に向けての練習も開始。
瀧廉太郎の「花」と、「千の風になって」を練習。
シンプルな曲ほど深みがあって、やるべきことがたくさん。
僕は楽譜に書いてある情報を翻訳して伝える役目…なのです。
指揮法はもう少し勉強しなきゃぁな、と感じました。


今日は8回目の入籍記念日でした。ケーキを食べ、かわいい箸置きを買いました。

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2009.2.4(水) オケ付き舞台稽古

今日は『オケ付き舞台稽古』というのがありました。
ゲネプロでは本番同様、何があっても最後まで止めないのですが、
今日の舞台稽古の場合は、何か問題があれば止めるし、
実際にオケの音が舞台上ではどのように聞こえるのかをチェックしました。

照明も入り、モニター越しにもかなり面白い舞台になっていました。
客席で観ても、すっごくカッコいい音と舞台でした。
なんか気持ちいいんです…。

僕は2時間後に衣裳と被り物を付けて舞台へ。
とどこおりなく出番を終えました。
↓かぶりもの


舞台はかなり前までセリが張り出していて、
しかもオケピットも巨大ですから、
1階席の真ん中ぐらいまでオケピットが口を開けています。
客席と舞台の一体感・親近感にまず驚くと思いますが、
さらにその舞台上では異次元の世界が繰り広げられているのです。
チケットは昨日の時点で全て完売。
またぜひぜひ再演して欲しいプロジェクトです。
その時はまた呼んでもらえるかな…。

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2009.2.3(火) 新国立劇場

午前中はハーモニーベルズを指導。
「翼をください」を練習しました。
歌いなれた・聴きなれた曲ですが、
よくよく読み込んでみると、とても深くて感動的な作品。
…どんな曲にも『心』を込めて臨みたいです。

昼間は空きになってしまったので、いったん池袋へ。
YAMAHAで楽譜を買って、帰路につきます。
自宅からの最寄り駅で混声合唱団「樹」の方と待ち合わせ。
夜は「樹」の練習ですが、僕は行けないのです。
そんなわけで練習していただく曲の楽譜を渡しました。

夜は初台の新国立劇場へ。
いよいよオペラ「グラン・マカーブル」の場当たり稽古です。

先日渡された特殊のカードキーで楽屋口を入ります。
僕にとっては二度目の新国立劇場。
とっても懐かしい感じ…というか迷路のようで迷子になりました。

通常の立ち稽古から、
「いったいどんな舞台になるんだろう?」と想像をめぐらせていましたが、
実際の舞台は期待以上でした!
本当にすごい。
必要最小限の装置でしたが様々な工夫が施されていて、
いろんな表現が見られます。
観客側の想像力をフルに引き出してくれる舞台。
特に3場の葬送行進曲は圧巻…あんなものを誰が想像できたでしょう。
ネタバレするからこれ以上は書けないのですが、
本番が本当に楽しみです。

本日、チケットが全て完売したそうです。
ネット販売で数枚、当日券が極少残っているそうですが、
おそらく明日には完全にチケットがなくなると思います。

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2009.2.2(月) 「こうもり」通し稽古

お昼から東京ミューズアカデミーでレッスン。
すでに推薦入学が決まった生徒は今日が最後のレッスンでした。
これから大変な世界に飛び込むわけだけど、
自分に負けずに頑張って!…という気持ちで送り出しました。

夜は「こうもり」の稽古。
まだ荒立ちが全て付け終わった段階ですが、
流れで演じるために思い切って通し稽古を行いました。
別組中心の稽古だったので『間』とかがだいぶ違うシーンも多かったですが、
なんとか最後まで通りました。

今日は父は欠席。
そういえば最近、父のアイゼンシュタインと稽古していないなぁ。
芝居をしていても、どう来るかわからない部分が多々あるので、
それに一つ一つ対応できるかがミソみたいです。
まぁ、まだ3週間ありますから、様子を見ながら作っていこうと思います。

明日から新国立劇場で「グラン・マカーブル」の場当たり稽古。
楽しみです。

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2009.2.1(日) オペラ「グラン・マカーブル」オケ合わせ

今日から2月がスタートです!
今月は舞台が目白押し!!…頑張ります!
さて、今月初っ端からオケ合わせです。

オペラ「グラン・マカーブル」のオケ合わせ。
B組の僕らは17:30スタートということで、のんびり会場入り。
今日の会場は、東高円寺にある杉並会館。
建物の中に入ってみると…あれ?ここ一度来たことがある。
確かそのときも何かのオケ合わせだったはず…。
文化庁新人育成オペラの「ジャンニ・スキッキ」だったかしら???

オケ合わせの方は昼間から行っていたA組がかなり押しているようで、
夕食休憩の後はまずはA組の残りから。
ちょうど4場だったので、僕はまずA組キャストさんの見学ができました。

↑会場内では写真は撮れないので、モニターを撮影

それからオーケストラへの全キャスト紹介。
僕も名前を呼ばれて紹介されたので、大きくお辞儀をしました。
すぐさまオケ合わせがスタート。
マエストロが「ランスルー」と発したので、最初から通していくようでした。
そんな訳で出番がしばらくない僕らは外のロビーで待機。
もれてくる音を聴きながら楽譜を目で追って時間を過ごしました。

本日2回目であるオーケストラさんはさすがプロ。
A組でてこずった部分もしっかり修正してきて、問題なく流れていきました。
で、結局僕らは3時間ただただ待っていたのですが、
これが以外にも苦痛ではありませんでした。
音楽がとにかく面白い!
打楽器も「クラクション」「目覚まし時計」「紙くず」「自転車ベル」など…
およそ普通は楽器として扱わないものばかり。
もうこれだけでも面白いのに、ピアニカなんかもあって、
本当にあらゆる音が紡がれていきます。

さてさて、出番は5秒で終わり。
特別直されるでもなく、ただ歌っただけでした。
でもまぁ、とっても楽しかったから充実した一日でした。

↑夕食の「まいたけチキンカレー」

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